理想を追い求める理想主義者もいれば、理論的で、情報から人生を決めていくようなリアリズムの人間もいます。そんな自分の感情ではなく、現実的な特徴のタイプの人の事を現実主義者と呼びます。
自分では現実主義者だと思っていなくても、周りからそう評価されていたり、そういう傾向にあると指摘されたことがあるという方もいるかと思います。
この記事では、現実主義者の考え方や性格、価値観は一体どういったものなのかを見ていきたいと思います。
この記事の目次
現実主義者の性格って一体どういったものなの?
現実主義者の性格というと、目標に対しては非常に明確な計画をたてることが出来、常に理想ではなく、その場の感情で動かずに行動するイメージが強いという方も多いのではないでしょうか。
特に、リスクを取ることが少ないので人によっては冒険心が乏しいと感じてしまったり、リアリストはつまらないと思っている方もいるかもしれません。しかし、実は現実主義者は非常によい部分もたくさん持ち合わせています。
いつでも計画的に動くことが出来る
なんでも先に考えるより前に行動してしまう実行家タイプは、その時の状態によっては先に行動してしまったほうがいいかもしれません。しかし、力任せに挑戦するのではなく、きちんと計画性を持つことも非常に重要です。
特に、行動を先にすると、部分的には非常によい効果も発揮するかもしれませんが、他の部分はうまくいくことなく、結局失敗してしまうこともあります。
その点、現実主義者は全体の状況を見極めた上で、そこから自分は一体どういったアプローチをするべきなのかといった見方をすることができます。そのため、危険性もきちんと考えた上で余裕を持って行動に移すことができます。
金銭感覚がしっかりとしている
現実主義者の方は、金銭感覚もしっかりとしています。特に、自分が得たお金と、使ったお金に対してのバランスをしっかりと取ることができます。
現実主義者の方は自分の持っているお金が気づいたら増えたり、収入が増えると夢見るのではなく、今持っているお金の中で堅実にお金を動かしていきます。そのため、貯金が得意であったり、堅実な投資にチャレンジする人も多いようです。
もちろん借金や、ローンを組む方もいますが、そういった方も目的をはっきりとさせ、返済計画をしっかりと持っているので、滞納したり自己破産することなく返済を終えることができるようです。
感情的に動かず、理性的に感情を制御することができる
何か自分の思い入れのあることに挑戦していると、傍から冷静に見ると無理そうなことでも可能性があるのではないかと挑戦したくなってしまいます。また、その場の感情に流されて、加担しないようにしていたことに関わってしまうこともあります。
しかし、現実主義者は感情に振り回されることはありません。自分の感情がないわけではありませんが、それよりも現状に対して冷静に対処することができます。知的に物を捉えることが上手なので、そういった事が上手く出来るようです。
そのため、何か有事の時にも頼れる存在であったり、率先して活躍してくれるシーンはたくさんあります。
人情やプライドよりも、利益などの数値を重視する
仕事をしていると特に、だんだん馴れ合いになってしまったり、プライドのために素直に実力を認めることが難しかったりすることがありますよね。もちろん人間なのでそれは仕方のないことですが、現実主義者はそれに上手く対処することができます。
そういった感情に流されることなく、見ているのは利益や数値です。もちろんそういった結果のみで判断されるのは非常に良い面がある一方で、どんなに頑張っていても、結果がついてこなければ現実主義者には評価されることはあまりありません。
もちろんどちらが良いというわけではありませんが、現実主義者はそういった冷静な観点から物事を判断することができるので、ある程度平等で公平な判断や、評価を下すことができます。
現実主義者のデメリットって一体どういったところなの?
