女性にも男性にも恋ができない、人を好きになる感覚にならない。といった声が最近多く聞かれます。芸能人であるローラさんも、高校生時代に恋をしたっきり、それ以降恋に落ちていないんだそうです。草食系男子や悟り系など、恋愛に消極的な男性や女性はここ近年で露出が増えたように思います。
基本恋愛は自然とあの人気になるなーと思っていたのが恋心に発展したり、無意識的にトリガーが発動して恋愛に陥っていました。しかし、いざ意識してみるとなんで好きになったのか、あんなに熱中したのかは後になってみたら理解できませんよね。そしてなぜ突然恋に落ちなくなったのか。
一体何が原因で恋愛ができなくなってしまっているのでしょうか?その原因や病気の可能性について紹介していきます。最後には無性愛者と呼ばれる、「アセクシャル」というパーソナリティについても紹介します。
人を好きになれない原因は?
いつからか人を好きにならなくなってしまった。人を好きになれないと感じている人には一体どんな原因があるのでしょうか?幾つかの可能性を挙げていきます。
好きという感情が湧くのは漠然とした所からくるものなので、何かきっかけがあればまた恋心が復活してくるかもしれません。まずはその原因を突き止めて対処法を探していきましょう。
過去のトラウマ
以前の恋愛の経験から恐怖心があり恋愛に臆病になってしまっている可能性があります。例えば、ひどい振られ方をしたとか、結婚を考えていた彼氏彼女に浮気されてしまった、自分は二番目で本命が他にいた、などです。一度恋愛によって傷を負ってしまった場合、立ち直ったと思ってもまた同じことになるのではないか・・・と、どうしても心のなかで思ってしまいます。
そのようなトラウマが原因で次の恋愛になかなか前向きになれなくなってしまった。という可能性は考えられます。この場合焦ってしまうと、また同じような異性に引っかかってしまったり、過去のトラウマから抜け出せないまま相手のことが信用できなくなってしまうので、ゆっくり時間をかけて治癒するのを待ちましょう。また、相手もじっくり選び同じ過ちが繰り返されないような相手を選択することが重要になってくるでしょう。
どうしても好きになる人は同系統の異性に偏りがちですので、相手を見るポイントを変えて恋人探しを行いましょう。
高望みしている
恋人に対するハードルを高く設定しすぎている、理想が高い人はなかなか恋に落ちづらい傾向にあります。好きになるまでに幾つもの課題をクリアしなければいけなかったり、妥協を許さなかったりでなかなか理想の相手に巡り合うまでに時間がかかってしまいます。
よりたくさんの人に出会わなければいけなかったり、時間と労力をかなり消費するため、疲労してきますし、諦めの心も芽生えてきます。
そのような人は対策として、一旦付き合うまでの交際願望のハードルを下げてみてはいかかでしょうか?付き合うことで愛着が湧いてきたり、嫌な部分も見えますが、良いところも見えてきたりしてだんだんと一緒にいることが楽しくなってくるかも知れません。
未来のことを考えすぎる
付き合った先の結婚のことや子供のこと老後のことなど、この人を好きになって大丈夫だろうか?とずっと先のことまで考えてしまう思慮深い人はなかなか純粋に人を好きになることが出来ません。逆に好きになりやすい人の特徴として、この人とならどんな生活でも構わない!と後先を考えない恋愛をしがちです。極端なのも問題ですが、人を好きになるのに当たってあまり考えすぎてしまうと恋愛のスイッチがなかなか入らなくなってしまうのも事実です。
多少は、ズボラに、単純に相手のことを好きかどうかで判断していくのが、好きになる近道ではあります。先のことを見据えて行動、選択することは重要ですが、先のことはどれだけ考えてもわかるものではありません。いい物件に見えてもどこかで人生の転機が訪れて180度人生が変わってしまうこともあるのです。
勇気を持って、飛び込むきっかけを逃さないようにしましょう。
未知の部分を知ってしまった
幾度と恋愛経験するうちに、今まで知らなかった異性の特徴やパターンを知ってしまい。恋愛に飽きてしまったり、恋愛に興味が薄れてしまったケースです。
初期の頃は、何が起こるかハラハラワクワクで、恋をすると毎日がキラキラしていたかと思います。高校時代の恋愛なんてきっとそうですよね。しかし経験を重ねるに連れて、そのワクワク感は失われ、だんだんとめんどくさかったり、見慣れた景色へと変わっていってしまいます。だいたい同じようなデートだったり、遊び方や同年代の恋人と接していると、そういったことに陥りやすいかもしれません。
年下や年上など今までに経験のない新鮮な相手と接触する機会を設けて、自分のまだ知らない経験を求めましょう。だんだんと、昔のワクワク感が戻ってくるかもしれません。
自分の恋愛対象の枠を広げてキャパを増やしていきましょう。
ダメな部分を見てしまう
好きになる前にどうしても脳が働き相手のだめな部分が目についてしまい、気持ちがいまいち盛り上がっていかない人はいると思います。観察眼が優れているがために、事故物件に巻き込まれることは少ないですが、恋に恵まれないという欠点があります。
このような人は減点法で人を見るのではなく、加点法で相手を評価していきましょう。その観察眼を相手のいい所を探す方向に向けて、相手のいい部分を見つけることによって、好きになりやすく変化させていきます。どうしてもだめな部分を発見してそこを注視してしまうと、結果の評価がマイナス評価になりがちです。完結をプラスの評価でまとめることで、一気にポジティブに相手を評価することが出来るようになります。
観察眼を上手く使って、相手の評価を変えていきましょう。
