聞き上手になるにはどうすればいい?特徴やメリットを知って練習しよう!

世の中には、人で出話すことが上手な人もいれば、おしゃべり好きな人もいます。反対に、口下手な人もいますよね。しかし、自分の話ばかりをしてしまうと、周りの人から嫌われてしまうことにもなりかねません。

一方で、聞き上手な人というのは、相手の話を引き出すのが上手く、話す方も気持ちよく話すことができますよね。仕事でもプライベートでも、聞き上手になることは、良好な人間関係を築く上で非常に大切です。では、どうしたら聞き上手になれるのでしょうか?ここでは、聞き上手になるための会話術についてご紹介します。

聞き上手な人とは

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聞き上手な人というのは、自分からはあまり発言しません。ただ、知らず知らずの内に、なぜだかその人には話をしたくなる、というのが特徴です。

ついついその人の前では、会話が弾む、ということはありませんか?言葉かすらすらと出てくる、話が盛り上がる。そんな時は、もしかしたら相手が聞き上手なのかも知れません。

基本的なポイントについてご紹介しましょう。

第一印象

第一印象というのは、人間関係を築いていく上で非常に重要です。そして、そんな大切な第一印象は、相手にイメージが定着するまで、3分33秒しかかからないと言われています。たったこれだけの時間で自分の印象が決まってしまうなんて、少し怖いですよね。

ぱっと目に入ってくる見た目が3秒、挨拶などが30秒、それらによって受けた印象が相手の中で固まり、定着されるまでが3分と言いますから、この間に自分のよい面を相手に印象づけることが、良好な人間関係を築く上では重要ですね。

オウム返し

何事もオウム返しだけではいけませんが、相手の言った言葉の一部をオウム返しすることで、ちゃんと話を聞いてもらっている、という印象を与えることができます。誰しも、自分の話をきちんと聞いてもらえたらうれしいですよね。

「〇〇のことだけど・・・」
「〇〇?どうしたの」

のように、相手の言葉からキーワードを選んでオウム返しにするのがコツです。簡単な方法ですが、これだけでも効果があり、いつでも使える便利なテクニックですよ。

ただし、オウム返しは続けて3回以上は使わないという注意点があります。あまり多様すると、かえって相手をバカにしていると取れられてしまうことがあるためです。また、いくらオウム返しと言っても、相手が言い間違えをしていた場合には、そっと訂正して口にするとよいでしょう。

単語のいい間違えをいちいち訂正すると相手に嫌がられますから、さりげなくフォローして、スムーズな会話術を手に入れましょう。

うなずきの効果は絶大

人の話を聞く時に大切なものとして、適切な場面でうなずく、というものがあります。うなずくという行為は、話を聞いているという意思表示にもなり、話している方もうれしいものです。

そして、相手に気持ちよく話させることができるのが、聞き上手ですよね。そのためには、ただうなずくだけでなく、うなずき方を変えたり、適切なタイミングでうなずいたりすることが重要です。

うなずく、というだけの単純な行為ですが、これが適切にできているかどうかで、聞き上手になれるかそうでないかが分かれる、非常に大きなポイントでもありますよ。

あいづちを上手に打つ

うなずき同様、人と会話をする中で欠かせないのが相槌です。会話はキャッチボールですから、的確なタイミングで相槌打つことは、相手に気持ちよく話してもらう上で欠かせません。

とは言え、どのように相槌を打てばよいのか悩んでしまう人もいるでしょう。ワンパターンになってしまうと変化がなく平坦な会話になってしまうので、使える相槌のパターンを増やしておくことが大切ですよ。増やすと言うと難しい印象があるかも知れませんが、とても簡単です。「あいうえお」の5パターンがあれば十分です。5つのパターンとは、

  • 「あぁ!」
  • 「いいですね!」
  • 「うーん、それはひどい・・・」
  • 「エーッ!すごい!」
  • 「オー、なるほど」

いかがでしょうか?これだけの簡単な言葉でも、5種類あると場面に応じて使い分けられて、単調な返答になりませんよね。

また、相槌を打っている間に次の言葉を考えることもできるので、上手く使えば会話の幅を広げることができますよ。

聞き上手な人はココが違う!