現実主義者にはいい性格ももちろんたくさんありますが、その一方で、あまりよくない面も持ち合わせています。現実をみているからこそそうなってしまう部分は大きいのですが、もし自分が現実主義者だと思っているのならば、こういった部分を冷静に受け止めていくのも大切かと思います。
それでは早速、現実主義者の性格のデメリットとは一体どういった側面なのかを見ていきましょう。
堅実的なので臆病なところがある
現実主義者は理想を追い求める訳ではなく、現実的に物事を見るので、挑戦精神や、冒険精神は薄いと言えます。特に未知のものに対しては自分から挑戦したがらない部分があります。
これは、未知のものはデータがないので、本当に成功するかどうかは分からず、それに対して挑戦する勇気があまりないからです。これまでやってきたことに対して効率化を目指すことはできますが、新しいことに踏み切ることは難しいと言えます。
そのため、自分がやったことがあることに対しては先頭に立つことができますが、その反面で非常に臆病になり、新しいことには踏ん切りが付かないこともあります。
現実を見ているので自信家で他の人を見下す所がある
現実主義者が見ているのはいつもその場にある現実です。そのため、自分の能力と他人の能力を冷静に見定めることができます。特に現実主義者は自分が今足りないことをしっかりと認識し、それに対して計画的に努力をすることができます。
そのため、他の人たちを見た時に自分よりも努力をしておらず、なぜそんな調子なのかとみくだしてしまうところがあります。もちろん自分が頑張っているからなのですが、他の人からしてみれば馬鹿にされているように感じてしまいます。
結果を重視するので、それまでの過程を評価しない
現実主義者は現実をまずは見ていきます。これはどういう事かというと、仕事などにおいても結果をまずは重視するということです。もちろん新しいプロセスや、工夫などは可視化することができますが、努力などはなかなか目に見えるものではありません。
感情的な人だとそれを評価しますが、現実主義者がそういったことを評価することはあまりありません。何かを変えたりすれば、結果に目に見えて反映すると考えているからです。
そのため、本人はそう意識していなくても他の人からは非常に冷たいように捉えられてしまうこともあります。
想定外の出来事には上手く対応することができない
現実主義者は自分が想像できる範囲内では非常に上手く立ち回ることができます。しかし、その一方で自分が想定できないようなことに対してはうまく対処することができません。
特に、自分が想定していない事になると、自分が何をすればいいのか、どのように行動スうるべきなのかを冷静に判断することができずに、パニック状態になってしまうこともあります。
普段は冷静なだけ、いざと言った時に頼りにならず、パニック状態になっている様子は頼りがいがないように思われてしまいます。
現実主義者な女性が恋愛で嫌われてしまう理由は?
現実主義者の女性は意外と多いものです。もちろん性格にもよりますが、元々男性は理想主義者、女性は現実主義者の傾向があると言われています。
しかし、現実主義者であることは悪いことではないのですが、そういった側面が強すぎると、恋愛ではなかなかうまくいかないこともあるようです。それでは一体理想主義者の女性はどのようなトラブルを起こしやすいのでしょうか。見ていきましょう。
お金の管理が厳しいので恋愛関係では上手くいかない部分がある
現実主義者は非常にお金に対してシビアな所があります。一緒に住み始めたりすると、家賃はきちんと折半にしたり、生活費はお互いが出そうとしたりと、上手く負担を分散させようと工夫し始めます。
しかし、男性からすると、生活費も娯楽費も一緒にしてしまったり、ついついいらないような物を集めてしまったりすることがあります。もちろんそれでも生活はうまくいくのですが、現実主義者からすると、そんな適当な生活は耐えられないと思ってしまうようです。
そのため、少しケンカのように発展してしまうこともあるようです。
男性からするとすきがなくて可愛げがない
男性にモテると言われているのは昔からぶりっこですよね。特に少しドジをしてしまったり、馬鹿な方が可愛がられているという印象が強い方も多いのではないでしょうか。
しかし、現実主義者はしっかりと周りを見ることができますし、努力家で計画性もあるので男性よりも能力が高かぅたりする場合があります。そうなると、男性からするとスキがなく、あまり可愛げがないように感じてしまう事もあるようです。
結婚意識が強いので男性からすると負担になってしまう
現実主義者の女性は遊びで付き合うことはあまりありません。恋愛の最終的なゴールとして結婚を視野に入れている人が多いです。もちろん最初からいつまでに結婚しようと思っているわけではありませんが、結婚を将来的に考えていますし、それをきちんと伝える人が多いです。
男性からするとまだそこまで考える事ができないかもしれませんが、しかし、現実主義者な女性は自分と結婚するとどういったことがいいのかのアピールも交えてアタックしてきます。
そういったアタックや、結婚意識が重荷になってしまい、結局上手く行かないこともあるようです。
自他共に厳しいのでリラックスすることができない
現実主義者は自分に非常に厳しい部分があります。しっかりと現実が見えるので、その分の危機感などもしっかりとあるからです。そのため、休息を取ることが必要なのは分かっていますが、それも義務として休む人も多いようです。
休日も無駄にしたくないので、朝寝坊をすることなく、色々な所に効率よく生きたいという人もいます。しかし、男性からするとゆっくりとダラダラする休日も必要ですし、一緒にいる時間は癒やしを求めている人もいます。
しかし、現実主義者は自分だけではなく、他人にも厳しい部分があります。それは恋人であっても例外ではないので、結局リラックスすることが難しく、別れてしまうようです。
現実主義者の女性が上手く恋愛をすすめるためには何を心がければいいの?
