生理がこなくなることで、妊娠が発覚してしまうことはよくあります。女性の人は妊娠すると生理が来なくなってしまいます。しかし、赤ちゃんを産んで少し経つと、再び生理が始まります。
初めて出産を終えた人は、次の生理がいつから始まるのかわからない人も多くいるのでないでしょうか。
今回は、産後の生理についての記事を書いています。出産を終えて第二子が欲しいと考えいてる人は、早く生理が始まって欲しい人も少なくないはずです。この記事を読んで、産後の生理について知っておきましょう。
出産後に生理が始まるのはいつ?
では早速、出産を終えてから次の生理が始まるのがいつになるのかを紹介します。
多くの方は、出産を終えてから再び生理が始まるまでに7〜8ヶ月前後かかります。もちろん個人差が有り、これよりも早い人もいれば、遅い人もいます。
授乳をしている人が、「排卵が起きにくい」とされているのは、母乳に必要なプロラクチンというホルモンが関係しています。プロラクチンは排卵を抑制する作用があるのです。1日の授乳回数が5回を超えていたり、授乳する時間が長い人は生理が始まるのが遅くなる傾向にあります。
また、ホルモンは夜に多く分泌されるので、授乳を夜間に行っている人は再び生理が始まるのが遅くなります。
赤ちゃんに授乳するのを辞めてから、1ヶ月程でプロラクチンの分泌量が正常になって、3ヶ月以内には月経が再び始まるのです。最初からミルクを使用している人は、産後から3ヶ月前後、授乳をしている方は産後から6〜10ヶ月程で再び生理が始まるというのが一般的な流れです。
ミルクと母乳を使い分けていたりする場合は、生理が始まる時期がズレてしまうことがあるので、再開しないからといって不安になる必要はありません。
出産を終えてから18ヶ月経っている場合や、断乳してから3ヶ月経過しているのに生理が始まらない場合は、一度病院へ行きましょう。プロラクチンの分泌量に異常が起きていることがあり、排卵障害が発生している可能性があります。
なかなか生理が再開しない原因は?
生理が再開するのに個人差があると記載しましたが、再開が早い人と遅い人がいるのはどういった原因が考えられるのでしょうか。
ホルモンの分泌
出産を終えてから、お母さんの体型は徐々に元の体型に近づくようになります。しかし、すぐに元の体型に戻ることはなく、長期の時間が必要になります。排卵機能も元通りになるには時間がかかってしまいます。
これはお母さんの身体を守るために、排卵を抑えるホルモンが分泌されるのです。再び生理が始まっても、無排卵である場合も多くあるのは、すぐに妊娠しないようにすることで妊婦さんの身体を守っているのです。
ホルモンの分泌によっては、生理の再開に差が発生してしまいますが、母体を守るためと考えて我慢しましょう。
ストレス
なかなか生理が来ない理由の1つにストレスが挙げられます。これは、妊娠をしていなくても起きることなのですが、ストレスは生理に大きな影響を与えるのです。
出産を終えた後は、慣れない育児をすることで精神的なストレスや疲労の蓄積により、ホルモンバランスが乱れやすくなっています。このホルモンバランスの乱れが生理を遅らせたり、周期を乱したりしている可能性があるのです。
ストレスを感じてしまうと、育児にも悪影響を及ぼしてしまうことがあります。ストレスを全く感じないようにするというのは難しいとは思いますが、リラックスする時間を設けて、上手くストレスと付き合っていきましょう。
帝王切開は関係ない
帝王切開を行ったことで、生理が遅れているんじゃないかと不安になっている声も多くあります。しかし、帝王切開をしたからといって生理の再開が遅れるという原因にはなりません。
帝王切開をすることで、子宮が回復するのに時間がかかってしまうのは確かですが、生理再開の時間に影響があるということはないのです。
帝王切開をしたから生理が来ないんじゃあ・・と不安になっていれば、それは勘違いなので安心してください。
産後の生理の変化は?
出産前と出産後で生理に変化はあるのでしょうか。
軽くなる場合
産後は、出産前と比べると生理が軽くなったという人の方が多くいます。痛みも以前に比べると軽減されたと感じている人が多いようです。
しかし、これは無排卵の生理が起きているために痛みや量が少ない場合があります。時間が経つにつれて、子宮が元の状態に近づいていくと排卵が起こり経血の量も増えてくる場合があります。
ホルモンバランスも変化が生じるので、時間がたっても経血の量が少ないままという場合もありあす。
以前に比べると生理が軽くなることの方が多いですが、変化しているために不安を覚える方も多くいます。あまりに量が少なすぎて違和感を感じたり、体調が良くないようでしたら一度病院へ行きましょう。
重くなる場合
産後の生理が重くなるという人もいます。出産をしたことによって子宮の大きさが変わってしまうことが原因として挙げられます。
それにより経血の量が増えてしまう人も少なからずいます。一時的に多くなっている場合やその後も続く場合もあります。一時的なものであれば、子宮が元の状態に近づくことで落ち着いてきます。生理が再開してすぐに経血の量が多くても焦らずに、少し経過をみてみましょう。ただし、経血の量が多いと貧血を起こす可能性があるので気をつけましょう。
あまりに経血の量が多すぎる場合は病気の可能性も考えられます。子宮筋腫や甲状腺のトラブルなどの病気が起きている可能性もあるので、体調に異常を感じたり違和感があるときは、医師に相談しましょう。
生理の再開を防ぐには?
次の妊娠に備えて、早期に生理が再開して欲しい人もいれば、育児に集中したいので生理の再開が遅い方が良いという人もいます。その場合どのようにすれば良いのかを紹介します。
授乳の間隔を開けない
生理の再開を遅くしたいのであれば、授乳の間隔を3時間開けないようにしましょう。授乳をすることで、プロラクチンの分泌を活性化させることで、排卵を抑えましょう。そうすることで生理の再開を抑える事ができます。
夜に授乳する
上記で紹介した様に、夜間の授乳はホルモンの分泌を活性化させます。生理の再開を遅くしたいのであれば、夜間に授乳するようにしましょう。
赤ちゃんが大きくなってくると、夜に授乳する回数も減少してしまいます。なかなか夜に目覚めることが少なくなるからです。ですので、夜の眠りにつくまえに、たくさん授乳することでホルモンの分泌を促しましょう。
これらのことを行っても生理の再開が遅れない場合もありますが、少しは生理の再開を遅らすことが出来ると考えられています。
まとめ
今回は出産後の生理についての記事でした。
やはり個人差はあるもの、様々な原因で生理の再開に差がつくことがわかりました。第二子がすぐに欲しいのであれば、生理がすぐに始まるように対処して、遅くしたいのであれば、それに合った対処を行いましょう。
また、血の量や痛みに変化が生じることがあることを知っておきましょう。知っておくことで不安になる気持ちを解消できます。ただし、あまりにも体調が悪い場合や血の量に異常が発生している場合は病院へ行きましょう。
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