ボルタレンの副作用について!効能や注意点も理解しておこう!

ボルタレンは、解熱鎮痛作用のある薬として、古くから知られています。非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の代表的な薬として、ボルタレンの他にロキソニンもあげられますが、ボルタレンはロキソニンよりも強力な解熱鎮痛作用があります。

また、私たちに馴染みの深い錠剤タイプのほかに、座薬タイプ、テープタイプ、ゲルタイプ、ローションタイプと種類も様々な形状のものがあり、症状によって処方されるものが異なります。

薬効作用の強い分、効き目にも優れていますが、胃腸への副作用が出る場合もありますので、注意が必要です。薬を服用する際には、効果・効能などに加え、副作用や服用上の注意をよく確認し、用法・用量を守って、正しく服用しましょう。

ここでは、数ある形状の中でも、比較的幅広く処方される、錠剤タイプのボルタレン錠について、効果・効能、副作用や、服用上の注意などをご紹介いたします。

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ボルタレン錠について

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先に述べたように、ボルタレンと同様の効果を得られる薬として、ロキソニンがあげられます。ロキソニンは即効性に優れており、ドラッグストアなどでも購入可能ですが、ボルタレンの方が解熱鎮痛作用が強く、医師の処方箋がなければ入手することができません。

それでは、ボルタレンがどのような薬なのかを、早速見ていきましょう。

成分

<ボルタレン上25mg>

【有効成分】:ジクロフェナクナトリウム

【添加物】:ポビドン、セルロース、トウモロコシデンプン、乳糖、無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、マクロゴール、酸化チタン、三二酸化鉄、タルク

薬理

体内で炎症が起こると、プロスタグランジンという物質が炎症部分から放出され、痛みや発熱などの症状が起こります。このプロスタグランジンは、酵素によって形成されており、この合成に関わる酵素が「シクロオキシゲナーゼ(COX)」と呼ばれる酵素です。

ボルタレンの主成分であるジクロフェナクナトリウムが、シクロオキシゲナーゼを阻害することで、プロスタグランジンの放出を防ぎ、炎症や腫れ、それらに伴う痛みや発熱を和らげるよう作用します。

効能

①以下の疾患、および症状による痛みや炎症の緩和

関節リウマチ、変形性関節症、変形性脊椎症、腰痛症、腱鞘炎、神経痛、頸肩腕症候群、後陣痛、月経困難症、骨盤内炎症、歯痛、膀胱炎、前眼部炎症、手術や抜歯後の痛みや炎症

②以下の疾患による発熱や痛みの緩和

急性上気道炎、急性気管支炎を伴う急性上気道炎

用法・用量

用法・用量は以下(※上項目の「効能①、②」を対象とした服用例)のとおりです。これらの服用例は、いずれの場合においても、成人が服用する際の例です。

小児へは原則として投与しないとされていますが、水痘やインフルエンザなどによる、ウイルス性疾患でやむを得ず投与する場合には、慎重に経過観察を行ない、副作用には十分注意してください。

また、成人に服用する場合も、年齢や症状によって用量が増減します。服用前に必ず医師に確認してください。

<効能①で服用する場合>

1日75mg~100mgを3回に分けて経口投与。(※頓用する場合には、25mg~50mg)

<効能②で服用する場合>

1回25mg~50mgを経口投与。1日2回までの服用を原則とする。

保管方法

  • 直射日光のあたる場所や、高温多湿の場所を避け、乳幼児の手の届かない場所で保管してください。
  • 薬が残った場合は、そのまま保管せず、薬を受け取った薬局や医療機関に相談し、破棄してください。

製造販売元

ノバルティス ファーマ株式会社

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服用においての注意点

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副作用を最小限に抑え、薬の効果を最大限に得るためには、正しく服用することが大切です。事前に、服用する薬の効果や副作用などについて、十分な説明を受け、薬の特性をしっかりと把握したうえで服用するようにしましょう。

