りんご病が妊婦に発症した時の症状や胎児へのリスクを紹介!

妊娠中は、身体の免疫力や抵抗力も落ちているので、様々な病気や感染症には気を付けたいものです。感染症の中には、妊娠中に感染すると胎児にも影響を及ぼすものもあります。「りんご病」は、妊娠中に気を付けたい感染症の一つです。

小さな子どもの間で、流行するイメージがあるりんご病ですが、大人が感染する事もあるので、妊娠中は得に注意しなければいけません。ここでは、りんご病についての症状や胎児への影響についてまとめてみました。

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りんご病とは?

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りんご病とは、正式名称を「伝染性紅斑」といい、ヒトパルボウィルスB19というウィルスによる感染症の病気です。特徴的な症状として、赤い発疹が顔の両方の頬の辺りに出る事から、りんご病と呼ばれています。咳やくしゃみなどによる飛沫感染で、感染が広がります。

国立感染症研究所情報センターの調査によると、りんご病の流行は、5年に1度の周期で流行する傾向がみられるといわれています。最近では、2007年と2011年にりんご病が流行した為、2016年にりんご病の流行があると予想されています。りんご病は、一度感染すると免疫が出来るので、再度感染することはない病気です。りんご病が流行する時期は、春から7月位が流行しやすい時期だといわれています。

りんご病の潜伏期間

りんご病の潜伏期間は、約7日~長くて20日位あるといわれています。この潜伏期間中が、最もウィルス感染しやすい時期です。

潜伏期間中には、まだ症状が現れません。感染力は弱いので、長期間大流行する事はない病気ですが、発症する前の潜伏期間が長くて一番感染しやすい時期である為、感染している事に気が付かないうちに、感染が広がってしまう事になります。

また、りんご病は症状が出ない事もあるので、自分で気が付かないうちに感染を広げてしまい、流行の原因の一つとも考えられます。

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りんご病の症状とは?

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りんご病の症状は、重症化する程強い症状になる事は殆どの場合はありませんが、大人の場合は60%の人の確立で症状が出ない人もいるといわれています。

しかし、症状の出方には個人差があり、全く症状が出ない人もいます。症状が強い場合は、りんご病の治療薬はないので、症状を緩和させる対処療法になります。りんご病の代表的な症状をまとめました。

発熱、咳、倦怠感

りんご病に感染して、発疹の症状が出る1週間~10日位前に風の初期症状のような発熱、咳、倦怠感等の症状がみられます。

両方の頬に出る紅斑

風邪のような初期症状の後、りんご病の特徴的な症状である、顔の両方の頬の辺りに紅斑の症状がみられます。その後、発疹が腕や太もも等に広がる事もあり、かゆみを伴う場合もあります。

関節痛

大人がりんご病に感染した場合に、腰や膝等の関節痛の症状が多くみられます。

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妊娠中の感染が胎児に与える影響は?

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りんご病は、妊婦さん自体に出る症状としては、軽い症状が多かったり、全く症状が出ない場合もありますが、りんご病のウィルスは胎児に影響を及ぼす可能性があります。

特に、20週未満の妊婦さんは感染のリスクが高いといわれています。

胎児貧血

りんご病のヒトパルボウィルスは、赤血球に感染します。ウィルスに感染した赤血球は、赤血球を生成する「赤芽球」という細胞を破壊され、体内で一時的に赤血球を生成する事が出来なくなります。

その為、妊婦さんが極度の貧血の状態になり、胎盤を通して血液を赤ちゃんに送る事が出来なくなり、赤ちゃんも極度の貧血の状態になります。

胎児水腫

ウィルスに感染した事により、赤血球破壊の状態で貧血が重症化すると、赤ちゃんにむくみの症状が出る「胎児水腫」になる事もあります。胎児水腫は、流産や死産にも繋がりやすいといわれています。

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妊娠中のりんご病の予防は?

