掃除が苦手で部屋がいつも汚い人っていませんか?部屋が汚いと言えば、1人暮らしの男性の部屋を思い浮かべますが、近年では1人暮らしの女性でも部屋が汚いということが多いようです。
片付けをして綺麗な部屋にしたいけど、疲れてやる気が出ないという人も多いのではないでしょうか。また、子どもが小さくてなかなか掃除ができないという主婦もいます。
多くの場合、片付けができない人には共通点があるようです。片付けができない人の共通点や掃除するのがめんどくさいというときにやる気を出す方法をご紹介します。
掃除ができない5つの理由
ではなぜ掃除ができないのでしょうか。掃除をして綺麗な部屋にすればいいのに、常に汚部屋という人が多いのですよね。ここでは掃除ができない理由をご紹介します。
掃除ができない理由①:物があふれている
まず多くの人の理由として挙げられるのが物が多すぎるということです。家の大きさや収納力に対して物の量が比例していないということです。タンスに入りきらないくらいの服があったり、雑誌や雑貨を片付けるスペースが足りないなどという理由が多いようです。
特に女性はファッションや美容に敏感だったり、ものをため込みやすいと言われているため、物があふれやすくなっているのかもしれませんね。
掃除ができない理由②:捨てることができない
掃除ができない人は物があふれてしまうくらいに増えてしまう一方で、捨てることができません。例えば、「この服お気に入りだしダイエットしたら着れる。」 「この本もう読んでないけど、またそのうち読むかも…。」「これは旅行のときに買った思い出の品だから…」などと捨てることができずに置いたままにしていませんか。
「もしかしたらまだ必要になるかも」「思い出がつまってる」などという理由で捨てることができなくて、増える一方で減ることが無いのです。
掃除ができない理由③:決められた場所に戻すことができない
掃除ができない人は決められた場所に戻すことができません。例えば、テレビのリモコンがどこかに行ってしまったり、靴下が片方なかったり、めんどくさがって戻さないということはありませんか?
また、ゴミはゴミ箱に入れるものと決まっているのにかかわらず、めんどくさがってそのままにしてしまいゴミ部屋になってしまうのです。このような決められた場所に戻すことができないのは育った家庭環境によるものであることが多いです。
散らかしても誰かが片付けてくれる、自分で片付ける習慣がないと、決められた場所に戻すと言う事自体をしなくなってしまうのです。
掃除ができない理由④:ADHDである
掃除ができない人の中には掃除をしたくてもできない人がいます。それは発達障害のひとつであるADHD(注意欠如多動性障害)を患っている人です。整理整頓や片付けが大切であることは理解しているものの、掃除をすることができないのです。
ADHDの人はミスが多かったり、言われたことをすぐに理解することができない、掃除ができないという特徴があります。
この特徴について悩んでいる人が多く、しかも仕事や生活に支障をきたすことが多いのです。もし上記の特徴が当てはまるようであれば、一度精神科を受診してみることをお勧めします。
掃除ができない理由⑤:子どもが小さくて手がかかる
独身時代は部屋を清潔に保つことができていたのに、結婚して子どもが生まれてから部屋が汚いという人もいます。
この場合は、子どもが小さくて手がかかると言う事が理由として挙げられるでしょう。もちろん中には子どもがいても部屋が綺麗という人もいますが、小さい子どもに手がかかり、思うように掃除ができないという人の方が多いようです。
この場合は子どもが幼稚園に行き始めたり、小学生くらいになれば落ち着いて掃除ができるようになる人が多いようです。
掃除ができない人の5つの共通点
掃除ができない理由をご紹介してきましたが、実は掃除ができない人には共通点があるようです。ここでは掃除ができない人の共通点をご紹介します。
掃除ができない人の共通点①:一気に片付けようとする
毎日やるのはめんどくさいから後でまとめてやったほうが効率が良いという考えを持っている人が多いです。しかし、毎日やるよりもまとめてやったほうが労力を使います。
例えば、お風呂を毎日掃除すれば、カビが発生する前に汚れを落とすことができるのですが、カビをそのままにしておくと、なかなか落ちなくなり毎日やるよりも時間がかかってしまいます。
また、まとめて片付けようと思ってそのままにしておくと、部屋が散らかった時にどこからやればいいのかわからなくなってしまいますし、それだけ掃除に時間がかかってしまいます。そのことを理解しているため、めんどくさくなってしまうのです。毎日15分程度掃除するだけでも全然違いますし、綺麗な状態を保ちやすくなるのです。
掃除ができない人の共通点②:断捨離ができない
物を捨てられない人は必要なものとそうでないものを区別することができない傾向があります。
