ふとしたはずみで目と目が合ってドキッとすることがありますよね。特に気になっている人と目が合うとドキドキして恥ずかしくて、つい目を逸らしてしまいます。
「目は口ほどにものを言う」と、昔から言われています。目を合わせることは非言語コミュニケーションの基本です。目を合わせることで相手と信頼を築いたり、好意を伝えたりします。敵意や嫌悪感を伝えることもできます。
目が合う心理と目に隠された恋愛のサイン、目が合うことの効果についてお伝えしますね。
目が合うことはコミュニケーションの基本
目が合うこと、アイコンタクトは非言語コミュニケーションの基本です。「目は口ほどにものを言う」という言葉の通り、相手の目と自分の目を合わせることでいろいろな気持ちや考えを伝えることができます。良い人間関係を築く基礎となります。
アイコンタクトでコミュニケーションを行うのは人間だけではありません。動物も目を合わせることで、愛情や信頼を伝えたり威嚇したりします。
[目は心の窓]
会話する時に相手の目を見るのは基本的な対人関係のルールです。普通にコミュニケーション能力のある人間ならば、相手の気持ちや言外の思わくを察知しながら会話を進めていこうとします。目は心理的な反応が現れやすいので、相手の目の動き(見つめ合う・目を逸らす・目をキョトキョト動かすなど)を見て判断します。
言葉でウソをつくことはできますが、目の反応は正直です。そのため「目は心の窓」と言われます。目を見れば相手の心の動きや感情や本音がよくわかります。
目が合うことは相互作用
相手の目と自分の目が合うことを「アイコンタクト」といいます。アイコンタクトとは「2組の目が合う時に起こる相互作用」です。相手の目を見ることによって相手の感情の動きなどの情報を得るとともに、自分の気持ちや考えを伝えることができます。
「あなたの話を真剣に聴いています」「あなたの話に興味があります」ということを、目が合うことで相手に伝えます。相手は安心して話を進めます。何か頼みごとをする時もしっかり目を合わせると、自分の真剣な気持ちを相手に理解してもらえます。
アイコンタクトは良い人間関係を築くために必要不可欠です。
目を合わせない人は、他者の心理や人格への配慮を欠いている
会話する時に相手の目を見ない人は、他者の気持ちや人格に対する配慮を欠いています。目を見ないということは、目に現れる相手の心の動きを全く気にしていないのです。
自閉症やアスペルガー症候群の患者さんはコミュニケーション障害があり人間関係に支障を生じますが、アイコンタクトのできない人が多いといいます。
話し難い内容を伝える時は、相手と目を合わせない
話し難い内容や言い難いことを伝える時、人は無意識に相手と目を合わせないようにします。自分の心の動きを相手に読み取られたくないのです。
会話の相手が目を合わせないようにしているならば、あまり良い内容の話題ではない可能性があります。相手の言いなりにならないように気を引き締める必要があります。
[目が合う効果]
アイコンタクトは非言語コミュニケーションの基本ですから、お互いの心の動きや気持ちを伝え合うことができますが、それだけではありません。相手と目を合わせることは、いろいろな効果があります。
①アイコンタクトで信頼関係を築く
人間は目が合うことで信頼関係を築くことができます。「目を合わせない人間はなんとなく信用できない」というのは、そのためです。シチュエーション別にアイコンタクトで築く信頼関係について述べます。
母親と乳児はアイコンタクトで信頼と愛着を築く
赤ちゃんはお母さんのお乳を飲む時、お母さんの顔をじっと見上げます。お母さんは赤ちゃんの目を覗き込みながらお乳を飲ませます。お乳を飲むという快い行為とアイコンタクトが結びつき、お母さんと赤ちゃんの間に信頼感や安心感や愛着が生まれます。
ペットもアイコンタクトが大事
ペットを飼う時もアイコンタクトが大事です。子犬や子猫の時から飼い主とアイコンタクトすることで、信頼関係が生じます。獣医さんはペットと目を合わせることをススメます。犬でも猫でも飼い主と目を合わせないペットは、飼い主に対する信頼が薄く警戒しています。
②アイコンタクトで威嚇する
動物は、目を合わせることで相手を威嚇します。人間がクマと出遭った場合の最良の対処方法は、目を合わせて逸らさないことです。目を逸らさず、落ち着いて後退します。
