熱い食べ物を急いで食べた時に、舌がやけどしてしまった経験はありませんか?舌がヒリヒリして普通に生活するのにも違和感を感じてしまいますよね。ご飯を食べても美味しく感じなくなるので、出来ることなら早く治したいものですよね。
舌のやけどを早く治すにはどうすれば良いのでしょうか。今回は舌のやけどについての記事を書いています。やけどに悩まされている人や、早く治したいと考えている人はぜひ読んでみてください!
舌のやけどについて
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まずは舌のやけどがどういうものなのかを知っておきましょう。
◆舌がやけどする部分
舌で、熱さを最も感じるのは舌の先です。
そのため火傷が多く発生するのも舌の先の部分になります。もちろん他の部分でも発生することはありますが、舌の先は敏感な部分なので痛みやヒリヒリした感覚を感じやすいのです。
◆症状
舌がやけどした場合どのような症状が現れるのかを知っておきましょう。やけどに気づかないまま生活している人も多くいます。
・皮がむける
・ピリピリした様な痺れを感じる
・痛みが発生する
・水ぶくれが発生する
・火傷した箇所を触るとざらざらする
・舌が赤くなり腫れる
・味を感じにくくなる
といった症状が挙げられます。
症状によって段階分けされることが多く、
■第一段階
舌がピリピリして、僅かな痛みや赤みを伴うことが多い
■第二段階
粘膜の表面とその下の層に炎症が起きています。第一段階よりも強い痛みを感じて、水ぶくれが発生します。
■第三段階
舌の一番深い組織までダメージを受けている状態です。舌が白くなったり黒くなったりします。感覚がなくなり激しい痛みが生じます。
やけどの度合いにもよりますが、皮がむけたりピリピリしたりする程度ではやけどと感じていない人もいます。痛みや水ぶくれが発生すると、食事をするのも一苦労になるほどだといえます。また味覚が鈍くなり、舌の感覚がなくなるほどであればすぐに病院へ行く必要があります。
◆自然治癒にかかる期間
舌のやけども、他の部位にできたやけどと同じく時間が立てば自然と治ってきます。
他の部位と比べると、口内で発生したやけどは治りが早いといえます。口の中は唾液が常に発生する場所なので、抗炎・抗菌作用が働くことが理由です。
症状が皮がむけてヒリヒリする程度であれば数日〜1週間で自然と治ります。また、痛みを感じて水ぶくれが出来た場合でも2週間前後で治る場合がほとんどです。
舌のやけどを早く治す方法
では、舌のやけどをなるべく早く治すにはどうすれば良いかを紹介します。
①舌をすぐに冷やす
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熱いものを食べた際にやけどしたと感じた場合は、すぐに冷やすようにしましょう。
他の部位でもやけどをすれば冷やすように、舌も冷やしてあげることで症状が酷くなるを防ぐことが出来ます。やけどをしているということは、炎症が起きているので免疫力が低下しているために、細菌などに負けやすくなっています。そのため、すぐに冷水で口の中をすすいで清潔な状態に保つようにしましょう。
腕や足にやけどが発生した場合は、保冷剤などを使って冷やすことが出来ますが口の中は難しいですよね。口の中のやけどには、氷を直接舐めるという方法で患部を冷やすようにしてください。氷を舐め続けると舌の感覚が麻痺してしまいますが、やけどにはそれくらいがちょうど良いので我慢しながら冷やし続けましょう。
つまり、一度口をすすいでから氷で冷やすというのが、やけどが起きた際の処置としては正解です。時間が経つと症状が悪化してしまうこともあるので、なるべく早く冷やすようにしましょう。
②砂糖を舐める
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やけどの患部を冷やした後は、砂糖を舐めることで痛みを緩和することが出来ます。
砂糖を舐めると、「エンドルフィン」という快楽ホルモンが体内で生産されやすくなります。このエンドルフィンは痛みを和らげる効果があるので、食事などが行いやすくなります。砂糖を舐めるだけでなく、患部に砂糖を少量乗せてから、口内の天井に舌を押し付けて砂糖を染み込ませまた方がより高い効果が期待できます。
舌以外のやけどにも効果的なので、やけどが起きた際には試してみましょう。
③はちみつを舐める
