歯が欠けた時の応急処置!治療法と放置の危険性を紹介!

歯というのは、いろいろなはたらきがありますよね。物を噛んだり食べたり、人の顔の表情をつくったりなどいろいろなことがあると思います。

そんな歯について紹介していきたいと思います。

歯とは

歯①

歯というのは、主に食べるという働きがありますね。その他にも大切な働きがあるのです。

食事をするときには食べ物を噛み砕くというはたらきがあって、胃へ辿るのに噛み砕くことで消化をしやすくしています。

その他にも、言葉を発音する力を助けたり、顔の喜んでいるときや泣いたり、怒ったりなどとするような表情をつくるという働きがあったり、体の姿勢を良くするためにバランスを保ってくれたり、噛むということを脳へと刺激を与えてあげたりと、私たち人の暮らしにとってとても不可欠な働きをして、大切な役割とも言われています。

歯が欠けたら?

みなさんの中にも突然歯が欠けてしまったという人はいらっしゃいますか?

正直なところ、急に歯が欠けてしまったときは、どのように対処して良いのかとか、正しい方法はあるのかとか思うと思います。

転んでしまってうちどころが悪く歯が欠けてしまったとか、とても硬いものを噛んでしまって歯が欠けてしまったりと、歯には特に問題のないような健康な人だったとしても、あらゆる理由で歯が欠けてしまうことがあるでしょう。

また、気付かないうちに歯周病になってしまっていたり、またタイミングもないときに歯が欠けてしまったということもあるかと思います。

そういうとき、歯が欠けてしまったというときの原因はいろいろありますが、その原因によって、対処する方法が違っていきます。

歯が欠けてしまう原因について

歯③

歯が欠けてしまう原因には4つの原因があります。これからその原因について紹介していきます。

虫歯

虫歯になったことがあるという人は何人もいらっしゃることでしょう。

その虫歯の中には、全然ひどくない痛みだったり、穴も少しなので気にしないという方もいると思います。

しかし、その虫歯の中には、虫歯がどんどん悪くなっていったり、穴も大きくなってしまったということもあるのです。

痛くないしいいやとか、面倒くさいだとか、大したことないだろうなどと思って、放っておいてしまいますと、歯もだんだんもろくなってきてしまって、ただ普通の食事をしているときに、硬くないものを食べても歯が欠けてしまったり割れたりとしてしまうことがあることも考えられます。

虫歯については、虫歯を放置してはいけない10個の理由と5つの状態について!を参考にして下さい。

外傷

どこか道端や遊んでいるときなどに転んでしまって顔を打ってしまったり、スポーツをしているときに顔に衝撃を受けてしまったり、交通事故や思わぬ事故などで歯が欠けてしまうということがあるのです。

負担がかかる

ベッドで寝ているうちに歯ぎしりを無意識にしていたり、スポーツや運動をしているときに、力を入れなくてはならないことをしたときに、歯を力強く食いしばっているということがあったりなどと、こういうことなどがあるなという人も歯が欠けやすい原因にあるのです。

酸蝕歯(さんしょくし)

酸蝕歯についてですが、飲んだり食べたりするモノなどに入っている酸によって、歯が溶けてなくなってしまったということがあるという人もいるかと思います。そのことを酸蝕歯というのです。

私たちの歯というのは、歯の成分でもあるハイドロキシアパタイトというリン酸カルシウムの結晶が歯で溶け出してしまいますと、脱灰と唾液とで酸を混ぜてくれて、歯の状態を元に戻してあげようと再び石灰化になるということが繰り返されて、歯の状態を健康に保つようにしてくれるのです。

しかし、この繰り返されているサイクルが急に崩れてしまい、お口の中の酸がとても強くなってしまいますと、歯が黄色くなってしまったり、薄くなってきてしまったり、歯が欠けやすくなってしまったりとします。

そうなってしまいますと、繰り返されているサイクルがなくなり、自然と治るということが大変難しくなってくるのです。

もし、そうなってしまったら、速やかに歯医者へと行って、治療を受けると良いでしょう。

歯が欠けた時の応急処置について

歯④

もし、歯が欠けてしまったというときは、なるべく早めに歯医者へ行き治療を受けたほうが良いでしょう。

しかし、予約などの都合もあるでしょうから、もし、歯が欠けてしまったので、応急処置をしたいというときは、どういったものがあるのでしょうか?

