加味逍遥散の効果とは?飲み方や副作用などの注意点も紹介!

めまいやほてりを感じやすい方で、あまり化学系の薬は飲みたくないという方は、漢方を愛用している方も多いのではないでしょうか。漢方は古来から使われてきた材料を使用していることもあり、副作用などをそこまで気にせずに飲むことができますよね。

その中でも、加味逍遥散という漢方をよく飲んでいるという方もいるのではないでしょうか。また、病院にかかったら加味逍遥散が処方されたけれども、一体どういった薬なのか疑問に思っている方もいるかと思います。

この記事では、果たして加味逍遥散とはどういった薬なのかについて見ていきたいと思います。

耳に馴染みのない加味逍遥散って一体どんな薬なの?

憂鬱な女性

加味逍遥散について色々見ていく中において、まずはどういった薬なのかを見ていきましょう。効果などを見ていく前に、どういった内容の漢方なのかを知っておくだけで理解は変わってくるのではないでしょうか。

また、ある程度中身も知っておくことで、自分が飲んでいるものはどういったものなのかについて理解することができます。それによって安心して服用することができますよね。

それでは早速、加味逍遥散とは一体どういった薬なのか見ていきましょう。

特に自律神経系に効く漢方薬

加味逍遥散は漢方薬です。後でどういった内容の材料が使われているかを説明していきますが、加味逍遥散と言わずに、ツムラの24番と番号で呼ばれることもあります。加味逍遥散と書いて、かみしょうようさんと読みます。

特に、自律神経系に症状が出ている時に処方されることが多く、気持ちの変化による不安感や、落ち込んでしまっている場合や、肉体的にもめまいを感じていたり、何かほてりを感じやすかったりする時に処方されます。

10種類もの生薬が配合されている

加味逍遥散には、10種類もの生薬が配合されています。それぞれを詳しく説明していきましょう。

まず、炎症を抑えてくれたり、肝臓を整えてくれる効果がある柴胡、血流を改善し、筋肉が凝っているのを改善してくれる芍薬、整腸作用があり、発汗も促してくれる蒼朮、血流を改善し、腸の動きを増進させてくれる当帰、体力をつけ、利尿作用がある茯苓が一番多く配合されています。

次に多いのが、熱を下げ、いらいらを改善してくれる山梔子と牡丹皮です。この2つは同じような働きを持っており、同じ量配合されています。

最後に一番少ない配合なのが、緊張を和らげ、痛みなどを抑えてくれる甘草、代謝を促進し、整腸作用がある生姜、気持ちを鎮めて胃腸の働きを促進してくれる薄荷です。

こう見ると、様々なものが含まれていますが、これらは昔から使用されている薬草などであり、後遺症などを残すことは正しい使用をしている限りほとんどないということができます

加味逍遥散はどういった効果があるの?

マンネリ

加味逍遥散はどういった薬なのかを理解することができましたが、果たしてどういった症状に効果があるのかが疑問ですよね。以前もらったけれども余った分を他に使えるのか、また、自分で購入したけれども本当に症状に効果があるのかは疑問なのではないでしょうか。

もちろん自己判断のみで服用すると、返って逆効果になってしまう場合もあります。ただ、どういった効果があるのかを理解しておくことは、自分自信でも本当に薬が必要なのかを判断するためには大切なことです。

ぜひ、加味逍遥散がどういった症状に効果があるのかを理解していってくださいね。

肝臓のはたらきを整え、気分を安定させてくれる

まずは加味逍遥散の働きとして、疎肝解鬱といったものがあります。中国古来の伝統で合る漢方薬は、こういった漢字での効果で紹介されることがありますが、見た感じで大体理解された方も多いのではないでしょうか。

まずは肝に作用してくれます。肝臓の働きを整えて、通常の働きが出来るように回復させてくれます。それだけではなく、漢方では、肝臓が悪くなることで気持ちもイライラしたり、不安がつのると考えられています。

そのため、加味逍遥散により、肝臓が治り、それによりイライラや怒りっぽくなる感情、不安や興奮が高まる状況を改善してくれると言われています。精神的に不安定になる時に処方されることが多いと言えます。

血液のめぐりをよくしてくれる

次に見ていきたいのが、補血調経という働きです。これも漢字をみれば理解することが出来るように、血液の流れを良くしてくれます。代謝が悪いと様々な疾病が起こるように、血流が悪いと色々な症状が起こります。

特に、のぼせやすくなったり、ほてったり、発熱などと、体の中に余分な熱を溜め込みやすくなってしまいます。また、上手く体外に代謝できず、頭痛がひどくなったり、寝ている間の寝汗がひどくなったりします。こういった症状が血流の改善により、改善すると言われています。

