ぶっきらぼうな人とは?意味や性格の特徴、心理や対処方法を紹介!

世の中には様々なタイプの人がいますが、その中でも対応に困ってしまうタイプの一つが「ぶっきらぼう(ぶっきら棒)」な人です。ぶっきらぼうな人は話しぶりや行動に愛想がありませんから、会話をしても感情表現が少なく反応が冷たい傾向があります。そのため、周りの人は会話内容が伝わっているのか心配になってしまうことも少なくないのではないでしょうか?

多くの人は人間関係を良好に保つためにも、多かれ少なかれ他人に対して愛想よく接しようとします。しかしながら、ぶっきらぼうな人は、そうではないのです。それでは、ぶっきらぼうな人は、どうして無愛想な態度をしてしまうのでしょうか?

そこで今回は、「ぶっきらぼう」という言葉の意味を再確認した上で、ぶっきらぼうな態度をとる心理、ぶっきらぼうな人への対処方法について、ご紹介したいと思いますので参考にしていただければ幸いです。

「ぶっきらぼう」の意味

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そもそも「ぶっきらぼう」という言葉は、どのような状態や様子を意味する言葉なのでしょうか?普段なにげなく使っている言葉だけに、その意味を改めて調べることは少ないと思います。

そこで、まずは「ぶっきらぼう」という言葉の意味について、再確認したいと思います。

「ぶっきらぼう」の辞書的意味

「ぶっきらぼう」という言葉の意味について、複数の国語辞典や国語辞書を調べてみると、だいたい次のような意味を有することが分かります。

  • 話しぶりや態度に愛想がない様子。
  • 物の言い方や行動などに愛想や愛嬌がない様子。
  • 話し方や態度がそっけない様子。

「ぶっきらぼう」の同義語・類語

「ぶっきらぼう」という言葉の意味をよりイメージしやすくするために、「ぶっきらぼう」の同義語や類語を挙げてみたいと思います。

  • けんもほろろ。
  • つっけんどん。
  • つんけんした。
  • 不親切。
  • 冷淡。
  • 無愛想。

「ぶっきらぼう」の意味

このような「ぶっきらぼう」の辞書的意味や同義語から、「ぶっきらぼう」とは、対人関係において感情を表に出さずに淡々と、あるいは非情で冷淡な対応をするような様子を言うのです。

会話が成立にするには、会話をする人同士がお互いに気遣いをする必要があります。その気遣いこそが、愛想であり愛嬌です。ですから、ぶっきらぼうな人とは、人間関係において相手に対する気遣いを欠いている人、と言い換えることもできるかもしれません。

ぶっきらぼうな態度をとる心理

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それでは、このような「ぶっきらぼう」の意味を踏まえた上で、ぶっきらぼうな人はどうして対人関係において感情を表に出さずに淡々と、あるいは非情で冷淡な対応をしてしまうのでしょうか?

そこで、ぶっきらぼうな人が無愛想な態度をしてしまう心理について、ご紹介したいと思います。

強烈なプライド・自尊心

ぶっきらぼうな人が無愛想な態度をする心理として、高すぎるプライドや自尊心から過剰な優越意識が働いている可能性が挙げられるでしょう。

このタイプの人は、自分が他人よりも優れているという優越感が過剰気味で、強烈に自分に自信を持っています。そして、その過剰な自信や優越感が、プライドや自尊心を人並み外れて高いものにしています。それゆえ、このタイプの人にとっては、周りの人が自分よりも劣った人間に見えてしまい、そのような劣った人と話すことが時間の無駄だと感じられてしまうわけです。

その結果として、自分より劣っていると思う相手に対しては、顔から表情が消えたような、けんもほろろな対応をしてしまうのです。逆に言うと、数少ない自分より優れていると思える相手には、ぶっきらぼうな振る舞いは鳴りを潜めます。

このように人によって態度を変えるという意味では人間性に問題があると言わざるを得ませんが、高すぎるプライドがゆえに、ぶっきらぼうな態度をする心理が存在するのです。

コミュニケーションが苦手

ぶっきらぼうな人の心理的特徴の一つとして、内向的な性格であるがゆえに人とのコミュニケーションに苦手意識があるケースも挙げられます。

このタイプの人は、内気で内向的な性格に由来する人付き合いに対しての苦手意識が根底にあり、人を前にすると気持ちが萎縮して心の余裕が失われてしまいます。心の余裕を失った結果として、本人には明るく話そう又は笑顔を作ろうという気持ちがあっても、自然な言葉選びができなくなり、表情や挙動も硬いものとなってしまうのです。つまり、このタイプの人はぶっきらぼうに振る舞うつもりは無いのにもかかわらず、相手方にとっては無愛想でぶっきらぼうな言動という印象が残ってしまうわけです。

このようにぶっきらぼうな人の心理には、前述した高いプライドのケースとは大きく異なり、内向的な性格からくるコミュニケーションの苦手意識といった心理によるケースも存在します。