人間の場合でも、目が合うことで相手を威嚇します。相撲取りや格闘技の選手は戦う相手の目を見つめて敵意を剥き出し、相手を圧倒しようとします。
目を逸らした方が負け
人間でも動物でもにらみ合う場合、先に目を逸らした方が負けです。何か大事な場面で相手を圧倒しようとして目を合わせたら、最後まで目を逸らさないようにします。
必要以上に目を合わせると緊張を生じる
目が合うことには威嚇効果がありますから、必要以上に目を合わせると相手との間に緊張が生じることがあります。過度なアイコンタクトは相手に不快な思いや敵意を抱かせる可能性があり、かえって失礼な態度になりかねません。
相手の目の動きをよく見て、時には目を逸らせることも必要です。
[効果的な目の合わせ方]
男女がお互いに好意を伝え合う目の合わせ方は、次で述べます。ビジネス関係など日常的な場面においても、効果的な目の合わせ方があります。
①最初はネクタイの結び目や鼻の辺りを見る
初対面の相手と目が合うのは気恥ずかしいですね。会話する時にアイコンタクトすることに気おくれする人もいます。目が合うことに慣れるまでは、相手のネクタイの結び目の部分や鼻の辺りを見るようにします。
ただ、目が合わないと相手の心の動きなど情報が読み取れないので、慣れてきたらきちんと相手の目を見て話すようにします。
②相槌を打つ時に目を動かす
前述した通り、過度のアイコンタクトは相手との間に緊張感を生じさせます。「そうですか」「よくわかります」などと相槌を打つ時にうなずいて、首といっしょに目を上下に動かすと緊張感が和らぎます。うなずくことは相手に「あなたの言うことに興味があります」という意思表示にもなるので、信頼関係が強くなり一石二鳥です。
③相手が複数いる時は1人1人の目を見る
会議の席など大勢の人がいる場合は、視界の全体を見るよりも相手1人1人と目が合うようにします。自分が発言する時は、その場のリーダー役の人や最重要人物の目を見ます。他の人が発言する時は、その人の目を見てから1人1人と目が合うようにします。
講演会や舞台では聴衆・観客1人1人と目を合わせる
講演会など大勢の前で発表する時は聴衆1人1人と目を合わせて、信頼感や親近感を得ます。舞台に立つ役者さんも観客と目が合うことで、演じている役の心理を伝えられます。
④目だけでなく体も相手に向ける
相手と目が合っても体が違う方向を向いていると、相手は「こちらの話を真剣に聞いているのかな?」と不安になります。相手がこちらを信用しなくなります。身体ごと相手の方を向いて目が合うようにします。
好きな人とは目が合う心理
気になる人と不意に目が合うとドキドキしますよね。「なぜか気になる人とは目が合いやすい」と不思議に思うようですが、それにはちゃんと理由があります。
男性も女性も興味のある人や好みの人には、視線を向ける傾向があります。無関心な人に視線を向けることはめったにありません。視線が合うことは、相手に恋愛感情がある可能性大なのです。
ただし、相手に視線を送る意味は男性と女性では少し違います。目が合う心理は男女別です。
[男女のコミュニケーションも目から始まる]
アイコンタクトはコミュニケーションの基本ですが、男女の場合も同じです。まず相手を見て容姿容貌を確認します。
目が合うことで敵意のないこと・興味のあることをお互いに認識し、言葉・身体の順にコミュニケーションを発展させていきます。
目が合う時間・頻度(回数)がポイント
目が合う時間が長く頻度(回数)が多いほど、両想いの可能性大です。目が合った瞬間には目を逸らせても、ちらちら見続けているのは好意を抱いている証拠です。恋愛感情を持っている可能性大です。
目が合う回数が多いのは、お互いに「脈アリ」という意味です。
無関心な相手・嫌いな相手とは目を合わせない
男女とも無関心な人・嫌悪感や不快感や緊張感を生じる人とは、目を合わせません。たまたま目が合っても、すぐに目を逸らせます。後からちらちらと視線を送ることはしません。
目を右下斜めに逸らせるのは脈アリ・目を横に逸らせるのは脈ナシ
目の逸らし方も重要なポイントです。目が合った途端、視線や顔を右下斜め方向に向けるのは好意を持っている可能性があります。
目が合った時に視線や顔を横に動かすのは、「興味がない」「不快だ」という意思表示です。
[目が合う男性心理]
恋愛において、男性は狩猟本能を発揮します。男性は狩人として好みの女性や気になる女性を追いかけます。目で追いかけるだけでなく、行動で好意を表示します。
