アミノ酸が多い食べ物は?成分が豊富な食材を紹介!

アミノ酸って言葉を聞いたことある方は多いのではないでしょうか?何年か前にはアミノ酸という名前のドリンクが売られていましたね。あのCMは筆者にとって衝撃的で今でも覚えています。実はこのアミノ酸は人間にとってなくてはならないものなのです。では、このアミノ酸は体にどのような作用を働くのでしょうか?

そもそもアミノ酸ってなんなの?

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アミノ酸って言葉は知ってるし必要な物って事も知ってるけどイマイチなんの為に必要なのかはわからない方もたくさんいるのではないでしょうか?

アミノ酸とはタンパク質を作る最小限の成分のことです。このアミノ酸がタンパク質を作りそこから筋肉や髪の毛、肌を作ってくれるんです。さらにDNAはアミノ酸から作られるのです。人間にとってなくてはならないものですよね!

ちなみにアミノ酸にはかなりの種類があり、天然アミノ酸は500種類あると言われています。ですが、人間に必要とされているアミノ酸は20種類です。そして、その内の10種類は体の中で作ることの出来ないものなのです。なので、食品から摂るしかありません。では、アミノ酸を多く含む食品をご紹介します。

必須アミノ酸を多く含む食品は?

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必須アミノ酸さんとは体内では作ることのできないアミノ酸のことです。なので、食べ物から摂ることになります。

バリン

タンパク質を作り出してくれ、肝機能をアップをする効果があります。バリンが不足すると食欲がなくなり栄養不足になることもあります。

・多く含まれている食べ物

ピーナッツ、カッテージチーズ、鶏肉、魚、豆腐など

ロイシン

タンパク質を作り出し、肝機能をアップをする効果があります。ロイシンにはタンパク質を作ったり分解したりする役目があり、その作用により筋肉の維持をできているのです。

・多く含まれている食べ物

レバー、チーズ、ほうれん草、とうもろこし、かつおなど

イソロイシン

タンパク質を作り出し、肝機能をアップをする効果があります。特にイソロイシンはヘモグロビンを作り出すのに役立っています。

・多く含まれている食べ物

チーズ、牛乳、鶏肉、卵など

リジン

カルシウムの吸収を促進してくれる効果があります。リジンには脂肪をエネルギーに変えるために必要なカルニチンという材料になる役目があります。その他に体の組織の修復をしてくれる役目もあります。

・多く含まれている食べ物

大豆、豆腐、納豆、サワラなど

メチオニン

肝機能をサポートします。メチオニンは体内でタンパク質を作る時に1番最初に必要となるアミノ酸です。その為、メチオニンが不足すると全てのアミノ酸に影響が出ると言われている程とても重要なアミノ酸です。

・多く含まれている食べ物

にんにく、レバー、果物類、野菜類、豆乳など

フェニルアラニン

気持ちを落ち着かせる効果があります。フェニルアラニンは脳内神経伝達物質のドーパミンやノルアドレナリン、黒色色素を作る為の材料となるアミノ酸です。

・多く含まれている食べ物

大豆、あずき、牛レバー、鶏むね肉など

トレオニン

肝機能をサポートし、脂肪肝の抑制をしてくれます。トレオニンは体内で一切作ることが出来ないアミノ酸です。魚や鶏肉に多く含まれています。

・多く含まれている食べ物

魚、鶏肉、スキムミルク、ゼラチン、チーズなど

トリプトファン

トリプトファンは体内でナイアシンに変化したり、脳内神経伝達物質のセロトニンを作り出すサポートをするアミノ酸です。コレステロール、血圧の調整などにも役立っています。

・多く含まれている食べ物

ブリ、サバ、マグロ、バナナ、コーヒーなど

ヒスチジン

ヒスチジンは体内で作り出されるまで他のアミノ酸に比べて時間がかかります。ヘモグロビンに多く含まれているアミノ酸であり、不足すると貧血になる可能性があります。他にヒスチジンには副交感神経を鎮める効果もあります。

・多く含まれている食べ物

イワシ、カツオ、チーズなど

非必須アミノ酸を多く含む食品は?

