顔の印象を作る上で大事な眉毛ですが、少し考えてみると眉毛が生えている意味ってあるのかな？と思う事ありませんか。まつ毛や鼻毛はゴミが入らないように防いでくれているというのはわかりますが眉毛は何か大事な役割があるのでしょうか。
また、眉毛が急に生えて来なくなった！なんて経験のある人はいらっしゃいませんか。今回は眉毛について詳しく見ていきましょう。
眉毛とは？
目の上に弓状に生えている毛の事です。顔の左右に生えており、目の幅と同じくらいの長さで生えている体毛で、体の中の体毛よりも太く濃くなっているのが特徴です。
眉毛は何の為に生えているのか
はるか昔の人間は全身毛だらけで、進化していくうちに人間に必要な毛だけが残っているのです。その毛が濃ければ濃いほど重要な役割を持っていて、髪の毛は脳が入っている頭を守る為に、陰部の毛は子孫を残す為の大事な部分を守る為に毛が生えているのです。
それらはとても重要な部分なので濃く生えていますが、腕や脚といった部分にも薄く生えていてその部分もわずかながらですが役割があります。そして眉毛には大きく分けて３つの役目があります。
１．汗、水、ごみなどが目に入らないようにする役目
眉毛の役割の中でもこれが一番重要になります。額から落ちてくる汗や水が目に入らないように眉毛でせき止めてくれるのです。眉毛は下から斜め上に生えていて、しっかりそこでせき止められるようになっているのです。
２．日差しが目に入るのを防ぐ役割
目の近くとはいえ、どうやって日差しを防ぐのか想像がつきませんよね。人は眩しいと目を細める行動を行います。そうすると眉毛が生えている部分がせり出すようになり、日笠のように日差しから目を守ってくれているのです。
また、太陽の光は黒い物に集中して当たるので、顔の中でも黒い目ん玉の部分に集中してしまわぬように、黒い眉毛で日差し避けをしていると言われています。
３．感情表現をする役割
眉毛は感情表現をするのに大事な部分です。漫画に出ているキャラクターを思い浮かべてみるとわかりやすいのですが、怒っている時は眉毛が上がり、悲しい時は眉毛が下がり、苦い顔をする時は眉毛が歪みますよね。漫画のキャラクターに眉毛が無かったらそれらの感情表現を伝えるのが難しくなります。
それと同じでリアルの人間も、眉毛を動かす事によって相手にどんな感情を抱いているのか伝えるのです。ですので眉毛を全部剃っている人は、顔だけを見てもどんな感情を持っているかというのが、少しわかりにくくなるものなのです。
眉毛はどこまで伸びるの？
体毛は生えている部分によって適した長さというものがあり、一定を超えるとそこで成長が止まります。ですのでいくら長く伸ばそうと思っても伸びない毛があります。しかし髪の毛は別物でずっと伸び続けている毛なのです。短髪の時は成長が早く伸びているなぁという感じがありますが、腰辺りまで伸ばすと次第に伸びていない？と感じるようになると思います。
一応髪の毛にも限度があるようで、その人の髪の毛がある一定の長さまで伸びると成長しなくなるみたいです。
眉毛は伸びすぎてしまうと、逆に目を傷つけてしまう恐れがあるので一定の長さになったら成長しなくなります。
眉毛が生えてこない原因は？
眉毛はその時代の流行によってどんな形にするか違ってきます。一昔前ですと極細が流行っていて細ければ細いほど魅力的だったのですが、今はナチュラルな自然な眉毛を活かしたメイクは流行っています。
極細が流行っていた時代に眉毛を傷めつけたおかげで、今眉毛が生えてこないという事態になっていませんか？
眉毛には寿命がある
実は体毛にも寿命があり眉毛も同じです。眉毛の場合１ヵ月が寿命になっていて長さは約１ｃｍほどです。それはその人の体質によっても変わり、生えにくい性質の人もいて生まれつき眉毛が薄い人がいます。
抜くと生えてこない
眉毛の形を整える方法として、剃る・切る・抜くがあります。剃ったり切る分に関しては直接生えて来なくなる原因にはなりませんが、過去に抜いた経験がある人は生えにくいと感じる事があると思います。眉毛を剃ってから眉毛が表面に出始めるまで２、３日くらいかかります。
しかし抜いた場合は１週間ほど時間がかかります。ですので、その手間を考えると抜いてしまった方が見た目的にも綺麗ですし、暫く生えてこないので楽ちんですよね。眉毛を抜いた時に根元に白い物が付いてきます。これは毛母という物で毛が成長する細胞なのですが、これを一緒に抜いてしまうので生えにくくなるのです。
また、抜く行為は毛根と皮膚の接触部分に炎症を起こさせてしまったり、毛穴に皮脂や細菌がはいって毛穴を塞いでしまう原因になるのです。そうすると眉毛は生えたくても生えれない結果になってしまいます。
詳しくは、眉毛を抜くのは危険？正しい処理方法を紹介！を読んでおきましょう。
栄養失調やホルモンバランスの乱れ