男性は好みの女性を見つめる
男性は狩猟本能に駆られるまま、好みの女性を見つめる傾向があります。会話している時は相手の感情や思考を知ろうとして、相手の女性の目を見つめます。
自分の発言に対する女性の反応を確かめたくて、相手の目を見ます。また、女性が話している時には相手の目を見つめて、相手の女性を理解しようとします。目を見つめて、女性から情報を収集しようとします。
目が合うと目を逸らせるのは好意を持っている可能性大
女性と目が合うと、サッと目を逸らせる男性がいます。シャイな性格ということもありますが、「まだ異性に対する感情を知られたくない」「異性に対する感情を隠したい」という気持ちが強いのです。
自分に自信がない男性は、女性に嫌われることを恐れています。また、A型男性のように慎重なタイプは女性に好意を抱いても、すぐに気持ちを伝えようとはしません。どちらのタイプの男性も自分の感情を隠そうとします。
目が合うから目を逸らせる
目が合うから目を逸らせるのです。目が合った瞬間に目を逸らせるのは、それまで女性を見つめていた可能性大です。
目を逸らせることが多いのは行動を起こそうとしている
目が合っては逸らせることを頻繁に繰り返すのは、男性が何らかの行動を起こそうとしているのです。「話しかけたい」「デートに誘いたい」「友達から次の段階に進みたい」という気持ちが強いため、不自然な行動をとるようになります。
シャイな男性は目を逸らせる頻度が低い
シャイな男性は、男女別なく人と目を合わせることが苦手です。好きな女性・気になる女性でも、めったに目を合わせようとしません。それでも好きな女性には目が向きます。目が合うと慌てて目を逸らします。
普段人の目を見ない男性が慌てて目を逸らせたら、女性を見つめていた可能性があります。
好きな女性に対して男性がとる行動の特徴
男性の恋愛心理は行動に現れます。男性は好きな女性を目で追うだけではありません。好きな女性に対する男性の行動には、次のような特徴があります。
①気になる女性の近くに居ようとする
男性は好みの女性の近くにいようとします。飲み会やイベントで、いつの間にか好みの女性の隣や真向いに座っていることが多くなります。隣や真向いに座れない時は、顔だけでなく体全体を女性に向けます。身体を前に傾けて女性の話を聞こうとします。
②好きな女性との距離を縮める
男性は女性を好きになると距離感を縮めようとします。女性のパーソナルスペースに入り、肩に手をかけるなどボディタッチをしたがります。
「パーソナルスペース」とは心理学用語で、「コミュニケーションをとる相手が自分に近づくことを許せる範囲・距離」です。「心理的縄張り」と言えます。無関心な相手や嫌悪感・不快感を持つ相手とは距離感を広げようとします。
③好きな女性には特別な笑顔を見せる
普段から愛想の良い男性もむっつりと不愛想な男性も、好きな女性にはとっておきの笑顔を見せます。
[目が合う女性心理]
恋愛関係において、女性は受け身(受動的)になる傾向があります。男性に好意を持っている場合、自分の気持ちを相手の男性に伝えるよりも「相手が自分をどう思っているか?」を確かめることが先になります。
女性が男性を見つめても、好意の有無とは関係ない
女性が男性を見つめるのは、「その男性が恋人として相応しいかどうか?」「その男性を好きになっても良いかどうか?」を見極めようとしていることが多いのです。何となく気になる男性がいれば視線を送りますが、「好きだ」「好意を持っている」ということではありません。
女性が男性を見つめるのは、好意の有無と無関係です。男性を品定めしていることが少なくありません。
好意を持つ男性に視線を送る
見極めがついて好きになった男性には、女性から視線を送るようになります。ついつい相手の男性を見てしまいます。相手の男性と目が合うことが多くなります。
女性と目が合うと勘違いする男性がいる
男性は好みの女性を見つめる傾向があるので、女性と目が合うと「この女性は俺に気がある」と勘違いすることが少なくありません。
女性が男性を見つめるのは好意を持っている場合もありますが、ただ男性を品定めしている可能性があります。ただの品定めを「好意を持っている」と勘違いすると、男性は不快な思いをすることがあります。女性が品定めの結果「この男性は好きになれない」と思えば、男性からのアプローチを拒絶します。
女性が目を伏せるとともに顔を赤くしたら脈アリ?
