新生児が吐く原因は?ミルクや母乳の量に問題がある可能性も!

産まれてすぐの赤ちゃんが急に嘔吐してしまうととても心配ですよね。けれど赤ちゃんが吐くことは決して珍しい事ではありません。口から少しだけ吐いてしまう事もあれば、噴水のように大量に吐き出してしまう事もあります。

そこで今回は赤ちゃんが吐いてしまう原因と対処法や予防法をお伝えしていきます。

赤ちゃんが吐く原因と特長

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赤ちゃんはど、ういったものを吐くことがあるのかを知っておきましょう。

吐いた物の特長は?

母乳を吐き戻した場合は、白っぽかったり、黄色がかったクリーム色、透明などの色が多くみられます。胃液を吐き戻してしまうこともあったり、よだれが大量にでていることもありますのでその場合は色はありません。

ヨーグルト状の固形のものは消化しきれなかったものが逆流して出てきたものなので大丈夫です。

吐く原因って?

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・胃の形

産まれて間もない赤ちゃんは胃がまっすぐの筒状の形をしています。小学生頃までに時間をかけながら大人と同じような形になっていきます。赤ちゃんは胃が筒状になっているので母乳やミルクを戻しやすいのです。大人は胃がカーブしているので、食べたものや飲んだものも戻しにくくなっています。

・ミルクや母乳の飲み過ぎ

新生児〜幼児期は満腹中枢未熟です。そのため、必要以上にミルクや母乳を飲み過ぎてしまいうことがあります。赤ちゃんの胃も小さいので飲み過ぎてしまったミルクが胃の中に収まりきらず吐き戻してしまいます。大人も飲み過ぎると苦しくなったりして逆流しそうになりますよね。

・げっぷがでていない

上記にも書きましたが、赤ちゃんはミルクや母乳を飲みながら空気も一緒に吸い込みます。吸い込んだ空気をだすためにげっぷは出るのですが、赤ちゃんは自分でげっぷができません。ですので、授乳後にげっぷを出させてあげていないと、ミルクや母乳も一緒に吐き出されることがあります。

・母乳が勢いよくでている

ママの母乳の量が多く、赤ちゃんが吸ったときに勢い良く母乳がでてしまい、赤ちゃんがむせてしまう事があります。赤ちゃんの吸う力が強い場合もむせることがあるでしょう。

吐き戻しの対処法

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生理的なものなので仕方ありませんが、苦しそうにしている赤ちゃんを見るのは極力避けたいですよね。吐き戻しにくくするポイントをお伝えします。

母乳やミルクの量を制限する

毎回毎回授乳後に吐き戻してしまうという場合はもしかすると、多く飲み過ぎている可能性もあります。赤ちゃんは満腹中枢が未熟なので、授乳の時間やミルクの量を一定にしておくといいでしょう。

新生児は欲しがるだけあげても大丈夫ですが、毎回吐くようでしたら、「どれくらい(分数など)飲んだら吐いたか?」というのもママが把握しておいておくだけでも違います。泣いている原因がお腹が空いただけでない可能性もありますので、様子をみてみてください。

げっぷをさせる

赤ちゃんを縦に抱いて肩に顔を乗せて背中を優しくさすったり、叩いたりしてあげると、げっぷが出ます。初めはなかなか難しく、赤ちゃんもママも上手にできないことがあるかもしれませんが、コツを掴むとげっぷの出し方も上手になっていきます。

肩に乗せてトントンする際、少しミルクを戻してしまうことがありますので、肩にガーゼなどを引いてげっぷをさせてください。だいたい5分ぐらいすればでますが、出なければ無理にだす必要はありません。新生児の赤ちゃんを長時間縦抱きにするのは少し負担があるため気をつけましょう。げっぷがでなくても、おならとしてちゃんと出ていくので安心してください。

寝かす際、傾斜をつけてあげる

頭を少し高くしてあげることで、胃を真横でなく、縦の状態に近づける事で吐き戻しを防ぐ方法です。斜めの傾斜がついた吐き戻し防止まくらなども赤ちゃんグッズで販売されています。自宅でもタオルを丸めたりすることで簡単に作る事ができます。

赤ちゃんの枕元はミルクこぼしが多いのでタオルやガーゼを敷いておいてあげるだけでも、すぐにふけたり、シーツの汚れ防止にもなります。

吐き戻しっていつまで続くの?

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1歳までには胃の形がしっかりとしてきます。個人差もありますがその頃までにはほとんど吐くことはなくなるでしょう。離乳食を食べるようになり、母乳やミルクを飲む量も減りますので、自然と吐く量も減っていきます。

吐いた際に気をつけたいこと

吐き戻しを完全に防ぐのは難しいです。吐いてしまった場合に気をつけたい事を確認しましょう。

・着替えを行い清潔に

赤ちゃんは吐く事が多いので一日に何度も着替えをしないといけません。口周りが汚れてしまったら、ガーゼで優しく拭いてあげましょう。何度も吐いて着替えが少なくなってしまった!ということもありますので、そういう場合は首元にガーゼを挟んでおいてあげてもいいでしょう。

・吐しゃ物が目、鼻、口に入らないように

吐き戻した際、ミルクが鼻や口に入ってしまうと、気道が塞がれてしまって苦しくなってしまいます。寝返りをしだした赤ちゃんは、うつ伏せの状態が多くなりますので要注意してください。特に、寝返り返りができない赤ちゃんは注意してみてあげる必要があります。

目に入った場合も赤ちゃんは顔をブンブンと降ってじっとしてくれなかったり、押さえつけて拭こうとすると嫌がったりします。もし入ってしまった場合はガーゼで優しく拭いてあげましょう。

・風邪や病気の原因も

吐き戻しが止まらなかったり、ずっと続いている場合や、赤ちゃんがぐったりとしている場合は病気の原因も考えられます。熱や下痢をしていないか、うんちの色は正常かなどを見てあげてください。異常が見られる場合は、なるべく早めにかかりつけの小児科を受診してください。

噴水のように吐き戻しをする場合もあります。戻したあと、いつもと変わらずケロっとしている場合は生理的な吐き戻しだと思いますのでしばらく様子を見るようにしましょう。

まとめ

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新生児が吐くのは生理的な現象であることがわかりました。産まれたばかりの赤ちゃんは胃の形が筒状で飲む量なども自分でコントロールすることができません。吐き戻しは誰もがすることなのであまり深く考えすぎず、心配しすぎないでください。毎回授乳後に戻していたとしても、体重が増えていれば問題はありません。

しかし、なんとなく苦しそうに吐き戻している赤ちゃんをみるのって、ママとしては辛く、どうにかしてあげたいですよね。首が据わってくるころには徐々に吐き戻しも減っていきます。少しづつ慣れていくことでしょう。

不安もありますが、いつかは終わりがやってきます。悲観的にならずに今できることをしてあげれるといいですね。今回お伝えした対処法をぜひ試してみてください。

  
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