現実主義者の女性が恋愛をするのは難しいということを見ていきましたが、うまくアピールすることができればそれも失敗することはありません。
特に、自分はどういった点に気をつければいいのかということをしっかりと見ることができれば問題はありません。ただ、人によってはそういった部分も認めることができずに上手く行かなくなってしまいます。
恋愛において、果たしてどういった点を気をつけていけばいいのかを早速見ていきましょう。
自分と他の人は違うということを理解するようにする
まずは、自分と他の人は違うということを理解するようにしましょう。これはどういう事かというと、自分が考えていることや、大切にしていることは他の人とは違うということです。
自分からしてみればどうしてこれを優先しないのか分からないかもしれませんが、他人からするとあなたの考え方や行動が理解できないことがあります。まずはお互いが違うということを理解するようにしましょう。
また、理解することができたら、それはどのようにすり合わせていけばいいのか、だんだんに分かりあうことによってすりあわせていきましょう。
何かに対して一生懸命熱中し恋愛にだけに熱中しない
恋愛に集中してしまうと、自分が理想とする完璧なカップルになろうとしてしまいます。しかし、それではなかなか恋愛はうまくいきません。自分の努力だけで全てが解決するわけではないからです。
他の仕事や、趣味にも目を向けるようにしましょう。また、そういった自分の努力が認められることに熱中しながらも、恋愛にも手を抜かないことが、現実主義者には得意な分野であります。
ついつい恋愛だけに熱中してしまうこともあるかもしれませんが、そういった時にはまずは頭を冷やして、少し距離を置いたり、干渉しすぎないようにして、ちょうどいい距離感をとるようにしましょう。
少し自分の感情を素直に表現してみる
現実主義者からすると、自分がわがままを言ったり、感情を素直に表すことが苦手な人も多いのではないでしょうか。自分が何かをしたくないと思ったり、甘えたりすることが苦手だと、恋人の甘いムードになることはあまりありません。
夜に寂しかったら寂しいと素直に言ってみたり、相手の都合を考えずに、会いたいということも時には大切かもしれません。もちろんその前に相手を振り回してしまうのではないかと思う気持ちもあるかと思います。しかし、相手からすると求められることは嬉しいことです。
最初から素直に自分の感情を表現するのは難しいかもしれませんが、少しずつ距離を縮めながら、ぜひ挑戦してみてくださいね。
自分の得意な所は精一杯アピールする
現実主義者からすると、他の人が計画的に動いたりすることがなぜできないのか、理解できないかもしれません。しかし、恋愛においてはそういった事がチャンスです。
自分が苦手なこともある一方で、自分が得意なことは精一杯アピールするようにしましょう。もちろん、自分がそれで負担になってしまえば意味がありませんが、しかし、得意なことであればいくらでもできるのではないでしょうか。
旅行の計画を立てたり、デートの段取りを取ったりするのは男性の役目のように思う人もいるかもしれませんが、自分が得意で好きだからと引き受けるのもいいかもしれません。案外うまくいってお互い楽しく過ごすことができるかもしれませんよ。
まとめ
現実主義者というと、なんだかお硬い印象で、いつも真面目に努力しているイメージが強いですよね。もちろんそういった側面も持ち合わせていますが、本人に悪気があるわけではなく、現実をみた上でそれが最適だと思っているからです。
もちろんそこから悪い面が見えてしまうこともあるかもしれませんが、それ以上に現実主義者は他の人達にはない良さもたくさん持っています。しかし、そういった物を上手く恋愛では活かすことができない不器用さも持ち合わせています。
もちろん他の人からしてみれば、どうしてこんな簡単なことが出来ないのかと思うこともあるかもしれません。しかし、そんな不器用さも可愛らしい所ですよね。なかなか自分の感情を表に出したり、感情的に行動することが難しい人もいるかと思います。
しかし、そういった時にいつもと同じように行動するのではなく、少し勇気を出していつもはしないような事を行動してみるのがおすすめですよ。ぜひ、マンネリ化するのではなく自分の殻を破って新たな自分に生まれ変わってみてくださいね。