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さて、ここまで聞き上手になるためのポイントをいくつかお伝えしてきましたが、実際に聞き上手な人は、そうでない人と一体何が違うのでしょうか?

特徴を見ていくだけでも勉強になりますから、あなたの周りに聞き上手な人がいる場合には、ぜひ参考にしてみてくださいね。

相槌のバリエーションが多い

先ほど、相槌のパターンを増やすことをポイントとして挙げましたが、これを実践できているのが聞き上手な人です。自然なタイミングで的確な相槌を打ってくれると、会話も盛り上がりますし、どんどん話すことが楽しくなりますよね。

ついつい話しすぎてしまった、と感じることがあったら、相手の相槌に注目してみてはいかがでしょうか。本当に聞き上手な人な人の前で話していると、自分でも気づかなかった引き出しが次々と開き、思いがけない発見があることも。

非常に充実した会話になりますよね。聞き上手な人とは、相手を自然とよい気持ちにできる人でもあるのです。

質問のタイミングが上手い

自分が話している時に、一切質問されないと、本当に聞いてくれているのか心配になることがありますよね。また、話していても手応えを感じられない、ということにもなりかねません。聞き上手な人な、絶妙なたいみで質問をするので、きちんと興味を持って話を聞いてくれている、という安心感を得ることができます。また、質問されることで、話のネタが増え、さらに深く掘り下げることもできますよね。

質問するためには、相手の話をちゃんと聞いていなければいけません。聞き流している人にはできないことですから、質問を的確にすることは非常に重要なのです。

ただし、質問する時には、話の腰を折らないよう気をつけましょう。せっかく話に対して興味を持っていても、変なタイミングで質問してしまっては悪印象になってしまいます。相手を立て、相手の立場を思いやって言葉を発するようにしましょう。

話に共感する

相づちやうなずきは会話の基本ですが、これ以外にも重要なのが、相手の話に共感する、ということです。どんなに話を聞いてもらっても、共感が得られなければ話しがいがありませんよね。人は、やはり誰かに共感してほしいと思って話していることが多いですから、相手の話に共感する姿勢を見せることを意識しましょう。

もしも相手の話に納得できなくても、否定する行為を繰り返したり、自分の意見を強く出してしまう、意思を曲げない、などといった態度を取ってしまうと、相手から距離を置かれてしまいます。

問題なのは、相手の話が正しいかどうかや、悩みが解決するかどうか、ということではありません。結局決断を下すのは本人ですから、解決策を相談されている場合は別にしても、相手に意見せず、素直に話を聞いてあげましょう。相手が求めているのは悩みに対する答えではなく、あくまで話を聞いてもらうことだと思って、耳を傾けてくださいね。

聞く姿勢を見せる

こちらも基本的なことではありますが、実際にはなかなか難しいことでもあります。相手の話がいつも面白い、興味をそそられるものとは限りませんし、話が長くなると、どうしても疲れてきますよね。ついついテレビやスマートフォンに意識が向いてしまったり、ぼんやりしてしまったりと、相手の話から意識がそれてしまいがちです。

しかし、相手は聞き手の態度に敏感です。心ここにあらず、というような態度を取ってしまうと、「話がつまらないのかな」「興味がないのかな」と、きちんと話を聞いてもらえていないと感じてしまいます。

話を聞く時には相手をしっかりと見て、話を聞いているという姿勢をはっきりと見せてあげましょう。相手もその方が安心して、気持ちよく話すことができます。

リアクションは大きめに

こちらも聞く姿勢に通じるものですが、リアクションを取る時は、少し大げさくらいがちょういいです。ノーリアクションで聞いていたり、反応が薄かったりすると、やはり関心を持たれていないと感じてしまう原因になります。

外国の人は比較的リアクションが大きめですが、驚いた時には口を大きく開ける、笑う時は思い切り笑顔で、手を叩いて笑うなどすると、自分の話にしっかりと共感し、話を聞いてくれていると感じることができます。どうせ話をするなら、「この人に話してよかった」と思われたいですよね。そうした気持ちにさせることができるのが、聞き上手な人です。

慣れない内は抵抗があるかも知れませんが、1つずつ実践してみてくださいね。

聞き上手はモテる?