女性が男性と目を合わせた瞬間に目を右下斜め方向に伏せて顔を赤くすれば、その男性に好意を持っている可能性大です。「相手の男性に対する恋愛感情を隠しておきたい」という気持ちがあるため、慌てて目を伏せるのです。
女性は話をする時に好きな男性の目を見る
女性はおしゃべりをすることが好きなので、好意の有無に関係なく話をします。しかし、好意を持っている男性には自分のことを理解してもらいたいと思うので、相手の目を見て話すようにします。
女性は男性よりも親和欲求(共感や賛同を求める本能)が強いので、好きな男性には自分の気持ちや考えを理解してほしいと強く思います。
[目を逸らせる心理]
目が合うから目を逸らせるわけですが、目を逸らせる理由は1つだけではありません。前述したように、「相手を異性として意識しているから見つめ、相手に自分の恋愛感情を隠しておきたいから目を逸らせる」ことは少なくありません。
しかし、「目を逸らしたから好意を持っている」と決めつけると、大きな勘違いをすることになります。男女関係に全く関係なく目を逸らせるケースも多々あります。状況をよく見る必要があります。
①シャイな人間は人と目を合わせない
シャイな人は人間関係が苦手です。できるだけ他人と関わりを持たないようにするので、人と目を合わせることも避けます。たまたま目が合うと、羞恥心に駆られて目を逸らせます。
②他のことを考えていて相手が視界に入っていない
他のことを考えていて、無意識に相手と目が合うことがあります。相手の男または女を意識していません。相手が視界に入っていないのです。ですから、意識しないで目を逸らせます。その人の頭の中は自分の考えでいっぱいで、他のことに目を向ける余裕がありません。
目があったという意識があっても、目が合うこと自体不自然なので何となく目を逸らせます。
③相手に敵意や嫌悪感を持っている
相手に敵意や嫌悪感を持っていると、普通は目が合うことを避けます。希なケースですが、敵意や嫌悪感を持っている相手が気になり視線を送ることがあります。イヤな相手が何をしているのか、気になって様子を窺うのです。
敵意や嫌悪感を持つ相手と目が合うと、1~2秒にらみつけてからスッと目を横に逸らせます。視線を送った方が目を逸らせることが多いようです。男女間で起きることもありますが、男性同士・女性同士で起きるケースが少なくありません。
目が合うことで愛情を伝える方法
目が合うことで、好意・恋愛感情・愛情・信頼感・安心感・嫌悪感・敵意などいろいろな感情を伝えることができます。恋愛心理学でも、「視線」は重要な基本です。
アイコンタクトを上手に利用して、単なる好意を恋愛に発展させることもできます。「目は口ほどにものを言う」のですから、目を使って恋をすることも婚活をすることもできます。
[視線で愛情を伝える5つの方法]
恋愛心理において、目や視線はとても大事な役割を果たしています。視線で愛情を伝えることができます。
①視線に思いをこめて、目を合わせる
視線に「あなたが好き」という想いをこめて、相手の目を見るようにします。目が合うと、ヒトの脳内にはドーパミンという神経伝達物質が分泌されます。ドーパミンは快感をもたらすので、目が合った相手に好感を持つようになります。
相手を見つめて目を合わせる時には、視線に「好き」「こちらを向いて」という相手への思いを強くこめます。目には心の動きがよく現れるので、想いが相手に伝わります。
3~5秒見つめてから目を右下に逸らす
視線を送ってタイミング良く目が合ったら、相手の目を3~5秒ほど見つめて自分から目を逸らします。視線を送った方から目を逸らすことがポイントです。相手に良い印象を与えることができます。目を逸らせる時は、右下斜めの方に視線を向けます。
②目が合ったら、見つめ返す
男性も女性も気になっている人と目が合ったら、5~8秒くらい見つめ返します。長く見つめ返すことで「わたしもあなたが気になっています」という気持ちを伝えることができます。
女性は見つめ返してから、首を曲げるかとびきりの笑顔を見せる
好意を持っている男性が見つめているのに気づいたら、女性は5~8秒ほど見つめ返してから首を少し曲げるか、特上の笑顔を見せるかします。女性が見つめ返した時、自信のない男性は目を逸らすかもしれません。しばらく見つめ返しているとちらちら視線を送ってきますから、タイミングをとらえて目を合わせて笑いかけます。
長く見つめ合う気まずさが消えて、男性心理に強く訴えることができます。
男性は女性に見つめ返されたらチャンス!
