鼻に強い衝撃を与えたときやふとした時に出る鼻血。放っておけば止まることが多いですが、もしかしたら病気の可能性もあります。
鼻血の原因や止血方法や、鼻血がでる症状のある病気などをご紹介します!
鼻血の種類
まずは一般的な鼻血の種類を知っておきましょう!
①鼻の手前も毛細血管からの出血
鼻を触りすぎることによって鼻血がでるのは、多いですよね。
鼻を触ることで鼻の中にある血管が切れて、そこから血がでるという仕組みになっています。また、鼻の入ってすぐのところは毛細血管が多数集まっており、この部分を「キーゼルバッハ部位」といい、出血しやすい部分なのです。
このタイプの鼻血は血管が細いため出血量が少なく、すぐに止まるのが特徴です。しかし爪の伸びた指で鼻をほじったりすると、深い傷を負う可能性が高くなり血の量が多量になる場合がありますので、なるべくしないようにしましょう。
②鼻の奥の動脈からの出血
血圧が高くなっていると、鼻の奥にある動脈の血管が裂傷することにより鼻血がでる場合があります。このタイプの鼻血は、太い血管が裂けるため、なかなか止まりにくく出血量が多いのが特徴です。
高齢者や、偏食などにより元々血圧が高い人は鼻血がでやすい体質といえます。
また、人間は興奮すると血圧が上がります。カフェインには興奮作用があり、コーヒーの飲み過ぎなども鼻血がでやすい原因になります。怒った時などに鼻血がでるのはこのためです。
鼻血の原因
ではどのようなことが原因で鼻血がでやすくなるのかを紹介します。
①鼻をいじる
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鼻に刺激を与えることで、キーゼルバッハ部位から出血するのが原因です。一番多い鼻血のタイプで、特に幼少期などは不意に鼻をほじったり、どこかにぶつけたりすることが多いので、キーゼルバッハ部位からの出血は、子供に多いといえます。
もちろん、大人にも起こりうる鼻血なので、キーゼルバッハ部位に刺激を与えないようにしましょう。
②長時間の入浴
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長時間の入浴により、鼻血がでることがあります。これはお風呂に入ることで、体が温まり血管が膨張することにより、鼻の奥の動脈が裂けてしまい出血するパターンです。
また、お風呂に入ることで血の流れも良くなっているので、多く出血する場合があり早めの止血が必要です。
③過度なストレス
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実は、ストレスも鼻血と関係する場合があります。
ストレスを溜めると、それを抑えるために体のビタミンCを多く使います。ビタミンCが不足すると毛細血管が裂けやすくなるため、鼻血がでやすくなります。
また、ストレスが溜まるとイライラすることで興奮し、血管が膨張するため出血量も増えてしまいます。なるべくストレスは溜めないようにしましょう。
④血圧のあがる食べ物
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上記のように、鼻の奥の動脈からの出血は血圧が関係しています。
普段の食事で、高血圧になりやすいものばかり食べていると鼻血がでやすいといえます。
血圧の上がる食べ物として
アルコール類・香辛料の多い食べ物・糖分の多い食べ物
などが、挙げられます。
直接的に鼻血がでやすくなるわけではないのですが、過剰な摂取は血圧を高めるため鼻血がでやすくなる体質になってしまいます。過剰な摂取は控えましょう。
鼻血の止血方法
鼻血が出てしまった際の、正しい止血方法を紹介します。
⑴まず、前かがみになります
⑵その後小鼻を両側からつまみます
⑶そのまま血が止まるまで待ちます
いたってシンプルな止血方法が正しい止血方法です。
これは、キーゼルバッハ部位から出血しているので、圧迫することにより血を止めるというやり方です。膝なども、擦り傷で血が出たら押さえますよね。あれと同じ原理です。
ティッシュを詰めただけですと、なかなか止まらないので、自分の手で圧迫することが大切です。
間違った止血方法
・上をむいたまま寝る
これでは血が逆流するだけで、血が止まるわけではありません。むしろ血が胃に入り気持ち悪くなるので注意しましょう。
・鼻の上のほうをつまむ
これは圧迫はしているのですが、場所がキーゼルバッハ部位と違うため止まらない可能性があります。これは間違った止血方法です。というよりあまり意味がないので、鼻血がでた時は正しい止血方法をとりましょう!
鼻血がでる症状のある病気
ただの鼻血と思ったら大間違い!それは重い病気の初期症状かも知れませんよ!
鼻血がなかなか止まらない時などは、病気の疑いを持ちましょう!
①糖尿病
糖尿病は、血糖値が高まることにより発症する病気です。
体内に多くなったブドウ糖がたんぱく質と合わさることで、毛細血管を壊していき、鼻血が症状としてでることが多いです。
糖尿病は、生活習慣が悪いと発病しやすいとされており、運動不足や夜遅くの食事などを毎日続けているとリスクが上がります。一度発症すると、完治することは難しいので予防することが大切です。健康な生活を送りましょう。
②白血病
白血病が発病すると体内の白血球が急激に増えます。増えすぎた白血球は、止血作用の働きを低下させてしまいます。それにより鼻血のでやすい体になってしまうのです。
また、鼻からでなく他の部位からの出血も多くなったり、免疫力が低下するなどの症状があり、非常に危険な病気です。
はっきりとした原因が判明されておりませんが、早期発見の場合治療することができます。ですので、鼻血が頻繁にでる場合などは一度病院へ診察に行きましょう。
③肝機能障害
肝臓に炎症が起こり、上手く機能しなくる症状です。肝臓が上手く機能しないと血を固める作用が上手く働きません。そうなると動脈部分が裂けやすくなり、鼻血がでやすくなります。
また、血を固める作用が上手く働いていないため、一度鼻血がでると出血の量が多くなります。食生活が乱れている人が発症しやすく、過度のアルコールの摂取や加工食品を多く食べている人は、要注意が必要です。
初期の段階ですと、食事療法が可能です。肝機能障害が発症した人は、喫煙やアルコールをなるべく控えて、 タウリンやたんぱく質を多く含む食物を多く摂取しましょう。
まとめ
記事のまとめです。
鼻血の種類
・キーゼルバッハ部位の毛細血管が裂けることによる鼻血
・鼻の奥の動脈が裂けることによる鼻血
鼻血がでやすくなる原因
・鼻を触るなど外部的刺激に加える
・長時間の入浴により血管が膨張する
・ストレスや過度なアルコールの摂取により血圧が高くなってしまう
鼻血の正しい止血方法
・前かがみになって、鼻を両側から圧迫したまま血が止まるまで待つ
鼻血が症状としてみられる病気
・糖尿病
・白血病
・肝機能障害
以上が今回の記事のまとめです。
鼻血が出た時は、慌てず適切な処置をとるようにしましょう。間違った止血方法を行うと、血が止まらくなるだけでなく激しくなってしまうこともあるので注意してください。
あまりも鼻血が頻繁にでたり止まらない場合は、病気の可能性も考えられるので一度病院に行くようにしましょう。
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