血管を強くする食べ物を紹介!弱くなる原因も知っておこう!

現代社会において、生活習慣病は放っておけない存在になっています。普段の食生活や運動の状態で自分の身体に予想以上の負担をかけているかもしれないのです。

働いていると、自炊をするのがめんどくさいな、運動なんて嫌い、飲み会がと色々な誘惑などがあると思います。しかし、乱れた食生活や運動は生活習慣病を引き起こし、心臓や脳の病気、最悪の場合は死に繋がるかもしれません。

今回は生活習慣病予防を兼ねて、血管を強くする食べ物を紹介させて頂きます。普段の食生活を見直すためにも一読して頂けたらなと思います。

なぜ血管を強くする必要があるのか

血管

なぜ、血管を強くする必要があるのかをまず最初に説明させて頂きます。

体に必要なものを送り届ける重要なパイプライン

血管には血液が流れています。血液は体に酸素や二酸化炭素を運んだり、栄養素やホルモン、代謝物を運ぶ役割があります。つまり、血管は血液のための道路であり、無くてはならない存在なのです。

血管には様々なルートがあり、それらを利用して、体に必要なものを送り届け、生命を維持しているということなのです。もしも、血管が損傷したり、詰まって渋滞を引き起こしたらどうなるでしょうか?おそらく皆さんの想像していることが起きるかもしれないです。

血管が詰まるとどうなってしまうのか

血管が詰まるとどうなるのか説明させて頂きます。血管が詰まる時は動脈硬化により、血管が徐々に狭くなったり、何らかの原因で血栓ができ、血管を閉じる事により生じます。

心臓の場合、心筋梗塞を引き起こし、最悪の場合は死に繋がります。痛みを訴えない場合もあるので、突然発症するといったこともあります。死亡率も高く、気をつけなければならないのです。

脳の場合、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血といった俗にいう脳卒中になる恐れがあります。脳血管に血栓が詰まったり、血管の損傷や破裂により発症します。予後は梗塞や出血の場所や範囲により、左右されます。死亡する恐れは勿論、歩行や日常生活に必要な動作が困難になったり、コミュニケーションを取りにくくなるといった恐れもあります。

血管が弱くなる原因って何なの?

弱い

血管が弱くなる原因は様々あります。それらを紹介させて頂きます。

動脈硬化によるもの

動脈硬化は文字通り動脈が硬くなり、血管の柔軟性が失われてしまう事です。そうすると血流によって生じる負担に耐え切れなくなり、血管が損傷し、脳出血などの重大な病気にかかってしまう恐れがあります。

血栓によるもの

年齢を重ねるにつれ、血圧による負担が血管を傷つけてしまいます。その際、それを修復しようと血小板が凝固しようと働きます。これにより、血栓ができるのです。

また、コレステロールが血管にたまることでできたりもします。結果、血流が悪くなり、十分な酸素や栄養が行き渡らないことで脳梗塞などの病気を引き起こす可能性もあるのです。

糖尿病によるもの

糖尿病はインスリン不足による慢性の高血糖状態を主徴とする代謝疾患です。動脈硬化や血行障害により血管が傷つきやすくなるため、出血しやすい体になっているのです。

網膜の血管が損傷しやすく、人によっては失明する可能性もあるのです。他にも足の動脈硬化が起きて、けがをしやすく、壊死や切断する人もいたりします。

喫煙によるもの

喫煙を行うと血管が収縮し、血液をドロッとさせてしまうので血流が悪くなってしまうのです。その結果、高血圧になったり、コレステロールがたまりやすくなったりするのです。

一酸化炭素が赤血球にくっつくので、十分な酸素が行き渡らず、血管をより弱くしてしまうのです。

血管を強くする食べ物って一体何なの?

チョコレート

人間にとって血管がとても大事なものだということは理解できたと思います。そこで本題の血管を強くするための食べ物って一体何なのかということに移りたいと思います。

コーヒー

コーヒーにはカフェインやフラボノイドといった血管にいい影響を与える栄養素が含まれています。カフェインは血行を良くしたり、利尿効果があるので余分なものを排出できます。フラボノイドは抗酸化作用があるので、肌のシミやしわ対策にもピッタリです。

ただし、飲み過ぎると血管を収縮してしまうので、注意が必要です。1日1,2杯くらいが目安になります。

緑茶

緑茶にはポリフェノールが含まれています。ポリフェノールは強い抗酸化作用を持ち、動脈硬化や癌の予防に効果的です。結果、老化防止につながるので普段の生活で飲んでおきたい飲み物です。また、カテキンも抗酸化作用があり、体内の老化を防止します。

善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らすので、高血圧の予防、動脈硬化のリスクを減らしてくれます。血糖値を抑えてくれるので、糖尿病予防にも繋がります。

青魚

青魚にはDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコペンタエン酸)といった不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。よく聞くマグロを筆頭にサンマ、サバ、アジ、ブリ、イワシなどを指します。DHAは赤血球などの血液成分を柔らかくしたり、血液をサラサラにして血流を良くする働きがあります。コレステロールや中性脂肪も減らしてくれるので、血管を強くしてくれる心強い味方なのです。

EPAは血管内の老廃物や毒素を排出してくれる働きがあります。血液を固まりにくくして血栓の予防や血管の柔軟性を高めてくれる働きがあるので動脈硬化などに対して相性のいい栄養素になっています。

