冬に乾燥で起こる手のひび割れから、常にカサカサしてしまう手のしっしんまで・・・ふとした時にしみたり、ウールの洋服や手袋がひっかかったり。嫌ですよね。
原因・対策・予防をご紹介します!さらさら肌の手で、手をつなぐのもウールの手袋も怖くない!
手に起きるひび割れの原因
手に限らず、肌に亀裂が入る症状を「ひび」「あかぎれ」と言います。何らかの原因で皮膚が硬くなり、弾力を失います。
皮膚が乾燥した地面のように割れる事を「ひび」割れた部分が傷のように深く、出血したりするものを「あかぎれ」と言います。
ひびや、あかぎれの原因は、食器洗いや食事の用意などの水仕事が一番多い原因とされいます。石鹸や洗剤の化学物質でできる、肌あれ、手湿疹、しもやけ、さかむけ、中には、手の老化・水虫が原因のこともあります。
・手湿疹
手湿疹は、手のひら・指・手の甲にできる湿疹です。接触皮膚炎の一種だと言われており、男女関係なくできます。最初に手に汗をかき、水ぶくれができ、それがむけて、じゅくじゅくしたり乾燥して皮膚がはがれたりします。
・老化
老化は、肌のターンオーバーが乱れ、角質がうまくはがれなくなることが原因になります。
・水虫
水虫は、足にだけできる疾患ではありません。手にもできますし、中にはかゆみを伴わないものもあります。
・しもやけ
しもやけは、手足、耳などの部分によくできます。寒い季節に皮膚が赤くなったり、かゆくなったりします。平均気温が4~5度の日で、一日の気温差が10度以内だと発症しやすいです。
・さかむけ
さかむけは、爪のまわりの皮膚が部分的に向けた状態のことであり、痛みを感じ、水がしみることもあります。たくさんできる場合は、油分・栄養不足が原因です。これは爪切りなどで根元から切りましょう。
これらが起きた後に、ヒビやあか切れになってしまうことが多くあります。
手のひび割れ対策
水仕事の多い主婦の方に多いです。お湯で洗いものをしてしまうと、皮脂やセラミドが余分に取り除かれてしまい肌のバリアが無くなってしまいます。それにより乾燥しひび割れます。
水仕事が原因
・ゴム手袋を着用して家事をする。
・刺激の少ない洗剤を選ぶ。
・こまめに保湿をする。
・寒い時期の外出は手袋をする。
手湿疹が原因
・皮膚科を受診することをおすすめします。
・手の保湿をして水仕事は避けます。
老化が原因
・手のマッサージをして血行をよくします。
・保湿をこまめにします。
水虫が原因
・まずは皮膚科の受診をおすすめします。
・家族に感染する可能性もあるので、タオルなどの共有を避けます。
しもやけが原因
・一般的なかゆみ止めをぬってみましょう。
・寒い時期の外出は手袋をする。
さかむけが原因
・保湿効果もある外用薬が効果があります。
ひび割れが起こった時は、原因にあった対策をすることを心がけておきましょう。
日常にできる、ひび割れ予防!
ひび割れの共通点は、水仕事・乾燥にあるようです。ここでは、日々の生活に取り入れられる予防法をご紹介します。
・食器洗いはまとめてする。
・食器洗い機を使う。
・お湯での食器洗いは避ける
・手を濡らしてしまったときは清潔なタオルでしっかり水分をふく。
・ハンドクリームをこまめに塗る。
・食器用洗剤を少なめに使う、自然成分のものを使う。
・ゴム手袋を使って家事をする。
・紙をめくる、本よ読むときは指サックを使う。
・寒い時期の外出は手袋を使う。
・寝る前にはハンドクリームを塗り、シルクや綿の手袋をして寝る。
以上になります。ひび割れが起きそうな時や、手を美しく保ちたいと考えている人は試すようにしましょう。
ハンドクリームの選びかた
いざハンドクリームを選ぼうとドラッグストアなどに行くと、あまりの種類の多さに悩んでしまいますね。冬は乾燥するのでハンドクリームの需要が増えて、店頭にも一年で一番種類も在庫も多く並んでいます。
ここでは、症状別にハンドクリームの選び方をご紹介します。
・乾燥・かさつきの目立つひび割れ
水分・油分の両方を補給できる、保湿系ハンドクリームがおすすめです。塗ったあとにものを触ってべたべたしないものを選び、寝る前に塗って就寝中も保湿をしっかりしているものが良いでしょう
・あかぎれや強いひび割れ
ビタミンE配合のものを選びましょう。塗る時に、マッサージをするような感じですりこみましょう。
・かゆみがある
かゆみとひび割れがある場合は、まずかゆみを止めることを優先しましょう。かゆみと炎症を止める成分が入っていて尿素が入っていないものがおすすめです。
就寝中が回復チャンス!
そうは言ってもなかなかゴム手袋で家事ができなかったり男性だとハンドクリームに抵抗がある人もいますね。そういう人は、寝ている時に集中ケアがぴったりです。
用意するものは
・保湿効果の高いハンドクリーム
・綿100か、シルクのきつくない手袋
まず、お風呂上がりなど清潔な手にクリームをいつもより多く取ります。両手を合わせ、甲の側も合わせ、まんべんなくすりこみます。指一本一本、平、甲、丁寧にマッサージをしていきます。ひびの強い部分は特に刷り込みます。そして手袋をはめて、おやすみなさい!
一週間、まずは続けてみましょう。ひびが良くなってきたら、クリームの量を減らすようにしてください。