鵞口瘡になる原因は大人と赤ちゃんで違う?症状や検査方法、治療方法も紹介!

鵞口瘡とは赤ちゃんの、お口の口内炎です。鵞口瘡は免疫力の弱い赤ちゃんや、高齢者に多く発症します。健康な人の身体に、いつも住んでいる常在菌が、色々な理由から増えてくると、鵞口瘡を発症します。その原因は色々あります。原因についても治療についても、色々の医師の考え方により違っています。

また赤ちゃんや高齢者だけでなく、性病による鵞口瘡も発症します。性行為をして口腔カンジダ症が発症します。鵞口瘡は別名口腔ガンジダ症とも言います。このカンジダ菌によって、鵞口瘡が発症するのです。鵞口瘡について見てみましたので、一緒に見ていきましょう!

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鵞口瘡とは

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鵞口瘡とはガチョウのような口になる言うところから、鵞口瘡の名前が付いたのですね。

鵞口瘡とは口腔カンジダ症

鵞口瘡とは口腔内の、真菌症の事を言いますが、真菌が抵抗力の弱い赤ちゃんや、高齢者に多く発症します。この真菌は正常な、成人の口腔内にも見られます。

全身的な疾患があるときや、唾液の分泌が低下しているときや、義歯の状態が悪い時などに多く発症することがあります。

鵞口瘡を別名口腔カンジダ症と言います。鵞口瘡の原因菌が、このカンジダ菌で人間の身体に、いつも常在している菌です。

カンジダ菌は健常の人にも、住み着いています。口腔カンジダ症になるのは、抵抗力の落ちた時や、抵抗力の弱い新生児や、入れ歯を入れた高齢者などに、発症することが多いです。

抵抗力が落ちた人の中には、抗生物質を長く使用し続けた人や、ステロイドの使用者や、免疫抑制剤使用者、がんやAIDS患者の方などが発症しやすいです。

真菌

真菌はカビと置き換えることができます。真菌には糸状菌、まるっこい酵母、きのこの3種類があります。広い意味ではカビ全体を真菌と呼んでいます。真菌は昔は植物と考えられていまたが、現在は動物に近い高等な生物と考えられています。

真菌は微生物あるいは酵母菌ともいわれます。カンジダ真菌は微生物の酵母です。カンジダ菌は膣の中にいる常在菌です。カンジダ菌が一般にカンジタ症を発症しないのは、膣の中に乳酸菌の一種の、デーテルライン桿菌という、とても強い酸性の乳酸菌が他に菌が入らない様に、私たちの身体を守ってくれているのです。ですからカンジダ菌も増殖することが出来ないので、免疫力があればカンジダ症になることはないのです。

真菌には表剤性真菌症、深部表在性真菌症、深在性真菌症とあります。

  • 表在性真菌症とは、皮膚の角質に住み着いていて、真皮までは到達しない菌です。
  • 深部表剤性真菌症とは、真皮の下の皮下組織に到達する菌です。
  • 深在性真菌症には全身性真菌症と、内臓真菌症とがあります。これは脳や肺、心臓などの内部の臓器まで達する菌です。

日本の真菌は白血球に弱いため、免疫細胞で防ぐことができます。しかし免疫力の落ちた人は真菌に対抗するのが難しくなります。一度真菌(カビ)に感染すると、治療は容易ではなくなります。

なぜならカビはもともと人間の細胞に似た構造なので、治療薬の開発が難しく、即効性のある治療薬がまだありません。

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鵞口瘡の原因

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鵞口瘡の原因は、どの様な原因があるのでしょうか?