劣等感を強く持っている
相手より自分は劣っている、自分はダメな人間だ。心理学的にも強く自分への劣等感を持っている人は、なかなか人を好きになることは出来ません。自分の見た目はあまり良くないから、相手は振り向いてくれないだろう。など自分を低く評価するあまり、相手と自分は釣り合わないなどと心のなかで決めつけて、挑戦することをやめてしまうからです。
必要以上に劣等感を抱えていると会話や仕草にもその影響が出やすく、はずんだ会話が出来なかったり、ネガティブな思考に陥って状況を楽しめなかったりします。
価値観を変えて自己肯定感を持ち「自分は見た目は良くないけど、料理が得意だ」や「会話は面白くないけど車の運転は得意だ」などなんでも良いので自分に自信を持てる分野を見つけて、自己評価を上げましょう。
コンプレックスをなくし、自分を好きになれることで、より相手のことも好きになっていけるようになるでしょう。参考にしてみてください。
性欲がない
性欲がない、少ない人は、多い人に比べて人を好きになりづらい傾向にあります。性欲がない分異性への興味がそれだけなくなってしまうわけですから当たり前のことではあります。
特に異性と結ばれることの意味としては「性行為」が一つの大きなイベントでもありますから、性行為がないのであればただの友達で良いことにもなります。ひとと触れ合う欲求は恋人以外でも得ることが出来るため、わざわざ人を好きになる必要がなくなってしまいます。
草食系男子や悟り系と呼ばれる人たちは、中には性欲が強い人も居ますが、もともと性欲が少なく、あまり異性への興味がない人も居ます。近年では、インターネットで簡単に動画や画像を検索して自慰行為を行おことも出来、一人で性処理をすることが簡単に行えるようになっています。女性でも性欲があまりない人が居たり、それよりも趣味や好みが似ている友達と時間を過ごすほうが楽しいと感じる人は多いような気がします。
自分の中から、性への興味が湧いてくるまで待つか、性への興味のない者同士で仲良くやる方法しかないでしょう。
人に頼るのが苦手
人に頼ることが苦手な人は、自立心が高かったり、もともと頼らくてもなんでも一人でやる癖がついているため、人に頼るより自分でやるほうが楽だったりします。人に頼る事が少ない人は、他人に依存する機会がそれだけ少ないので、人を好きになる機会はそれだけ少なくなります。
よく言えばしっかり者になるのでしょうが、このしっかり者という特徴が恋愛に不向きな原因です。なんでも自分でこなしてしまうが故に、この人が居なければダメと言うような依存的な思考に陥らなくなります。自分一人でもなんとかやっていけるな、と考えがちなので恋愛体質のちととは逆にお一人様向けの性格といえます。
迷惑じゃないかな、と思う気持ちはわかりますが、思い切って頼み事をしてみることで相手への信頼関係や何かをしてくれたという感情が芽生え、相手にモテるきっかけになるかもしれません。
異性に出会う機会が少ない
同性ばかりの環境で長く身をおいていると、その環境のほうが楽だったり、異性への興味が薄れてしまう場合があります。逆に、異性の存在が大きく反映されることもありますが、機会が少ないということはそれだけ異性との出会いや恋愛の機会が少ないということにも繋がります。
長期間異性との接触をしていないと恋愛をする感覚を忘れてしまうこともあるのではないでしょうか?克服法として今一度、異性との接触の機会を増やし、きっかけを掴みましょう。女子力、男子力を上げる事を再度意識し、自分自身の性のポテンシャルを高めていきましょう。
ナンパをしている人を見習って恋活がんばってください。
仕事や人生が充実している
恋人が居なくても今の生活が充実している。という人は、最近多くなってきています。お一人様用の外食ビジネスが増えるなど、サービスにも一人用のサービスが多くなったように感じます。
人生の充実を恋愛や結婚に置かない人も中には居るでしょうし、これはなかなか難しい問題です。本人がそれが幸せだと感じているなら、人を無理に好きになる必要はないでしょう。しかし、年令を重ねたときに後悔だけはしないようにしないといけませんね。
元カレ、元カノを引きずっている
過去の彼氏や彼女のことを心の何処かで引きずっていて、なかなか次の恋人を見つけられない人は居るのではないでしょうか?どこかで、過去の恋人と比べてしまったりして、今の状態なら前の恋人のほうが好きだったななどとズルズル引きずってしまいます。
このような考え方は主に男性側に多いのではないでしょうか?女性は割りとさっぱり別れてからは引きずること無く、割り切ることが上手な気がします。
男性は、過去の可愛かった彼女を引きずってしまう傾向が強い気がします。付き合ってからもまだ過去の彼女のことを思っていたり、彼女はまだ自分に気があると妄想を抱くのも男性の特徴でしょう。過去のことはきっぱり諦めて次に目を向けましょう。
面倒臭がり
理由は異性を好きになったり、付き合ったりするとデートに行かなくてはいけなかったり、おしゃれをしたり、化粧をしたり、連絡を取り合ったり、なにかとやらなくてはいけないことが多く、動き出すまでが億劫だったりします。
めんどくさがりな人は結構このような心理状態になる経験があるのではないでしょうか?想像するだけで面倒臭いですね。しかし、付き合う上で必ずやってくるイベントですので、面倒臭いを醍醐味に変えて楽しんでいきましょう。
面倒臭がってやらないよりもやって見たほうが爽快感や達成感が味わえて、より充実した時間を過ごせることは間違いありません。ぐっと気合を入れて恋愛モードにスイッチを入れ本気をだして努力しましょう。
人を好きになれないのは病気?