これらのことから、青魚は血管を強くするおすすめな食べ物と言っても過言ではないのです。

納豆

納豆にはナットウキナーゼというものが含まれています。血栓の原因となるたんぱく質フィブリンを溶かし、血栓の予防に繋がります。

ワカメ

ワカメは低カロリーで中性脂肪を下げる効果があります。食物繊維やミネラルも豊富で脂肪分解や糖質の吸収を抑えるといった効果もあるので、血栓の予防にも有効です。

また、動脈硬化を防ぐビタミンAも含まれているので、おすすめです。

ひじき

ひじきにはカリウムや食物繊維が豊富に含まれています。カリウムはナトリウムイオンがたまるのを防ぎ、高血圧を予防します。食物繊維もあるので、ナトリウムや余分な脂肪を体外に排出してくれるのでおすすめな食べ物です。

玉ねぎ

玉ねぎはアリインという成分が血液をサラサラにしたり、血栓をとかしたりしてくれるので、血管への負担を軽減してくれます。また、悪玉コレステロールも減らしてくれるので、動脈硬化の予防にも繋がります。

ポリフェノールの一種であるケラチンが抗酸化作用を持っているので、老化防止に役立ちます。これらの栄養素によって血管を強くしてくれる食べ物の一つになっているのです。

人参

人参にはβカロチンという栄養素があり、抗酸化作用があります。これにより、老化や動脈硬化の予防に繋がるのです。

カリウムや食物繊維も含まれているので、高血圧の予防や余分な脂肪を排出したりしてくれます。ビタミンAが豊富なので、皮膚や粘膜、角膜の状態を保持します。

酢は血液をサラサラにしたり、血管を広げる、コレステロールや血糖値が上がるのを抑えたりしてくれます。酢酸が脂肪を燃焼させるのも大きなポイントです。

黒酢にはクエン酸が豊富に含まれているので、疲労回復や代謝を促進したりするので、おすすめです。カルシウムの吸収も良くしてくれるので、骨粗鬆症の予防にも役立ちます。

チョコレート

チョコレートにはポリフェノールが豊富に含まれています。悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化の予防に繋がります。抗酸化作用があるため、老化防止にも役立つので血管を強くする食べ物の一つとしておすすめです。

手軽に摂れるという意味ではチョコレートはいいのではないかと思います。しかし、摂り過ぎには禁物です。

しいたけ

しいたけはβ₋グルカンやエリタデニンといった栄養素が含まれています。β₋グルカンは免疫力を高めてくれたり、コレステロール値を下げたりする働きがあります。

エリタデニンは悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やすというコレステロール値を調整する働きがあります。マッシュルームにもエリタデニンが含まれていますが、しいたけの方が豊富に含まれています。

エリタデニンは水溶性の関係上、スープや炊き込みご飯にして食べると効率よく摂取できるのでおすすめです。

降圧剤や抗血栓薬を飲んでいる際に注意すること

薬

血管を強くする食べ物がある中、降圧剤や抗血栓薬の働きを阻害してしまうものも中にはあるのです。代表的なものをいくつか紹介します。

グレープフルーツ

グレープフルーツは血管の柔軟性を上げてくれる効果はあります。これだけ聞くとあれ問題ないんじゃ?と感じる方もいると思います。しかし、ナンギリンという苦み成分があり、降圧剤の分解を阻害してしまいます。

これにより、血圧を下げにくくしてしまうので、降圧剤を飲んでいる人はグレープフルーツを食べてはいけないと言われている理由でもあるのです。

納豆

納豆は血管を強くする食べ物として、先ほど紹介させて頂きました。では、どうしてここに挙がってくるのか?と疑問に感じる方もいると思います。

それは納豆菌の作るビタミンKが抗血栓薬ワルファリン(商品名はワーファリン)の効果を弱めてしまい、血栓ができやすくなってしまうのです。納豆は血管を強くする食べ物である反面、状態によっては体を傷つけてしまう場合があるのです。

その場合はナットウキナーゼの成分を抽出したサプリメントなどで補うことをおすすめします。

高血圧や動脈硬化に対して、相性のいい食べ合わせ

野菜

高血圧や動脈硬化に対して、いい食べ合わせって何?と感じる方もいると思います。その一例を紹介させて頂きます。

モロヘイヤとじゃがいも

モロヘイヤにはクエルせチンという成分が毛細血管を強くし、高血圧に有効です。じゃがいもはカリウムが豊富で余分なナトリウムを排出し、血圧をコントロールできるのです。

じゃがいもに含まれているビタミンは熱を加えても壊れにくいので、スープにすると効率よく栄養を摂れます。

サンマとワカメ

先ほど紹介したサンマとワカメの組み合わせです。サンマには必須アミノ酸が豊富で体作りに最適なだけでなく、DHAやEPAといった不飽和脂肪酸が血液をサラサラにしてくれます。

また、ワカメに含まれている食物繊維が余計な成分を体から排出してくれるので、ベストな組み合わせと言えるのではないでしょうか?

牛肉とトウモロコシ

牛肉に含まれているカルシウムがコレステロール値を下げて動脈硬化を予防してくれます。トウモロコシにはビタミンC・Eが含まれており、抗酸化作用によって老化防止に働きます。

ファミリーレストランにあるステーキなどにコーンが一緒についているのはそういった意味合いも含まれていると考えられます。

卵とネギ

卵に含まれているビタミンEは抗酸化作用があり、動脈硬化や老化の予防に働きます。

また、ネギにはカルシウムが含まれているので、コレステロール値を下げてくれる働きがあり、良い相性と言えます。

まとめ

血管を強くするには、普段の食生活と運動の習慣をしっかり管理しないといけないです。食生活を変えたからといって、運動が疎かになったりすると本末転倒です。

バランスのいい食事と運動が血管を強くする近道です。これを読んだ皆さんも明日から、いや今からでも生活習慣を見直してみませんか?

  
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