その部分を触らない

私たちは、歯が欠けてしまうと無意識に指で触ったり、舌の先で触ったりとしてしまいたくなるものだと思います。

しかし、欠けた歯というのは、神経がモロになってしまっていたりすると、そのところから菌が入ってしまって、炎症を起こしやすくなるのです。

また、その欠けた歯がどのくらい欠けたかどうかなど、自分では判断することが難しいことだと思います。

歯が欠けた具合によっては、歯の根っこの部分などにもダメージを与えているかもしれません。特に、ケガをして打撲をしてしまったというときは、歯が脱臼してしまったり、折れてしまったりしてしまうことになるのです。

このようなことに遭って、歯が欠けてしまったというときは、なるべくなら指で触ったりしてしまうと、症状をよりひどくしてしまう可能性もありますので、気をつけましょう。

鎮痛剤を飲む

夜だとか休みの日だとかに歯が欠けてしまったということもあるかもしれませんよね?そういうときは、すぐに歯医者へ行くということも出来ないかと思います。

もし、激しく痛みが出てきてしまい眠れないというときであれば、ロキソニンなどの鎮痛剤を飲んで応急処置として、歯医者へ行くまで過ごすのも良いです。

しかし、効かないからといって既定の量以上に多く飲んでしまうのはよくありません。また、痛み止めを飲んだとしても、痛みが引くのはその一瞬だけになります。

たとえ、痛みがおさまったとしても、これは応急処置としてという形なので、休日などを超えて診療できる日になりましたら、早めに歯医者へ行き治療をしましょう。

歯が欠けたときの治療法について

歯⑤

では、歯医者さんは一体どのような治療をするのでしょうか。

治療法について紹介していきます。

コンポジットレジン

歯の欠けてしまったところが小さくて、見た目としてもそんなに分からないというときもあります。

そういうときは、欠けたことで鋭くなったところを研磨して、歯の形をキレイにしていきます。

前歯とかのような、見た目ですぐ分かるというときは、コンポジットレジンという白い樹脂で歯を治していくこともあるのです。

クラウン

歯の欠けたところが大きいというときは、クラウンとよばれる何かで被せる方法で治療をしていくのです。

欠けたところが神経にまで来てしまっているときには、神経を傷つけないように保ってあげるようになりますので、難しくなっていきます。

そのときは、神経を取ってから歯の根っこを治療していくことが必要になっていきます。根っこの治療が終わったら、補強をするために土台を入れて被せるという方法になります。

ブリッジ治療やインプラント治療

歯の根っこのところから折れてしまったり、割れてしまったりとしてしまったというときは、歯を抜いて、ブリッジ治療という歯に橋渡しをして被せるという方法とか、入れ歯をしたりとか、インプラント治療というものをしていくことが必要になっていくこともあります

ティーシーズ治療

歯が大きく欠けてしまったときにはあまり良くない治療になるのですが、歯を抜いたり削ったりとすることはなく、歯に人工の歯をつけるということで、歯並びや形をキレイにしてあげるという方法もあるのです。

歯が欠けている時の印象

歯⑥

歯というのは、人への印象を大きく与えるものになります。

人と話したとき、相手の歯が汚かったり虫歯になっているのに放置していたり、欠けていたりとするときにはとても悪い印象を与えてしまいます。

ですので、なるべく早く治療をしたほうが良いのです。

また、奥歯とか目立たない部分で歯が欠けてしまったというときであっても、いいやいいやと放っておいてしまいますと、噛み合わせが悪くなってしまったり虫歯がひどくなってしまうといったような問題をもたらす可能性があるのです。

歯が欠けたことで、象牙質という層がむき出しになってしまうと、それは大きく歯を欠けやすくしてしまうことになるのです。また、そこに食べ物のカスが詰まったりして、虫歯になる可能性も考えられます。欠けてしまった歯というのは、元の状態に戻るということはまずありません。

この象牙質という層を守ってあげて、虫歯をこれ以上ひどくさせないためには、できるだけ早く歯科医院に行って治療を受ける必要があるのです。

まとめ

私たち人間が生きていくための活動の中には、睡眠などのほかに食べることによって支えられているということが現実になります。

食べるためになくてはならないところでもあるのが、この歯になります。しかし、歯の寿命というのは、長くなった平均寿命に追いついていないのです。それは、まず、虫歯になったりちょっとしたことだと放っておいてしまうという人も多いからになります。

歯を失うということのなかには、歯周病という歯肉が腫れてしまったりする病気やみなさんの身近にもある虫歯などがあるのです。その中でも歯周病というのは、糖尿病や心臓病と同じ類の生活習慣病の1つとしてつながってくることもあるのです。

歯周病の炎症に関係しているのは、たくさんの細菌がいることが現在は分かっています。

歯というのは私たちが生活をしていくなかで、とても必要なところなんだなということがわかりましたね。

虫歯や歯周病をなくして体だけではなく歯も健康にしていくと良いでしょう。

また、歯が欠けてしまったら、自分で軽いからいいやなどと判断をしないで、なるべく早めに歯医者へ行って、治療をしてもらって治すことをおすすめします。

  
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