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りんご病にはワクチンがない為、予防接種で抗体を作る事が出来ません。りんご病は、一度感染すると再び感染する事はない病気です。

症状の出方も個人差があり、全く症状が出ない事もある為、ご自身でも気づかないうちにりんご病に罹患していた可能性もあります。りんご病の抗体があるかどうかは、血液検査で調べる事が出来るので、抗体の有り無しを確認しておくと早期発見、早期治療にも繋がります。

日常生活での予防対策は、風邪や他のウィルス感染の予防等と同様に、手洗い、うがい、をしっかりと行う事、人混みを出来るだけ避け、外出時には必ずマスクを着用する事です。家族間での感染の可能性であるので、家族全員が気を付ける事が重要です。免疫力や抵抗力を上げる食生活を心がける事も、ウイルスに感染しにくい身体づくりには必用な事です。

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妊娠中にりんご病にかかった時の治療法は?

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妊娠前であっても、妊娠中であっても、りんご病の治療薬はないので、治療法としては、症状を緩和させる対処療法になります。妊婦検診で胎児水腫が発見されやすい時期は、妊娠週数20週未満の妊娠初期から28週位の妊娠中期の時期だといわれています。

血液検査の結果等、診察の結果によって、経過観察をしながら必用に応じて輸血や貧血の進行を抑える治療を行う事もあります。早期発見、早期治療によって、りんご病の感染のリスクを減らす事が出来ます。感染した時期が妊娠週数33週を過ぎていれば、早期出産をして、赤ちゃんに治療を行う事もあります。

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免疫力を上げる食生活を!

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妊娠中は、免疫力や抵抗力が落ちやすくなっている為、風邪を含むウィルスに感染しやすい身体になってしまいます。免疫力を上げる食生活の参考にしてみて下さい。

乳酸菌や発酵食品

ヨーグルトや納豆等に多く含まれる乳酸菌や発酵食品には、腸内環境を整えて、善玉菌を増やす働きがあり、内臓の働きを活発にして免疫力を高める効果があります。

緑茶、生姜等の抗酸化作用のある食品

緑茶には、カテキンが豊富に含まれていて殺菌効果や抗酸化作用があり、インフルエンザウィルスにも効果があるといわれています。うがいをする時に、緑茶でうがいをするのもおすすめです。

生姜は、殺菌作用や血液循環を良くする働きがあります。免疫力は、1度体温が上がると約60%高くなるといわれておいます。生姜は、血液循環を良くして体の中から温めるので、免疫細胞の活性化の効果があります。

豆類や海藻類等の食物繊維が多い食品

豆類や海藻類は、食物繊維やミネラル、ビタミンが豊富に含まれていて、腸内で善玉菌を増やして、腸内環境を整える効果があります。

豆類には、イソフラボンが多く含まれているので、ホルモンバランを整える為にも妊娠中は特に必用な食品です。

果物や緑黄色野菜

果物や緑黄色野菜には、ビタミンやベータカロチン等の栄養素が含まれています。皮膚や粘膜の免疫力を上げる効果があり、鼻や喉の粘膜が強くなる為、ウィルス感染しにくい身体づくりに効果的な食品です。

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まとめ

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妊娠中は、ホルモンのバランスの変化や免疫力、抵抗力が落ちる事もあり、体調を崩しやすくなっています。

その為、少しぐらいの症状では、病気に気付きにくくなってしまう事があるかもしれません。りんご病は、症状が出ても軽い場合が多く、大人の場合は6割が症状が出ないといわれているので、感染しても気付きにくい病気です。しかし、りんご病に限らず病気の治療には、早期発見、早期治療が重要です。

血液検査で、りんご病の抗体があるかどうかを確認しておくと、ご自身の身体の不調にも気付きやすくなるでしょう。周囲で、りんご病が流行し始めた時には、少しの体調の変化でも、念の為に、担当医に相談する事をおすすめします。

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