“まぶたを切らない”、“施術時間が短い”、“少し頑張って貯めれば支払える値段”で、二重埋没法は美容整形の分野で認知度、利用率がかなり高い施術方法ですよね。
これから近いうちに施術を考えている方、施術にむけてお金を貯めている方、興味がある方もまだたくさんいらっしゃるかと思います。
ここでは、二重埋没法の施術を受ける前に下調べしておきたい事、計画すること、アフターケアについてお話させて頂きます。
二重埋没法についておさらい
まぶたにメスを入れない施術方法である二重埋没法。
今では各クリニック、有識者がホームページ上に図解で載せています。興味があって調べてみたり、なんとなく目にしたりしてご存知の方もいらっしゃるでしょう。
この章では、施術に関する沢山の情報の中で共通する基本事項をおさらいしていきます。
埋没法で出来る二重まぶたのしくみ
まぶたには目を開けたり閉じたりする時に動く筋肉=上眼瞼挙筋 があり、睫毛付近の皮膚の内側=瞼板 の上に位置しています。
埋没法とは、この上眼瞼挙筋と瞼板を糸でつないで留める施術のことを言います。
施術されたまぶたは、目を開けたときに縮む上瞼挙筋に瞼板が引っ張られ、皮膚の外側が折り込まれることによって二重になります。
まぶたの状態によって変わる施術法
埋没法の施術紹介でよく目にする「1点留め」「2点留め」という言葉は、糸を留める数を指しています。
先に説明した仕組みから考察すると、皮膚の脂肪が少ない人、目を開ける力が強い人はまぶたの真ん中に1〜2点糸を留めるだけでも効果があります。
反対に皮膚の脂肪が多い人、目を開ける力が弱い人は、皮膚を折り込む効果を確実にする為に3点〜6点、糸を留める事を薦められる場合もあります。
ほとんどの人が、術後まぶたに違和感を感じる
まぶたにメスを入れない埋没法ですが、安全を確認された糸とはいえ針を使って体内に異物を入れるのです。体の自然な反応として、内出血、目を開ける時の違和感、まぶたの腫れ、むくみという反応がでます。術後、違和感に焦らないように覚えておきましょう。
もちろん体質によって個人差がでます。「施術後1週間経って違和感が消えて、1ヶ月後にはむくみも取れて自然な二重幅になった!」という人から「2週間経つけれど内出血がひどくて眼帯がまだ外せない・・・。」という人まで様々です。
施術を受けるクリニックの選び方
改めて埋没法について確認できたところで、次は施術を受けるのにクリニックを予約する前に後悔しない下調べの方法をお話いたします。
インターネットで調べる
美容整形が一般に普及している今、大手から個人まで沢山のクリニックがあります。正直どこが良いかわからず、とりあえず口コミサイト、ランキングサイトを参考にする人もいるかと思います。
しかし、インターネットで情報収集する人が多くなった今、投稿者やクリニックにとっておいしい思いをするような誘導記事ばかり発信しているサイトがあることも忘れてはいけません。特にブログ形式のランキングサイトを参考にする時は注意が必要です。
どのサイトでもクリニックを紹介する際“利用者の声”を載せています。
口コミサイトのほとんどは、投稿者が会員登録後、実際に利用してみた感想をリアルタイムで投稿します。それは1件からでも「とりあえず利用者がいるクリニック」という情報になります。そして何件も集まって、やっと「評判のいいor悪いクリニック」という情報ができあがります。
そして上記の口コミサイトの内容をまとめた結果、ランキングをつけているサイトは比較的安心出来ます。記事に参考口コミサイトのURLを載せていたら尚良しです。
一方で、注意するべきランキングサイトの特徴を挙げます。
1.ランキングをつけた経緯、根拠がわからない。
2.“利用者の声”の明確な情報がない。
3.施術内容より、院内や先生の雰囲気の感想が大半。
4.クリニックの広告をひたすら貼付けている。
以上4つの条件が揃った記事は、広告収入の為に作られた誘導記事の可能性が高いです。ランキングの内容にもよりますが、参考にする場合はその記事の内容を裏付ける情報収集が必要になります。
電話で問い合わせてみる
ある程度気になるクリニックが決まって来たら、次はカウンセリングについて直接問い合わせてみましょう。カウンセリングではやってほしい事、値段、術後のアフターケアについて等…聞きたい事が沢山でてくると思いますが、その前に2点確認するべきことがあります。
1.カウンセリング自体に料金が発生するのか
クリニックによって、カウンセリングを受けるだけでも料金が発生したり、初回カウンセリングのみ無料という料金体制をとっています。
2.カウンセリング後実際に施術を受けるか受けないか、その場で決めなくてもいいのか
カウンセリングを受けたらすぐに施術の予約を薦められるところもあれば、後日また連絡できるようにしてくれるところもあります。
出来れば気になるクリニック全てカウンセリングに回れたらいいのですが、これだけで出費が増えてしまったり強引なクリニックに捕まって疲れたりしたくないものです。是非カウンセリングについてもしっかり調べていきましょう。
