皆さんは、寝ている時によく夢をみますか?いい夢であれば特に気にすることはありませんが、悪い出来事が起こると起きた後も気になって仕方がなくなるものです。
中でも火事の夢を見た時に不安になる人は多くいます。火事の夢を見てしまうと、現実でも火災が起こるのではないかと心配になります。
しかし、実際のところ火災を暗示しているのではなく他の意味があると言われています。ここでは、火事の夢にはどんな意味があるのか、夢占いについてご紹介します。
夢について
皆さんは夢の正体について考えたことはありますか?夢の正体を知る事で、自分が見た夢にどんな意味があるのか考えられるようになってきます。
ここでは、火事の夢が何を意味しているかを知る前に、夢にはどんな役割があるのか、夢占いとは何か、火事の夢を見る意味についてご紹介します。
夢とは?
夢の内容というのは、あまり覚えていないことも多いと思います。私達が睡眠を取って朝起きるまでの間に夢を4回~5回ほど見るといわれ、起きる直前に見た最後の夢を覚えている事が多いです。しかし、人は起きてから5分も経過すると夢の95%を忘れると言われています。
その為、覚えている夢と言えば相当ショックな事な出来事や、悪い夢、インパクトの強いものである事がほとんどです。夢の正体は一体何かと言われると、現時点ではハッキリとした答えは見つかっておりません。
今のところ「脳の情報処理」「感情を抑える」「想像力を養う」「将来のシュミレーション」などの役割があるのではないかと言われています。
脳の情報処理
夢の正体は脳の情報処理という説が有力です。記憶の断片が手当たり次第に現れて奇想天外なストリー展開が見られるのもこの為だと考えられます。
感情を整理する
「一晩寝たら忘れる」などと言われるように、辛い出来事が起きたとしても寝ると気分が軽くなることがよくあります。このように、睡眠中には感情の整理がされ、心の痛みなどを抑制します。
ある研究では心が乱されるような写真を見てから睡眠を取ると、夢を見ている時に感情を司る部分の活動が低下していたという報告もあります。このように、夢と感情には強い結びつきがあると考えられています。
想像力を養う
人は未来を想像する時には、過去の経験した事を結びつけながら想像します。全く経験をした事ない事項から何かを作り上げるのではなく、様々な事を見たり聞いたりして吸収してきたものが元となって想像力へと変わります。
夢にはこの未来の想像を巡らす力を養う役割があると考えられています。
将来のシュミレーション
人は無意識のうちに将来起こりうる事のシュミレーションを行うといわれています。夢を見ることで様々な情報や感情を整理することで、現実世界で起こる事への準備をしているのかもしれません。
夢占いとは?
夢占いとは夢に出てきた、状況や内容を基に現在の心理状況や未来に起こる出来事を予想することです。私たちが見る夢は感情と深く関係しています。無意識の領域から出されたメッセージが隠れており、夢からその心情などを読み解くことが出来ると考えられているのです。
火事の夢を見る意味
火事の夢を見た場合、実際に火事が起こる事を予言しているのではなく、運勢が変わる兆候を表していると言われています。何か心に強く思う事がある時にこのような火事の夢を見ます。その為、今後の運勢が大きく変わったり、モチベーションや精神面が不安定になる兆候をみる事ができます。炎が大きければ大きいほど繁栄の象徴であり、これからの可能性を秘めているのです。
しかし、火事の夢を見た意味には「激しい感情」「警告夢」「吉夢」の3つあり、夢の内容によっては吉夢の場合もあれば警告夢の場合もあるなど、幅広い解釈をすることが出来ます。
激しい感情
火事の夢はあなたの感情や心理状況など内面のエネルギー状態を反映しています。その為、何かしらに欲求、願望、意欲、モチベーションや情熱などの強い感情を持っていると言えます。この激しい感情の対象は、仕事面であったり異性に求める気持ちであったり、他人への怒りなど人によって様々です。
頻繁に火事の夢を見ているようであれば、感情が強くなりすぎてコントロールできていない状態にある可能性があります。また、感情の起伏が激しいと判断を誤まってしまう可能性が高くなります。重要な事を決断しない場面にいる場合は、一度慎重になって考える事が大切です。
警告夢
火事の夢を見た場合は、お金の損出や恋愛関係、健康トラブルなどネガティブな事を意味している場合があります。人間関係の変化や環境の変化など何かしらの不安から、ストレスを抱えている可能性が高いです。
対処がしようがないと、更に状態が悪化してしまったり、ストレスによる健康に対する危険性を暗示している場合があります。
吉夢