赤ちゃんの鵞口瘡

赤ちゃんの鵞口瘡はお母さんが、膣カンジダ症にかかっていると、産道を通るときに赤ちゃんが、カンジダ症になってしまって、鵞口瘡になることがあります。その為にもカンジダ症を、お産するまでに、必ず治すことが大切になります。膣内を洗浄し、膣剤・軟膏を使用すれば治ります。

またお母さんが膣カンジダ症にかかってなくても、母親の乳首の不潔から、鵞口瘡になるともいわれていますが、これも賛否が分かれるところで、乳首を不潔にするのはいけませんが、乳首を洗浄綿をつかって吹いていると、かえってお母さんの常在菌がいなくなって、免疫力の弱くなるため、鵞口瘡になるといわれる説もあり、現在は病院によってまちまちで、統一されていない様です。

母親の常在菌が赤ちゃんに伝染して、抵抗力を強くするという事も、理論的には間違いでは、ない様に思われます。あまり消毒しすぎると、かえって免疫力が落ちることは確かです。ですから乾いた布で軽く乳首を拭くのが、良いのではないでしょうか?あるいは少し濡らして、身体をいつも清潔にしていれば、消毒までもいらない様に思います。

私がアレルギーが身体に出た時に、大学病院の皮膚科に行きましたら、先生が石鹸を付けて身体を洗うのは良くないので、お湯で洗えば汚れは落ちますから、今日から石鹸を使わないでお風呂に入ってくださいと言われました。

日本人はとても清潔好きだから、石鹸を使いますが結局身体を守っている、常在菌がそれで被害を受けて、いざ強い菌が侵入したときに防ぎきれません。今多くの皮膚病が出てきていますが、それが結局は清潔に、しすぎるところにあるようにも思います。

大人の鵞口瘡

大人が鵞口瘡になるときは、免疫力の落ちた時です。免疫力が落ちる時とはどの様な時があるのでしょうか?例えば関節リュウマチなどの、膠原病やHIV感染者などは、鵞口瘡になりやすくなります。

また免疫不全や免疫力が低下したときなど、また長期にステロイド治療薬や、抗菌薬を使用していたなどというような時は、免疫力が低下してカンジタ菌が、増殖しやすくなります。

鵞口瘡のカンジダの正式な名前は、カンジダ・アルビカンスと言います。

カンジダ・アルビカンスとは

カンジダ・アルビカンスは正常な人間の人の口腔内に、病原性のない細菌として存在しています。また腸内や膣内にも存在しています。

カンジダ・アルビカンスは頬粘膜、舌、唇にできやすく、咽頭、喉頭、食道へと口腔粘膜全体に進みます。

口腔カンジダの種類には、急性偽膜性カンジダ症、急性萎縮性カンジダ症、慢性肥厚性カンジダ症、慢性萎縮性(紅斑性)カンジダ症があります。

急性偽膜性カンジダ症

初めは頬、口蓋、口唇、舌の粘膜に現れます。白い苔状のものが、散らばったりもしくは単独で、固まって現れることがあります。放置されるとその後拡大していきます。口腔粘膜が広範囲にわたり、白苔で覆われます。白苔は剥がすときに剥がれやすい易剥離で、剥離後の粘膜表皮までの皮膚の損傷は、発赤(ほっせき)し出血をきたします。この時期は食べ物を食べると痛みが出て、次第にはがれにくくなる。

急性萎縮性カンジダ症

急性萎縮性カンジダのばあいは、口の中や粘膜部分に、白い苔のようなものがみられます。この苔のようなものは簡単に剥がれますが、剥がすと出血を伴います。抗生物質の長期使用によって発症する事が多いです。痛みが強く自然に粘膜部分が剥がれて、自発性強いびらんが特徴として見られます。

慢性肥厚性カンジダ症

白い偽膜は一層厚くなって、粘膜上皮に引っ付いたまま固定され、粘膜上皮の肥厚と角化亢進(かくかこうしん)のターンオーバーの異常な速まりを示します。急性萎縮カンジダ症から、慢性肥厚性カンジダ症を発症するので、とても注意が必要です。

慢性萎縮性(紅斑性)カンジダ症

慢性萎縮カンジダ症は入れ歯など歯茎が接触する部分に、こすれることによって多く発症します。義歯性口内炎ともいわれています。口腔カンジダは普段の生活で支障をきたすことがありますので、できるだけ免疫力を強くして、カンジダ菌が活躍できない様に、することが大切になります。多くは無症状ですが、時に患部の浮腫や疼痛を訴えることがあります。