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砂糖だけでなく、はちみつもやけどには効果的です。
はちみつに含まれる成分は殺菌効果があるので、症状が悪化するのを防ぐことができます。やけどの症状が酷く、味があまり感じられない時や痛みが激しい場合にもはちみつを舐めると効果的です。
また、はちみつには保湿成分も含まれているので、舌が常に潤うようになりやけどが治るのを早める効果が期待できます。舌のやけどには塗り薬などが使用できないので、はちみつを舐めることで患部を覆うことができ外部の刺激から守るという効果もあります。
④刺激が加わるのを防ぐ
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やけどを起こした部分は炎症が起きているので、外部からの刺激に弱くなっています。刺激が加わってしまうと症状が悪化してしまい、治りが遅くなる場合があるので口の中に刺激が加わるのを防ぎましょう。
◆刺激の強い食事は避ける
やけどを早く治したいのであれば刺激の強い食事は避けましょう。
やけどを起こした部分は、新しい粘膜が作られて舌を保護しようとします。この粘膜は刺激に弱いので食事には十分注意をする必要があります。
・辛すぎるもの
・熱すぎるもの
これらは刺激が強いので、やけどが治るまでは控えめにした方が良いでしょう。
◆細菌から守る
やけど部分は免疫力が低下しているので、細菌やウイルスに負けやすくなっているので口の中を清潔な状態に保つようにしましょう。
・緑茶でうがいする
・歯磨きを欠かさない
・口の中が乾かないようにする
以上のことを行っていれば口の中を健康な状態に保ちやすくなります。口の中が乾きやすい人は、唾液が少ないドライマウスになる5つ原因とは!病気の可能性も!の記事を読んで症状を改善するようにしましょう。
⑤食事で治す
回復力を高めてくれる食事を行ってやけどの治りを早くしましょう。
やけどが起きた時に摂取したい成分は、傷を治し回復させる効果のある「ビタミンC」治癒力をあげる効果のある「ミネラル」体の組織を作るのに必要な「たんぱく質」の3つの成分です。
(ビタミンC) レモン・じゃがいも・アセロラ・いちごetc
(ミネラル) もずく・わかめ・佃煮・小魚etc
(たんぱく質) 卵・牛乳・大豆類・赤身肉etc
以上が3つの成分を多く含む食材です。 刺激物は避けてこれらをバランス良く摂取するようにしましょう。
舌のやけどを予防するには?
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出来ることならやけどが起きるのを防ぎたいものですよね。どのようにして予防するかを紹介します。
・食べる前に温度を確認する
なんでもかんでもいきなり口に放り込むのは止めましょう。あまり、熱くなさそうなものも、ゆっくり落ち着いて食べましょう。急いで食べようとすると口の中で冷ますことが出来ないので、やけどが発生しやすくなります。
また、あまりにも熱そうな食事は口に入れる前に冷ますようにしてください。
・電子レンジを使う場合は注意する
電子レンジを使用した際に、温めムラが発生してしまう場合があります。外の温度と中の温度に変化が生じてしまい火傷を起こしやすくなってしまいます。電子レンジを使用した際は口に入れる前に、温度を確認する癖をつけましょう。
・麻酔を使用した場合も要注意
虫歯や親知らずを抜いた際に、麻酔を使用した時の食事を注意しましょう。感覚がわかりづらくなっているので、やけどが起きやすくなります。
まとめ
舌の火傷の症状
・皮がめくれる
・痺れが発生する
・痛みを感じる
・水ぶくれが起きる
・火傷した部分がざらざらする
・舌が赤くなり腫れる
・味覚が鈍くなる
舌のやけどを早く治す方法
・口をすすいだ後に、氷を使って舌を冷やす
・砂糖を舐める
・はちみつを舐める
・刺激が加わるのを防ぐ
・食事で治す
舌のやけどの予防方法
・食べる前に温度を確認する
・電子レンジを使用した場合は注意する
・麻酔をされた時も注意する
以上が今回の記事のまとめになります。
舌のやけどが発生すると、食事も満足に行えない場合もあります。なるべく早く治したいと思いますので上記で紹介した方法を試してください。
出来るのであれば、やけどが起きないようにするのが一番なので、慌てずに落ち着いて食事を行うようにしましょう。
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