どんな場所にでも、必ず何か事件を起こしてしまうトラブルメーカーがいますよね。もちろん周りの人たちもそういったトラブルメーカーが問題を起こさないように目を配っているはずなのに、どうしても事件は起こります。
また、本人も毎回反省している場合もあれば、自分が原因であることを理解していない場合もあります。そのため、余計周りの人たちからすれば苛立ったり、怒りが抑えられないこともあるのではないでしょうか。
この記事では、そんなトラブルメーカーとは一体どういった種類があるのか、またそれに対してどのように対応していけばいいのかについてご説明していきたいと思います。
この記事の目次
トラブルメーカーには一体どういった種類があるの?
トラブルメーカーと一口に行っても、様々な種類の人がいますよね。もちろんトラブルを引きおこすという点では皆一緒なのですが、その中でも、その人に対してどういった対応が有効であるか理解できなければ、対抗することができません。
また、種類が違うのに、間違った対応をしてしまうと余計に火種が大きくなったり、更に面倒なことになってしまうこともあります。そういった事を防ぐためにも、まずはどういった種類があり、相手はどれに当てはまるのかということを的確に理解していきましょう。
それでは早速、トラブルメーカーには一体どういった種類があるのかについて見ていきましょう。
自分がいつも一番だと思っている女王様タイプ
他の人は、自分のために全てしてくれて同然だと思っており、自分が一番じゃないと気に食わないと言う人がいますよね。マウンティングなどとも呼ばれていますが、自分の自慢ばかりをする人は意外と身近にいるのではないでしょうか。
そんな自分が一番の女王様タイプは、あまりにも偉そうな態度であったり、何もしなかったりすることによって、周りの人たちからのひんしゅくをかい、結果的にトラブルを引き起こしてしまいます。
こういったタイプには、周りが相手にせず、程々に構っておくことが重要です。また、あまりにも相手にしないと一方的にヒステリーなどを起こすこともあるので、注意深く距離を摂ることが重要です。
なんでも喋ってしまう歩くスピーカータイプ
次は、歩く先々でなんでも喋ってしまうスピーカータイプのトラブルメーカーです。これは少し厄介で、あったことも、なかったこともなんでも口に出してしまいます。また、この人の厄介な所は、他の人がどのように話しているのかを自分が思い込んだように解釈してしまいます。
そのため、本当は言っていないことを言ったことにされてしまったり、勝手にイジメの首謀者に陥れられてしまったりと、非常にトラブルを起こしやすい人です。また、一番たちが悪いのが本人は自分が原因であることをあまり理解していない事です。
こういった人には、まずは近寄らないことが重要です。もちろん何でもうわさ話をしてくれるから面白いところもありますが、それもどこまで本当なのか信用することはできません。話半分に聞き、自分の事はできるだけ話さないようにしましょう。
少しのことでもすぐに泣いてしまう悲劇のヒロインタイプ
何か少し強くいっただけですぐに泣いてしまう子っていますよね。そんな子に限って顔が可愛かったり、か弱い雰囲気なので、こっちが悪いようになってしまいます。しかし、こういった悲劇のヒロインタイプも、トラブルメーカーであると言えます。
特に、自分が泣けば許される、どうにかなるということを理解しています。そのため、少しでも都合が悪いと、あからさまに人のいる場所で泣き出したり、落ち込んだ雰囲気を醸し出してきます。
それによって何かが解決すればいいのですが、結果こちらが悪いようにして、向こうが改善するべき所は水に流そうとするので、何も解決しません。こういったタイプには、泣かないように細かいところまで配慮した上で伝えることが重要です。
なんでもないこともすぐに嘘をついてしまう狼少年タイプ
最後に見ていきたいのが、なんでもないことであっても話を盛ってきたり、嘘をついてくるオオカミ少年タイプのトラブルメーカーです。これは、少し厄介で、自分が話す内容が嘘なのか本当なのか自分でもよく分かっていないことが多いです。
とりあえずその場の話が盛り上がればいいやと言う考え方なので、後からその話が炎上したとしても、自分がまた嘘をついて、責任逃れをしようとします。また、話す内容があまりうけなさそうであれば、自分から話を膨らませて皆の注目を浴びようとします。
注目を浴びたいからこそ嘘をついてしまうので、そういった事をしないように、普通の話であっても話は全て信じずに、しかししっかりと聞いてあげることが重要です。辛抱強く話を聞いてあげることで、結果的にウソを付くことが減ることもありますよ。
トラブルメーカーってどうして人に迷惑をかけることをしでかすの?