また、月経不順や更年期障害などといった、女性に特有の疾病によってこういった症状は起こりやすいと言われています。そのため、婦人科の病気の方は、将来の母体に負担をかけない為にも漢方の加味逍遥散を処方されることが多いと言えます。

肝臓の鬱熱を冷ますことで、気分を安定させてくれる

最後に見ていきたい効果は、清熱涼血です。最初にお話したように、肝臓の調子を整えてくれることで、気分の安定を図ります。

ただ、少し違うのが、肝臓や胃腸を整える働きにおいて、余分な熱を取り払ってくれることです。それにより、肝炎や、肝硬変、胆石症、胃炎、胃潰瘍などといった、比較的身近でありながら、重大な疾病に対して効果があると言われています。

加味逍遥散はどのような人に効果があると言われているの?

冷たい人

加味逍遥散がどういった効果があるのかについて見ていきましたが、その中において、自分も加味逍遥散を取り入れたいと感じた方は案外多いのではないでしょうか。しかし、加味逍遥散に向いている人と向いていない人というのがいます。

もちろん全ての人に合うことができれば良いのですが、相性というところもあり、なかなか難しいと言えます。まずは、加味逍遥散に向いている人とは一体どういった人なのかについて見ていきましょう。

漢方薬なので人によって個人差が激しい

加味逍遥散は漢方薬です。漢方薬というのは、自然由来の材料により作られています。そのため、人によって非常に効果がでる人もいれば、そこまで効果が出ない人もいます。これは普段の食生活や、遺伝などにも原因があります。

そのため、人によっては薬を変えたほうが効果があるということもあるかもしれません。しかし、この後で説明するように、すぐに効果がでるものでもないので、まずは気長に挑戦してみることも重要です。

強い薬ではないのですぐに効くものではない

漢方は強い化学系の薬とは違い、そこまで強いものではありません。これはどうしてかというと、何かの症状の原因である、ウイルスや病原菌に対して直接強くアプローチをするものではなく、漢方は、本来の人間の働きを応援するものだからです。

そのため、すぐさま効果がでるわけではありません。弱ってしまった体を徐々に応援しながら戻すことによって、最終的に治るわけです。もちろんそれにより副作用などのマイナス作用が少ないという利点がありつつも、すぐには効果が現れることはないというマイナス要素もあるということをしっかりと頭においておきましょう。

効果がでるのに早くても1ヶ月、遅い人は半年くらいかかる

効果がでるのは、漢方は遅いといいましたが、明確にこのくらいかかると言うことはできません。しかし、大体の目安で言うと、早い人は一ヶ月から2ヶ月ほどで効果を確認することができます。

ただ、遅い人の場合には、4ヶ月から半年くらいかかります。これは一般的にも半年程度かかるので、自分が遅すぎると思うのではなく、平均程度なんだと気楽に考えているのがいちばんです。

もちろん人によっては飲み始めてすぐに効果がでる人もいますが、それは薬を飲むことによっての安心感もあるので、実際に症状が感知するまでにはもう少し時間がかかると言えます。

覚えておきたい加味逍遥散の副作用ってどういったものなの?

怒っている女性

加味逍遥散とはどういった効果があるのかについて見ていきましたが、もちろん良い面もたくさんあるものの、その反面、副作用もあると言われています。もちろん副作用は人によるものであるので、一概に言うことはできません。

しかし、自分にあっていなかった場合には、速やかに相談して、薬を変えることが重要です。どういった症状がでると、副作用だと言えるのか頭にいれておき、もしものことがあれば普段からのかかりつけの医師に相談することがいちばん大切です。

それでは早速、加味逍遥散の副作用とは一体どういったものがあるのか見ていきましょう。

あらゆる場所の肌にあらわれてくる発疹やかゆみ

肌に直接あらわれる発疹やかゆみは、もしかすると加味逍遥散の副作用かもしれません。これはどういう事かというと、何かしらの物質が体内で受け入れられなくなることで、どうにかして体外に排出しようとします。

その動きの1つで、発疹として体中や、患部の付近にあらわれることがあります。また、発疹にはかゆみを感じることもあり、かきむしってしまうと血が出るなど、二次災害が起こってしまうので、注意をするようにしましょう。

また、こういったかゆみを感じて、気のせいだと放置するのではなく、早めに病院に行って相談することがおすすめです。

当帰が原因で起こってしまう、胃腸系の症状

加味逍遥散に含まれている当帰ですが、人によっては腸の動きを促進されすぎてしまうことがあります。もちろんこれらが適度に行なわれればいいのですが、返って違う症状を引き起こしてしまいます。

特に、腸が動きすぎることにより架空の満腹感を感じたり、食欲不振になってしまったり、胃の辺りに不快感を感じてしまうことがあります。また、食べた後にも動き続けることで、悪心、嘔吐などの症状を引き起こすこともあります。

