受精卵着床後の症状は?症状や体調の変化について紹介!

女性の体はとてもデリケートにできていて、ちょっとしたホルモンのバランスの変化でも、体調に変化がおきます。妊娠を望んでいる女性は、少しでも早く妊娠しているかどうか知りたいと思い、自分の体の変化にも敏感になるものです。

体の変化に敏感な人は、妊娠初期の時期に様々な妊娠の兆候を感じることがあります。ここでは、妊娠初期におきる症状や体調の変化について詳しく紹介したいと思います。

妊娠するとは?

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卵子の寿命は排卵から24時間で、精子の寿命は2,3日といわれています。この卵子と精子の寿命のタイミングが合って、卵子と精子が受精して受精卵になります。受精卵は何度も細胞分裂を繰り返しながら、子宮内膜までたどりついて着床します。この着床が完了したとき、妊娠が成立したことになります。

妊娠週数の数え方は?

妊娠週数の始まりは、最終月経の1日目から数えはじめます。最終月経の1日目妊娠週数でいうと「妊娠0週0日」となります。

月経周期には個人差がありますが、月経が終わったころが妊娠1週目くらいになります。妊娠1か月目には、1か月目の前半に排卵や受精がおきて、後半に入る3週目ごろに着床が起きることになります。

着床したときに自覚症状はある?

人の体には防衛機能が備わっていて、外部から侵入してきたものを取り除こうこする働きがあります。受精卵が着床したときに、防衛反応が働いて受精卵を排除しないように、hcgという女性ホルモンの分泌が活発になります。このhcgが分泌されるようになるとともに、エストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンも活発になりはじめます。

妊娠するとホルモンの変化が起きるため、体にも様々な変化や症状が起きるようになります。妊娠初期の着床の時期に起きる症状は、自覚症状として感じる人と全く感じない人がいて、症状も個人差があり様々です。

受精卵が着床したときに起きる症状とは?

排卵痛 症状

受精卵が着床したときの症状は、自覚症状がない人の方が多いかもしれませんが、自覚症状がある場合に起きるといわれる症状についてまとめてみました。

着床出血

受精卵が子宮内膜に着床するときに子宮内膜に少し傷がつくことから、出血が起こることがあります。出血といっても月経時の時のような出血ではなく、おりものに少し血が混ざっている程度のものであったり、ドロッとした茶色のおりものが出たりします。着床出血は、通常は1日~2日程度でおさまりますが、数日間長引く人もいます。

出血があまり長引いていているようなら、他の病気が原因で不正出血を起こしている可能性も考えられるので、婦人科や産婦人科を受診するようにしましょう。

下腹部に痛みがある

感じ方は人それぞれに違いがあり、下腹部に違和感を感じる程度であったり、チクチクと痛みを感じる人もいます。

受精卵が子宮内にもぐり込んでいく際の、痛みを感じることでおきる症状だといわれていますが、医学的には明確な根拠がないことなので、痛みを全く感じないから妊娠の可能性がないと不安にならなくても大丈夫です。

おりものが増える

着床が成立すると、hcgホルモンやエストロゲン、プロゲステロンなどの女性ホルモンが活発になることで、おりものに変化が出てきます。子宮内の受精卵を守るために妊娠週数が進むにつれてホルモンの分泌は増加していき、おりものの量が増えてきます。妊娠初期の早い段階で、この症状が出る事もあります。

胸が張ってくる

妊娠して増加していく女性ホルモンの影響で、胸が張ったり、チクチクした痛みが出ることもあります。妊娠週数が進むにつれ、出産の準備のために、胸にもいろいろな変化が起きてきますが、着床後の妊娠初期にこの症状が出始めることもあります。

しかし月経前のホルモンの変化でも、胸が張ったり、ちくちくした痛みが出たりする人もいるので、その場合は妊娠初期の症状と月経前の症状との区別がつきにくいかもしれません。

風邪に似た症状がでる

妊娠したことで、体温は高温期が続くことになります。そのため、微熱のような状態になり、寒気を感じたり、倦怠感が強くなることもあります。ホルモンの影響が鼻の粘膜にも影響を及ぼすことで、鼻水やくしゃみが出ることもあり風邪の症状と間違えやすく、風邪の症状か妊娠初期の症状かの区別がつきにくい状態です。まずは体を休めて、ゆっくりと休養をとるようにしましょう。

それでも悪化したり、症状がつらい時には、産婦人科や内科を受診して妊娠の可能性を伝えたうえで適切な処置を受けるようにしましょう。

眠気が強い

妊娠するとホルモンバランスの影響から、寝ても眠けがとれないほどの強い眠気を感じることもあります。体が必要としているサインだと思って体、調に応じて昼寝をするなどの対処するようにしましょう。

臭いや味に変化がでる

妊娠すると今までと味の好みが変わったり、吐き気がしたり、においに敏感になったり、「つわり」のような症状が出ることもあります。今まで好きだったものが食べられなくなったり、急に一つのものにこだわって食べたくなったりします。この症状が妊娠初期の早い段階で起きることもあります。

精神的な変化がおきる

ホルモンのバランスの変化で、女性はイライラしたり、気分の落ち込みが激しかったり、精神的にも不安定になりやすいものです。月経前にイライラしたり、情緒不安定になるのもホルモンの影響からくる症状です。月経前にも同じような症状が起きやすい場合は、妊娠初期の症状との区別がつきにくいかもしれません。

トイレが近くなる

妊娠週数が進むと子宮が変化することで、膀胱に影響を及ぼしトイレの回数が増えてきます。通常は、妊娠週数が進むにつれて子宮が大きくなって膀胱を圧迫することで起きやすい症状だといわれていますが、人によっては着床後の妊娠初期に、症状として出ることもあります。

便秘になる

妊娠すると、ホルモンのバランスや子宮の変化で、便秘になりやすい人もいます。妊娠初期からホルモンは変化しはじめるので、着床後の妊娠初期に便秘がちになることもあります。

妊娠初期の症状として確定しにくい症状ですが、妊娠中ずっと便秘に悩まされ続ける人もいます。今後のことを考えて、食生活を見直して野菜など繊維の多いものを摂るように、心がけるきっかけにもなりますね。

あまりにも便秘が酷いときには、妊娠中でも飲める漢方薬もあるので、産婦人科や婦人科で妊娠の可能性を伝えて処方してもらってもいいでしょう。

腰痛

妊娠したことで子宮が変化していくことによって、腰に痛みを感じる事もあります。痛みの感じ方は様々で、違和感がある程度のものから腰全体が長時間痛くなるなど、痛みの感じ方に個人差があり様々です。

痛みが強いときは、他の病気が原因となっている可能性もあるので、医療機関を受診して、妊娠の可能性を伝えた上で適切な処置をしてもらうようにしましょう。

まとめ

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受精卵が着床後の症状は、症状を感じる人、全く感じない人、症状の感じ方など個人差が大きいものです。妊娠初期の症状だけで妊娠を確定できるものではないので、あくまでも参考として気にかけてみてください。妊娠を強く望んでいる人にとっては、少しでも早くに妊娠を知りたいと思うものですよね。日ごろから基礎体温表をつけておくと高温期が続くことで、わかりやすくなります。

妊娠初期の症状が強いときは、産婦人科で超音波エコーで検査してもらうと、妊娠初期でも判断できることもあります。尿検査も、近年は感度が高くなってきて、妊娠初期でもはっきりと反応がでるそうです。妊娠初期の症状がでたときは、妊娠しているかどうかの判断は産婦人科で診察を受けたうえで正確な判断をしてもらうようにしましょう。

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