へその緒が取れた後の対処について!消毒や保管方法は?

へその緒とは、正式名を“臍帯(さいたい)”と呼び、お母さんの胎盤とお腹の赤ちゃんを繋ぎ、酸素や栄養を運んだり、老廃物をお母さんに戻したり、大切な役割を持っています。

分娩時に赤ちゃんと共に出てき、その場で切って離されますが、3cmくらい赤ちゃんのおへそにくっついたままになります。次第に乾燥して取れるのですが、取れた後はどのようなケアが必要なのでしょうか?

ここではへその緒が取れた後のケア方法や注意点・保管方法などをまとめておりますので参考にしてください。

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へその緒が取れた後のケア方法

綿棒

へその緒がとれた後、1~2週間かかっておへそが乾燥してくるのですが、その間もジュクジュクしている場合はお家でのケアが必要となります。へその緒がとれた後は傷口のようなものとなり、細菌感染すると炎症を起こすなど、トラブルにつながります。触ったら痛いんじゃないかな?出血したらどうしよう?と心配になり、恐る恐る対応してしまいますが、乾燥するまでしっかりケアしてあげることが必要です!

まずは消毒!そして乾燥!

消毒に使うものは消毒用アルコールと綿棒です。消毒用アルコールは産院でもらえることもありますが、薬局などで売っているもので問題ありません。綿棒は綿の部分が多く柔らかいものがオススメです。

基本的には、取れる前と同じケア方法ですが、バイ菌が増殖しないよう、清潔にしておくことと乾燥させることが大切です。以下の手順を参考にしてください。

  1. 手に付いているばい菌が移らないよう、処理する大人の手をきれいに洗う。
  2. 綿棒でおへその水分を拭きとる。
  3. 新しい綿棒にアルコール消毒液を含ませ、優しく拭き消毒する。その後は少し空気に触れさせ自然乾燥させる。

おへその中にかさぶたや汚れがくっついていることがありますが、その上から消毒をしてもなかなか乾燥しませんので、取れるようならオリーブオイルなどを使い、汚れを浮かせてから無理ない範囲で取ってあげると良いでしょう。

4.オムツのテープ部分がおへそを覆ってしまうと乾燥しにくいので、少し下げたり折ったりして、ずらしてはかせる。

産院から乾燥剤やガーゼをもらった方は、それを使うのも良いかと思います。最近では乾燥するまで何もしなくてよいと指導する産院も増えてきているようですが、「清潔」にしておくことと、しっかり「乾燥」させることは共通することです。

消毒のタイミングと回数は?

消毒のタイミングは、入浴後の清潔な状態の時に行うのが良いとされています。

消毒の回数については、1日1~2回で大丈夫ですが、産院からの指示があればそれに従って行いましょう。消毒のし過ぎはかえって炎症の元になる為、注意が必要です。男の子の場合、おしっこがかかってしまうことがあるかと思いますが、そういった場合はその都度消毒してあげてください。

消毒はいつまで必要?

消毒をやめる目安は、おへそが完全に乾燥し、ジュクジュクしなくなるまでです。不安であれば、1か月検診まで続けて医師に相談してみるのが良いでしょう。

こんな場合は要注意!

ケアを怠っていなかったとしても、なかなか乾燥しなかったり、出血する場合があります。そのうち良くなるだろうと自己判断せず小児科や小児外科を受診しましょう!

