舌のしびれの原因は?痛みを感じるのは病気なの?

舌はあえて見ないとなかなか見ないものですが、実は体調によって日々変化しています。体調を反映し健康のバロメーターとなっているので、ぜひ気に掛けたい器官です。

また、舌は外部とふれあう機会が多く、その分細菌なども入りやすくなっています。

舌にぴりぴりしたしびれがあるのに気が付くと、かなり気になってしまいますよね。どんな原因があるのかについて、考えられるものをまとめました。

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舌の感覚

舌(ヨーキー)

舌は、口の中にある筋肉でできた器官です。自由に形を変える事が出来、言葉を話したり食物を飲み込むなど、かなり細かい動きをしています。また、味覚を感じる器官も備わっており、複雑な器官である事がいえます。

舌の表面は歯茎と同じ角化歯肉という素材で出来ており、筋で自由に動かせるようになっています。しびれが起こる原因は他の器官と同じで、たとえば正座をしていたら足がしびれてしまったというケースと同じです。血流が滞った状態を末梢神経が感じるとこれが異常自体と判断され、脳へ伝達を送るためにしびれを感じるようになります。

また、神経の異常でしびれる事があります。

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舌がしびれる病気とその特徴

舌(女の子)

舌がしびれる症状のある病気について紹介します。

舌痛症

舌の先やフチにひりひり、ぴりぴりするような痛みやしびれがおきるが、舌そのものには炎症が見られないのが舌痛症です。検査してもらっても特に異常が見つからない場合が多く、不安やストレスによるものであると考えられています。

閉経後の女性に多く見られる他、ストレスの多い環境にいる人、がん恐怖症の人に舌痛症を起こす人が多く存在します。

舌のしびれの特徴は、

  • 長時間しびれ(ぴりぴりした痛みなど)を感じる
  • 痛む場所が移動する
  • 夕方〜夜に悪化する
  • 他に異常がない

といったものです。本当に他に原因がないのかきっちり調べる事が重要ですが、舌痛症だった場合は心理面の治療を行います。

歯の治療による刺激

舌がしびれるなどの違和感がある場合に一番先に調べるのが、物理的な刺激です。特に歯科治療で詰めたもののサイズが合っていない場合や、矯正器具、虫歯などで欠けた部分があるといった事を原因に舌を傷つけ、痛みやしびれを感じる事があります。

普段は何げなく噛み合わせている歯ですが、治療したての時や詰め物を貼付けた時にはみ出た接着剤などがものすごい違和感として感じられた経験のある方も多いのではないでしょうか。

ちょっとした変化でも舌に刺激になるので、この場合は刺激を取り除く治療を行います。

金属アレルギー

同様に歯の治療を原因としていますが、金属アレルギーを起こしてしまい舌がしびれる事があります。いままでアレルギーに気づいていなかったというような方でも、歯科治療で詰めた金属が唾液で溶け出し、アレルギーを引き起こす事があるのです。

金属アレルギーによる舌の状態の特徴は、金属に接している部分で症状が重いという事と、炎症を起こして白く見えるという事です。また、重くなると金属に触れていない全身で症状が出る場合もあります。

できるだけ口の中に金属を入れなくても良いように、歯の健康に気を配る事が第一ですが、そうも行かない場合は詰め物をセラミックに変える事で対応可能です。

口腔がん

口腔がんはがん患者の中で1~2%を占めており、数値だけみるとそれほど多くないように見えますが近年増加傾向にあります。舌の痛みとしては口内炎と似ており、ぴりぴりした痛みが特徴です。

ただ、口腔がんの場合、口内炎のように1、2週間では治らず、顎が腫れている・ピンポイントでないしびれや麻痺感がある場合や、首のリンパ節に腫れがある場合は口腔がんの疑いがあるので早めに検査しましょう。

