あなたの周りに「この人は憎めないなぁ」と言うような人はいませんか?他の人が同じことをしたら恨んだり怒ったりしても、特定の人に対しては謝られたら皆つい許してしまうような人がいます。
憎めない人は恨みを買うことがないため、人生をうまく生きていると言えるでしょう。そんな憎めない人には共通点があり、その特徴で得をしており、人生の中で得をすることが多かったり、その場逃れができる人が多いと言えるでしょう。
今回は憎めない人の特徴についてご紹介します。
憎めない人の10の特徴
ここでは憎めない人の特徴をご紹介します。
①素直で一生懸命
素直で一生懸命な人は何に対しても真面目で努力をすることができ、教わったことや言われたことを素直に守ってやり遂げるため、多くの人はその一生懸命さを評価します。
このタイプは素直なので疑ったり反論することがなく、もし自分が失敗したり間違えときも言い訳したり隠すことなくきちんと報告して自らの非を認めるあめ、憎めないのです。
さらに、素直な人は言われたことを素直に聞いて実践するため、社会人になって会社に入った時に誰よりも成長が早かったり、本音を言い合えるような人間関係を構築することができるため、愛されやすい性格だと言えます。
一生懸命で素直な愛されキャラは職場での仕事や人間関係で上手くいくことも多く、嫉妬されたり憎まれることなく出世していくタイプだと言えるでしょう。
②困難な事があっても立ち向かっていく強さがある
困難な事があったとしても立ち向かっていくため、その強さが多くの人に感銘を与え、尊敬される存在になります。このような強さを持っている人は自分に素直な性格です。
自分の過ちを素直に認めて謝罪できるのは当たり前で、さらに困難に立ち向かって乗り越えるくらいの強さがあるため、ゴマをすることもなく、自ら学ぼうという意欲も見られます。
このような性格なので相手に不快感を与えることが無く、信頼関係を構築しやすいと言えるでしょう。
メンタルが弱い人だと困難から逃げ出してしまいやすく、このような行動を起こして憎まれてしまうのですが、メンタルが強い人は困難を乗り越えることができるため、尊敬されるようになります。
③いつも笑顔である
小さな子どもが何か悪さをして叱った時に笑顔で「はーい!」と返事をされるとつい許してしまうのではないでしょうか。
このようにいつも笑顔な人は場を和ませる力があり、何か失敗をしたとしても憎めない雰囲気があるため、きちんと謝罪をすれば、相手もつい許してしまうのです。
また、いつも笑顔でいる人は性格も明るくポジティブなため、物事に対して前向きに取り組むことができたり、いつも雰囲気がキラキラしているなど、憎みたくても憎めないような魅力があるのです。
いつも笑顔でいられる人は、相手の怒りを抑えることができると言え、相手がイライラと機嫌が悪くても笑顔を見せれば、相手も笑顔になってしまうような素敵な人だと言えるのです。
④不器用で努力家
不器用な人は器用な人と比較して物事を覚えるのが悪かったり、なかなか成長しませんが、その分コツコツと努力をして実力をつけていきます。
よく器用貧乏な人は後で不器用な人に追い抜かされてしまうと言われます。これは器用な人はなんでもそつなくこなすことができるためすぐにサボってしまい、その間不器用な人はコツコツと努力をして実力をつけるからです。
このような不器用な人は何に対して一生懸命にやらないとできないため、このような姿が評価されて憎めない人となるのです。
また、不器用な人は人から頼まれると断れないため、貸しを作りやすくこのような面でも憎めない人になるのだと言えます。
⑤性格に裏表がない
性格に裏表がある人は性別や権力者、自分よりも弱いものに対してなどによって態度を変えてしまうため、自分よりも弱いものであると判断されて横柄な態度で対応された人はその人に嫌悪感を抱いてしまいがちです。
逆に裏表がない人はどんな人に対しても平等に接して、自分に正直でいるため、周囲の人が妬んだり恨んだりすることが少なく、問題を起こしたとしても憎めないのです。
また裏表がない人は正直なため、信頼関係を構築しやすく、自分が信頼して選んだ人に対しては厳しい判断をしません。
⑥サバサバとしている
サバサバとした性格の人は後輩や部下が失敗をしたときにしっかりと叱っても後に引きずることが無く、次の日にはそのことが無かったかのように笑顔で挨拶したり、楽しくおしゃべりをすることができ、いつまでも失敗を引きずるようなことがありません。
また、人と群れることを好まないのですが、来る者は拒まず去る者は追わずなスタンスで人間関係を構築していくため、この人自分には合わないなと思ったら去りやすいですし、来る者に対してはしっかりと対応します。
このようなめんどくさい一面がないため、好感度が高く、憎めない人だと思われるのです。
⑦天然な性格
天然な人は「馬鹿だな」と思われるような失敗をしたり、つい笑ってしまうようなミスをしたりするのですが、計算して行っているわけではないため、天然な人が驚くようなミスをしたとしても、周囲の人が笑ってしまったりツッコミを入れたくなるのです。