もったいないという気持ちは大切なのですが、使う予定がないものは捨てるようにしないと、増え続けていきます。ただし、必要なものを捨ててしまっては、後で後悔することになるので、必要なものとそうでないものを区別していかなければいけません。
人によって、必要なものとそうでないものの線引きが違うため、自分にとってなにが必要なものなのかをしっかり理解しましょう。
掃除ができない人の共通点③:現状に満足している
掃除ができない人の中には現在の部屋の状態に満足している人がいます。確かによく使うものは置く場所を決めておいた方が都合が良いのですが、掃除をしないための言い訳にしてはいけません。「この状態だとすぐ物に手が届くから都合がいい」と言い訳をしているだけで、ただ掃除がめんどくさいだけなのです。
整理整頓をした中で定位置を決めることで、常に片付いた綺麗な部屋を維持することができるでしょう。
掃除ができない人の共通点④:完璧に掃除をしようとする
掃除ができない人の中には実は完璧主義者であるが故に掃除ができないという場合があります。確かに完璧に掃除をすることができれば、気持ちがいいものですが、完璧に掃除をするには時間も労力もそれだけかかります。気力や体力を消費して疲れてしまうのです。それで次に完璧に掃除するのがめんどくさくなってしまい、やらなくなってしまうのです。
掃除は仕事や義務教育と違い、やらないといけないというわけではないため、余計にめんどくさくなってしまうのです。
掃除ができない人の共通点⑤:ただ収納場所に放り込んでいる
何も考えずに片っ端からタンスやクローゼットの収納場所に放り込んでいる人はいませんか?適当に放り込むと、収納に無駄が生じてしまいますし、何か必要になった時になかなかみつけることができません。
掃除ができる人は物の種類や使用頻度で収納をしています。そうすることで、収納もすっきりすることができますし、何か必要なものがあれば、効率よく見つけることができます。
掃除をするときにやる気を出す7つの方法
掃除をしなきゃいけないとわかっていながらもめんどくさくてやらないということは誰にでもあるでしょう。しかし、その時はそれでよくでもいつかは掃除をしなければいけません。
ここでは掃除をするときにやる気を出す方法をご紹介します。
やる気を出す方法①:掃除の後のごほうびを決める
やる気を出す方法で最も簡単で効果的な方法は掃除の後のごほうびを決めることです。掃除は手間暇がかかり、やらなくても生きていけるため、めんどくさく感じるものです。そのめんどくささからやる気を出すには掃除をやる動機を決めることが必要です。
「めんどうな掃除を頑張って行えば、その後にごほうびが待っている」と思ってやることで掃除もやる気が出るでしょう。例えば、「掃除が終わったら、ハーゲンダッツのアイスを食べよう」、「終わったらずっと観たかった映画を観に行こう」などと自分にごほうびを用意するのです。このように後で楽しみが待っているという意識が、掃除に対するやる気を生んでくれるのです。
もし恋人と同棲をしていたり、結婚している人なら、「ごほうびを用意してもらう」や一緒に掃除をして「一緒にごほうびを楽しむ」という方法もおすすめです。
やる気を出す方法②:「汚れ」をしっかりイメージする
よくテレビのCMや掃除の特集などで、カビやダニなどを拡大した写真を紹介しています。多くの人はそれを見ると嫌な顔をしたり、目を背けてしまうでしょう。それは汚れの実態であり、とてもリアルなものです。それをイメージしながら掃除に取り掛かることで、多くの人は「掃除をしないといけない」と立ち上がることでしょう。
もしイメージしても面倒な場合はダニやカビが原因で病気になった家族や自分を想像してみましょう。汚れは別にいいやと思えても、病気になるのは誰だっていやなはずです。病気になるのがいやだと思って掃除をするのです。
やる気を出す方法③:「自分の家がゴミ屋敷になったら…」と想像する
汚れをイメージするだけでなく、「もしこのまま掃除をやらないままだったらどうなるか…」ということを想像するのです。想像をさらに発展させて、「テレビで放送されるようなゴミ屋敷に自分の家がなってしまったら…」と想像するのです。
ちなみにゴミ屋敷の掃除をプロの業者に依頼すると、10万単位の費用が掛かってしまうことがあります。さらに、ゴミ屋敷になってしまった時点で、 「人としてどうなのか」という神経が疑われてしまいます。どんなにめんどくさがりな人であっても「掃除」と「ゴミ屋敷」を天秤にかけたら掃除を選ぶでしょう。
やる気を出す方法④:現在の状況を写真に撮ってみてみる
イメージしろと言われても、想像力が無いからイメージが思い浮かばないという人もいるでしょう。そのような人におすすめなのが、現在の状況を写真に撮って確認するのです。
散らかった部屋や、カビだらけの浴室、汚れたトイレ、玄関など、自分の家の中で「掃除しないと」と思う場所を写真に撮ってみましょう。それをしっかりと見ることで、掃除したほうが良いと感じることでしょう。