カンジダ菌が増える理由

1.カンジダ菌が増える理由の一つに、抗生物質を長期に使用した場合があります。真菌には抗生物質は効果がありませんが、抗生物質は一般の細菌やウイルスに効果があります。ですから抗生物質を長期使用することで、免疫力が落ちることでカンジダ菌が増えるのです。

何らかの病気で長期に抗生物質を使った場合、口腔内の細菌は抑えられますが、真菌は抑制されないために、とってかわって増殖するため鵞口瘡になるのです。

2.歯のない無歯顎(むしがく)状態になった時、虫歯や歯周病で歯を失いますが、虫歯や歯周病菌の数は減ってきます。それに代わって真菌が増えやすくなります。

この様な理由で真菌が増えてくると、カンジダ性口内炎の鷲口瘡になるのです。口腔内の粘膜に白い膜のようなものが発生して、容易にはがれますがビランを伴います。

▼発赤(ほっせき・はっせき)

発赤とは皮膚や粘膜が炎症して、充血して赤く見える状態の事です。

▼無歯顎(むしがく)

無歯顎とは歯が一本もない状態の事です。

▼角口亢進(かくかこうしん)

角口亢進とは皮膚のターンオーバーが異常に速まって、皮膚の角層が過剰形成したり、角層剥離が起こって角層が厚くなることです。

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鵞口瘡の症状

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鵞口瘡の症状には、どの様な症状が出るのでしょうか?

口腔粘膜に淡雪状の灰白色から、乳白色の白苔が頬の内側や舌、唇、粘膜などに発症します。口角部などにはじめ症状が現れて、白苔は綿などでこすると、取れますが出血しやすくなっています。そして潰瘍化しやすくなっていて、二次炎症を起こしやすくなっています。

舌や口腔粘膜に盛り上がった白色のプラークが現れてきます。この鵞口瘡の口腔カンジダ症は縮む感じの萎縮調で口角炎を伴います。

カンジダ性口内炎

カンジダ性口内炎すなわち鵞口瘡は、口蓋、舌、口唇、頬などの、口腔粘膜に白い苔のような、小さな斑点が認められ、ガーゼや布でこすると簡単に取れますが、剥がれるとその下に光った赤い粘膜が見られます。この苔のようなクリーム状の斑点は、口の中全体に急激に広がっていきます。

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鵞口瘡の検査

検査

鵞口瘡の検査には、どの様な検査があるのでしょうか?

鵞口瘡の検査は診断時に医師が見ることによって、診断が付きます。掻爬(そうは)した検体を光学顕微鏡で調べると、一層診断が確実のものになります。鵞口瘡はこの光学顕微鏡で調べると、酵母菌として見ることが出来ます。真菌が培養されることで、鵞口瘡が起きます。

▼掻爬(そうは)

掻爬(そうは)とは身体の表面や、身体の腔内の組織を掻き出すこと。人工中絶のため子宮内の胎児を体外に出す手術をさします。

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鵞口瘡の治療

治療

鵞口瘡の治療には、どの様なものがあるのでしょうか?

鵞口瘡の治療は専門家でも、意見が分かれています。自然警戒するため経過観察で、治療をしないという医師もいれば、抗真菌薬を白苔に塗るという医師もいます。

ようは免疫力が落ちた時などに起こるので、母乳の場合はお母さんの体調を、整えることが大切で、大人の場合なら、免疫力を付けることが、一番大切な様にも思います。

口内局所用の副腎皮質ホルモン剤を、使ってはいけないのは、細菌、真菌、結核菌、ウイルスなどの、感染症の疾患があるときに、使用することで被害が大きくなります。

健康小児の場合は1%ピオクタニン液が有効です。悪性疾患、免疫不全症の真菌症には、ピオクタニンのほかに、ファンギゾンシロップを一回0.5~1mlを一日2~4回経口投与します。本剤は消化管の吸収がないので、薬剤が口腔内全体にまんべんなく行き渡るように、ゆっくりと投与していきます。

治療として抗真菌剤(フロリードゲル、イトリゾール)が使われます。必要に応じて漢方薬やレーザー針治などが行われることもあります。

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鵞口瘡の予防

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鵞口瘡の予防はどの様なものがあるのでしょうか?

