妊娠中毒症の症状とは?予防方法を知っておこう!

妊娠後に、むくみや高血圧、尿タンパクなど1つないしは2つ以上の症状がでてしまうことが、妊娠中毒症にはあります。今は妊娠高血圧症候群と呼び方が改められ、むくみはその症状から外すということもあるようです。

今回は、妊娠後期になりやすい「妊娠中毒症」(今回は、みなさんに馴染みの深いこの呼び方にさせていただきます)について知りましょう。

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妊娠中毒症について

健やか

原因についてははっきりとわかっていない部分もある妊娠中毒症。特に妊娠初期に体が妊娠にうまく対応できないときになりやすいと考えられているため、妊娠によって起こる中毒症状と呼ばれています。

初期の段階で体が対応できなかったものが妊娠後期になり、さまざまな症状となると考えられています。

妊娠中毒症の症状は?

昔は妊娠後期におこるつわりであると思われていたこともある妊娠中毒症、妊娠8ヶ月以降の妊娠後期に症状が現れることが多く、10%ほどの妊婦に発症します。

子宮や胎盤での血液の流れが悪くなることにより、赤ちゃんに酸素や栄養が行き届かなくなることもあり、赤やんは栄養不足、酸素不足になってしまいます。症状が悪化するごとに母体にも赤ちゃんにも危険な状態になることがあります。

早産や障害の原因にもなりうるので、妊娠初期からの予防が大切なのです。

妊娠中毒症の合併症にも注意!

妊娠中毒症になると、母体と赤ちゃんの状態をさらに悪くする病気合併することもあります。代表的なものを見てみましょう。

子癇(しかん)/妊娠20周目以降にはじめて起きたけいれん発作で、てんかんや脳炎、脳腫瘍などのことを言います。妊娠・分娩・分娩後のいずれの時期にも起き、そのほとんどが妊娠中毒症の妊産婦に起きると言われています。

そのほか、脳出血などの脳血管障害、子宮の正常な位置についている胎盤が赤ちゃんが生まれる前に剥がれてしまう、常位胎盤早期剥離などがあります。

妊娠中毒症になりやすい人は?

太り過ぎ

まず、遺伝的な要素で妊娠中毒症にかかりやすくなる人もいます。自分自身が糖尿病や高血圧、腎臓病を患っている場合、また家族にこの傾向があると起きやすいのです。ストレスや過度の肥満にも注意が必要です。

心臓を圧迫して血圧が上がりやすい太り過ぎの人や、自律神経や腎臓機能を低下しやすくなる疲労やストレス過多にも注意が必要です。経産婦よりも初産のほうが、また経産婦でも初めての妊娠時に妊娠中毒症にかかっていると、再度かかるリスクは上がってしまいます。

体への負担が大きい多胎妊娠の場合もかかりやすくなるといわれています。

症状や自分で気づくポイントを知っておこう

代表的な症状が高血圧や尿タンパクです。これらはきちんとした検査を行わないとわかりづらいのがネックですよね。早めに気づくためには、きちんと産婦人科の診察を受けて妊娠による体の変化として捉えずにいることが大切です。

自覚症状に乏しいのが、この病気の難しいところでありますが、手の指にこわばりを感じたり、しびれを感じたり、短期間で急激な体重の増加(1週間で500g以上)などによって気づくこともあるようです。さらに重症になると、腎臓や心臓の病気などが隠れている場合もあり、その歳は全身がむくむという症状が現れます。

また、持続する強い頭痛や目がチカチカする、みぞおちのあたりが急に痛くなることもあります。血圧の高い妊婦がこれらのうち1つでも自覚したら、直ちに病院へ行きましょう。

中でも気をつけるべきは「高血圧」

高血圧とは、正常者の血圧よりより高い値を持続している場合をいい、上が140下が90以上が高血圧と定義されています(ただし、高血圧かどうかは必ず医師に診断してもらいましょう)。

高血圧で最も問題なのが、動脈硬化を引き起こすことです。血管が弾力を失ったり、内腔が狭くなる状態が続くと、血液の圧力に耐えるために動脈の壁が厚くなります。また、血管が傷つくとコレステロールなど脂質がたまりやすくなりさらに血液の通り道が狭まることになります。

妊娠前は高血圧ではなかったのに、妊娠したことで高血圧となることもあります。原因として最も有力と考えられているのは、妊娠の初期(15周まで)に胎盤の血管が正常とは異なった作られ方をしてしまうという説です。結果として、胎盤内で母体から赤ちゃんへの酸素や栄養素の受け渡しがうまくいかず、発育が悪くなることにもなってしまいます。

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私たちの体を作る、食べ物に気をつけて予防&改善を

食事

定期的な検診で早期発見&治療を行うことも大切ですが、まずは妊娠中毒症にならないように、日常生活での予防を心がけてみてはいかがでしょうか?

心と体の安静と十分な休養を意識するとともに、体を作る食事に十分気を付けましょう。どんな食生活がおすすめなのかをご紹介します。

塩分とコレステロールをコーントロールしよう

妊娠前と異なる食の好みやこだわりがでてくる妊娠中ですが、妊娠前の体でも多すぎると体に悪いコレステロールと塩分は妊娠中はより気をつけて摂取するようにしてください。

コレステロールが増加すると、血管が詰まりやすくなったり、心肺機能に支障をきたす可能性もあります、また、塩分を摂りすぎると高血圧気味になることも。塩分とカロリーを控えることを第一に考えましょう。

塩分を排出するのに効果があるといわれている成分が、カリウムです。体内のナトリウム(塩分)濃度を調整してくれるので、カリウムが豊富なほうれん草、バナナ、ブロッコリー、干しひじきなどを積極的に食べるようにしましょう。

また、低脂肪のお肉は脂肪の燃焼を促してくれるので、コレステロールの低下に良いそうです。ただし、食べ過ぎはもちろんNGですよ。減塩・高タンパク・低カロリーの食事を心がけることが大切です。矛盾してしまうかもしれませんが、気にしすぎてストレスをためては意味がありません。

また、体重があまり増えない妊婦さんでもかかるリスクは高いといわれています。体重増加が5kg以下の場合、標準的な増え方をした場合と比べて妊娠中毒症にかかる確率は3倍にもなるとか。あくまでもバランスを重視してくださいね。

できるだけ安静にし、ストレスフリーな毎日を

まるでダイエットのような食事……と思ってしまうかもしれませんが、体に負荷のかかりすぎる運動もできるだけ避けましょう。もちろん、毎日寝て過ごしてくださいと言っているわけではないのですが、心と体をリラックスさせて安静に過ごすことも大事なのです。

過労やストレスを避けるためにも、きちんと十分な睡眠時間をとるようにしましょう。なかなか眠れない場合でも、横になるだけで体はリラックスしてくれます。

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まとめ

赤ちゃん

母体にとってはもちろんのこと、発育不全や、低出生体重、子宮内胎児死亡などお腹の中の赤ちゃんにも多大なリスクが生じる妊娠中毒症。ただのむくみや高血圧、後期つわりかな? と放っておくことは避けましょうね。

きちんとした検診に行くのももちろんですが、日常の食生活や過ごし方で発症を予防する手助けもできるのです。心配をしすぎてストレスをためてしまうことなく、きちんとした知識を身につけて、健やかに妊娠生活を送ってくださいね。

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