異性を前にした緊張・不安・恥ずかしさ

ぶっきらぼうな人が愛想のない態度をする心理には、異性を前にして緊張・不安・恥ずかしさといった感情を隠そうとして話し方や態度がそっけなくなるケースもあります。

例えば、男性が女性に対して恋愛感情や好意を抱いていると、相手女性を前に緊張してしまったり、自分の外見や行動が嫌われてないか不安になったり、恥ずかしくて目を合わせられず視線を外してしまったりします。

このように異性の相手を意識するあまりに、緊張・不安・恥ずかしさといった感情が溢れ、それを隠そうとして平静に振る舞おうとすればするほど、愛想笑いが硬く引きつったり話しぶりや態度がそっけなくなってしまい、相手にはぶっきらぼうな態度と受け取られてしまうのです。

相手を警戒する気持ち

ぶっきらぼうな人が無愛想な態度をする心理の一つとして、相手を信用できず警戒心が先にたっているケースも挙げられるかもしれません。

そもそも人は、相手と会話をして様々な質問や情報交換を通じて、人間関係を形成していきます。そのため、会って間もない人に対しては、相手の人間性を評価する情報に乏しいことから、中には警戒心が先にたって距離を詰めようとしない人もいるでしょう。

例えば、お金目的で物を売りつけようとする営業姿勢が見え隠れするお店の販売員に対して、いくら商品に興味があっても警戒心を抱いてしまうことがあるかもしれません。販売員とお客が人間同士だからこそ、相手を信用できるか否かが重要になります。そして、相手を信用できなければ、警戒心からつっけんどんで冷たい返事を返すことになります。

このように相手が人として信用に値しない場合、自分の身を守るためにぶっきらぼうな態度をとってしまうことがあるのです。

ぶっきらぼうな人への対処方法

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このように一口に「ぶっきらぼう」な人と言っても、ぶっきらぼうな態度をとってしまう心理は様々なのです。それでは、実際にぶっきらぼうな人に遭遇したら、どのように対応をすれば良いのでしょうか?そこで、ぶっきらぼうな人への対処法について、ご紹介したいと思います。

自分とは違うタイプの人間だと割り切る

ぶっきらぼうな態度をとってしまう心理は、前述のように多岐にわたります。中には強烈なプライドや自尊心からぶっきらぼうな態度をとる人もいれば、内向的な性格がゆえに意図せずぶっきらぼうな態度になってしまう人もいます。

それゆえ、ぶっきらぼうな人に対して誠実に真正面から向き合おうとしても、ぶっきらぼうな態度をとってしまう心理によって対応方法も異なりますし、その心理を外見から読み取ることも難しいでしょう。心理を読み間違い対応方法を誤って予想外の反応が返ってくることで、自分の心が乱されてしまいイライラや不快な気持ちにさせられてしまうこともあるかもしれません。

ですから、ぶっきらぼうな人に対する対処法の一つとして、自分とは違うタイプの人間だと割り切ってしまう考え方をすると良いでしょう。相手が無愛想でそっけない言動や態度でも、そういう人間なんだと割り切ることができれば、自分の感情を乱すことなく受け流すことができるでしょう。

愛想笑いで接する

ぶっきらぼうな人への対処法として、とりあえず笑顔や愛想笑いで接するのも悪い方法ではないでしょう。

ぶっきらぼうな態度をとってしまう心理は様々ですが、どのタイプに対しても愛想笑いであっても笑顔を向けていれば、良く受け取られることはあっても悪く受け取られる可能性は低いでしょう。特にコミュニケーションが苦手でぶっきらぼうな態度になるタイプや異性を前にしてぶっきらぼうな態度になるタイプには、笑顔を見せることによって心を開いてくれる可能性が高まる効果が期待できます。

堂々と振る舞う

ぶっきらぼうな人への対処法として、特にビジネスシーンにおいては、愛想笑いをするよりも堂々と振る舞うほうが良いかもしれません。

ビジネスシーンにおいては、前述のようなぶっきらぼうな態度をとってしまう心理に加えて、企業同士の駆け引きなど複雑な要素が絡み合います。ですから、下手に愛想笑いをするよりも、ビジネスライクに伝えるべきことは伝える姿勢でいると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?「ぶっきらぼう」という言葉の意味を再確認した上で、ぶっきらぼうな態度をとる心理、ぶっきらぼうな人への対処方法について解説してみましたが、ご理解いただけたでしょうか?

ぶっきらぼうな人は話しぶりや行動に愛想がありませんから、会話をしても感情表現が少なく反応が冷たい傾向があり、対応に困ってしまう人も少なくないでしょう。一口にぶっきらぼうな態度をとってしまう心理と言っても、その心理は多岐にわたります。

ですから、ぶっきらぼうな人への対処法について、これといった正解はありません。そんな対処法の中でも、自分の感情が乱されないためにも、ぶっきらぼうな人は自分とは違うタイプだと割り切ってしまうことが最も無難な対処法と言えるでしょう。

  
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