好みの女性に見つめ返されたら、友達から恋人の段階に進む可能性大です。視線を逸らさず女性の目をしっかり見つめ、特別の笑顔で笑いかけます。女性が男性を見つめ返すのは、好意を持っていることを示しています。
③色気のある目つきで見る
昔から男女の別なく色っぽい眼差しには弱いものです。好意を持った相手と目を合わせる時は、できるだけ目に色気を持たせると気持ちを伝えやすくなります。なかなか友達以上の関係に進めない時や婚活パーティーなどでは、相手をボーッとした物憂げな目で見るようにします。異性に魅力的と思われる目つきは、無防備で少し眠たげな視線といいます。
④見つめては目を伏せることを繰り返す
A型男性のように慎重なタイプや自信のない男性・慎重な女性や消極的な女性は、1度や2度長く見つめられたくらいでは心を開きません。「本当に自分に気があるのか?」半信半疑です。
好きな相手に視線を送って目が合ったら、5秒ほど見つめて目を伏せます。これを繰り返すと、相手は視線を送ってくる人を気にするようになります。今度は逆に相手が見つめてくるようになります。
⑤視線だけでなく顔の表情にも気をつける
目に色気や思いをこめるだけでは、恋愛感情は伝わりません。男女の別なく極上の笑顔が必要です。笑顔の美しい男性や女性は、明るい印象を与えます。明るい笑顔は何よりのチャームポイントになります。
目が合っても暗い顔や無表情では、好意を持たれません。本気で婚活をするならば、視線だけでなく顔の表情にも気をつけることをオススメします。目が合った時に温かい笑顔を向けられると、会話するきっかけになります。
[ウソは目や顔に表れる]
この世の中にはウソの上手な男女が大勢います。日頃から相手の目の動きや表情や仕草などのパターンをよく見ていると、ウソをついているかどうかよくわかります。でも、初対面の場合は、一般的なウソをつく時の習性によって判断する他はありません。
婚活サービスを行うところは数多くあります。各サービスの評価をチェックしてから婚活パーティーに参加すると思いますが、参加している男女にウソつきが混じっている可能性は否定できません。要注意です。
ウソつきサイン① 眉をしかめる
ウソをつく時は心にストレスが溜まります。瞬間的に眉をしかめたり、額にシワを寄せたりします。
ウソつきサイン② 手で鼻を触ったり口を覆ったりする
ウソをつく時は無意識に鼻を触ることが多くなります。意識しないで手で口を覆ったり、口の部分に手を持っていったりします。
ウソつきサイン③ 目が右上に動き、まばたきが増える
心理学では「人間は過去の出来事を視覚的に思い出す時、目が左上を向く。まだ経験していないことを視覚的に想像すると、目が右上を向く」といいます。ウソをつく時は経験していないことを思い浮かべて話の内容を確認する必要があるので、自然と目が右の上に動きます。
目が右上に動いてから話し出すのは、ウソの可能性大です。ただし、左利きの人は逆になります。左利きの人はウソをつく時は左上に目を動かします。
ウソをつく時は緊張するので、まばたきの回数が増えます。
ウソつきサイン④ アイコンタクトが減る
ウソをつく時、人は無意識に目の動きを止めます。静止している物体を見つめる傾向があります。そのため、話す相手の目を見ることが少なくなります。
ベテランのウソつきはわざとアイコンタクトする
しかし、ウソをつき慣れている人やだまそうと企んでいる人は、意識して目と目が合うようにします。相手の目を真っ直ぐに覗き込むことで、自分の誠実さを強調します。初対面から照れもしないでアイコンタクトをする人は要注意かもしれません。
まとめ 目が合うことはコミュニケーションの基本
目が合うことはコミュニケーションの基本です。昔から「目は口ほどにものを言う」とか「目は心の窓」とか言います。言葉でウソをつくことは簡単ですが、目は心の動きを正直に表します。目でウソをつくことはできません。
目が合うことで、人は愛情関係や信頼関係を築き確認します。敵意や嫌悪感を伝えることもできます。目が合うことで相手を威嚇し圧倒することもできます。人間だけでなく動物にとっても、アイコンタクトは非言語コミュニケーションの基本なのです。
目が合うことは男女の恋愛心理にも重大な影響を及ぼします。目が合うことでお互いに好意や恋愛感情を伝えることができます。目が合う回数が多ければ、お互いに好意を持っているということです。男性も女性も相手に無関心だったり嫌悪感を持ったりしていれば、相手を見ようとしないので目が合うこともありません。
男性や女性が相手と友達以上の関係に進みたいと願ったり、真剣に婚活したりする時は、上手に目を合わせることが大事です。相手を見つめて目が合うようにします。好きな相手から見つめられたら、しっかり見つめ返します。とびきりの笑顔で目を合わせるようにします。
相手の目の動きに注意すれば、相手のウソを見破ることもできます。