気分の浮き沈みが激しいのは病気?考えられる原因を知ろう!

急に激昂したかと思うと意気消沈してしまうなど、気分の浮き沈みが激しい人がいますよね。気分の浮き沈みの激しい人には、周りの人が振り廻されて迷惑します。自分自身が気分の浮き沈みが激しいと、人間関係や日常生活に支障を生じます。

気分の浮き沈みが激しいのは、男性より女性に多いようです。また、気分の浮き沈みが激しいのは精神疾患の症状の可能性もあります。

気分の浮き沈みが激しい原因とその対処法、気分の浮き沈みの激しい人への対応方法についてお伝えしますね。

なぜ気分の浮き沈みが激しくなるの?

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急に興奮して怒り出したかと思うと意気消沈して落ち込んでしまったり、陽気に笑っていたかと思うと悲嘆にくれて泣き出したり、ジェットコースターのように気分の浮き沈みが激しい人がいます。周りの人たちは振り廻されて迷惑しますし、本人自身が人間関係が破綻したり日常生活に支障を来たしたりして悩みます。

「風の中の羽のように、いつも変わる女心」という歌のように、気分の浮き沈みが激しい人は男性より女性の方が多いようです。それは、気分の浮き沈みの激しい原因が、女性ホルモンのバランスの乱れやストレスの影響の強さに関係しているためです。しかし、「男心と秋の空」とも言うように気分の浮き沈みの激しい男性もいます。

[自己顕示欲が強い人は気分の浮き沈みが激しくなる]

女性でも男性でも自己愛が強くて自己顕示欲が強い人は、常に自分をアピールして自分を目立たせたいと思っています。自分を目立たせて、周囲の人たちから高い評価を得ようとします。自己顕示欲の強い人は自分自身に自信がないのですが強烈な自己愛が根底にあるため、他者から評価されたり注目されたりすることで自己の存在意義を確認しようとする心理が働きます。

一生懸命に自分をアピールしても周りの人たちから注目されなかったり評価されなかったりすると、不安感が強くなり気分が落ち込みます。少し前まで自分を目立たせようと騒いでいた人が急に落ち込んでしまうので、周囲の人たちは「気分の浮き沈みが激しい」と感じます。

[人生の大きな変化で気分の浮き沈みが激しくなる]

人生が大きく変わるような節目では、様々な問題が生じて心に余裕がなくなります。人生の方向を決める受験・会社での昇進・転職・退職・結婚など生活の環境や社会における役割の変化が大きなストレスとなって、周りの人たちに普通に接することができなくなる可能性があります。感情のコントロールができず、感情の起伏が激しくなります。

女性は男性よりもストレスが大きくなる可能性がある

結婚・出産・育児は、女性にとっても男性にとっても人生の重要な転換期となります。しかし、女性の場合は、「仕事と出産・育児の両立」や「仕事を諦めて専業主婦になること」など男性より生活環境の変化に悩むことが多くなります。40代50代の働く女性には両親の介護も大きな課題となります。ライフサイクルの大きな課題に直面して受けるストレスは、男性より大きくなる可能性があります。そのため感情を抑制できず、気分の浮き沈みが激しくなります。

[気持ちを塞ぐような外的要因で気分の浮き沈みが激しくなる]

人生には様々の問題が起きます。気持ちを塞ぐような問題(会社の倒産・難病の発症など)や極めて難しいイベント(家族との死別など)等の外的要因は、だれにとっても大きなストレスになります。本来は穏やかで情緒的に安定していた人でも感情の抑制が効かなくなり、気分の浮き沈みが激しくなります。家族や会社の上司・同僚など周りの人たちと普通に接することが難しくなります。

[ホルモンバランスの乱れで気分の浮き沈みが激しくなる]

気分の浮き沈みの激しい人が女性に多いのは、女性ホルモンのバランスの乱れが大きく関係しています。

月経周期に伴い女性ホルモンのバランスが変化する

卵巣から分泌される女性ホルモンには、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類があります。排卵日から月経開始までの間は黄体ホルモンの分泌が多くなり、卵胞ホルモンとのバランスが崩れます。受精卵が子宮に着床しやすくするために、黄体ホルモンの分泌が多くなるのです。

女性ホルモンのバランスが崩れるため、排卵日から1週間程度は気分が高揚したり落ち込んだり、気分の浮き沈みが激しくなります。月経開始が近づくにつれて気分がいよいよ不安定になり、イライラしたり憂鬱になったりします。月経開始とともに黄体ホルモンの分泌が減少し、月経終了後は卵胞ホルモンの分泌が増え、気分が落ち着きます。

