ニラの栄養と効能について!含まれる成分を知っておこう!

ニラという野菜を知らない人はいないでしょう。好きか嫌いかはさておき、その名前すら聞いたことがないというヒトを探し出すのは極めて困難です。

それ程に、日本という国全体にとってニラは非常に身近でなじみ深い野菜だといえます。そんなニラのイメージと言えばどのようなものを思いつきますか?独特の風味を持っていることですか?それとも食べると精力やエネルギーを養えることですか?

しかし、実際はそれだけではありません。ニラはスタミナ回復以外にも、様々な効能を持っているのです。そして近年、そんなニラの豊富な栄養に次第に注目と関心が集まりつつあるのです。ですので今回の記事でも、そんなニラの知識全般や、いかに栄養豊富かなどを、紹介したいと思います。

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ニラの基本的な知識について

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現在は、日本国内における生産量は6万トンほどです。寒い地方にルーツを持つにかかわらず、少なくとも国内で栽培されている種は温暖な気候が最も適しているようです。

その全生産量のうち、40%以上が高知県による栽培です。次いで栃木県が二位に位置しており、さらに茨城県、群馬県、宮崎県、福島県、北海道の順に続きます。

ニラの種類

ニラは何も、一種類しかないわけではありません。非常にザックリと大別しても、三種類あります。葉ニラ、花ニラ、そして黄ニラと呼ばれるものの三種類です。

このうち、皆さんが真っ先に思い浮かべるであろう、濃い緑色のものが「葉ニラ」です。ニラの中で最も一般的で広く親しまれています。文字通り、その葉の部分を食べます。

次に花ニラですが、これはその葉ニラの茎と蕾の部分のことです。味や匂いは葉ニラよりも癖がなく、ほんのりとした甘みを持ちます。また、「同じ一本のニラから取れるなら、種類をわける必要があるのか」と思われるかもしれませんが、実は葉ニラと花ニラは、採取すべき時期や食べごろになる時期が異なるのです。葉ニラの旬が3月前後とされているのに対して花ニラは少し遅く、5月から9月にかけての時期が旬だとされています。余談ですが、日本食よりも中華料理で使われることの方が多いです。

最後に黄ニラですが、これは少々特殊な作り方をします。これは葉ニラを栽培する際に、覆いをかぶせて光が当たり辛いようにコントロールされたものです。これもまた葉ニラより香りが弱い代わりに癖がなく、ほんのり甘いようです。また、葉ニラよりも葉が柔らかいようです。これもまた、日本食よりも中華料理で主に使われます。

ニラの歴史

もしかしたら既にご存知方もおられるかもしれませんが、ニラは元々日本のものではありません。その原種は中国の北部やモンゴル、そしてシベリア地方の植物にルーツを持ちます。

そもそもニラは本来、中国で食べられていました。なんとおよそ3000年以上も前からその栽培が始まり、食べられてきたと考えられています。そんなニラの栽培が日本で始まり、食べられ始めたのは大体10世紀ごろからです。しかしその豊富な栄養、健康面における効能は昔から日中両国で広く認められていました。

中国の明の時代の書物にはニラの調理法や取り扱い方が事細かに書かれており、ニラを利用した薬膳料理などの作り方や知識に関しても記述が見られます。

一方日本でも、江戸時代ごろにはニラは立派な薬草として栽培されていました。むしろ、現在のように完全に食用しての栽培と利用が進んだのは比較的最近のことです。一説には、戦後からではないかとするものもあります。

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ニラの栄養と、それによる効能について

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冒頭でも触れましたが、ニラには極めて多様な効能と栄養があります。それこそ、江戸時代の日本や中国では一種の薬用に用いられてたという事実からも、その栄養価の高さが伺えます。

実際ニラには、高い疲労回復効果を持つビタミンB1に、身体の新陳代謝を促進し血行をよりスムーズにするビタミンB2、むくみの解消に効果を発するカリウム、イラつきを抑制し精神の安定化をサポートするカルシウム、血液の流れをさらにスムーズにするマグネシウム、さらには血液の素であり貧血予防には欠かせない鉄分など、大変豊富な栄養素が含まれています。

まだ終わりではありません。ニラにはなんと、ガンを予防する効果があるとも考えられます。ニラにはさらにビタミンCとE、さらにセレンという栄養素が含まれているからです。まずそもそも、このビタミンC、Eはがん予防に有効だと考えられています。がん発症の要因の一つだと考えられている活性酸素を取り除く効果があるからです。さらにそのセレンという栄養素なのですが、これにもがん予防の効果が見込めます。これもまた、間接的にではありますが活性酸素の働きの抑制につながる効果があるからです。

