爪やすりの正しい使い方を知ろう!動かす方法や持ち方について!

自分の爪やネイルには欠かせないネイルケア、ヤスリの使用は必要不可欠です。しかし、ヤスリをかけるといっても、どういった物を使用すると良いかわかりません。ドラッグストアに行くと手軽に手に入るものの、いろいろな種類の道具が陳列されています。

では、それぞれどういった種類の物があるのか、どういった特徴があるのか、どの道具がオススメなのかについて説明をしていきます。

オススメの爪やすり4種類

爪 きれい

爪切りの側面にザラザラ、ギザギザとした爪ヤスリが付いています。このヤスリは、爪への負担が大きいため、爪の専用のヤスリを使用することをオススメします。

ドラッグストアで手軽に手に入れることができます。ヤスリの種類には4種類あります。

エメリーボード(ブラックファイル)

爪ヤスリとしてドラッグストアにて売られているヤスリの殆どがこの商品です。最も爪への負担が少なく、ネイリストがよく使用する道具です。ネイリストの場合は、エメリーボードのみで爪を整える人も多いです。

エメリーボードは、爪の長さや形を調整するためのアイテムです。ヤスリの表面の粗さは様々なタイプがあり種類は豊富です。目の粗さは、ヤスリのグリット数で決まり、グリット数によって爪の削れる量が変わります。

グリット数が80Gの物は、粗く、バリが残りやすく、爪が短い場合、皮膚に当たると痛かったり、怪我をする元になります。また、振動を与えるため不快感が生じる場合があります。グリット数が100~150Gでは新品は少し粗いですが、使っていくと馴染んでいきます。グリッド数が180~220Gの物では、目が細かいため滑らかに削ることができる反面、ヤスリの消耗が早いです。

ヤスリのタイプは、使い捨ての木製や、繰り返し洗って使うことができるスチール製やガラス製の物があります。木製やスチール製は、ヤスリが薄い物であれば細かい部分までケアをすることができます。ガラス製は、ガラスが丈夫でありよく削ることが出来ます。

時間をなかなかそこにかけることができないという人は、このエメリーボードのみの利用だけでも大丈夫です。

アクリルファイル

アクリルファイルはとても注意が必要なアイテムです。使い方は、エメリーボードと同様ですが、自分の爪に直接使う方法は間違っています。アクリルファイルは、スカルプやアクリル、マニキュアなどネイルを施しているネイルケアで使う道具です。

また、ファイルは力が入りやすいように厚みがあるのが特徴です。アクリルファイルはグリット数の幅が広く、使い方によっては使い分ける必要があります。ネイリストなどのプロになると、ここまでする必要があります。

シャイナー

シャイな~は、ヤスリの目が細かい道具です。ネイルケアの仕上げに使用して、爪の表面をツヤツヤに磨く用途があります。使い方は、エメリーボードまたはアクリルファイルで爪を整え、ソフトファイルで更に整え、仕上げにシャイナーを使うといった順で行います。

カラーの面が細かいヤスリになっており、爪の表面をツヤツヤにする前に使います。ヤスリをかけた後に、白い面で磨くとツヤツヤになります。道具によっては、カラーの面が無い物もあるため、その場合は細かいヤスリの役割をする道具を別に買う必要があります。

シャイな~の形状は、スティックタイプの道具や取っ手が付いている道具、スポンジのような道具があり、ヤスリの形状の種類にはいろいろな物があります。

赤ちゃん用

商品に年齢制限はありませんが、道具によっては「○歳」と表示のある物もあります。大人用の爪切りでは指の身まで切ってしまう危険性もあるため、赤ちゃん用の爪切りを使用したり、ヤスリのみにするなど考慮が必要です。

爪切のタイプには「ハサミ型」と「てこ型」があり、ハサミ型は赤ちゃん用に多く、てこ型は基本的に大人用に多い道具です。扱いやすい道具を使用しましょう。

価格が高い物が良いのか?

価格が高い道具だからといって、安い物と何かが変わるわけではありません。安い価格の道具を正しく使えば爪のケアが出来ます。但し、高い爪切りの方が切れ味は断然良いです。

安い物には安いなりの、高い物には高い物なりのクオリティがあります。

ガラス製が人気

ヤスリには紙製や金属製、ステンレス製、ガラス製などさまざまなタイプがあります。中でも、ガラス製のヤスリはデザインが豊富にあり、かわいい物が多いと人気です。

選ぶのも、使うのも楽しくなるのはガラス製でしょう。よって、ガラス製のヤスリはプレゼントとしても人気があります。

電導のヤスリ

ネイルケアの道具には電導の物もあります。中には甘皮処理の機能が付いているものもあります。甘皮があると爪はキレイに見えないため、きちんと甘皮処理を済ませてからヤスリがけをしましょう。

電導なので、手の爪も足の爪も電導ネイルケアの道具を軽く当てるだけでケアができてしまいます。時短もでき、自分でヤスリの力加減を考える必要もないため、気分は少し軽くなるでしょう。

正しい爪切りの方法

ヤスリの前の爪切り

爪がまだ短いタイミングであれば、爪ヤスリのみでケアをすることができますが、爪が長い場合は、まずは爪切りで下準備をする必要があります。但し、爪切りは爪への負担が大きいです。

よって、できるだけ爪が短めの間にヤスリのみで手入れをしていけるようにしましょう。では、爪切りの正しい方法について説明をします。

男性も爪のケアをする必要があるのか?

