人と会話するときに、口臭が気になるときってありますよね。自分で気づいでいなくても相手に不快な思いはさせたくなものです。
口が臭くなる原因はたくさんあります、今日臭くても、翌日になれば臭くない日なんていうのもありますよね。口臭が気になる原因を認知して改善しましょう。そうすれば自分自身も口臭を気にする必要がなくなり、人との会話するときも相手に迷惑をかけることはないでしょう!
この記事の目次
口臭のチェック方法
自分の口臭が臭いかどうかわからないって人も多いと思います。まずは自分の口臭チェックする方法を紹介します。
①手を舐める
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自分の舌で一度手を舐めます。そのまま唾液が乾くまで少し待った後、舐めた部分を匂ってみてください。もしも何も臭いがしなければ無臭だといえますが、何か臭いがあればそれが今の口臭だといえます。
②密封空間に息を吐く
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袋やガラスコップに息を吹きかけて密封して息を閉じ込めます。そのあと新鮮な空気を吸ったあとで、密封した空気を嗅いでみましょう。その臭いこそ会話した時に相手が感じる臭いです。
③自分の舌をみる
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トイレに行ったときなどに自分の舌をみてみましょう。舌が白くなっていると口臭がきつい可能性があります。このしとい汚れは舌苔(ぜったい)という細菌の集まりで悪臭を生み出す原因なのです。
④口臭チェッカーを使う
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実は口臭チェックをするためだけの機械が発売されています。自分の息の成分を分析して段階表示で、臭いのレベルを知らせてくれるというものです。2.3千円で購入することができ、一瞬でその日の口臭をチェックすることができます。サイズも小さいものがあるので、そっとカバンに忍ばせておくのも良いかもしれません。
口臭がきつくなる原因
どういったことが原因で臭いがきつくなるのかを知りましょう。思い当たる原因がある方は要注意です。
①食事が原因
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口臭がきつくなる成分を多く含むものを食べたことが原因です。代表的なのはニンニク・お酒・コーヒーなどです。
ニンニクに含まれるアリシンという成分が、体内できつい臭いを生み出す成分にかわります。また食べた直後は胃に残っているため、それが臭っているという場合もあります。
アルコールが体内に入ると、アセトアルデヒドという成分に変わってしまい悪臭を生み出す原因になります。またお酒とコーヒー両方にいえることですが、利尿作用が強くなり体内の水分が減り、舌が乾きやすくなります。舌が乾いていると細菌が増えやすく口臭がきつくなりやすいです。
②疲労
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体が疲れているというのも口臭がきつくなる原因のひとつです。体内のエネルギーが不足しているため、肝臓からケトン体という成分を体に供給してきます。ケトン体が増えるとアセトンという臭いのあるガスが発生してしまい、口臭の原因になります。体が疲れていなくても、空腹時などの一時的なエネルギー不足のときもガスが発生する可能性があります。
③ストレス
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ストレスを感じることで、ホルモンバランスが崩れてしまい交感神経の働きが活発になることがあります。そうなると唾液の分泌量が減ってしまい口の中が乾燥することで、細菌が繁殖してしまい、口臭がきつくなります。ストレスが大きいほど、口の中は乾燥しやすくなります。注意点として、ストレスを感じたので喫煙することでリラックスしている人がいますが、喫煙は神経のバランスを崩す要因になるので逆効果になり、口臭がよりきつくなります。
④歯磨き粉のつけすぎ
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歯磨きをするときに、目一杯歯磨き粉をつけているという人はもしかすると口臭がきつくなる原因になっている可能性があります。歯磨き粉の適量は5ミリ程度とされており、ブラシ部分全てにつける必要はありません。歯磨き粉をつけるとすぐに口が良い臭いになった気がして、十分に磨きれていない場合があります。残りカスなどが悪臭を放ち口臭の原因となっているのです。また歯磨き粉には研磨材が少量入っており、磨きすぎると歯茎に傷を負うこともあり、そこから菌が入って病気になる可能性もあります。歯磨き粉のつけすぎには注意しましょう。
⑤生理
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女性の方は生理前になると口臭がきつくなる傾向にあるようです。もちろん個人差はあるのですが、生理前になると口の中にVSCといわれる口臭がきつくなる原因のガスが増えてしまいます。これはホルモンバランスの崩れやストレスが関係しているとされていますが、はっきりとしたことはわかっておりません。しかし一時的な口臭なので、時間が経てば元に戻りますが気になる方は、普段以上に口内のケアをしましょう。
⑥よく噛まない
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普段食事をするときに噛まない人は口臭がきつくなりやすいといえます。噛む回数が少ないと口周りの筋肉が弱くなってしまい、唾液の分泌量が少なくなり、口内が乾燥して細菌が増えるため口臭がきつくなるのです。さらに噛まないことで胃で消化されるのが遅くなり、臭いが残りやすくなるのも原因といえます。食事をする際は噛む回数を意識しましょう。
⑦虫歯
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虫歯を放置している人は注意が必要です。虫歯が大きくなるときに歯石などを溶かすために酸が発生し、悪臭を放つのです。さらに虫歯に食べカスなどが残りやすいのも原因といえます。見えないところに出来ていたり歯の中に出来ていたりすると磨ききれないため早めに虫歯の治療することをオススメします。また虫歯が出来る人というのは口の中の状態を気にしていない人が多い為、歯磨きが不十分な場合もあります。