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聞き上手な人は、モテると言う話がありますが、これは本当なのでしょうか?恋愛に関しても、仕事に関しても、聞き上手な人はトクをするようですね。

では、恋愛における聞き上手のメリットは何でしょうか?

一緒にいて心地よい

聞き上手な人な人の特徴は、一緒にいて心地よいということですよね。会話はもちろんのこと、恋愛においても、一緒にいると心地よい人の周りには、自然と人が集まります。出会いが多く、異性からも好意を寄せられやすいのです。

聞き上手なので相手の話を引き出すのが上手く、話し手は楽しい気分で会話をすることができますよね。ちょっとした相談事や悩み相談も、否定することなく聞いてくれると、心強いですしストレス解消にもなります。

物腰柔らかく、相手の気持ちになって話を聞く姿勢が、モテの秘訣と言えるかも知れません。

相手を受け入れる

人には「承認欲求」と言って、「周りから認められたい」という思いがあります。この欲求を満たしてあげることで、聞き手にもっと話をしたいという気にさせるのです。

特に、付き合っている相手から褒められたり、何かを認めてもらえたりすると、自分が必要とされていると感じることができ、2人の絆がより深まるきっかけにもなりますよね。そして、相手を認める態度を見せるということは、話し手を受け入れていることにもつながります。何でも受け入れてくれる人には、ついつい甘えてしまいがちですよね。

その分、やはり話も弾み、頼ってしまったり、その人と一緒にいたいと思われやすいのです。だから、聞き上手な人な人はモテる、というわけですね。

自己主張が少ない

人にはそれぞれ譲れないものがあったり、意見や考え方が合わなかったりするものですよね。しかし、その都度いちいちぶつかっていると、恋愛関係も解消の危機に瀕してしまいます。そんな時、聞き上手な人な人は、相手の気持ちを丁寧に聞き入れ、それに対して批判をしたり否定をしたりすることがないので、恋愛トラブルに発展しにくいのです。

特に、リーダーシップを取りたがる人や、自分の意見を強く主張したい人、頑固で譲るのが苦手な人などにとっては、ぶつかり合いにならない人は一緒にいて心地よいでしょう。話を聞いて理解を示してくれる、そんな態度が聞き上手のモテ要素なのです。

もしも現在、恋人との関係に悩んでいる人や、ケンカが絶えないという人は、話の聞き方を変えてみるのも方法の1つかも知れませんよ。こちらが折れて優しく対応すれば、相手の態度も軟化しやすいものです。

聞き上手を仕事に活かすコツ

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営業の仕事をしていると、顧客とのコミュニケーションは欠かせませんよね。いかに自社商品を魅力的に見せるか、買いたいと思ってもらえるかが、業績にも大きく関わってくるでしょう。そのため、口下手な人や聞き下手な人では、どうしても業績を上げることが難しいのも事実です。

だからこそ、営業の仕事に従事している人にとって、会話力をつけ、顧客との信頼関係を築くことは、非常に重要です。一方的に話をするイメージが強い営業マンこそ、実は聞く力が必要なのですね。では、営業に活かせる会話術についてお話しましょう。

傾聴力をつける

傾聴力とは、相手の話に耳を傾ける力のことです。営業マンは会話してなんぼ、という部分も大きいですが、一方的に話を聞かされるだけでは、相手も辟易してしまいますよね。時には聞き手側に回って、顧客の話を上手く引き出し、信頼関係を築いていくことが重要です。まずは顧客から好意を持ってもらえるようになることが第一歩ですよ。