更に、腹痛や下痢などといった腸に関係する様々な症状がおこりうるので、もし加味逍遥散を飲み始めて頻繁に腸の具合が悪いようでしたら相談することをおすすめします。

肝機能障害や黄疸など

加味逍遥散は、肝臓や胃腸にアプローチをしてくれる薬です。しかし、このアプローチの加減が弱すぎたり、強すぎたりすると返って何かしらの症状が起こってしまいます。

その一例が、肝機能障害を起こしたり、黄疸を起こしてしまうことです。特に、肝臓はデリケートな臓器です。薬により無理矢理の動きが加わることによって、本来弱まっていた臓器の動きが更に悪くなってしまいます。

また、そのようにして具合が悪くなることによって、黄疸などを起こすこともあります。そうなると更に新たな病気を発症してしまうこともあるので、早めに病院を受診するようにしましょう。

妊娠には関係がないと言える

不妊症に効果があると言われていますが、加味逍遥散が不妊症に効果があるわけではありません。また、妊婦さんや、妊活をしている方は加味逍遥散がその妨げになるのではないかと不安に思うかもしれませんが、そういったマイナス要因もないということができます。

ただ、加味逍遥散を飲むことによって元々の体質を改善することができるため、それによって不妊の原因が解消され、妊娠しやすく成るということはできます。もちろん絶対ではありませんが、確率は高まります。

まずは不妊に関係のある後遺症が見られることはないと言えるので、安心するようにしてくださいね。

加味逍遥散って一体どのように飲めばいいの?

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初めて処方された薬を飲むときってやはり緊張してしまいますよね。また、漢方だと特に、何か制約はないのかと疑いながら飲んでいるという方もいるのではないでしょうか。

実は薬の飲み方によって、効果が出やすくなったりすると言われています。まずはきちんとした薬の飲みかたを理解して、それを守るようにしていってくださいね。それでは早速、加味逍遥散の正しい飲み方とは一体どういったものなのかを見ていきましょう。

水などではなく、お湯で服用するようにする

薬などは、水で飲んでいるという方も案外多いのではないでしょうか。確かに水のほうが喉の通りも良いですし、喉の調子が悪いときなどはそのほうがすっきりと飲むことができるのではないでしょうか。

しかし、加味逍遥散の場合は、お湯で飲むようにしましょう。お湯を口に含んで加味逍遥散を流し込むのもいいですが、それだとどうしても辛いという方も多いですよね。そういった方は、お湯に加味逍遥散を溶かしてそれを飲むのもいいかもしれません。

また、猫舌などでどうしてもお湯で飲むことは出来ないという方は、常温の水や、ぬるま湯など、少しでも温かいもので飲むように心がけるようにしましょう。

食前に飲むように心がける

漢方薬は、胃の中に何も入っていない状態のほうが効果を発揮しやすいと言われています。そのため、食後に飲むのではなく、できるだけ食前に飲むようにしましょう。もちろんこれを徹底的に守るのではなく、少しくらいはずれても大丈夫ですが、しっかりと薬を飲むようにしましょう。

食前といってもよく勘違いされやすいのは、食事の直前に飲むことです。また、食間も、食べている最中に飲むわけではありません。食前は、食事の30分ほど前の事なので、しっかりと30分ほど置くことがおすすめです。また、食間も、食後二時間後の事を指すので注意しましょう。

これらを心がけることで、適当に飲むよりもかなり効果を期待できます。ただ、空腹の状態で薬を飲むのが難しい方などは、食後に服用し、体に負担をかけないことを優先にするようにしましょう。飲むことを忘れてしまったときも同様です。

まとめ

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ここまで加味逍遥散を見ていきましたが、かなり知識をみにつけることが出来たという方も多いのではないでしょうか。加味逍遥散は、病院で処方されなくてもドラッグストアやネットなどでも気軽にいつでも購入することができます。

そのため、人によってはあっているからと自分で買って飲んでいる方もいるかもしれません。しかし、どういった効果があり、副作用にどういったものがあるのかをしっかり理解していなければ、後から後悔するような事になってしまうこともあります。

もちろん漢方なので、強い薬ではありません。しかし、薬は薬なので、何かしら体に効果はあります。それは、もしかすると今の状態では逆効果になってしまっている場合もあります。まずはしっかりと服用する前に医師や、薬剤師などと相談するようにしましょう。

また、効かないからといって自分なりに判断したりするのではなく、きちんと医療従事者と相談し、自分に一番あった薬を選択していくようにしましょう。面倒くさいときもあるかもしれませんが、一番はあなた自身の体を大切にしていってくださいね。

  
  
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