眉毛にも元気に生える為に栄養が必要になります。長期にわたって栄養が足りていなかったり栄養バランスが崩れてしまうと眉毛が生えにくい状態になってしまうのです。この栄養失調の影響は眉毛だけでなく、全身の体毛に言える事なので髪の毛が生えてこなくなったという人ももしかしたら、栄養失調が原因かもしれません。
また、ホルモンバランスが乱れている時も生えにくいという事がわかっています。年齢を重ねる事にホルモンが低下してしまったり、妊娠をしてバランスが崩れてしまう事が原因です。
眉毛を生やす方法
眉毛が生えて来なくて困っている人もいるでしょう。そんな人の為に眉毛を生やす方法を紹介します。
毛穴の汚れを落とす
毛穴に汚れが詰まっていると伸びたい眉毛の邪魔をする事になります。髪の毛は毎日しっかり洗うのに眉毛に関しては放置している人はいませんか？眉毛もちゃんとした毛なのです。毎日きちんと洗顔をする際に肌だけでなく、眉毛の毛穴まで気を使って洗う事に気を付けましょう。毛穴が清潔になる事で、新しい眉毛が綺麗に生えてくるようになります。
女性の場合、眉毛が薄いと化粧品で眉毛を描いていると思います。その化粧品が眉毛の毛穴に詰まって生えてこないという場合もあるので、洗顔はとても大事になります。
マッサージをする
●リンパマッサージ
マッサージをして血行を良くすると、眉毛が生えやすくなります。顔面で最も良いマッサージはリンパマッサージです。指の腹部分を使って眉毛が生えている部分を毛の流れに沿ってマッサージします。目の近くになるのであまり強く押しすぎず、優しく１０回ほどマッサージするだけでも血行が良くなり、眉毛が生えやすい環境を作ってくれます。
●皮膚剥奪マッサージ
眉毛の成長を待っている間に眉毛の周辺の皮膚に刺激を与えて、成長を促す方法です。柔らかい顔用のブラシを使って円を描くようにマッサージしていきます。皮膚剥奪用のスクラブがありますので、それを眉毛周辺に塗り、強く擦りすぎないよう気を付けてマッサージして下さい。強くしすぎてしまうと、今生えている眉毛が抜けてしまう場合もあります。
育毛剤を使用する
洗顔で眉毛を綺麗にしても、マッサージをしてもまったく生えてこないという人は、育毛剤を使用するのも１つの手です。眉毛専用の育毛剤というのが販売されているので、抜きすぎて生えて来なくなった人にオススメです。
毎日欠かさず行わなければいけないので癖をつけるのが大変になりますが、この方法が一番短期間で結果を得られる方法になります。長期間使っているのにも関わらず全然生えてこないという人もいれば、すぐに生えてきたという人まで結果のバラつきが激しいですが、地道に使用する事が大切です。長期間使ってもまったく変化が無いという人は、育毛剤を変えてみるなどしてみると良いですよ。
育毛剤の種類によっては肌に合わない場合があり、それこそ発育の邪魔をしてしまう可能性があるので、１回パッチテストを行い肌にトラブルが無いのを確認してから使うようにして下さい。
日常生活で気を付ける事
●食事で栄養をたっぷり摂る
体を作り上げる上でとても大切なのが食事です。体を動かす為のエネルギーだけでなく、体のあらゆる組織を作り上げているのです。ですので眉毛の育成も同じく食事で対策する事が可能です。
タンパク質・ビタミン類・亜鉛
これらの栄養素が大事になってきます。タンパク質は毛の材料となり、ビタミン類は新陳代謝を上げてくれたり血管を拡張させる働きがあるので血行が良くなり、眉毛が生えやすくなります。
●ストレスを溜めない生活を送る
ストレスは薄毛の原因とまで言われるほど、発毛に関わってきます。体の中で一番影響が出てくるのは髪の毛になりますが、勿論眉毛にも影響があるのです。ストレスが溜まる事によって体の血行が悪くなり、肌の繊維が硬くなってしまい眉毛が生えにくい環境を作り出してしまうのです。その他にもストレスが原因でホルモンバランスも崩れてしまいます。
ストレス社会と言われていますが、自分の趣味など好きな事を見つけて少しでもその時間を作るようにしてあげて下さい。
詳しくは、眉毛を生やす方法を紹介！早く増やすにはどうする？を参考にしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか？あまり意味が無いと思われていた眉毛にも、ちゃんとした役割があったのですね。確かに考えてみると、眉毛は顔のパーツの中でも感情表現を伝える為に重要な事がわかります。
その時代の流行で眉毛の形は変わってしまいますが、細いか太いかの違いです。もし、また細い眉毛が流行る時代が来ても毛根を傷つける「抜く」という行為はしないであげて下さい。太い眉毛が流行る時に眉毛が生えて来なくなるという事態に陥ってしまいます。
眉毛を生やす為のポイントも紹介しておいたので、そちらを参考にして少しでも眉毛が生えることを祈りましょう。
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