火事の夢を見た場合、失うことに目を向けてしまいがちですが、失うことにより新しく得られるものも出てきます。炎が勢い良く上がる夢は新たな可能性を暗示している場合もあります。
「現状に満足していなく新しい自分になりたい」などと無意識のうちに思っていると夢として現れてきます。このような時はあなたが生まれ変わるチャンスであり、仕事や学業、恋愛成就などの運気がアップしている吉夢を意味しています。
火事の夢について
「火事の夢を見た」と言っても火の大きさはどのくらいであったか、燃えているものは何であったかなどの状況で何を意味しているのかが変わってきます。
ここでは状況、環境別の火事の夢について解説していきます。
家が火事になる
自宅が火事になる夢を見たときは、一家繁栄の可能性を示しています。この炎の大きさが大きければ大きいほど幸運が起こると考えられます。小火(ぼや)程度で収まるよりも激しく勢いのある炎で、家が全焼してしまう方が幸運を暗示してます。
精神状態が焦っていたり、落ち着かない状況の時によく見る夢の内容で、精神的な運気の変化を表している事が多いです。しかし、家ではなくあなたの部屋が火事を起している場合は、体調の急変を暗示している内容になります。この場合は、自分や家族が近いうちに病気になる可能性があるので、体調管理に気をつけましょう。
放火される夢
自分の家が放火されて火事になる夢を見た場合、不吉な夢ではありますが今後あなたの運気が上昇していく知らせです。
現在、新しい事にチャレンジしようとしているのであれば、良い結果になったり、また自分の人生の重要な役割を占めるものとなるでしょう。
燃え始めの夢
火事の原因が分からないまま火が燃え始める夢を見た場合、こちらも繁栄や発展の良い知らせです。火が燃え始める夢を見たときには、新しい事にチャレンジする機会であります。
また、既に新しい事に取り組んでいる場合は、その取り組みを継続すれば大きな成功へと結びつく可能性があります。
コンセントから発火する夢
コンセントから発火する夢をみた場合も、仕事運や恋愛運が上がっていく合図です。今あなたが仕事や勉強、恋愛など何かに向けて努力したり頑張っている場合、これらの努力が実を結ぶでしょう。
また、特に心当たりがない人でも、今まで諦めていたものに再度挑戦したり、気になる事にチャレンジするのにいい時期です。更に、炎の大きさも発展の勢いを意味しています。コンセントから発火した小さな炎が大きなものへと変わっていた場合は、あなたの運気がどんどんと上昇していく事を意味しています。
火事から爆発が起こる夢
火事が起こった時にその建物が爆発することがあります。火事と爆発の両方起こることも運気の上昇を示しています。
爆発する夢をみた場合も、衝撃の大きさで運気の程度を表しています。大きな爆発が起きるほど、幸せな運気が訪れます。
会社で火事が起こる夢
会社で火事が起こる夢を見た場合は、会社自体の運気が上がることを意味しています。仕事が上手くいくようになったり、出世したり、会社の株が上がったりする前触れです。このような夢を見たときに、仕事に打ち込み続けると運気が舞い込みやすくなります。
燃え方が勢いよく燃えているようであれば、大胆な戦略でも上手く進めていくことができます。しかし、黒煙が出ていたり、炎の勢いがなく不安を感じるような燃え方をしている場合は、会社の未来が悪い方向に向いている事を意味しています。
学校で火事が起こる夢
学校で火事が起こる夢をみた場合、見た人によって内容も変わってきます。あなたが現在で学生で学校で火事が起こる夢を見た場合は、そのまま学校を象徴する意味になります。しかし、あなたが現在社会人でこのような夢をみた場合は、職場を象徴する意味へと変わります。
学校が火事になる夢をみた場合は、学業や仕事の運気がアップする暗示です。今取り組んでいることが成功する可能性があります。しかし、炎が勢い良く燃え上がらずに、煙が立ち込めるだけであったり、小さな炎が不安げに燃えている場合は、運気ダウンの恐れがあります。
火事を見ている夢
近所や建物など自分の家以外が火事になっているのを、現場で野次馬として見ている場合もあなたに盛運期が訪れたことを告げる夢です。
しかし、他人の家が燃えるという事は周囲のあわただしさやあなたが負担を抱えている心の中を表している為、身心が疲労している時とも言えます。
服が燃えている夢
あなたが着ている服が燃える夢を見た場合も運気が上昇している事を暗示しています。自分の服を燃やすことで将来の災いなどが取り除かれ開運を呼び寄せます。仕事だけでなく、争いごとやトラブルを抱えていた場合はいい方向へと進めることができ、スッキリとすることができるでしょう。
服が燃えている夢を見た場合は、新しい服を購入することが運気を呼び寄せる鍵となります。ショッピングにでかけてお気に入りの一着を見つけに行きましょう。
野山が焼ける夢