問い合わせ方法にはメールもありますが、サーバーの不具合や見落としによって返信されないこともあります。手段としては電話がオススメです。
決め手は人それぞれ。それからおさえておきたい2か条
先生が有名だから、口コミが多かったから、親身になって話を聞いてくれたから…等で行きたくなるクリニックが出来たとします。それでもいいと思います。しかし、そのクリニックが以下の2つの項目をクリアしていた方がいいです。
1.自宅や職場から通いやすい場所にあるか
術後まぶたの状態が安定するまで定期的に通ったほうが、何か変化が起きたときに早く対処、アドバイスをしてくれます。日常生活に支障がないレベルで通える場所にしましょう。
2.術後の保証がついていたり、再施術の際に同じ先生に担当してもらえるか
思っていた二重のイメージと違うからやり直したい、落ち着いたと思ったのに目に違和感が出てきたから糸を外したい…等の理由でまた施術を受ける際に、保証がついている場合は料金の負担軽減があるところもあります。そして後日の再施術には、先に担当してくれた先生にもう一度頼めたほうがいいです。カルテが残っているのでスムーズに対処してくれます。
これらはカウンセリングで一番訊いてほしい内容です。
準備をしよう
美容整形、特に二重まぶた整形の施術を考えているほとんどの人が「整形したってバレたくない・・・。」と思っているはずです。悪い事をしている訳じゃないのに、変に騒がれてもストレスになってしまいますからね。施術の予約をしたいけれど、いつどのタイミングで受診すればいいか分からない人へオススメする、準備方法をご紹介いたします。
術後、周りの人に驚かれないように
いきなり変わった!と周りの人に驚かれないように、施術を受ける1〜2週間前から準備できることがあります。
前髪を下ろして眼鏡をかけましょう。
普段眼鏡を掛けていない方には得にオススメします。イメチェン作戦です。術後瞼が落ち着くまでかけていれば、ある程度の期間が設けられるので、違和感がありません。
時間が経ったら、まず髪型を変えるところから理想の自分に更にイメチェンしてみましょう!
※術後だけにやってしまうと、ただでさえイメチェンすると顔をよく見られる傾向があるので効果がありません。
術後2〜3日のまぶたを想定する
1章でお話したように、体質、体調によって個人差はありますが、ほとんどの人が施術を終えて2〜3日は大泣きした後のような目の腫れ方になります。
人目が気になる方は、翌日だけでも外に出なくていいように調整して施術の予約をしましょう。
アフターケアについて
二重埋没法の施術は、術後のアフターケアが切開手術より精神的に楽ではあります。しかし、いつもと違うまぶたになっている以上、普段より気を付けなければいけない事があります。
各クリニックにより指導方法が変わってくるのですが、この章では基本的な知識をまとめました。
腫れ、むくみにはアイスノンが便利
お酒を飲んだり大泣きしてしまったりした後のむくみ対策と同じように、アイスノンや冷水を絞ったタオルをまぶたに当てると、腫れが引きやすいです。しかし冷やしすぎると血行が悪くなってしまうので、一日1〜2時間くらいがちょうどいいでしょう。
入浴はシャワーで済ませる
特に施術日当日は、湯船に浸かるのは控えましょう。血行を良くしすぎてしまうと、術後麻酔が切れたあとの痛みが現れやすいです。施術中に痛みを感じることがほとんどないので、忘れてしまいがちです。
お守り代わりに解熱鎮痛剤を
術後麻酔が切れると、針を刺した痛みが現れる方がいます。冷やしていても痛みが和らがない場合はロキソニンS等の解熱鎮痛剤を服用するといいでしょう。
しかし、目を動かすたびに眼球にひっかかる様な違和感、チクチクするような痛みを感じる場合は施術した先生に相談しましょう。糸が皮膚から出てしまい、眼球を刺激している可能性があります。
もしもの時の為に、専門家がいる
術後の基本的なケアは以上ですが、もし解決しない不安なことが出てきた場合は必ず施術した先生に相談しましょう。
1章でお話した様に、綺麗な二重まぶたを完成させるには1ヶ月は必要です。しかし、腫れや内出血が引くのにあまりに時間がかかってしまったり、目の違和感、視界不良が現れた際は放っておいてはいけません。
インターネット等で調べて自己判断で処置してしまうと感染症などのリスクが高まります。
まとめ
比較的安全で、気軽にできるプチ整形である二重埋没法です。しかし、選ぶクリニック、先生を間違えてしまったり、ケアを怠ってしまっては防げる事故に巻き込まれてしまう可能性もあります。
施術を受ける決心をしたその気持ち、時間、お金が無駄にならない様に下調べは入念に行いましょう。
そして焦りは禁物です。少しでも精神的に余裕が持てるように、日常生活、社会生活の予定をしっかり把握した上で計画を立てましょう。せっかく理想の自分になれるのに、人目を気にしてしまって外出に消極的になってしまうようなことが有ったらもったいないです。
明るい未来のために、しっかり準備しましょう!