人をすきになれないのは、気分や性格的な問題だけではなく、心や体に異常があり、病気であることが原因かもしれません。
人を好きになれない病気について幾つか紹介していきます。専門医の元で治療を行い、完治にむけて動いていきましょう。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れによって異性に対する興味や性に対する興味が薄れてしまっている場合があります。日頃の疲れや、ストレス、運動不足や、食事バランスなどによってホルモンバランスは簡単に崩れてしまいます。
その他にももともとホルモンが欠如している人や少ない人は存在します。他の人に比べて、異性に対して冷たい態度であったり、無関心な節がある人はもしかしたらこのホルモンバランスに関係しているのかもしれません。
睡眠、運動、食事、などで改善に努めることで回復する事がありますので、一度サイトなどのセルフチェックで簡単に診断してしてみてはいかがでしょうか?
男性恐怖症
男性からの暴力、虐待、乱暴やいじめやセクハラ、様々ことが要因になって男性恐怖症は発症します。男性と同じ空間に居ることが耐えられなかったり、触れられるっことが耐えられず拒絶してしまう、コミュニケーションを取るのですらままならないなど、症状は幅広くその人の経験によって変わってきます。
一度発症してしまうと、完全な完治は難しく、一定の苦手な相手に対してはどうしても萎縮してしまうようになります。完治が難しく薬で次の日には治るような病気ではないため、時間を要しじっくり治していく必要があります。
症状のことを理解してくれる男性を見つけて、徐々に慣らして行くしかないでしょう。
心的外傷後ストレス障害
PTSDとも呼ばれる心的障害です。DV、強姦、セクハラ、パワハラ、虐待、津波、テロ、人災、地震など強烈な心の傷が原因で心に大きな障害が残ってしまう障害です。過去の経験がフラッシュバックして混乱したり、僅かな音や障害に敏感に反応したり、不眠や緊張、吐き気めまい、悪夢や感情を表に出すことが困難になったりします。
とてもデリケートな障害なため、専門医による治療が必要になってきます。普通に生活が送れる様になるまで3ヶ月から1年以上とその期間は経験と精神力に依存してきます。
感情が引き出しにくかったり生活にも異常が来すため、恋に落ちるどころではなくなってしまいます。まずはこのトラウマに対する治療をしっかり行いましょう。
不感症
不感症によっても、喜怒哀楽といった感情が出にくくなったり、性行為による刺激に何も感じなく反応しなくなってしまうことです。性的な事象に対する興奮を全く起こさなくなり、興味がなくなっていってしまうため、すでに交際中の異性が居ない場合はなかなか恋をする気力が湧いてこないかもしれません。
アセクシャルについて
皆さんはアセクシャルという言葉をご存知でしょうか?まだあまり知られていない性のパーソナリティのことです。同性愛者をホモセクシャル、両性愛者をバイセクシャル、異性愛者をヘテロセクシャルと呼びます。
アセクシャルもその中の一つです。そのアセクシャルについて今日は紹介していきます。
アセクシャルとは
アセクシャルとは、同性にも異性にも恋愛感情を抱かない人のことを指します。
アセクシャルは、自分がアセクシャルであると気づくのには一定の時間がかかります。大人になってみて、過去の経験から自分は初恋をしたことがないなと気づくことによって、始めて自分がアセクシャルであると認識する人が多いようです。
しかし全く恋に興味を示さないかといえばそうではなく、他人の恋や、漫画や映画などの恋愛には興味を示す人もいるようです。
中には性的な好意を嫌う人と、性的な好意は行うけど恋愛感情は無い。という人が居ます。英語で言うlikeの感情はあるけどloveの感情がないというわけです。このような人は既に性のパーソナリティとして確立されていますから、昔は異常だと診断されていたでしょうが、今ではそういう人ということになります。別段病気というわけではないので、気にすることはないでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?人を好きになるのは無理に行うことではありませんので、時間をかけてじっくりパートナーを探していきましょう。焦って恋人を探してもいい人には巡り会えません。タイムリミットや周囲のプレシャーなどはあるでしょうが、自分の納得行く相手を探すことが、幸福に繋がります。
様々な手法を利用して、可能性を広げいい人に巡り合ってください。
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