爪のケアに関しては、健康に関わることでもあるため、女性・男性関係ありません。実際に、男性が多く来店するサロンもあります。

プロのネイリストの中には、女性だけではなく、男性もいるので、ネイルサロンに行くことに抵抗がある人や、男性ながらに化粧品売り場でネイル用品を買う事に抵抗がある男性は、そういったサロンを選んだり、男性のネイリストを指名すると行きやすくなるでしょう。

爪を切る時期

爪を切る時期は、手と足で異なります。爪が伸びるスピード、生え変わるのに必要な期間が違うためです。指の爪は、15~20日間(2~3週間)に1回のペースで切ります。足の爪は、3ヶ月間に1回とされています。

年齢を重ねるごとに爪が伸びる早さは遅くなりますが、個人差があります。ある程度伸びてきたと感じたら、定期的にケアをして爪の健康を保つようにしましょう。

爪を温めた後に切る

爪はしっとりしたり柔らかくなると切りやすく、爪への負担も少なく済みます。よって、一番おすすめのタイミングは、お風呂上りです。乾燥している時に切ると、爪に大きな衝撃が加わって負担が大きくなります。

しかし、とっさに爪を切らなければならないこともあります。そういった時にわざわざお風呂に入っていては時間がかかります。そういった時は、洗面器にお湯を入れて手を浸し、爪を温めましょう。お湯で爪を温める時間は、目安約2~3分間です。また、指の先も清潔を保てるようにきれいに洗い流しておきましょう。

爪の角は残す

爪の角は最も爪の強度が弱い部位になります。

爪の角を切ると衝撃で割れてしまう可能性があります。爪の角は切らずに残しておき、端から切っていきましょう。

仕上げはヤスリで角を丸くする

最後の仕上げはヤスリを使用して爪の角を丸くします。角は切らないでおきますが、そのままにしておくと、引っかかったりぶつかった際に爪が欠けたり剥がれたりする可能性があります。

爪の角を削って丸くすることを、「スクエアオフ」と言い、爪の強度が最も強くなる形になります。削りすぎたり、切り過ぎて深爪などにならないように気をつけてケアをしましょう。

初心者でもできる!ヤスリの正しい使い方とポイント

初心者

爪切りやヤスリを正しく使わなければ、トラブルが起きる可能性があります。対策も挙げられていますが、まずはトラブルが起きないように正しく道具を使うように気を付けることが大切です。

「プロのネイリストならできるだろうけど・・・初心者だから難しいのでは?」と、不安になる人もいるかもしれませんが、初心者にもできる簡単な方法です。どのようなポイントを押さえてすると良いのか説明をしていきます。

ヤスリの目の粗さに気を付ける

目の粗さによって削れる度合いが左右されます。ヤスリの目が粗い場合は、一度でたくさん削ることができますが、爪への負担は大きく、爪の痛みも大きくなります。目が細かい場合は、爪への負担は少ないです。

しかし、目が粗い物よりも一度に削れる量が少ないため、何度も削る必要があり、時間を要します。粗すぎると爪への負担が大きく、削れすぎても良くないため、ヤスリで爪を削る際は目が細かい物を選びましょう。

ヤスリを正しく持つ

ヤスリは、親指・人差し指・中指の3本の指で持ちます。その時、軽く添えるようにして持ちましょう。力を入れてもつと、爪への当たりも強くなり、爪への負担が大きくなるためです。

また、殆どのヤスリが全面ヤスリになっているため、ヤスリを持っている方の手の爪に傷が入ったり削ってしまったり、痛めてしまう危険性があります。その点も注意が必要です。

ヤスリをかける時の角度は45°~90°

ヤスリは爪の角を落とすために使用します。そのため、爪に当てるヤスリの角度はとても重要です。

爪の長さを整える際は、爪の先に対して垂直になるようにヤスリを当てます。そして、削る際にはヤスリの角度は、爪に対して45°の角度に、指の腹(手のひら側)に傾けて動かします。絶対に爪側(手の甲側)に傾けないように注意しましょう。力を入れすぎずに、ヤスリを軽く持って優しくかけることがポイントです。

ヤスリを動かす方向は一定方向にする

最初に爪の先端を削って、削る爪の長さを決めます。

ヤスリを左右に往復して動かしながら爪を磨くと、爪の組織が荒れて痛む原因となります。右から左のみか、左から右の方向のみと決めて一定方向にヤスリをかけることがポイントです。

爪の形を調整する

削る爪の長さを決めた後は、爪の横から中央にかけてヤスリを引きます。左右双方、このように形を整えていきます。

爪の形には、円形のオーバル型、角ばった円形のスクエア型などの形があります。慣れてきたらいろいろ試してみると良いでしょう。

削った後のバリを取る

ヤスリで爪を削ると爪の先に爪の削りカスが付きます。このカスを削り取るために、ソフトファイルを使用します。ソフトファイルが無い場合は、エメリーボードまたはアクリルファイルの代用で可能です。但し、使い分けが必要です。