ここで触れただけでも、ニラを食べることで非常に大きな健康的メリットを得られます。では、他にはどのような効能があるのでしょうか。 

免疫力アップ・スタミナを上げてくれるアリシン

まず真っ先に挙げられるのは、先程から何度も話題に出ていた「スタミナ強化」に関わる効能です。このスタミナですが、何もスポーツや運動時によく使う「体力」が伸びるだけではありません。もちろんその体力も付きますが、例えば病気への抵抗力や疲労からの回復のしやすさなど、もっと一般的で全般的な体力が身に着くのです。とはいえ、まずここではまず所謂「体力」が向上する理由を紹介致します。

簡単に言ってしまえばニラに含まれる「アリシン」という栄養素のおかげです。ちなみにニラの独特の匂いは、このアリシンを多量にふくんでいるためです。とにかく、このアリシンという栄養素を取ることでビタミンB1の吸収率が高くなります。ビタミンB1は熱に弱く簡単に分解されてしまうのですが、アリシンと共に取ることで、熱から守られより多く吸収されるようになるのです。そしてこのビタミンB1は疲労回復に大きな効力を発します。さらにアリシン自体にも、血行を促進し代謝を良くし、疲労回復を促進する効果があります。

つまり、ニラを取ることで、そのビタミンB1とアリシンの働きにより体内でのエネルギーの消費効率が大幅に向上するのです。つまり、非常に疲れ辛く、また回復も早くなるのです。

また、レバーや豚肉とニラが良く組み合わされて料理される理由もここにあります。これらの肉類には、ビタミンB1が実に豊富に含まれているのです。しかし単品でとってもそのビタミンB1の大半は壊されてしまいます。それをニラのアリシンで守ることで、肉体の回復力を底上げできるのです。

ちなみに、ニラもレバーも鉄分だって豊富なので貧血対策にもうってつけです。要するに、レバニラや豚キムチとは実は非常に理にかなったメニューなのです。

病気に強い体を与えてくれるβカロテン

ここに関して、まず最も貢献しているのはβカロテンです。なんとニラ一束で、成人が一日に必要な摂取量を満たしてくれます。このβカロテンは体内でビタミンAに変換されます。ビタミンAは皮膚や鼻、喉などの粘膜の保護し、外からの菌やウイルスの遮断に貢献します。また、ビタミンAには視力や髪の健康常態を維持する作用もあります。

要するに、ビタミンAとそれに変化するβカロテンを十分な量を取ることで健康常態全般を保つことが出来るのです。事実、βカロテンとビタミンAが不足がちになりますと、ドライアイ、風への抵抗力低下、口内炎、抜け毛、視力低下などの様々な悪影響があると言われています。

さらにβカロテンには高い抗酸化作用があり、このため一般的な免疫力や心筋梗塞や動脈硬化などの生活習慣病に加えてガンのリスクを減じる効果もあります。

ちなみに先ほど登場したアリシンもこの免疫力向上に一役買っています。アリシンには殺菌作用もあり、体内に侵入してきた菌やウイルスを撃退してくれるからです。またビタミンCもニラは含んでいるのですが、このビタミンCにもウイルスを倒す作用があります。

このように、正直にいってニラの健康を維持する力については、ここだけではとても書き切れません。しかし一言でいうなら、絶大な貢献を果たしてくれる、とだけ言えます。

ちなみにより栄養素、とくにβカロテンを効率的に摂取したいのであれば、油を使ってニラを炒めることをおススメします。βカロテンは油溶性のため、効率的に取りこみやすくなるのです。それと、ニラばかりで飽きるのであれば、モロヘイヤやニンジン、パセリなどを代わりに取ることをおススメします。 

ダイエット促進効果

なんとダイエットにもニラは良いのです。もちろん、体力がつくことでより激しい運動がしやすくなり、脂肪燃焼運動をしやすくなるからでもあります。代謝が良くなるため、脂肪が溜まり辛い上に燃やしやすい体に近づけるからでもあります。しかしそんな間接的な貢献だけではなく、ニラは直接ダイエットをサポートしてもくれるのです。

その理由は、脳との関係にあります。ニラと、そこに含まれる酵素によって脳が刺激されアドレナリンの分泌量が増えます。アドレナリンが出やすくなると、まず心身ともにエネルギーが充実しやすくなり、ダイエットのための運動がやりやすくなります。さらにアドレナリンの分泌量が増えることで、脂肪の分解と燃焼が進みやすくなる効果もあると、一説では考えられています。

つまり、ニラをしっかり食べることで、ダイエットを続けやすくなり、またその質もアップするのです。

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まとめ

ご一読下さりありがとうございました。このよに、ニラの長所を書き始めるとキリがありません。事実、紹介しきれなかっただけでニラによる効能はまだあります。興味を持たれた方はぜひご検索ください。

しかし、万能とはいえニラさえ取ればいいというわけではありません。ニラは確かに栄養豊富ですが、当然ながら「すべての栄養を持っている」わけではありません。例えば、脂質やたんぱく質は含んでいません。

つまり、ニラといえど足りない栄養はあるので、多めにとることは良しとしても、他の食材もちゃんとしっかり食べる必要があります。

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