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体内でつくることが可能な非必須アミノ酸について知っておきましょう。

チロシン

抗ストレス作用があり、ストレスを和らげてくれる効果があります。チロシンはフェニルアラニンから作られます。甲状腺ホルモンを作るのにも役立っているアミノ酸です。

グリシン

血色素の成分を作り出すサポートをしてくれ、睡眠の質をよくしてくれるグリシンはコラーゲンの33%を占めるアミノ酸でもあります。

セリン

りん脂肪やグリセリン酸作り出す源になり、タンパク質分解酵素等の酵素の重要な所に多く存在しているアミノ酸です。

プロリン

皮膚を構成する上で必要となるコラーゲンの主原料になっていて角質層の保湿作用にも役立っています。プロリンはグルタミン酸から作られています。

システイン

皮膚のメラニン色素の生産を抑制してくれる効果があります。タンパク質は立体の形をしているのですが、その役目を担っているのがこのプロリンです。

アスパラギン酸

速効性のあるエネルギー源になり、アスパラガスに多く含まれています。体内に存在する量としてはそんなに多くはないですが、タンパク質の親水性のかたまり部分で大事な役目を果たしているアミノ酸です。

アスパラギン

エネルギーの生産をサポートし、世界で最初に発見された非必須アミノ酸です。アスパラギンの一部は水と相性がよく他のアミノ酸と結合する性質があります。

アルギニン

免疫力や血管の正常な機能をサポートする効果があります。成長ホルモンやインスリンなどを分泌を促進する役目があるので、子供の場合は必須アミノ酸となります。

グルタミン

筋肉や胃腸の正常な働きを促してくれます。さらに免疫力を上げ肝機能をサポートする効果もあります。ストレスの影響で少なくなることがあります。

グルタミン酸

速効性のあるエネルギー源で、大豆や小麦に多く含まれています。グルタミン酸は小麦グルテンから発見された非必須アミノ酸です。アスパラギン酸と同じくタンパク質の親水性のかたまり部分で大事な役目を果たしています。その他にアンモニアの調整などの役割があります。

アミノ酸が不足するとどうなるの?

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普通の生活をしている人ならばほとんどアミノ酸不足になる事はありませんが、アミノ酸が不足すると肌の老化、血管の老化肝機能の衰え、筋力低下、エネルギー不足、不眠、むくみなどの体調不良を起こします。

アミノ酸は毎日色んな物を作らなくてはなりません。そのアミノ酸が不足するということは新しい材料がない中お家を作らなければいけないのと同じことです。その為多少の傷や不良箇所は無視してでも新しくお家作らなくちゃ!となり傷や不良箇所の修理が遅くなるのです。

そして、無理して新しいお家を作ったはいいけれど、支える柱が弱い為簡単に壊れてしまう。そんな状況に体内がなってしまうのです。

では、アミノ酸をたくさんとっても大丈夫?

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少ないのは問題でも多い分には構わないでしょう!と思いませんか?本来摂りすぎたアミノ酸は尿素となって排泄されます。なので、基本的には摂りすぎても大丈夫なんですが、あまりにも高タンパク質な生活を続けていると腎臓に負担がかかってしまいます。

特に糖尿病や腎臓の病気を抱えている方は注意が必要になります。アミノ酸の過剰摂取によって起きる症状は、手足のしびれ、血圧上昇、血糖値の上昇、尿酸値の上昇です。

まとめ

アミノ酸は人間にとってとっても大事な物ということがわかっていただけたでしょうか?必須アミノ酸は食べ物しか摂ることができませんが非必須アミノ酸も必須アミノ酸から出来ていたりとどちらもきちんと摂っておかないといけないんですね!

自分が足りないなと思うものが有れば積極的に摂ってみてはいかがでしょうか?

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