もし、写真に見ても「これくらいなら大丈夫じゃないか?」と思うのであれば、心を鬼にして、ネットに投稿してみるなど第三者の目で見てもらいましょう。
やる気を出す方法⑤:掃除した後の綺麗な部屋を写真に写しておく
掃除した後はやはり気持ちが良いものです。その綺麗になった部屋を写真に写しておき、次に掃除するときにその写真を見返して、このような部屋にするのだとモチベーションをアップさせるのです。
日常的に掃除をしていれば、それほど大変ではありませんが、めんどくさがってやらないと、大変になってしまいます。大変になってしまう前に写真を見返して掃除をしていきましょう。
やる気を出す方法⑥:ネットを上手に利用する
ネットには掃除ができない人達が集まるサイトやSNSがたくさんあります。サイトを開いて掃除の知恵を知ったり、SNSで効率的な掃除の仕方を聞いたり、頑張って掃除した人のビフォー・アフターの写真を検索してみると、やる気を出すことに繋がります。
最近ではブログで掃除のことを書いている人も多いですし、インターネットを上手に利用することで、あなたの助けになってくれるでしょう。
やる気を出す方法⑦:物や音楽を上手に利用する
最近では100均の掃除グッズやロボット掃除機など、便利な掃除グッズが充実しています。子育てが大変なママにはロボット掃除機がおすすめですし、100均の掃除グッズには可愛いものや掃除を落としやすい便利なものなど多くあります。
それらのお掃除グッズを利用して、お掃除をやる気にするのも良いでしょう。ただし買っただけでそのままになってしまい、ゴミが増えるのでは意味がありません。よく音楽を聴きながら勉強をするとモチベーションが上がると言いますが、掃除でも音楽を聴きながらやってみましょう。お気に入りの音楽を聴きながら掃除をすれば楽しみながら掃除をすることができるでしょう。
掃除が楽しくなるおすすめの100均お掃除グッズ4選
100均にはお掃除が楽しくなるような便利グッズがたくさんそろっています。ここではおすすめのお掃除グッズをご紹介します。
おすすめお掃除グッズ①:ダイヤモンドクリーナー
水アカ掃除におすすめなダイヤモンド粒子の研磨パッドが100均で販売されています。小さ目ですが、洗剤では落ちない水アカやウロコ痕をすっきりと取ることができます。
こびりついた水アカをダイヤモンドクリーナーを水にぬらしてこするとびっくりするくらい取れてピカピカになるので、お掃除が気持ち良くなりますよ!
おすすめお掃除グッズ②:過炭酸ナトリウム
洗ったはずの洗濯ものがなんか臭うというときありませんか?それは洗濯槽にカビが生えていることが原因です。カビを落とすには過炭酸ナトリウムが最適です。
過炭酸ナトリウムは粉末状になっており、そのまま使うのではなく、40℃~50℃のお湯を洗濯槽の高水位まで入れて、過炭酸ナトリウムを水10Lあたり100g程度入れます。5分ほど洗濯機を回して、1時間~2時間そのまま浸けて洗濯をすると、驚くくらいカビが浮いてきます。そのカビを100均で販売されているお風呂ネットを使ってキャッチしていきます。カビが無くなったら脱水をして、黒カビが無くなるまですすぎ、脱水を繰り替えしていきます。
あまりにもごっそりとカビが落ちるため、めちゃくちゃ気持ちよくなります。
おすすめお掃除グッズ③:重曹
お掃除グッズとして定番の重曹です。小さな子どもやペットがいるお家でも安心して使うことができるとして人気の高い重曹は、油汚れを落とす他、消臭効果も期待できます。取れないと諦めていたコンロの焦げ付きも、重曹をかけてラップを丸めてこすると綺麗に落ちます。
また、カーペットや電子レンジ、壁紙などの汚れにも効果があります。また、水100mlと重曹小さじ1で重曹水を作って掃除をしますが、作らなくても液体タイプのクリーナーも販売されているため、こちらもおすすめです。
おすすめお掃除グッズ④:ペットボトルブラシ
ダイソーなどで売られているペットボトルブラシはペットボトルのキャップ部分につけることができるブラシで、サッシの掃除に便利なお掃除グッズです。
サッシの汚れは取りづらく、諦めてしまいがちですが、これで掃除をすれば簡単です。
まとめ
いかがでしたか?掃除は別にやらなくても死ぬわけでは無いため、めんどくさくなってやらないという人も多いでしょう。しかし、掃除をしないで散らかった部屋ではモチベーションも上がりませんし、物を失くしてしまうことも多くなり、良いことは正直ありません。
やる気を出すにはやはり掃除を楽しんで行うことが大切です。音楽を聴きながらやるのも良し、お掃除便利グッズを使うのも良し、お掃除ロボットを使って楽にするのも良しなど、やる気を出す方法は様々です。やる気を出して掃除をすれば、スッキリとした部屋でさらにモチベーションを高くすることができるでしょう。
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