・膿んでいる、悪臭がする、赤く腫れる

細菌に感染している可能性がありますので早めに受診しましょう。

・出血が続く

へその緒には血管が通っております。完全に乾燥していないため、腹圧がかかった動作をした場合に出血することはよくあります。

例えば、「うんちのとき」「ひどく泣いたとき」「ミルクをたくさん飲んだとき」です。少量の出血であれば、清潔な手で5分ほど押さえましょう。それで止まる場合は心配ありませんが、ダラダラと出続ける場合は受診しましょう。

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おへそにまつわる病気

ケガしたクマのぬいぐるみ

細菌に感染してしまうと以下のような病気にかかってしまいますので、症状を知っておき、重症化を防ぐためにも早めに小児科や小児外科を受診しましょう。

臍炎(さいえん)

へその緒が取れた後の傷口から細菌が入って感染し、炎症を起こすことです。

主な症状

  • ・ジュクジュクし、湿った状態が続く
  • ・臭いの強い膿や、出血がみられる
  • ・おへそやその周りが赤く腫れる
  • ・痛みを感じる場合があり、ぐずりやすくなる

治療法

おへそを消毒し、抗生物質の軟膏を塗ったり内服薬で治療します。悪化すると炎症がお腹の中に広がったり、ばい菌が全身に回り危険な状態になる可能性もあります。

膿がひどい場合は、組織の一部を切開したり切除したりすることが必要となりますので、早いうちに小児科や小児外科を受診してください。

臍肉芽腫(さいにくげしゅ)

臍炎を放置して悪化させたり、へその緒が取れる際に一部の組織が残ってしまい、残った組織の細胞が増えて盛り上がった状態となることです。

主な症状

  • ・ジュクジュクし、湿った状態が続く
  • ・膿や、出血がみられる
  • ・赤かピンクの柔らかめの肉(肉芽種)が盛りあがり、飛び出している
  • ・痛みは感じない

治療法

小さい臍肉芽腫の場合…硝酸銀棒や硝酸銀液を使って肉芽種を焼き切ります。

大きい臍肉芽腫の場合…肉芽種の根元を糸で絞り、血の流れを止めることで壊死させます。そうすることにより数日のうちにポロリと取れます。

肉芽腫には神経が通っていないため、赤ちゃんは痛みを感じないとされています。処置後は軟膏を処方される場合もあるようですが、無い場合は消毒をするなど、とにかく清潔を心がけていけば良いようです。

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取れた後のへその緒の保管方法は?

プレゼント箱

お母さんと赤ちゃんの絆でもある大切なへその緒。

出産後は、大事にとっておく方も多いと思います。このようなことは珍しく日本以外ではほとんど見られないようですが、とても素敵な風習だと思いませんか?昔は、“子供が大病にかかったとき煎じて飲ませることで命を繋ぎとめることができる”と考えられていたそうです。効果のほどは定かではありませんが、最近は“臍帯血の保管”が話題になっていますし、何かしら意味はあったのかもしれません。

正しい方法でへその緒を保管し、大きくなってから子供に見せてあげると良いですね。親子である実感が更に沸き、嬉しくなるのではないでしょうか。

注意点

しっかり乾燥させることが大切です!乾燥が不十分な場合、カビや腐敗の原因になってしまいますので、取れた後のへその緒は清潔なガーゼなどの上に置いて、風通しの良い場所で数日間乾燥させましょう。

保管ケースは桐箱が最適!

産院でプレゼントしてもらえる場合も多いと思いますが、へその緒専用の保管ケースは病院やベビー用品を扱うお店・百貨店・インターネットなどで多く販売されています。布製やプラスチック製もありますが、通気性が悪いため木製がおススメです。

一番良いのは桐箱です。桐は着物の保管としても有名ですが、恒湿性や機密性、防虫効果もあるため、昔からへその緒の保管としてよく使用されています。乾燥剤を一緒に入れておくと湿気対策になりよいとされています。

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まとめ

ママと赤ちゃん

昔は「出べそ」などを防ぐためにコインや絆創膏・包帯を使っておへそを覆う処置をしていたそうですが、効果もなく不衛生なため現在はすすめられていません。最近では、清潔にして乾燥させれば消毒は必要ないと指導する産院も増えてきているようです。

他のママと教わった方法が違っていても慌てないでください。いづれにしても大切なことは「清潔」と「乾燥」です。また、病気の早期発見の為にも毎日の観察も大切です!気になる事があれば、早めに病院受診しましょう。

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