口内炎

口内炎は、様々な理由で起こっており、その多くはストレスや睡眠不足を原因としていると考えられます。免疫力が下がるためにできやすくなります。

また、歯磨きの際に舌を傷つけると同様に舌が荒れてしまう事があるので注意すべきです。

口腔カンジダ症

カンジダ症は、カンジダ菌というカビの一種によって起こる感染症です。カンジダ菌は日和見感染症の一種で、菌自体は口の中に常に存在していますが、免疫力が落ちている場合などにこの菌が悪さをしていろいろな症状が現れます。

口腔カンジダ症は大きく分けて2種類あり、偽膜性カンジダ症と萎縮性カンジダ症と呼ばれています。菌のタイプが異なるため、症状も異なります。

  • 偽膜性カンジダ症:口の中などに白い苔状のものが現れ、痛みはない。
  • 萎縮性カンジダ症:白い苔はなく粘膜が赤くなる。舌乳頭の萎縮による味覚障害、ひりひりした痛み

という症状があり、萎縮性カンジダ症にかかると舌にしびれが出るという事になります。

一般的に命を脅かす病気ではありませんが、腫瘍や糖尿病などの大きな病気がカンジダ症発症の原因となっている場合があるので検査が必要です。

脳梗塞

舌に直接原因がないもので、命に関わるものとして脳梗塞があります。脳で異常が起きると、舌がしびれる感覚を覚えたり舌がもつれてろれつが回らなくなるなどの症状がでます。比較的初期症状として現れるので、この段階で治療を始める事ができれば後遺症を軽くする事ができます。

他に思い当たる原因がなく、手足のしびれもあるような場合はすぐに病院に行って下さい。

その他

以上の原因以外には、血流が悪く舌が腫れてしまい歯の影響を受ける場合や、ホルモンバランスの乱れ、虫歯や歯周病などが考えられます。また、糖尿病の合併症の場合があるので、病気をお持ちの方は注意しましょう。

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舌のしびれの予防と対策

はちみつ

舌痛症が原因の場合は、皮膚や粘膜を正常な状態に整えるビタミンB2を摂取します。また、ストレスの解消や睡眠時間の確保など、基本的な生活習慣を整える事が大切です。

舌を健康に保つためには、粘膜を丈夫にする栄養を取ることが大切です。粘膜を正常に保つビタミンAビタミンCは、緑黄色野菜に含まれています。

同様に、口の中の病気に抵抗するにはビタミンB2が必要です。大豆に多く含まれるので、納豆などで摂取する事で口内炎、歯槽膿漏、舌炎など、舌のしびれの原因となる病気を予防できます。

また、大根に含まれる消炎成分は口の中を清潔に保ちます。

味覚障害の原因となる亜鉛不足も、舌にとって非常に大きな問題です。亜鉛は身体の細胞の新陳代謝に関わる栄養素で、これが不足すると舌が乾燥気味になり亜鉛欠乏症を引き起こします。

牡蠣、レバー、大豆、アーモンドなどに含まれるので、気をつけて食べるようにしたい成分です。

既に痛い・しびれた部分があるという場合、上記の栄養素を積極的に取ることに加えて、はちみつで対策しましょう。粘性があるため痛い部分に膜を張ったようにくっつき、外部からの刺激から守ってくれます。また、はちみつには抗菌作用や消毒作用があるため、速く治す為にも役立ちます。

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まとめ

口の中はそもそも細菌の多い部分で、そこに血管の集まった器官がある、という事で、舌は様々な刺激に晒されています。また、健康状態を反映している器官なので、身体の異常のサインを発しているかもしれません。

舌の異常は病気を原因とするものもありますが、栄養失調の場合も多くあります。亜鉛やビタミン類など、必須にも関わらず不足しがちな栄養素の影響を受けている事があるので、バランスの良い食生活に気をつけましょう。基本的な生活習慣に注意しながら、変化のサインを見逃さないようにしてください。

また、糖尿病や脳梗塞、がんなど大きな病気を原因としている事もあるので、症状の改善が見られない場合は早めに医療機関で診察を受けるようにしましょう。

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