狭心症の症状をチェック!種類や原因、治療方法を紹介!

階段を上り下りするときに、胸がキューっと締め付けられるような感じになることはありませんか?また締め付けられる圧迫感だけでなく、痛みも感じるようになったら、それは狭心症の症状かもしれません。

普段何気なく見落としている症状が、もしかしたら狭心症の初期症状の可能性もあります。知っているようで知らなかった狭心症の症状をまとめてみました。

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狭心症とは

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狭心症とは、心臓の冠動脈という血管が何かしらの原因によって、狭くなり、血流がスムーズに流れなくなることによって、一時的に起こる心臓筋肉の虚血症状です。

胸の辺りが圧迫されるように感じたり、痛みを感じたり、また人によってはみぞおちや耳などに痛みを感じることもあるそうです。この痛みは多くが数分から数十分程度で、動かずに静かにしていると治まります。多くが一時的なものですが、繰り返す場合には、専用の薬などで症状を抑えないといけなくなります。

狭心症の原因は?

主な原因は動脈硬化といわれています。血管の中にアテロームといわれる脂肪の塊ができ、血管の中に蓄積していきます。このアテロームが蓄積されることによって血管内が狭くなり、血流が流れにくくなります。

その結果、心臓の筋肉に十分な酸素や栄養などが不足し、胸の痛みや圧迫感などの症状が現れます。一時的ではありますが、この症状が数分から数十分と続くと狭心症と診断されます。また同じような原因で、血栓によって血流自体が完全にストップすると、心臓の筋肉に酸素や栄養が届かなくなり、壊死してしまうことがあります。これを心筋梗塞といいます。

このように動脈硬化が原因の狭心症が多いのですが、稀に動脈硬化以外にも原因があることがありますので、症状や状況などをよく覚えておいて医療機関で説明できるようにしましょう。そうすれば適切な診断をしてもらえます。

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狭心症の種類

お医者さま

狭心症は、数種類に分類され診断されます。

労作性狭心症

階段を上ったり下りたりすると胸が締め付けられるように感じたり、重いものを持ったり、坂道など負荷のかかる動作をすると胸が圧迫されるように痛くなる。などの症状が出るときは、労作性狭心症の可能性が高いです。症状が出た後に静かにしてじっとしていると治まってくることも特徴です。

・症状

痛みは、ぎゅーっと締め付けられるような痛みだったり、焼けるように痛くなると表現されます。また痛みの出る場所は、胸の前面部分やみぞおち、肩や頸などです。時に歯や喉が痛く感じることもあるようです。

・時間

多くが短く、数分程度です。

・原因

心臓に負荷のかかるような動作をするとき、冠動脈が動脈硬化などの原因で狭くなっていると、心臓の筋肉に十分な酸素を送れなくなります。このような心筋虚血の状態になって起こるのが労作性狭心症です。

安静時狭心症

・原因

動脈硬化などが原因で冠動脈が狭くなり、その状態が進行すると、安静にしているときでも胸の圧迫感や痛みが出ることがあります。このような状態を安静時狭心症といいます。またこの安静時狭心症は、冠動脈が痙攣して血流を狭めたり、閉塞させたりする、攣縮(れんしゅく)という状態になっても起こります。

この場合、症状が出るのが睡眠中であったり、明け方近くに起こるという特徴があります。詳しい原因は不明なのですが、冠動脈の痙攣には自律神経や神経伝達の物質が深く関係しているといわれています。

・症状

痛みかたは、労作性狭心症とほとんど同じです。痛みの出る場所も同じです。

不安定狭心症

狭心症の発作が何回も起こるようになり、労作時、安静時に関わらず起こってくると、不安定狭心症と診断されます。急性冠症候群ともいわれます。

このような症状は、実は心筋梗塞の前触れともいわれ、注意が必要です。一時的なものが続いている間に心臓の筋肉が知らない間に壊死してしまっていることもあり、最悪の状態になることも考えられます。そうなる前に、狭心症の症状が続くようになったら、すぐに医療機関に受診するようにしましょう。

微小血管狭心症

狭心症の発作のようなものが起こっているにも関わらず、冠動脈の狭窄がなく、冠動脈の攣縮も起こっていないときがあります。そのようなときは、微小血管狭心症と診断される可能性があります。

この微小血管狭心症は、冠動脈自体には異常が無いのに、心臓の筋肉の小さく細い血管が狭窄して血流が滞る状態になるのではないかといわれています。X線血管造影検査でもうつらないような細い血管のことなので、多くの場合が確認することが出来ず、推定という形になります。

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狭心症の症状とは

胸の痛み

狭心症の主な症状は、胸の痛みです。

一時的ではありますが、心筋に酸素や栄養が届かなくなることによって、虚血状態になることから、胸全体が締め付けられるような圧迫感や痛みを感じます。虚血の状態によって、痛みや圧迫の程度もさまざまですが、軽い場合だと、最初は痛みや圧迫を感じず、無自覚の場合があります。

また、胸以外にも、胃や喉に異常を感じる場合があるそうです。喉が詰まるような感じや胃が重いなど、そのほかにも歯が浮いた感じがするなど、狭心症とは思いも寄らない症状が初期症状として現れることもあります。そのため、狭心症と思わず症状が進行してしまうこともあるようです。

特に注意したいのは、糖尿病患者の場合、狭心症の症状を軽度に感じることが多く、注意が必要です。

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狭心症が重症化すると

狭心症が進行して重症化した場合はどうなるのでしょう?