天然な人は実はポジティブな人や真面目で素直な人が多いため、苦手な人が少なくだれに対しても同じように接することができるため、「失敗するけど根は良い人」という評価をされるのです。
例えば、テレビに出てる芸能人でも天然キャラやおバカキャラは愛されキャラとしてあまり憎まれることはありません。
ただしこれは本物の天然キャラで、計算された天然キャラは見破られやすく同性から嫌われやすいため注意です。
⑧自分にとって害がなさそうな人
害が無さそうな人はそんなにモテない人やいつも穏やかな人、いじられキャラや欲が強くない人などが挙げられ、このような人と一緒にいても自分が好意を寄せている異性を取られることはありませんし、ちょっと見下しても穏やかで怒らないため自分が優位に立てたり、一緒にいて自分が注目されるなど自分にとって害がない存在になりうる人は憎まれないと言えます。
例えば、馬鹿にされても怒らずニコニコとしているような人は周りの人から敵にはならないと判断されやすく、愛されやすいと言えます。
⑨批判をせず相手の立場に立てる
普段から批判をすることがなく、噂話に参加したり相手を見下したりという好意しないため、憎まれにくく、相手の立場に立って考えることができます。
周囲の人が特定の人物をバカにしたり悪く言っていたとしても、その人に対して普通に話しかけることができますし、愛嬌を振りまいたり、悩み相談に乗るなどをできる人は憎めない存在だと言えます。
なぜなら、悪口を言っているような人は自分たちがそれをしていることに対して罪悪感を心の奥底では持っており、弱者の助けになる人を憎んだりできないのです。
⑩謝るのが上手
謝るときに嫌そうな顔や不満そうな顔ひとつせずにきちんと謝ることができたり、素直に頭をさげることができるような、自分の非を素直に認めることができる人は憎めない人だと言えます。
例えば、恋人から別れ話をされたときに、本当に別れたくない人であれば自分の非しっかりと認めたうえで、「お願いだから別れないでほしい」とお願いすると、相手は許して別れずに済むことがあります。
このように素直に自分の非を認められる人は謝るのが上手な人だと言え、見捨てられそうになったとしても許されたり助けてもらえたりするのは謝り方が上手いからだと言えます。
芸能人の謝罪会見でも、世間の評価がその人によって変わるものです。
脳科学的な憎めない3つの理由
ではなぜ憎めない人は迷惑をかけてしまったときに憎まれないのでしょうか。ここでは脳科学的に理由を考えてみました。
①好意の返報性
心理学用語に「好意の返報性」と言う言葉があります。「好意の返報性」とは自分が相手に好意を示せば、相手も好意を返してくれるという意味があります。
憎めない人は自分のことが大好きなため、他の人からの行為を素直に受け取れます。逆に自分のことが嫌いな人はたとえ相手が好意を示したとしても「あの人は私のことが可愛そうと思っているから気を遣って言っているに違いない」などと好意を素直に受け取ることができません。
自分のことが大好きな憎めない人は自分に自信を持っており、心に余裕があるため、好意を示した相手に対して自分も好意を返します。そのため、相手から愛されるのです。
②ピグマリオン効果
ピグマリオン効果とは「人間は期待をすればその通りになる傾向がある」という現象のことを言う心理学用語です。
憎めない人は「~してくれたら嬉しいな。」「〇〇さんっていつも親切で優しいよね。ありがとう。」などと相手に伝えるクセがあります。このように言うことで相手はついついなんでもしてあげたくなってしまいます。
例えば、会社の上司や恋人から高圧的に「〇〇しておいて!」などと言われたら「なんか感じ悪い」とイラっとしてしまいませんか。逆に「申しわけないんだけど〇〇をしてもらってもいいかな?」「あなたって本当に料理が上手だよね。」などと言われるとよりやる気を出すでしょう。
このような言動は相手に何かをしてもらいたいという期待が込められており、その期待に応えようとしてしまうのです。
③類似性の法則
類似性の法則とは自分と似た人を好きになるという意味の心理学用語です。一緒に話していく中で、自分と似たような境遇や感情を持っていると、相手に親近感を持ちます。話が合ったり、仕草や動作が似ていたりすると好感を持たれやすくなるのです。
基本的に男女問わず相手に対し「もっと一緒にいたい」と思うような人を好みます。笑顔が素敵だったり癒されたり、心に余裕がある人に対して魅力を感じます。心に余裕があって色々な経験をしていると、相手と同じような体験をしやすくなります。
同じような体験が多ければ多いほど似ていると感じ愛されるようになるのです。
まとめ
いかがでしたか。憎めない人は努力家で素直で批判したりしなくていつも笑顔というなんだか仏様のような感じがしますが、このような人は憎めない人だと言えます。
憎めない人と一緒にいるとこちらまでリラックスすることができるため、友人の一人や職場に一人憎めない人がいると、空気が和やかでいられそうです。
もしあなた自身が憎めない人だと言われたことがあるのなら自分に自信を持っていいでしょう。
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