更年期はホルモンバランスが崩れる

女性の閉経は平均52歳と言われます。閉経の前後5年間の10年間を「更年期」といいます。更年期に入る少し前から卵胞ホルモン(エストロゲン)が減少し始めます。エストロゲンの減少により女性ホルモンのバランスが崩れ、「更年期症状」という心身の不調が生じます。日常生活に支障を来たす程度のものを「更年期障害」といいます。

更年期症状・更年期障害の精神症状として、不安感・情緒不安定・イライラ・抑うつなどを生じます。気分の浮き沈みが激しくなります。

更年期は生活環境も大きく変化する

40代後半から50代前半の更年期には、生活の環境も大きく変化します。子供の独立や夫の昇進や両親の介護の開始など、更年期の女性には大きなストレスがかかります。心理状態に強く影響します。心身ともにストレス過多になり、気分が不安定で浮き沈みが激しくなります。

気分の浮き沈みが激しいのは病気なの?

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気分の浮き沈みが激しいのは精神疾患の可能性があります。ストレスやホルモンバランスの乱れが原因で起きる気分の不安定さとは異なる、心の病気です。

専門機関による治療が必要です。軽く見ていると、悪化してしまう危険性があります。

[非定型うつ病]

気分の浮き沈みが激しいのは、「非定型うつ病」の症状である可能性があります。非定型うつ病は、うつ病の1種で、現代の心の病気の代表と言えます。今まで知られているうつ病は「定型うつ病」「うつ病性障害(大うつ病性障害)」と言う精神疾患です。定型うつ病と非定型うつ病では症状も治療の方法も異なります。

非定型うつ病は「新型うつ病」と言われます。発症年齢は10代~20代で若年層に多く、男性より女性に発症しやすいようです。

プチうつ病を軽く見るのは危険

非定型うつ病は「プチうつ病」とも呼ばれます。「プチうつ症状」「軽症うつ」「心の風邪」とも言います。「プチ」「軽症」という言葉のために、大うつ病性障害(定型うつ病)よりも軽い精神の疾患や障害と考える人が少なくありません。でも、「プチ」は「1日のうつ状態の時間が短い」という意味です。プチうつは非定型うつ病という精神疾患です。放置しておくと慢性化して、さらに重い症状が出て日常生活に支障を来たすようになります。

[定型うつ病の原因と症状]

うつ病は「気分障害」の精神疾患です。抑うつした精神状態が10日~14日以上続いていると、うつ病の可能性があります。

ストレスの大きさに力尽きてうつ状態になる

一般的にうつ病というと、定型うつ病を意味します。「大うつ病性障害」「メランコリー型うつ」と呼ばれる精神疾患で、発症年齢は比較的高く中高年の患者が多くなります。うつ病の原因は、まだはっきり解明されていません。脳の神経伝達物質の機能低下やストレス、様々な病気や生活の環境の変化などいろいろな要因が重なって発症するようです。

定型うつになりやすい人

定型うつ病になりやすい人は生真面目で責任感が強く、仕事熱心です。心身ともにリラックスすることが苦手で、人間関係や生活の環境の変化が大きなストレスとなります。ストレスの大きさに疲れ果て力尽き、うつ病発症に至ります。「精神の過労死」とも言えます。

定型うつの人は何をしても楽しめず、死について考える

定型うつの症状は次の通りです。

  • 気分が落ち込んだうつ状態が2週間以上続いている
  • 何をしても楽しめず、興味を持てない。喜びと興味の喪失
  • 体が重くだるい。疲れを感じる。
  • 身体も頭も思うように働かない。
  • 自分には価値がないと考え、自責の念が強い
  • 食欲不振・体重減少
  • 不眠という睡眠障害。朝起きるのがつらい。
  • 朝の症状が最も重く、夕方になると改善する
  • 死の恐怖や自殺について繰り返し考える

定型うつ病の患者は自殺する危険性があります。

[非定型うつ病(プチうつ病)の症状]

非定型うつの症状は定型うつの症状と共通する点もあります。うつ病特有の症状もあります。非定型うつ病の特徴は「気分反応性」と「拒絶過敏性」です。

①抑うつした精神状態だが、うれしいことに反応して気分が良くなる

非定型うつ病の人は落ち込んだ気分(抑うつ状態)が優勢ですが、自分にとって嬉しいことや好きなことには反応して気分が良くなります。自分の嫌なことがあると、気分が落ち込みます。これを「気分反応性」といいます。

仕事中は落ち込んでいるのに、遊びに行く時は急に元気になります。そのために「精神障害」と見做されず、「甘え」「わがまま」と思われる傾向があります。

②過食になりやすく、特に甘い物や油っこい料理を食べ過ぎる

非定型うつ(プチうつ)うつでは、食べ過ぎて体重増加になる傾向があります。特に甘い物や油っこい料理を食べたがります。体重が増えると、自己嫌悪になる可能性もあります。

