羊水検査が可能な時期はいつ?費用やリスクを紹介!

羊水検査とは、出生前診断ともいわれる検査で、胎児の細胞を採取し、先天性の異常がないかの検査をすることです。最近では、出産が高年齢化し、先天性の異常が起こりやすくなるといわれる、35歳過ぎの出産も少なくありません。

そのため、35歳以上になると、羊水検査をしてみよう、あるいはしないといけないと、思われている人も多いかもしれません。しかし、羊水検査とは簡単に考えて、受けられるものではないのです。 ここでは、羊水検査の意味や時期、それに伴うリスクなどをご説明します。

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羊水検査とは?

ここでは、羊水検査の説明をします。

検査方法は?

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羊水検査とは、母体の下腹部に針を刺し、胎児の細胞を採取して、染色体異常がないかを調べる検査です。時間は約20秒程度で、費用は10万円から15万円ともいわれています。保険適用外ですので、全額自己負担です。

また、母体血清マーカーテストや、絨毛検査を行ったあとだと、羊水検査の費用が減額になる病院もあります。しかし、すべての医療機関で行っているものではありません。もし気になるようなら、かかりつけの産科や産婦人科に問い合わせてみてください。

なぜ針を刺し検査をするのか?

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胎児はお腹の中で成長するにつれ、細胞が羊水の中に剥がれ落ちます。その細胞を採取するために、針を刺すのです。だから、胎児の細胞を取るといっても、直接胎児に触れるわけではありません

先天性異常を調べる

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採取した細胞を培養して、染色体異常を調べます。染色体の本数により、陽性か陰性かが分かるのです。この検査では、ダウン症症候群や、18トリソミーなどの重度の身体的異常の有無が分かります。

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実は羊水検査は病院では積極的勧めない傾向にある

羊水検査を勧めていない理由を説明します。

羊水検査は可能な時期が限られている

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羊水検査は、妊娠15週から18週頃に受けます。出征前に染色体異常が分かるのだから、とても良い検査だと思われるかもしれません。しかし、検査結果が出るのは約2週間後です。もし、検査で陽性反応が出た場合のときはどうするか、きちんと考えてから受ける必要があるのです。

なぜなら、中絶という選択肢を取る場合、可能な時期は22週頃までです。検査結果が出てから、気持ちに迷いが生じた場合は、熟考する期間があまりありません。命の選択に繋がる背景から、病院では安易に勧めない傾向にあります。

子供を産むか産まないか、デリケートな問題

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検査の結果も、必ずしも100%ではありません。擬陽性と出ていたけれど、出産してみると異常がなかったということもあります。もちろん、その逆の場合もあるのです。きちんと家族や本人が納得したうえでの検査であれば問題はありませんが、出産年齢が高いからという理由だけでは、勧めることのできない検査でもあります。

それは、さきほども述べたように、結果次第で命の選択がされてしまうからです。検査を受ける際には、とてもデリケートな問題だということを忘れないようにしたいものです。

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羊水検査のリスク

ここでは、羊水検査のリスクを説明します。

流産の危険性がある

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羊水検査は、産まれる前に赤ちゃんの先天性異常を調べられるという点では、その後の家族の心構えなどにプラスとなるものかもしれません。

しかし、検査にはデメリットもつきます。まずは、流産や早産のリスクがあることです。母体に針を刺すわけですから、それに伴う子宮収縮や感染を引き起こす可能性もあります。この検査では、0.3%ほどの確立で流産になることもあるのです。また、まれに胎児に針が触れることもあります。

気持ちの変化

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また、羊水検査では身体的なリスクばかりではありません。心にも大きく影響していきます。検査を受ける人のなかには、自分の赤ちゃんに異常があるわけではないだろうと思って受ける人もいます。もちろん、心理的には自然なことかもしれません。安心するために受けたつもりが、結果が陽性だったという体験をした妊婦さんもいます。

そのとき初めて、赤ちゃんを産むのか産まないのかを考える人もいます。また、結果が陽性ならば中絶しようと思っていた妊婦さんが、迷いを生じ始めることもあります。検査結果が出るまでに二週間はかかることから、胎児はどんどん大きくなっていきます。

胎動を感じたときや、エコーで赤ちゃんの成長を感じたときなど、本当に自分の決断が正しいのか、迷い始める人も出てくるのです。羊水検査を受けることは、身体的なリスクの他、心理的な面でも大きな影響を及ぼすのです。

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羊水検査で前向きに進める人も

中絶を選択しない人もいることを説明します。

検査結果が準備期間になることも

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お腹の赤ちゃんが羊水検査で陽性を疑われたからといって、すべての人たちが中絶を選択するわけではありません。障害があるかもしれない、それを受け止めて出産するお母さんたちもいます。その場合、出産までには五か月近くは時間があります。インターネットなどを活用して、障害のある赤ちゃんを育てるということはどういうことか、それを学ぶ時間が作れるのです。

出産をして初めて知らされるのと、出産前から知っておくのとでは自分自身を含め、家族の心構えも違ってきます。最近はSNSも豊富で、同じような境遇のお母さんたちのコミュニティーもあります。そこでは体験談を聞くこともできるでしょうし、なにに気を付けるべきかなども聞けるはずです。将来的に障害児を受け入れてくれる幼稚園は近いかとか、自宅から学校までの距離は無理のない範囲かなど、将来に向けた準備もできるでしょう。

子供の存在そのものが生きがいにもなる

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さらに、子供が生活しやすいように、自宅のちょっとした改装も考えることができるかもしれません。なにより子供が教えてくれるものがあるでしょう。 不安を持ちながらも出産をしたお母さんには、生まれてきてくれた我が子の存在そのものが生きがいになるのではないでしょうか?

それは、あどけない笑顔だったり、お母さんに触れる小さな手だったりするかもしれません。子供のぬくもりにお母さんの不安も、少しは和らぐのではないかと思います。障害がある子供だったとしても、その子が教えてくれる優しさや、日々の充実感はあるかもしれません。

そういった想像をしながら、出産のときを迎えられる時間が持てれるという点では、羊水検査も良い選択肢のひとつであるといえるでしょう。

ですが、中絶を選択したお母さんが責められるべき問題でもありません。今後の子育てや家族環境を考えての選択であるはずですから、個々の考えは尊重されるべきものだと思います。 

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まとめ

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羊水検査は、産婦人科でも妊娠時の検診シュケジュールに、記載されていることもあります。たいていは、希望者のみとなっていますが、けっして馴染みのない検査ではありません。一度は耳にしたことのある人が多いはずです。出産年齢があがるにつれて、受診してみようと思う人も増えているでしょう。

しかし、羊水検査には身体的、精神的リスクが伴うということを忘れてはいけません。そして、だんだん赤ちゃんの成長が感じられる時期に受けることになるということと、中絶を考える場合、可能な時期までそれほど余裕がないことも覚えておきたいです。

そして、検査結果次第で命の選択がされるという、デリケートな問題を含んでいるということもです。ただ、どのような選択をしても、それは個々の自由であることも知っておかなければいけないでしょう。中絶を選択した人、障害があっても出産した人、そういった人たちを偏見や先入観で見ないことです。それだけ、羊水検査とはとても難しい問題であるということを、覚えておく必要があるのです。

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