妊娠している事が分かったら、嬉しさと喜びで、すぐにでも周囲の人に知らせたい気持ちになりますよね。仕事をされている場合等、妊娠すると今までとは環境が変わってくる事が多くあります。妊娠を報告する相手によって、最低限のマナーが必要になります。
マナーを守って、嬉しい妊娠の報告をしたいものです。ここでは、妊娠報告をする際のマナーや注意点についてまとめました。
妊娠報告の時期は?
妊娠が分かったら周囲の人に知らせて、喜びを分かち合いたいものですが、妊娠初期のまだ不安定な状態の時期に妊娠報告をしてしまうと、流産のリスク等を考え、大々的な公表は避けた方が良いでしょう。
報告する相手との関係性にもよりますが、妊娠報告の時期は、安定期と言われる妊娠5ヶ月に入ってから、報告するのが理想的でしょう。
妊娠報告のマナーとは?
妊娠報告をする時に、妊娠した喜びと嬉しさを伝えたいのは当然ですが、報告する相手によって配慮も必用になります。これからの長い妊娠期間中、周囲の人に助けて貰わなければいけない事があるかもしれません。
妊娠報告は、そんな気持ちを込めて、相手の立場にあった報告の仕方を心掛ける事が大切です。
ご主人への妊娠報告
妊娠が分かったら、ご主人には誰よりも先に妊娠を報告して、一緒に喜びを感じたいと思います。報告するタイミングは、妊娠検査薬で陽性反応が出た時に報告する場合や、産婦人科で妊娠が確定した段階で報告する場合等、それぞれ違いはありますが、マナー等考えずに妊娠の喜びを素直に伝えられる相手なので、一緒に妊娠の喜びを分かち合いましょう。
妊娠を知ったご主人が喜びのあまり、周囲の人達に妊娠を知らせる可能性もあります。安定期に入るまでは、報告は慎重になって貰うように、お願いしておきましょう。今後の妊娠の報告については、ご主人と相談してきちんと決めておくと良いでしょう。
身近な家族への妊娠報告
ご主人と同様に、一番妊娠中に支えて貰える両親等の身近な家族への報告は、妊娠が分かったら早めに報告するようにしましょう。直接会って報告した方が、お互いの喜びも伝わるものですが、直接報告する事が難しい場合は、まずは電話でも良いので、妊娠の報告をするようにしましょう。先に、ご主人とご自身の両親のどちらに妊娠の報告をするかは、後々ギクシャクする原因になる事もある為、ご主人と相談して決めた方が良いでしょう。
妊娠の報告を受けたご両親も、嬉しさのあまり妊娠の喜びを周囲に伝えたくなる事でしょう。ご両親の気持ちは当然ですが、知らない間に広まってしまったり、本来直接知らせるべき人にまで、人づてに伝わってしまう事は避けたいものです。
ご両親に報告する時には、まだ他の人に妊娠の報告はしていない事、安定期に入るまでは妊娠の報告は慎重にしたい事を話しておいて、他の人への報告は待って貰うようにお願いしておきましょう。
親しい友人への妊娠報告
親しい友人には、妊娠の喜びを早く伝えたいものですよね。しかし、大切な友人だからこそ、相手の立場になって考えて、報告する事が大切です。
出産経験がある友人の場合は、経験者なので理解も得られやすく、これからの妊娠中の相談相手としてのお付き合いにもなるでしょう。独身の友人や、結婚していてもお子様がいない友人の場合は、それぞれが悩みの原因になっている場合もあります。
親しい友人だからこそ、ご自身の喜びを伝えたい気持ちが先立ってしまう事もあります。傷つけたり、不快な思いをさせないように心掛けて、相手の立場になって妊娠の報告をするようにしましょう。
また、おめでたい話だけに、友人から友人へと話が広まっていく事もあります。友人同士で知らせた人と知らせなかった人の差が、後々ギクシャクする事もあり、出来るだけ安定期に入ってから妊娠の報告をした方が良い場合もあります。限った親しい友人に、妊娠の報告をしたい時は、安定期に入るまでは慎重にしたい事を理解してもらい、他の友人へ伝えるのは待って貰うようにしましょう。
親戚への妊娠報告
親戚関係でも、日頃の交流の程度によって変わってきますが、親戚同士の間で人づてに広まっていく事と、知らせる親戚と知らせていない親戚のトラブルを避ける為にも、一般的には、出来るだけ安定期に入ってから、妊娠の報告をした方が良いでしょう。
日頃の交流が多くて関係性が近い親戚の場合は、早めに妊娠の報告をした方が良い場合もあるので、ご両親に相談して、失礼にならないような妊娠の報告の時期を決めるようにしましょう。
また。地域やそれぞれの家によって決まり事がある場合もあります。その場合もご両親に相談して、地域や家に合った妊娠の報告をするようにしましょう。
職場の上司への妊娠報告
妊娠期間中は、様々な体調の変化やトラブルが起きる可能性もあります。特に妊娠初期は不安定な状態であり、人によってつわり等の体調不良が強く起きる事もあります。
そのような事態が起きた時の為にも、直属の上司には、妊娠の報告をしておくようにしましょう。出来れば安定期に入ってから報告した方が安心ですが、つわりのピークの時期や体調不良の時に、仕事に支障が出ないように考えると、妊娠の報告の時期は、体調に応じて早めにした方が良いでしょう。
上司の立場で考えると、早めに報告を受けていれば、今後の仕事の分担等もしやすくなるでしょう。ご自身も、早めに報告をしておく事で、つわりや体調不良の時に職場に迷惑をかけずに済み、無理をしないように気を付ける事もできます。また、今後の産休や育休の相談もしやすくなります。
職場の同僚への妊娠報告
妊娠初期のつわりの時期や、急な体調不良の時に迷惑をかけてしまう可能性もあるので、日頃から一緒に仕事をしている同僚やパートナーには、早めに妊娠の報告をしておいた方が良いでしょう。
不妊治療や、妊娠や出産に対して何等かの心の傷を抱えている相手に妊娠の報告をする際には、相手への配慮をしながら、仕事上必要な事として妊娠の報告をするようにしましょう。
知人への妊娠報告
日頃、それ程交流が多くない関係の人への妊娠の報告は、安定期を過ぎてから必用に応じてするようにしましょう。
近所の人や習い事等で会う人達等、それほど近しい関係ではない人達への報告は、特に急ぐ必要はなく、安定期を過ぎてタイミングが合った時、妊娠の報告をするようにしましょう。
職場への妊娠報告を伝える順番は?