⑧病気による口臭
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口や歯が病気にかかっていると口臭がきつくなります。病気が原因のため、口内のケアやしっかりとした歯磨きをしても口臭は良くならないので治療する必要があります。口臭がきつくなる病気で多いのが歯周病です。歯磨きが不十分だと菌が蓄積されて炎症を起こして歯周病を発病します。予備軍を含めると日本人の7割が歯周病といわれるくらい多くの方が発症していますが、痛みを感じる場合が少ないため自分ではきづいていない方が多くいます。歯ぐきから血が出たり口が臭いだしたら歯周病の可能性を疑ってください。
きつい口臭を改善する方法
自分の口臭がきついと気づいたら改善したいですよね。口臭の改善方法を紹介するので悩んでいる方は是非試してください。
①水分補給
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口の渇きが原因となる場合が多い為、マメな水分補給をすると口臭が解消されます。水分補給をする際はジュースは避けて水にしましょう。また、水分補給をすることで唾液の分泌が促進されるため、口臭を抑える効果もあります。朝起きた直後の口内は、とても乾いており唾液の分泌量も少ないですが、水を飲むことで1日の唾液の分泌量も安定します。寝起きに一杯水分補給をこころがけましょう。
②正しい歯磨きをする
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歯磨きが不十分な方は口臭がきつくなるので、正しい歯磨きをして口臭を改善しましょう。
歯磨きをするときは1本1本丁寧に磨いてください。なんとなく全体をこすっているだけだと細かい汚れやカスを取れていない可能性が高いです。忘れがちなのが歯の裏側です。歯の裏側に食べ物がはさまると取れにくいので注意して磨きましょう。前歯を磨くときはブラシを縦に、奥歯を磨くときは横向きにした方が汚れをとりやすいです。
口臭を予防するために舌を磨く人がいますが、過度な舌磨きは逆効果になります。舌苔という白い汚れは、臭いの原因になるので取る方が良いのですが、舌を磨きすぎて舌苔を除去しすぎると口が乾燥してしまい、口臭がきつくなることがあります。舌を磨く場合は1、2回擦る程度で十分なのでやりすぎている人は減らしてください。
③無糖ガムを噛む
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口臭がきついと感じた時にガムを噛むことで改善している人は多いと思います。しかしガムの種類を間違えると効果的ではないものもあります。普通のガムというのは多くの糖分を含んでおり、虫歯になる原因をつくってしまいます。虫歯が出来ると結果的に口臭がきつくなるので、できれば無糖のガムを噛んで唾液の分泌を促してください。キシリトール入りのガムは砂糖の代わりに甘味を感じるので食べやすくオススメです。
④食生活を改善する
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普段の食事を改善することで、口臭の予防ができます。普段の食事ではどうしても酸性食品が多くなりがちです。アルカリ性の食品を摂取しないと口臭が徐々にきつくなっていきます。口臭予防に適切な成分は、水分のバランスを整える「カリウム」歯を健康な状態に保つ「カルシウム」リラックス効果のある「マグネシウム」の3つの成分です。
カリウム アボカド・バナナ・かぼちゃ・ニンジンetc
カルシウム 牛乳・ヨーグルト・豆腐・うなぎetc
マグネシウム しそ・煮干し・オクラ・パセリ・アーモンドetc
以上が3つの成分を多く含んだものです。これらをバランスよく摂取することで日常の口臭がきつくなりにくい体をつくることができます。口臭が気になる方はなるべく摂取するようにしましょう。
⑤マッサージをして口の乾燥を防ぐ
マッサージをすることで唾液の分泌を促進して口内が乾燥するのを防ぐことができます。水分補給や食事がとれない時に、口が乾燥していると感じたらマッサージしてみましょう。
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・舌下腺(ぜっかせん)
これは舌の付け根の下にあります。舌下腺を刺激してあげることで唾液がでてきます。
・耳下腺
もみあげ付近にあります。歯の位置でいうと奥歯の前後にある部分です。耳下腺もマッサージすると唾液の分泌を促してくれます。
・顎下腺
こちらは顎の骨のラインの内側にまんべんなくあります。優しく押してあげると唾液がでるのがわかります。
以上が3大唾液腺と呼ばれているくらい唾液の分泌を促してくれます。口臭が気になる方はそっとマッサージしてみましょう。
⑥重曹うがいをする
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こちらは最近口内でも凄い効果があると話題になっている「重曹」を使ったうがい方法です。うがい用の重曹水を作っておくことをオススメします。スーパーなどにある食用重曹を1リットルに対して5グラム程混ぜたら完成です。これ以上濃度を高くすると、粘膜を傷つける可能性があるので注意してください。
重曹は水と混ざることで酸を排除してくれ効果や、洗浄効果、脱臭効果など口にとって良い効果ばかりなのです。さらに虫歯の予防にもなります。さらにタバコのヤニも落としてくれるので歯がツルツルになります。寝る前や食後にうがいをすることで口臭を抑えられます。高い効果が見られるので是非試してみてください。
まとめ
口臭のチェック方法
・手をなめて嗅いでみる
・密封された空間に息を吐く
・舌の舌苔をみてみる
・口臭チェッカーを使う
口臭がきつくなる原因
・口臭がきつくなるものを食べている
・疲労がたまってアセトンが発生している
・ストレスにより唾液の分泌量が減っている
・歯磨き粉をつけすぎて磨きが不十分である
・生理によりVSCが発生している
・よく噛まないため筋肉が衰えて、唾液が少なくなっている
・虫歯ができていて、歯を溶かす酸が原因である
・歯周病などの病気が発症している
きつい口臭の改善方法
・水分補給をしっかりする
・正しい歯磨きをする
・無糖ガムを噛んで唾液の分泌を促す
・食生活に口臭を抑える成分が入っているものを取り入れる
・マッサージをして唾液の分泌を促す
・重曹うがいをする