狭心症が重症化すると、労作時や安静時に関係なく、胸の痛みなどの症状が頻繁に起こるようになります。また発作の時間も短かったものが段々と長くなったり、不安定狭心症になり、いずれは心筋梗塞の危険も考えられるようになります。まずは狭心症の症状が続くなと感じるようになったらすぐに医療機関に受診するようにしましょう。

またなぜか、糖尿病患者の場合は、痛みを感じにくいということが分かっています。狭心症で合っても、胸の痛みに気がつかなかったり、痛みや圧迫を軽度に感じてしまうことがあるようです。症状が悪化し、重症化させないためにも、気になるときには早めに医療機関に受診するようにしてください。

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狭心症の症状が出たときはどうしたらよい?

痛み 男

狭心症の症状が出た時はどうしたらよいのでしょうか?

発作がすぐにおさまる時

胸の痛みや圧迫などの狭心症の症状が現れたときに、静かにして、数分程度で症状が解消されたときは、すぐでなくて良いので、数日以内に循環器科や内科のある医療機関を受診しましょう。そして受診前には心臓に負担のかかるような運動や動作は避け、安静を心がけましょう。

また心臓に負担のかかるような熱いお風呂やサウナなどはやめましょう。そして喫煙などの嗜好品も血管を収縮させる原因になりますので、やめたほうがよいでしょう。

発作がすぐにおさまらない時

狭心症の発作が5分以上続いたり、一日に何回も起こるとき、又は今までよりも軽度の心筋の負担で症状が起こってしまう場合、今までよりも強い痛みを感じるようになったときは、不安定狭心症か、心筋梗塞の可能性が高くなっています。この場合は緊急を要します。

今までに通院履歴があり、ニトログリセリン錠剤などの処方薬がある場合には、すぐに口に入れましょう。そうすると数分で発作の症状は治まります。もし、通院履歴があっても薬が無かったり、薬を服用しても効果が認められない場合には、緊急に医療機関に受診しましょう。

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狭心症のチェック

自分の症状が狭心症かどうか、気になりますよね。もし、下記の項目に当てはまることが多い場合は、医療機関に相談しましょう。

①階段を上ったりするときに胸が締め付けられるような圧迫感や痛みはありますか?

②胸の痛みやあご、喉の違和感や左腕、右肩などの痛みはありますか?

③胸の痛みのほかに、吐き気や冷や汗がでることはありますか?

④痺れなどの不快感を感じますか?

⑤運動や身体を動かしたときに、胸の圧迫感や痛みが数分程度あり、安静にすると落ち着くなどの症状はありますか?

⑥高血圧や低血圧の症状がありますか?

⑦肥満体質ですか?

⑧高脂血症ですか?

⑨タバコを吸いますか?

⑩糖尿病や痛風などの既往症がありますか?

このような原因が多くある場合は、狭心症の可能性が高くなります。気になるようでしたら医療機関を受診しましょう。

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狭心症の治療法

心臓カテーテル

狭心症の治療法は、大きく分けて3つあります。

①薬物療法

②カテーテルインターベンション

③冠動脈バイパス手術

この3つの治療法を医療機関と患者、また患者の年齢や合併症などの要因、症状の重症度によって選択していきます。

薬物療法

主に血液をサラサラにする、抗血小板薬という薬と、心臓の働きを抑える薬、心臓の負担を減らし血管を拡張させる薬などが処方されます。このほかに動脈硬化を引き起こす根本原因である、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの治療もあわせておこなわれます。

多くの狭心症の患者に処方されるニトログリセリンは、冠動脈を広げて心臓の負担を減らし、心筋の虚血状態を改善させる目的があります。ただしこのニトロは血圧を下げる効果があるので、一時的に低血圧になり、倒れないように、服用の際には座る、横になるなどの注意が必要です。

カテーテルインターベンション

心臓カテーテル検査のように、細い管を冠動脈に入れ、狭窄している部分にバルーン(風船)のようなものを持っていき、血管を押し広げる治療法です。近年は、バルーンで押し広げるだけでなく、狭窄の原因である脂肪の塊(プラーク)を直接削除する方法もあるそうです。

またバルーンで押し広げた血管にステントといわれるコイルの状態の金属を配置して内側から再び狭窄しないようにする治療法も行われるようになりました。

冠動脈バイパス手術

全身の麻酔後に胸を開いて、狭窄した血管の先に他の部位の血管をつなぐ手術を冠動脈バイパス手術といいます。

多くが狭心症の薬の効果があまり無く、カテーテルによる治療が困難な場合に行われる治療法です。冠動脈の狭いところはそのままに、他の部分の血管(多くが足の静脈が使われるそうです)を使い、狭窄部分の前後をつなぐ別のルートを作成し、狭窄部分を通らない心筋への血流通路を作ります。

最近では、この冠動脈バイパス手術も傷を小さく負担を少なくすることが出来るようになり、術後は3週間程度で退院が可能だそうです。

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まとめ

狭心症の症状は胸の圧迫感や胸の痛み以外にも、喉の違和感や胃の痛みなどがあることがわかりました。また放置すると心筋梗塞などの命の危険性もあります。少しでも思い当たることがあれば早めに医療機関に受診しましょう。

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