ボルタレン服用における注意点には以下のとおりです。

服用する前に確認しておくべき注意点

  • ボルタレンを処方された疾患以外の持病がある場合、あるいは、ほかに服用している薬がある場合には、必ず、医師または薬剤師に確認し、薬の飲み合わせなどに問題がないかどうか確認してもらいましょう。
  • 高齢者の服用では、副作用が現れやすいので、医師と相談のうえ、少量から服用し、慎重な経過観察を行いましょう。
  • 子宮収縮を抑制させたり、胎児に影響を及ぼす可能性があるため、妊婦、または妊娠している可能性のある人は服用できません。また、授乳中の場合に、やむを得ず服用する場合には、母乳へ影響することがあるため、服用中の授乳を避けてください。
  • 消化性潰瘍を患ったことがある人は、再発の可能性がありますので、ボルタレンを処方された際には、必ず医師または薬剤師に確認しましょう。
  • 血液障害/腎臓障害/肝機能障害/高血圧/心機能障害/全身性エリテマトーデス/薬物過敏症の傾向がある人/気管支喘息/潰瘍性大腸炎/クローン病/食道通過障害…………これらの疾患がある人や、これまでにこれらの病気になったことがある人は、病気の悪化・再発を招く可能性があるため、注意が必要です。診察時に、必ず医師にこれらの疾患、および既往歴を報告したうえで、薬を処方してもらいましょう。
  • 急性腎不全が起こる可能性が高いため、「トリアムテレン」という薬との併用は禁止されています。

服用時の注意点

  • 用法・用量を必ず守り、医師の指示に従って服用してください。
  • 服用時に錠剤が食道に停留すると、食道潰瘍になる可能性もありますので、服用する際には、多めの水で服用してください。多めの水分と服用することにより、胃への負担を軽減することもできます。
  • 風邪の症状緩和で処方された場合には、頓用が原則です。症状が緩和してきたら、早めに服用をやめましょう。
  • 肩こりや腰痛などの外科的要因で服用する場合には、痛みの程度によって服用量が増減します。安易に長期服用するのは望ましくありませんので、痛みの程度をこまめに医師に伝え、減薬・断薬のタイミングを相談しながら服用しましょう。
  • 効果が得られるまでに、時間を要する関節リウマチなどの場合には、医師に指示された期間中、きっちりと服用しましょう。
  • 服用中の飲酒は副作用を引き起こしやすくしますので、控えましょう。
  • 服用中に眠気やめまい、霧視などの症状が出た場合には、必ず医師に報告し、服用中の自動車の運転や危険を伴う作業、激しい運動は避けるようにしてください。
  • ほかの鎮痛剤および解熱剤などと一緒に服用しないでください。
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ボルタレンの副作用について

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ボルタレンに限らず、どのような薬においても、副作用が出る可能性があります。場合によっては、減薬、休薬、断薬の必要があるケースもありますので、ここにあげる副作用が出た場合には、速やかに医師に相談してください。

いずれの場合においても、自己判断で服用継続、または服用中止しないようにしましょう。

一般的な副作用

  • 【消化器】食欲不振、悪心・嘔吐、腹痛、胃痛、下痢、口内炎、便秘
  • 【血液】貧血、出血
  • 【皮膚】光線過敏症、多形紅斑、紫斑
  • 【過敏症】発疹
  • 【精神神経系】鬱、不安、頭痛、眠気、めまい、痺れ
  • 【感覚器】耳鳴り
  • 【循環器】血圧上昇、血圧低下、動悸
  • 【その他】浮腫、発熱、倦怠感、発熱      など

重大な副作用

以下のような症状が出た場合には、直ちに病院で受診し、適切な処置をしてもらってください。

  • <ショック症状>胸が苦しい、冷や汗、呼吸困難、手足が冷たくなる、意識障害など
  • <アナフィラキシー様症状>蕁麻疹、血管浮腫、呼吸困難、顔面蒼白
  • <消化性潰瘍>胃痛、下血、吐血
  • <腎臓障害>尿が出ない・少ない、尿が濁る・泡立つ、血尿、浮腫、吐き気、即腹部痛、発熱、腰痛、発疹
  • <肝機能障害>食欲不振、吐き気、発熱、黄疸、発疹
  • <皮膚・粘膜障害>発疹、水ぶくれ、皮が剥ける、赤くなる、皮膚が熱っぽくヒリヒリする、かゆみ、唇などの粘膜のただれ、目の充血
  • <喘息発作>咳き込む、呼吸をすると、ヒューヒュー・ゼーゼー音がする、息が苦しい
  • <心機能不全>息苦しい、動悸、浮腫、胸が締め付けられる、胸の痛み、冷や汗 など
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まとめ

いかがでしたでしょうか。副作用においては、ここにあげた以外の副作用が出る可能性も十分にありますので、少しでも異常を感じた際には、早めに医師に報告し、今後の服用について相談してください。

ボルタレンは、副作用の心配もありますが、非常に効果の得られる優れた薬です。とくに、身体に痛みがあるときには、抜群の効果を発揮し、痛みによる集中力の低下や、気分の落ち込みを防ぐのにも効果的です。

正しく服用し、十分に休養して、できるだけ早く健やかな身体の状態に戻せるよう、心がけましょう。

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