野山が火事になっている夢をみた場合は、新規事業や新規開拓に運が向いているお告げです。現在新規事業に取り組んでいなかったとしても、この夢を見た際には仕事で新しい事にチャレンジするのにいい時期です。また、昇進や昇格なども暗示しています。
しかし、山火事で手がつけられないような状態になっている場合は、自分の感情のコントロールが難しくなっている事の表れです。
火事が自然に鎮火する夢
火事が起こった際に、あなたが火事を消そうとするのではなく火が自然に鎮火する夢をみた場合は、家庭のトラブルなどから逃れることができることを意味しています。
自分の手で火を消したり、人の手で消火活動する場合は意味が変わってきます。自分で火を消そうとすると逆に悪い意味合いとなりトラブルに巻き込まれる可能性があります。夢で火事の夢を見た場合は、消そうとしない方が運がよくなります。
火傷する夢
あなたが火傷した夢をみた場合は運気の上昇を意味しています。出世したり、仕事で成果を残したり、お給料が上がるなど、勝負運や金運がアップする事を暗示しています。
火傷した対象があなたではなく、他の人がやけどした場合はその人物も一緒に幸運が訪れる可能性があります。
火事から人や動物を助ける夢
火事の中から人や動物を助け出す夢を見た場合は、何か新しいものを得る可能性がある暗示です。
何かを習得したり、今まで気付かなかった才能を開花させる場合があります。また、女性の場合は妊娠の可能性もあります。
宝くじが燃える夢
宝くじが燃える夢を見た場合は、金運がアップする暗示です。
近々給料が上がったり、臨時収入があったり、誰かにプレゼントを貰ったり、奢ってもらえたり、宝くじを購入していなくても何かしらお金で得したと感じる事が出来る時です。
要注意するべき火事の夢
火事の夢は基本的には運気がアップし、その炎の大きさによって運気の大きさも変わってきます。
しかし、火事の夢を見たからといっても良い暗示でない場合もあります。ここでは要注意するべき火事の夢についてご紹介します。
家の台所から出火する夢
家が火事になった場合は運気がアップすると前述致しましたが、家の台所が燃えている場合は要注意です。家の台所から出火している場合は、財産の損出を暗示しています。
夢の中では台所という場所はその家の家計状況や金運を示しているので、この場所が火事を起していることでお金がなくなっていくことを意味します。
火事で家が焼け残る
夢の中で家で火事が起こった際に、焼け跡にも目を向けてみましょう。全焼せずに焼け残ってしまう夢をみた場合は要注意です。
炎の勢いが弱く、家が焼け残ってしまうのは、今後トラブルに巻き込まれたり心配ごとが起こる前触れです。
火事を消す夢
火事を一生懸命消そうとする行為は、目の前にある課題を一生懸命乗り越えようとしている表れです。
しかし、幸運の象徴でもある火事を消してしまうと、夢占いでは凶夢になってしまいます。夢の中で火事の夢を見た場合は、消さないことが運気を上昇させるポイントです。
火事を消そうとしている夢
まだ消してはいないけれど、一生懸命火事を消そうとしている場合は、トラブルが近づいている事を知らせる警告夢です。
火を消そうと水を一生懸命運んだり、消防士に放水を頼んだり、消防車を呼ぶなど何かしら火を消そうと行動していた場合は、こちらに該当します。
次から次へと火が燃え移る
炎の大きさによって運気の大きさも変わっていきますが、次から次へと火が移って大きな火事を起している場合は、意味が異なってきます。広範囲に燃え広がっていく火は運気が上昇している事を現しますが、次から次へと移るのが印象的な場合は、このまま進むのは危険かもしれないというサインでもあります。
現実でこれから何をしようとしているのか、一度思い返してみて大胆な行動にでていないか考え直してみる機会かもしれません。
黒い煙が見える夢
黒い煙が印象的に残る夢をみた場合も、悪いことが起こる暗示です。あなたが不安を抱えている時にこのような黒い煙が見える夢をみます。トラブルに巻き込まれたり、心配事が出てくるなど、何かしらのアクシデントが迫っている暗示です。
煙の色が黒ければ黒いほど深刻な内容と言えます。あなたが抱えている不安や問題を解決する事に目を向けましょう。この夢は問題解決が手遅れにならないように、無意識に知らせてくれているのです。
おわりに
夢はあなたの感情、精神状態など内面のエネルギーとの関係性が強く表れています。火事の夢はほどんとが良い夢として解釈することができますが、炎が弱かったり炎を消そうとしている場合は逆夢となります。
しかし、どんなタイプの火事の夢を見たとしても現実世界で自分の感情を上手にコントロールしていけば、成功へとつなげる事は出来ます。「悪い夢を見た」と不安にならずに、自分自身でコントロールできるようにしていきましょう。