トラブルを引き起こしてくるトラブルメーカーは、人に嫌われてしまうことも多いですよね。普通の人から見ると、わざわざ事件を起こしてしまうと、自分にも被害が被るし、何よりも嫌われたくないので意味が分からないのではないでしょうか。
しかし、トラブルメーカーからしてみると、実はトラブルを起こすことは非常に合理的であり、自分がやることに対して疑問を感じていないことが多いです。そのため、まずはトラブルメーカーの心理を理解しなければ、どのようにして回避するのかを考えることは難しいと言えます。
それでは早速トラブルメーカーはどうして人に迷惑をかける事をするのかについて見ていきましょう。
自分以外の人間は皆何もやってくれないと被害者意識が強いから
小さい時から、自分の周りにいる人たちからあまり愛情を受ける機会などが少ないと、自分以外の人は何か利害関係がないと何もしてくれないと考えてしまうようになります。そのため、自分以外の人間は基本的に何もしてくれないという被害者意識をもっています。
こういった被害者意識を持っていると、何をするにしても、自分には得があるように、他の人には不幸になるようにという考え方を持ってしまいます。だからこそ、トラブルを起こすのです。それによって皆が困っている姿を見て、不幸になったと安心しています。
もちろんそれよりもトラブルを起こさないことで皆が幸福であることが一番なのですが、あまりにも被害者意識が強くて、それ以外の道を考える事が出来ないという人が多いようです。
本質を見ることができずにいつもフィルターを通して現実を見ているから
他のものを見る時に常にフィルターがかかっている人がいます。こういった人は、他の人の感じ方と、少しひねくれた見方になってしまっていることがあります。
もちろん冷静に物事を見ることができれば問題はありませんが、物事の本質ではなく、自分の都合のいい側面だけを見るようになります。だからこそ、何故か自分の見えた部分だけを話してしまい、他の人達とうまくいくことがなくなってしまうことが多いようです。
自分に自信がないためトラブルを起こすことでアイデンティティを保っているから
自分に自信がないと、トラブルを起こすことによって満足をしていることがあります。トラブルを起こすと、それによっていろいろな人が影響をうけます。自分には自信がなくても、そのように目に見える反応があると、自分の価値を見つけ出すことができ、非常に満足します。
また、それがだんだんエスカレートしていくと、トラブルを起こすことこそが自分のアイデンティティになってしまいます。そうなると、トラブルを起こさなければ自分が生きている意味がないと考えるようになってしまいます。
その結果、自分がいる意味を感じるために他の人に迷惑をかける事が生きがいになってしまいます。
自分が否定されないことが一番だから
トラブルを起こすということは、他の人を否定することで起こすことができます。何よりも自分自身が否定されないことが一番なので、その為にはどのような手段でもとるという人も案外多いようです。
そうなると、とりあえず様々な攻撃をすることで、まずは自分が否定されないように努力をしてしまうというねじ曲がった考え方になってしまいます。
トラブルメーカーに被害を受けない対策ってどうすればいいの?
トラブルメーカーの心理は理解できましたが、自分の考え方とあまりにも違い、どのように理解することができればいいのかもうわからないという方もいるかもしれません。
もちろんトラブルメーカーの心理を自分の身になって理解することが重要なのではありません。ただ、トラブルメーカーに被害を受けないために、どのように考えているのかを理解することが重要です。
そのため、次にトラブルメーカーに実際に被害をうけないためには一体どうすればいいのかについて見ていきましょう。
トラブルメーカーとは極力距離を起き、関わらないようにする
トラブルメーカーに近づくと、とりあえずトラブルに巻き込まれてしまいます。いくらあなたがトラブルメーカーにいい存在であったとしても、トラブルメーカーの考え方は違いますので被害に合う確率はかなり高いです。
そのため、被害に合わないためにはまずは関わらないことが重要です。できるだけ距離を置くようにしましょう。トラブルメーカーも、自分に完全に興味がないような人と関わるよりは、少しでも反応がある人によっていきます。
少し良心が痛むときもあるかもしれませんが、できるだけ距離を置く努力をしましょう。
普段からそこまで深く付き合いをしないようにする
トラブルメーカーは、人と関わることは嫌いではありません。そのため、普段から飲みにいったり、遊びに行ったりということが多いです。
しかし、なあなあでそういった事に参加していると、だんだん深い付き合いになってしまいます。そうなると、自分が思ってもいなかったところで大きなトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。
あまり深く付き合いをしないように、浅い関係でとどまるようにしましょう。
トラブルに巻き込まれないように証拠などはきちんと残しておくようにする
トラブルに巻き込まれやすいほど親しい存在であったり、どうしても関わらなければ行けない存在である場合には、自分自身が被害者にならないために最善の策を練っておきましょう。
まず、証拠など、誤解されやすいことに対してはしっかりととっておくようにしましょう。言ったことなどを捻じ曲げられないようにメールなども消したりせずにきちんとバックアップをとっておくことが重要です。
そこまでしなければいけないのは手間かもしれませんが、トラブルに巻き込まれないほうが重要なので気をつけるようにしましょう。
ぞんざいに扱うのではなく向こうから離れていくように仕向ける
関わりたくないからと言ってぞんざいに扱うと、向こうから敵だと認識され、非常に強い攻撃を受けることがあります。しかし、それですと意味がありません。
向こうから自然に離れていくようにこちらから接しにくい雰囲気をだすなど、仕向けるようにしましょう。
自分がトラブルメーカーにならないために心がけておきたいこととは?