職場に妊娠の報告をする時は、失礼にならないようにマナーを守るようにしましょう。順番や注意する事を心掛けて、妊娠の報告をしましょう。
直属の上司
職場で最初に報告しなければいけないのは、直属の上司です。妊娠中の仕事や、産休、育休等、今後相談しなければいけない事が沢山あります。
また、順調に妊娠が安定した状態であっても、妊娠中は急に体調の変化や、トラブルが起きる事もあります。急な事態が起きた時に、仕事に支障が出ないようにする為にも、上司への報告は重要です。
仕事上のパートナー
上司への報告の次に報告をするのは、仕事上のパートナーです。妊娠中に急に体調の変化が起きて、日頃の業務に支障が出てはいけないので、前もって妊娠の報告をしておいた方が良いでしょう。
その他の会社の同僚への報告は、上司の考え方もあるので、どのような形で報告するか等を、上司に確認してから妊娠の報告をするようにしましょう。
親しい同僚
一番先に親しい同僚に妊娠の報告をしたいところですが、先に親しい同僚に報告した後に、本来最初に報告するべき直属の上司や仕事上のパートナーに、人づてに妊娠が伝わる事も考えられます。
仕事上重要な報告なので、人づてに伝わる事は避けたいものです。親しい同僚でも、仕事上のマナーとして報告する順番は守るようにしましょう。
会社の人事部
産休や育休を取る場合には、人事部で必要な書類や手続き等の説明を受ける必要があります。
会社によって規則等異なる場合もあるので、妊娠中や出産後に必要な書類や手続き、利用できる制度等を、しっかりと聞いておくようにしましょう。
職場に妊娠報告する際の注意点は?
職場に妊娠の報告をする場合は、身内や友達に妊娠の報告をするのとは違って、いろいろな考え方の人がいる事を意識した上で、報告するようにしましょう。中には、妊娠や出産によって仕事に支障が出る事を、最優先に考える人もいるという事です。喜びを伝える報告ではなく、あくまでも仕事をする上で必要な報告であるという前提で、報告した方が良いでしょう。
また、産休や育休は、働く女性に与えられた当然の権利ですが、その期間の仕事の引継ぎ等会社に迷惑をかける事も事実です。産休に入るまでに、出来るだけ仕事に支障が出ないように引継ぎをする等、会社の同僚に誠意が伝わるような態度を心掛けましょう。
妊娠の報告の方法に注意しよう!
最近はインターネットが発達して、メールやfacebook、twitter等で簡単に連絡が取れる時代です。しかし、妊娠の報告に関しては、日頃からやり取りしている親しい友人以外は、出来るだけ直接会って伝えるか、まずは電話で伝えるようにしましょう。facebookやtwitter等のSNSの場合は、閲覧に制限をかけていなければ、様々な人達に情報を流す事になります。
妊娠報告のマナーに気をつけていても、SNSで広まってしまうと意味がなくなります。妊娠の報告を慎重に行うのであれば、嬉しい気持ちを伝えたくても、簡単にSNSで公開するのは控えるようにしましょう。
まとめ
とても幸せな妊娠の報告も、一つ一つを取り上げて考えると嬉しさも半減してしまう程面倒に思えてくるのではないでしょうか。しかし、これからの長い妊娠生活は順調に出産まで経過する事もあれば、様々なトラブルが起きる事もあります。実際に、多くの人達の協力が不可欠になってきます。
あまり神経質に捉える必要はありませんが、これからの赤ちゃんとママの穏やかな妊娠生活の為にも、多くの人に協力してもらえるように、マナーを守った妊娠の報告を心掛けるようにしましょう。
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