アレグラの副作用を紹介!どんな症状に効果的?

アレグラは副作用として、特に眠気に注意しなければいけないお薬でした。仕事中や起きている時間には飲みにくかった人もいたのではないでしょうか。

今のアレグラは第二世代になって、副作用が比較的穏やかになりました。今出ている症状を緩和するだけでなく、症状を引き起こす原因に働きかけて、予防的に症状を悪化させないようなものに変わりました。アレグラは処方薬ですが、薬局などで買える市販薬もあります。

アレグラが適用される症状や注意事項、飲み方、他のお薬との飲み合わせなどについてまとめました。

アレグラとは?

アレグラ1

アレグラはアレルギーによる症状を緩和するお薬です。花粉症やハウスダストなどによるアレルギー性鼻炎などの鼻水、鼻づまり、くしゃみ、かゆみ、じんましんや虫刺され、乾燥肌などの症状に適用されます。

抗ヒスタミン薬としては世界中で利用されているもののひとつです。現在は第二世代となり、第一世代のものよりも脳への影響が穏やかになり、特に眠気や集中力などの副作用が改善されています。

アレグラは次の3タイプがあります。

・アレグラ錠30mg
・アレグラ錠60mg
・アレグラOD錠60mg ※水なしでも飲める錠剤です。

主成分はフェキソフェナジン塩酸塩です。(1日2錠:120mg)

ヒスタミンとは

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ヒスタミンはかゆみやじんましん、食中毒などを引き起こす原因となる物質です。体の中の肥満細胞という細胞の中にたくさん蓄えられています。体の器官や組織をつなぐ結合組織、神経、皮膚の下、血管の周りなど体中にある細胞です。

体になんらかの異物が侵入すると、肥満細胞からヒスタミンを放出します。ヒスタミンを受容体が感知すると、体のアレルギー反応や炎症、かゆみ、鼻水などを引き起こしますが,それは異物が入ったことを知らせてくれるサインでもあるのです。

第二世代のアレグラは受容体がヒスタミンを感知しないようにするだけでなく、肥満細胞からヒスタミンを出にくくする予防的な効果が期待できるようになりました。

アレグラが適用される症状

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アレグラは次のような症状に対して処方されるお薬です。

花粉症やハウスダストなどによる諸症状、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚のかゆみ、湿疹、皮膚炎、アトピー性皮膚炎などの症状に対して処方されます。

アレグラの使用上の注意

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アレグラを使用する際は次の点に注意してください。

・光が当たらない場所で、湿気ないように保管してください。

・パッケージが空いてしまったものは、すぐに飲むか、時間が経ってしまったものは使用期限内でも服用しないでください。

飲んではいけない人

・15歳未満の小児
・以前この薬を飲んでアレルギー症状を起こしたことがある人
・授乳中の人

また、アレグラを服用しているときは、飲酒しないでください。

飲み合わせ (禁忌)

次のお薬と一緒に飲んではいけません。

鼻炎や皮膚疾患などのアレルギー用薬
・風邪薬や鎮咳去痰薬、酔い止めなど抗ヒスタミン剤を含む内服薬
・制酸剤
・エリスロマイシン(抗生物質)

注意が必要な人

どれかに当てはまる人は必ず医師や薬剤師に相談してから服用してください。

・他の病気で治療、通院している人
・症状の原因がわからない人
・気管支喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状の診断をされたことがある人
・鼻づまりが強くあらわれている人
・妊娠または妊娠している可能性がある人
・高齢者
・今までに、薬でアレルギー症状が出たことがある人

アレグラの飲み方

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15歳以上の成人に限ります。
1回1錠づつ、朝と晩の1日2回服用してください。
必ず決められた用法・用量を守って服用してください。