赤ちゃんの鵞口瘡は不潔にしているから、とのことが書いていましたが、そうではないようですね。かえって洗浄綿を使うことで、私たちを守ってくれている、常在菌の力を弱めてしまい、母乳を与えるときに、かえって母子ともに大変になるようです。

やり方がそれぞれ病院によって違います。また昔と今とでも考え方が違ってきています。今はお母さんの常在菌を赤ちゃんが吸うことで、元気な赤ちゃんができて、鵞口瘡にもならないと考えられています。乳首はきれいな少し湿った布で軽く、ふく程度が良いのではないでしょうか?

毎日お風呂に入ってきれいにしているのであれば、あえて消毒剤で常在菌を殺す必要はないようです。皮膚科の先生も、皮膚の湿疹などは、石鹸などで清潔にしすぎるあまりできると、考えられている先生もおられますので、やはり人間に備わった、私たちの常在菌を守りながら、抵抗力をつけていくことが、必要の様にも思われます。

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菌について

菌

さてここで菌についてさらっと考えてみたいと思います。

今まで読んできて少し頭が、こんがらがった人もいるのではないでしょうか?なぜなら同じ菌でも呼び名が色々あることです。

まず 真菌→微生物→常在菌→カビ→酵母菌→細菌

私たちはこの世に生まれ出た時は、無菌状態で生まれます。しかし生後間もなく人間に適した菌が私たちの身体に住み着きます。この菌は微生物です。人間には見えない菌です。人間の身体に適応したこれらの菌は、人間から恩恵を受けるだけでなく、私たちの身体にもとても良い影響を与えてくれます。人間に住み着いた微生物は、人間と共生する中で、健康な体を維持していくために、必要な常在菌となっています。

口腔内には500種類の、微生物が存在しています。真菌、細菌、ウイルス等お互いをけん制しながら、お口の中の衛生を保っています。これらの細菌はバランスを取っていて、病原性の微生物が侵入するときなどは、排除する働きをしています。細菌のバランスが何らかの原因で壊れると、お口の中で炎症が起きたり、鵞口瘡などになるのです。

微生物→細菌→常在菌

これらは人間の身体の中で約400~500種類の、約10兆個の腸内菌が住み着いています。また皮膚や口、鼻の中、消化管や泌尿器など、外部と接触するところにも住み着いています。これらは人間と共生しながら上手に共存しています。しかし免疫機能が低下した場合には、日和見感染して炎症を起こし、常在菌が感染症を引き起こします。

真菌→カビ→酵母菌

真菌はカビ・酵母菌・キノコの呼び名に、つけられた生物の総称です。土壌、空中、水中などに分布しています。有益なものを持つ反面、食品の変質などの危害も有してます。

カンジダは酵母菌にもカビにも変身できる真菌なのです。カンジダは半数以上の人の皮膚や口腸の中に住んでいます。普通は悪さをしませんが、免疫力が極端に低下したときなどに感染症を起こして病気を重症化します。真菌を殺してしまう抗真菌剤などは、人に対しても毒性を示しています。

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まとめ

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みな様鵞口瘡の病気のことが、お分かりいただけましたでしょうか?文字をみると鵞の口と書くので、どのような病気かと思いましたが、自然に治ることもあるのですね。抵抗力が弱い人に発症しますので、できるだけ免疫力を付けて、鵞口瘡にならない様に注意してください。

私たちの身体には多くの微生物が存在し、共存共栄の世界を保ちながら、これらの微生物と過ごしているわけです。ですから人間に住み着いた、微生物の常在菌を殺すことなく、持ちつ持たれつで、良い関係を保ちながら生活することが、健康に暮らせるという事ですね。

一番気を付けなければいけないのは、免疫力を落とさないことだと思います。免疫力を落とすとこの鵞口瘡だけでなく、色々な細菌やウイルス、常在菌が牙をむいてきますので、規則正しい生活をして、バランスのとれた食事をして、ストレスをためない様にすることが、鵞口瘡の予防になるのではないかと考えています。

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