エメリーボードの場合は自爪に、アクリルファイルの場合はスカルプやネイルチップに使用しましょう。

シャイナーで表面を整えてツヤを出す

シャイナ―というヤスリは、細かい目で色が付いているヤスリになっている面と、スポンジの面があります。スポンジの面は、磨き上げる用になっています。

まず、ヤスリの面を使用して爪の表面を削り、爪の縦線を削って滑らかにします。

次に、スポンジ面を使用して爪の表面を素早く擦って磨きます。強く擦りすぎると、摩擦熱で熱くなる可能性があります。

この時、注意すべき点は、ツヤを出す際に間違えてスポンジ面ではなくヤスリの面を使用して磨きすぎると、爪の厚みが薄くなってしまい、割れやすくなる原因となります。

この時、工程の最後にキューティクルオイルといったオイルを使用することもおすすめです。オイルを使用することで、更にツヤが出ます。また、オイルなので保湿の効果も得られます。

爪の手入れの注意点と対策

NG

爪を切る時、何も考えずに切っている人が多いのではないでしょうか?

それは、爪にトラブルを引き起こす原因になり得ます。爪を手入れする際には、ただただ切れば良いというわけではありません。爪や指先は顔と同じくらい人に見られ、印象として残ります。

爪を少しでも良い状態に、綺麗に保つためには一体どのようにしていくと良いのか、ケア方法やケアでの注意点、原因に対する対策を紹介していきます。

爪切りやニッパーの使用は避ける

爪が長い場合は、爪切りやニッパーを使わざるを得ません。しかし、プロのネイリストの場合は、爪に負担がかからないように最善の注意を払って爪切りやニッパーは使用しません。

爪の長さを短くする際には、最も爪への負担が少ないエメリーボード等のヤスリを使用します。

爪の中央部分から切ることは避ける

爪は中央の部分から切ると、爪が割れてしまったり、二枚爪になる原因となります。爪に最も負担がかかる切り方であるため、この手順は避けましょう。爪の端から少しずつ切っていくと爪への負担は軽減します。

また、爪切り時だけではなく、ヤスリのかけ方が雑であったり、無理矢理かけても二枚爪になる危険性があります。力を入れ過ぎずに、ヤスリを軽く持つようにして行いましょう。

爪切りの切れ味の確認をする

爪切りは生活消耗品です。いずれかは爪切りの状態に異常が見られます。サビが発生している爪切りや、刃こぼれしている爪切りを使用すると、痛みの原因となります。

爪切りの刃の状態は細目にチェックをして、少しでも状態に異常があった場合には買い替えるようにしましょう。

洗浄をしっかりとする

手を洗う際は、指先までしっかりと汚れを洗い流しましょう。こうするだけでも、クリームやハンドマッサージの効果が高くなります。

爪の乾燥は避ける

乾燥は爪にとって大きな害になります。乾燥すると、爪の表面に縦線が入ります。これは、爪がかなり痛んでいる証拠です。縦線が入ると害があるのかといったら、そうではありません。こういった時期は、爪を切った時に爪が割れやすくなります。

爪を保湿するという事は、縦線が入る対策や甘皮のケアのための必須項目です。乾燥対策として、肌と同様に1日の間に乾燥を起こしやすい寝起き・朝・お風呂上りや、爪切りの後で爪が痛んでいる際には、ハンドクリームを塗るなどして、しっかりと保湿をして乾燥をしないようにハンドケアをすると良いです。保湿の成分が自分の爪に浸透すると、爪は健康になります。

ハンドクリームの他にも、ネイルオイルもおすすめアイテムです。香りも様々な物が得られているため、好みに合わせて買うことができます。

ハンドマッサージ

クリームやネイルオイルを利用して指先まで手をマッサージしてみましょう。保湿の効果も高くなり、他の効果も得られやすくなります。

指先で爪を揉みほぐすようにしてハンドマッサージを行ったり、ツボを押すとイライラ感や不安感を鎮静させ、リラックスを与える効果が得られやすくなります。

栄養を摂る

爪もタンパク質やコラーゲンで生成されているため、栄養不足になると爪は痛みます。特に、ケイ素は大切だと言われています。ケイ素は、体内のコラーゲンを強化する役割があります。これが不足すると爪が割れやすくなります。

サプリメントで摂取する方法もありますが、まずはしっかりと食べ物から摂取することを心掛けましょう。ケイ素を多く含む食品には、玄米やホタテ、レバー、ホウレン草といったものが挙げられます。

まとめ

爪

特に何も考えずに爪を切っている人は多いですが、それでは爪への悪影響が多いです。爪は、顔と同じように人への印象を強く与える部位です。

少しでも健康に美しく保つことができるように、正しいケア用品を使用し、正しい使い方で爪のケアをしていきましょう。また、忘れがちな保湿も爪を健康に保つためにはとても大切です。

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