自分がトラブルメーカーになりたくないと感じている人も多いのではないでしょうか。このようにトラブルメーカーを見ていくと、もしかすると自分も将来なってしまうのではないかと少し怖いですよね。
しかし、トラブルメーカーにならないようにしっかりと心がけていればそんなことはありません。それでは、一体どういった点に気をつけていけばいいのかについて見ていきましょう。
仕事や生活にゆとりを持って豊かな生活を心がける
まずは、仕事や生活に対してあっぷあっぷしないように、しっかりとゆとりを持つようにしましょう。心にゆとりがないと、どうしても精神的におかしくなってしまうことがあります。忙しくなってくると適当になってしまうところをできるだけ大切にするようにしましょう。
特に、忙しいとどうでもよくなってしまう、細かなところこそ、しっかりと向き合ったり、休日はしっかりと休みつつ、平日は自分磨きにも頑張ってみたりと、色々工夫をするようにしましょう。
豊かな生活を送っていれば、精神も豊かになりますし、そうなると、変な人もよってこずに平穏な生活をおくることができますよ。
休暇をしっかりとり、精神的に焦らないようにする
休む時にはしっかりと休むようにしましょう。なかなか休暇をとることは大変ですが、しかし、そういった時間を大切にすることによって、心も体も元気をチャージすることができます。
忙しときこそ、休暇をしっかりととってリフレッシュしてからまた一から頑張るサイクルを作るようにしましょう。
自分に自信を持ち、頑張っていることを受け入れてあげる
自分に自信がないと、どうしても卑屈になってしまったり、余計なことをしてしまいます。しかし、自分に自信をもつことによって、頑張っている自分自身をしっかりと受け止めてあげることができます。
それによって、安心し、更に自信をもつことができます。まずは、自分を批判するのではなく、肯定的に受け止めてあげてくださいね。
はっきりと助言できる同性の友人を作る
最後に見ていきたいのが、なんでも言ってくれる友人を作ることです。もちろん異性であってもそういう存在がいるのは非常に貴重なことですが、同性でそういったはっきりと助言をしてくれる友人というのは非常に重要な存在です。
やはり、同性からみたときと、異性から見たときというのは少し違う部分があります。何よりも同性は同性が一番良く理解しているので、自分のずる賢い部分などを的確に指摘してくれます。
また、同性だからこそ、ずるい部分などをしっかりといい、それからどうしたらいいか話してくれるので、はっきりと助言してくれる信頼関係のある同性の友人を作るようにしましょう。
まとめ
トラブルメーカーについて見ていきましたが、どうだったでしょうか。もちろん自分自身はトラブルメーカーではないけれど、身近にいるそういった人に困っていると言う人も、案外多いのではないでしょうか。
もちろんトラブルメーカーに悩まされないことは一番ですが、近くにそういった存在がいると非常に大変ですよね。しかし、そういった人がいるからこそ、自分は人に迷惑をかけていないかなどを見直すきっかけにもなります。
また、トラブルメーカーに自分がならないように心がけることで、自分がより一層磨かれることにもなります。もちろん、そういったきっかけが無くても頑張っている人もいるかもしれませんが、知らないうちにサボってしまうこともありますよね。
ぜひ、トラブルメーカーに悩まされないようにいろいろな方法でかわしつつ、自分もより一層素敵な人格になっていってくださいね。