大人にはつきものである、あしのむくみ。色々ケアの仕方はあるみたいだけどどうやら靴下がお手軽みたいですよ!むくみに靴下が効果があるのか?ご紹介します!
足のむくみの原因は?
人間の肉体には、血管とリンパ管がくまなく張り巡らされています。
このリンパ管の動きが悪くなると体の中の水分や老廃物が足の細胞の間にどんどんたまってしまい、足がむくみます。
足は血液を循環させる心臓から遠く離れているので、むくみが起こりやすいです。座りっぱなし、立ちっぱなし・・・通勤・通学・授業・仕事・運転・・・これらは同じ姿勢が続くので、足がむくみやすい状況です。
ふくらはぎは通常、その筋肉で血液をポンプのように押し戻しますが、筋力が落ちていると、押し戻す力が足りず、重力に負けてしまいます。筋力不足も足のむくみの原因のひとつと言えます。
なので、筋力をつければ足のむくみは解消しそうですがなかなか筋肉トレーニングには踏み出せないですよね・・・
着圧靴下ってどんなもの?
出典:http://www.nuvelaesthetica.com
着圧靴下はそもそも、静脈血栓やリンパ浮腫の予防のために医療目的で使われていたものです。手術などを受けた人は、履いたことがあるかもしれませんね。
リンパ液は血液と違い、ポンプの役目のある臓器がないので、筋肉で押し戻すしかありません。そこで開発されたのが医療用着圧ソックスだそうです。
たまったリンパ液を圧力のかかった靴下をはくことで、筋肉に代わってリンパ液をきちんと流しむくみを解消、防止してくれます。
着圧靴下は一般的に足の箇所によって圧力が違います。足首が一番圧力が高く、ももに向かうと低くなります。こうした圧力の高低差をつけることで、血液やリンパ液を流す効果が得られます。
しかし、圧力が強ければ強いほど良い靴下と言う訳ではありません。あまりにも強い着圧靴下を一日中はいてしまうと、逆に足の疲れを引き起こしてしまいます。
むくまない靴下の選び方
強すぎる靴下が逆に足をつかれさせてしまうなら、どうすればいいでしょうか?
つける時間や状況によって着圧靴下を変えることが効果的です。日中の活動する時間は圧力の低い、ストッキングタイプを使いましょう。
足からお尻まで、全体に優しく圧力をかけることで日中のむくみを予防します。夜、帰宅をしてのんびりできる時間にはくのであれば、圧力の強いものにして日中にたまった老廃物をきちんと押し戻してむくみを解消しましょう。
靴下をはくことと同時に、足のマッサージや温めることをすると効果がアップするのでやってみましょう!
また、ストレッチをして筋肉をほぐしたり、動かす事も効果があります。さまざまなことに挑戦して、少しでもむくみを解消したいですね。
着圧靴下の注意点!
むくみ予防・むくみ解消に効果が期待できそうな着圧靴下ですが注意点もあるようです。寝るときは、寝るとき用着圧くつしたを使う事が良いようです。あまりにも長時間、無理に圧力をかけることは足への負担になるようです。
毎日毎日長時間、着圧ソックスで締め付けていると足が窮屈になり、リンパ液や老廃物が流れて行きません。中には使用中にトラブルが起きる人もいるようです。以下の症状が出たら要注意!
・発赤(着圧部分がずれて皮膚に食い込む)
・かゆみ(着圧靴下のゴムなどにアレルギー反応を起こす)
・痛み(サイズが合わない・長時間の着用)
・しびれ(サイズが合わない・長時間の着用)
このようなトラブルが発生したら、着用をやめて、症状が続くようなら病院にかかるようにしましょう。
むくみのタイプ別、靴下の選び方
着圧靴下がむくみに良い事はご紹介しましたが、お店に行くと色々な種類の着圧靴下があって、どれを買って良いか悩んでしまいますね。そこで、ここではどのような着圧靴下がどんな人に合うのかご紹介します!
着圧靴下、ストッキングには、商品ごとに圧力の大きさ「mmhg」「hPa」と糸の太さの単位、「デニール」があります。
・着圧の強さのめやす
「10~20mmhg」軽度のむくみに着用
「20~30mmhg」中度からひどいむくみ
「30~50mmhg」医療用
・デニールの目安
「~70デニール」軽い血流促進に効果
「70~140デニール」むくみ改善に効果が期待できる
「140~280デニール」医療用にも使われる強力な圧力タイプ
以上が、着圧靴下の味方の目安です。じゃあ、医療用使えば、むくみも解決!?と思いがちですがそうではないようです。
就寝中は血圧が下がるので、むくみの症状が重い人でも足首が20mmhg以下のものを選んだほうが良いようです。
まとめ
むくみに効果のある、「着圧靴下」のご紹介でした。自分に合った着圧靴下を使用することでむくみ解消につながりそうですね!
ですが、あまりにもむくみが強いようであればリンパマッサージを受けてみたり、サプリを使ってみるのも良いかもしれません。
自己流でむくみがまったく解消されないようであれば、病気の初期症状かもしれません。安心のために、病院を受診してみるのも有効かもしれませんね。