花粉症など季節的なアレルギー性鼻炎には、花粉の飛び始めなど、症状が軽いうちから、早めに服用すると効果的です。

1週間服用しても症状が改善されない場合は、医師または薬剤師に相談してください。
長期間(2週間以上)服用する場合も、医師または薬剤師に相談してください。

お薬を飲む場合は、コップ1杯分のお水と一緒に飲みましょう。グレープフルーツジュースやオレンジジュース、りんごジュースなどのジュース類はお薬の吸収を妨げることがあり、効果が減ってしまう可能性があるといわれています。

アレグラの副作用

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アレグラを飲んでから、次のような症状があらわれれた場合は、すぐに服用を中止して、医師または薬剤師に相談しましょう。

皮膚の症状

発疹、じんましん、皮膚が赤くなる、かゆみ、喉やまぶたや唇が腫れるなど

お腹の症状

気持ちが悪い、吐き気、嘔吐、口渇、腹痛、下痢、便秘など

神経系

しびれ、頭痛、疲労、だるい、倦怠感、めまい、不眠、悪夢、睡眠障害

泌尿器系

頻尿、尿が出ない

その他

動悸、息切れ、血圧上昇、胸の痛み、呼吸困難、むくみ、月経異常、味覚異常

特に次のような症状が現れた場合は、命に関わることがあるので、直ちに医師の診察を受けてください。

アナフィラキシーショック
肝機能障害:AST(GOT)、ALT (GPT)の数値上昇、黄疸
突然の高熱、寒気など

アレグラの副作用で悪夢を見る?

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アレグラを服用すると悪夢を見るという噂があります。インターネットで調べると、口コミやSNSなどに個人の感想や書き込みが見受けられます。このことは、噂ではなく、実はお薬の説明書に副作用としてきちんと記載されています。

そして、副作用として悪夢を見るのは、アレグラだけではありません。

共通しているのは「抗ヒスタミン系の薬」ということです。血圧を下げるお薬や抗生物質、抗不安薬など、調べてみると意外とあります。原因は明らかにされていませんが、脳や神経への作用が睡眠のリズムを崩してしまうせいではないかと考えられています。ただし、「悪夢が怖いから飲まない」というほど深刻なものではないようです。

お薬が必要な時というのは、心や体が弱っていたり、疲れていることもあります。そんなときはお薬のせいでなくても、悪い夢を見ることがあるかもしれません。

アレグラの購入先

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アレグラは医師による処方がなければ購入できません。市販薬なら薬局などで買うことができます。

病院

アレグラは医師の処方箋が必要です。病院を受診してください。

値段
アレグラ60mgで1錠71.90円です。
1日2錠 × 14日分(28錠)とすると約2,013円となります。

アレグラの市販薬(アレグラFX)

アレグラFXは薬剤師がいる薬局やドラッグストアで購入できます。

28錠で1,886円+税です。(消費税8%で2,037円)

インターネット通販でも購入できます。ただし、市販薬のアレグラFXはアレルギー性鼻炎の症状のみに適用されます。処方薬のアレグラと主成分は同じですが、勝手な判断でアレルギー性皮膚炎の症状に服用してはいけません。

インターネットで購入する際も、必ず飲み方やお薬の説明を受けてください。

まとめ

アレグラについて、最後にまとめておきます。

アレグラはアレルギー症状を緩和させるためのお薬です。
眠気や集中力など脳への副作用が穏やかになりました。
アレルギー症状を緩和しつつ、アレルギー症状の原因となるヒスタミンを出にくくする働きがあります。
用法や用量は必ず医師の指示に従って服用してください。
副作用が出た時は、すぐに病院を受診しましょう。

これまで鼻水や鼻づまりなどの症状に出されるお薬は、どうしても眠くなることが多く、仕事中や運転時などは服用できないことがありました。鼻炎のある方にとって、日中も飲みやすいお薬ができたことはよかったのではないでしょうか。

しかし、どんなお薬でも副作用が出る可能性はあるので、お薬の効き方や飲み方の説明を受けて、医師の指示通りに服用してください。

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