美肌やアンチエイジングに効く栄養成分も豊富に含まれている『プラセンタ』ですが、ビタミン等の一般的なサプリと違い、簡単に手が出しにくかったのではないでしょうか。ここではそんなプラセンタの効能を確認していきたいと思います。
プラセンタってなに?
プラセンタとは、『胎盤』です。
直接この胎盤が、化粧品やサプリ、ドリンクに含まれているわけではなく、胎盤から栄養分を抽出したエキスの事をプラセンタと呼び、使用しています。
日本国内で流通しているプラセンタは、主に、豚、馬の胎盤から抽出されているものが多いです。豚は、一度の出産で数頭の子供を産む為、胎盤が薄くなり栄養価が少ないですが、馬は一頭ずつの子供を産む為、胎盤に厚みがありプラセンタの栄養価が高いのが特徴です。
また、豚よりも馬の方が体温が高い為、寄生虫が発生しにくく感染症にかかりにくい為、衛生面の強さもあります。オーストラリア等の海外では、羊の胎盤がメインに使用されている国もあるようです。
病院のみで処方されているヒトプラセンタ
日本で流通しているプラセンタの中に、ヒト由来のプラセンタがあります。この『ヒトプラセンタ』は、薬事法で化粧品、食品への使用が禁止されており、医療機関で処方されるもののみとなっております。処方は、サプリメントの飲み薬ではありませんが、点滴や美容注射で処方され即効性もあります。
効果は、『シミ・シワ・ニキビ』『更年期障害』『自律神経の調整』『基礎代謝向上』等に効果的です。価格帯は、クリニックによっても変ってくるので(1300円前後)、お問い合わせてからの受診をお勧めします。
※2006年より、厚生省からヒトプラセンタ注射を受けた方は献血を控えるように通達がありました。
プラセンタの成分
プラセンタの栄養成分を簡単にご説明します。
1.ア ミ ノ 酸・・・タンパク質
2.タンパク質・・・筋肉・皮膚
3.核 酸・・・DNAを清浄に保ちアミノ酸の生成を助ける
4.酵 素・・・消化・吸収を助ける
5.ムコ多糖体・・・水分を蓄える
6.成 長 因 子(グロスファイター)・・・20代~50代にかけて半分に減少する。老化の原因とも言われています。
7.ミ ネ ラ ル・・・筋肉や神経機能の維持
8.脂 質・・・体を動かすエネルギー
9.糖 質・・・頭を動かすエネルギー
プラセンタの効果①
プラセンタの効果といえば、頭に思い浮かぶのが美容効果です。
『アンチエイジング』に効果があり、具体的には上記のヒトプラセンタでもお話した通り『シミ・シワ・タルミ・美白』また、美肌作りにかかせない、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を助ける働きがあり、活性酸素を除去し、メラニン色素の減少を止める働きもあります。
コラーゲンやヒアルロン酸は、シワを薄くしてくれたり弾力やモチモチ肌を作ってくれたりしますが、もともとのキレイだった頃のお肌に近づける為、細胞を活性化させて若返りを目指してくれるのがプラセンタです。
また、細胞を活性化させ、老廃物の排除を円滑にする為、ニキビ跡の修復にも効果があります。
プラセンタの効果②
美容効果以外にも、こんなにもたくさんの効果があります。
・更年期障害・生理不順
・肝炎・胃潰瘍
・関節痛・肩こり・リウマチ
・アトピー(花粉症等)・湿疹・そばかす・アレルギー抑制(かゆみを抑える)
・ホルモンバランスを整える・自律神経失調症・不眠症
・視力低下
・冷え性(血液の循環を良くする)・疲労
・抜け毛を抑制・ツヤのある髪
・活性酸素を除去
・病気に対する抵抗力・免疫力を高める
・妊娠腺の予防
・生活習慣病の予防
・二日酔いの予防
プラセンタはまさに万能のサプリメントと言えると思います。化粧品で直接お肌に塗る商品は、プラセンタの含有量が少ないものが多い為、少し香りが気になるかもしれませんが、ドリンクで飲む方が効果があがるのでお勧めです。サプリメントもお手軽なので、長期で飲まれる方にはいいと思います。
プラセンタのまとめです
・日本のプラセンタは馬・ブタが主流
・ヒトプラセンタはクリニックでのみ注射や点滴で処方、即効性もある
(献血ができなくなるので注意が必要)
・アンチエイジングに効果的
(活性酸素の除去・メラニン色素の減少の防止・ニキビ跡の修復等)
・美肌以外にも、冷え性や病気の予防にも効果的
・化粧品・サプリ(粒)・粉末・ドリンク・注射などの種類がある。サプリは、長期的な人むき。
プラセンタを市販のサプリメント等で摂取する場合、成分をなるべく壊すことなく体内に届けるには、胃に何も残っていない空っぽの状態がいいと言われています。
お薬と違い、胃が荒れたりする事も少ないので、新しい皮膚が作られる10時~2時の就寝前に飲む事でより一層効果が得られると思います。