また、人は誰しも、「誰かに自分の話を聞いてもらいたい」という欲求を持っています。だからこそ、黙って話を聞いてくれる営業マンは好感を得やすく、それが結果にもつながるのですね。自分に興味を持ち、存在を受け入れてくれる人に対して、人は安心感を抱きます。そうして信頼関係を築けば、顧客も営業マンの話を好意的に聞く体制ができます。

営業マンは商品を売ってなんぼですから、ついつい自分ばかり話してしまいがちですよね。しかし、まずは信頼関係と相手の好意を勝ち取るという点を目標にし、聞き上手になることから初めてみると、これまでとは違った結果が待っているかも知れません。心理効果を巧みに使い、成績向上に役立ててみてくださいね。

雑談力で場を和ませる

これは営業の仕事とは直接関係ありませんが、身につけておくと職場で役立ちます。雑談力とは、会話をする力ではなく、いかにその場の空気を和ませるか、ということが重要になりますから、内容は重要ではありません。むしろ、さして意味のある内容は必要ありません。

男性よりも女性の方がおしゃべりが得意なのは、雑談力があるからだと言われています。だからこそ、雑談の苦手な人は、日頃から面白いと思ったことをメモする習慣をつけるとよいでしょう。また、話をする時には相手の名前を呼ぶようにするとより高感度が高まる傾向にあるため、ちょっとした挨拶にも「○○さん」と、さりげなく名前を入れるようにしてみてくださいね。

ペーシングを意識

ペーシングとは、相手が高いトーンで話しているなら同じトーンで話したり、相手の特定の言葉をオウム返ししたりすることによって、無意識レベルで親密度を上げていく方法です。

ちょっとしたことで、あなたに対する相手の意識を変えることができますから、ぜひ試してみてください。

質問にはイエスかノーで答えない

欲ある話ですが、イエスかノーで答えられる話は、そこで終わってしまい、会話が続きません。相手の質問にはただ答えるのではなく、そこから会話が広がっていくよう仕掛けることが、会話を続けるコツです。

例えば、「お酒は飲みますか?」と聞かれたら、「はい」と答えるのではなく、「特に○○が好きです」のように、好きなお酒の種類(ビールやワインなど)を付け加えたり、銘柄を付け加え足りするだけで、さらに会話を広げるきっかけになります。

あなたは聞き上手?

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さて、ここまで聞き上手になるコツや、仕事や人間関係において、いかに聞き上手であることが大切かをお話してきました。しかし、いざ自分に当てはめてみると、聞き上手なのかどうか、判断が難しいところもありますよね?

そこで、便利な自己診断ツールをご紹介します。リクルートが提供している無料の診断ツールですので、ぜひ1度試してみてくださいね。まずは自己診断をしてみて、自分の性格を客観的に理解することが大切です。

自己診断ツールはこちら

また、傾聴力(相手の話に耳を傾ける力)についても、簡単なチェックシートで確認できますから、こちらも試してみてはいかがでしょうか?自分を知るきっかけにしてくださいね。

傾聴力チェックはこちら

自分が聞き上手なのかどうか、その度合いを客観的に捉えることで、足りない部分を理解し、改善していくのに役立ちます。問題があると感じたポイントについては見直しをし、聞き上手になれるよう日々意識をしていきましょう。

まとめ

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いかがでしょうか?人に話をさせるのが上手な人が、あなたの周りにもいませんか?知らず知らずの内についつい話しすぎてしまう、そんな人を見つけたら、その人をじっくり観察してみてください。そこには、聞き上手になるためのヒントが隠れているかも知れません。

また、自分がついつい人前で話しすぎてしまう、自慢話をしてしまう、人の話を遮ってしまうなど、聞き下手な特徴を見つけたら、聞き上手のポイントと見比べて、話し方や態度について客観的に見つめてみましょう。

人と話をすること、人の話を聞くことは、プライベートでもビジネス面でも、避けられないことです。どうせならば、良好な人間関係を築いていきたいものですよね。

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