③寝ても寝ても眠り足りない

非定型うつの睡眠障害は、不眠ではなく過眠です。1日に10時間以上睡眠を取る人もいます。寝過ぎて、学校や会社などの職場に遅刻することが多くなります。

④朝よりも夕方に症状が悪化する

非定型うつの人は、朝よりも夕方から症状が重くなります。夕方になると、1日のエネルギーを使い果たしてしまうようです。倦怠感やだるさが極めて強く、身体に鉛が入っているように重く感じたり、身体が麻痺しているように感じます。

⑤他人の批判に敏感で、他者の目を気にする

非定型うつの人は他人の批判に敏感で、「他者が自分をどう見ているか・どう評価するか」をとても気にします。他人の目をいつも気にしています。会社など職場の上司・先輩からミスを指摘されたり同僚・友人から注意されたりすると、「自分は拒絶された!」と過剰に反応して落ち込んでしまいます。これが拒絶過敏性です。

衝動的になる

拒絶されたと思い込むと、衝動に駆られて暴言を吐いたり怒りの発作を起こして暴力的・破壊的な行動に出たりする可能性があります。人間関係に支障や破綻が生じます。

⑥気分のコントロールができない

非定型うつの人は気分のコントロールが利かず、感情の起伏が激しくなります。イライラしたり、突然涙が出て止まらなくなったりします。

⑦不安障害を合併しやすい

非定型うつ病の人はパニック障害・社交不安障害という不安障害を合併しやすくなります。ストレスやプレッシャーが大きくなると、パニック障害を起こして頭の中が真っ白になります。

不安障害という心の病気までいかなくても、非定型うつでは恐怖感や不安感が強くなります。

[非定型うつになりやすい人]

非定型うつ病の原因は今なおはっきり解明されていません。双極性障害やパーソナリティーの問題と関係があるようです。発達障害との関係は不明です。

非定型うつになりやすい人は、自分に自信がないのにプライドが高く、他人からの評価を気にします。責任感は強くなく、ミスや失敗を他人のせいにする傾向があります。非定型うつになった原因も家族や周りの人たちのせいにします。「良い子」ですが、自己主張できないタイプです。

双極性障害

双極性障害は「躁鬱(そううつ)病」「双極性感情障害」「双極性うつ病」とも呼ばれ、気分障害の精神疾患です。躁病相(躁状態)とうつ病相(うつ症状)を繰り返します。自殺や自傷をするケースが多く、家族や周囲の人たちは目が離せません。

双極性障害と境界型パーソナリティー障害

双極性障害にはパーソナリティー障害(人格障害)を伴うことが多く、特に境界型パーソナリティー障害の患者は双極性障害の発症する確率が高いと言います。境界性パーソナリティー障害の人は感情のコントロールに問題があるため、感情の起伏が激しくなります。

双極性障害は再発しやすい

双極性障害は再発しやすい病気です。症状が回復しても生活習慣を改善したり予防の気分安定薬を服用したり、一生付き合う覚悟が必要です。

季節性うつ

双極性障害は「躁鬱」と言うようにうつ病エピソードと躁の症状が繰り返されますが、うつ状態と軽躁状態が繰り返される場合があります。軽躁状態は、家族や周囲の人や患者本人に病気と認識されません。反復性のうつ病と自覚されることが多くなります。

「冬うつ」というように冬季など特定の季節に、繰り返してうつ病相が現れる精神障害を「季節性うつ」「季節性感情障害」と言います。「反復性うつ病障害」です。うつ病相が現れる季節以外は正常または軽躁状態ですから、元気に生活します。

冬にうつ感が強くなる人が多いようですが、梅雨や春先にうつ感が出る人もいます。

[適応障害]

「適応障害」とは「特定の状況や出来事がその人にはとてもつらく感じられ、耐え難い状態になっている」心の病気です。ストレスが原因となって情緒面や行動面に症状が現れ、「社会的機能が著しく障害された」状態になります。

「うつ病予備軍」と言われるほど、定型うつや非定型うつに似た症状が見られます。精神的症状として、憂鬱な気分や不安感が強くなります。会社や学校の無断欠席・無謀運転・喧嘩など、行動にも問題が生じます。原因となるストレスから離れると症状は改善します。

適応障害と非定型うつの似ている点

適応障害も非定型うつも不安感や焦燥感や恐怖感が強く、感情をコントロールすることができません。気分の浮き沈みが激しくなります。適応障害は、ストレスから離れると気分が良くなります。非定型うつは、自分の好きなことや興味のあることをする時は元気になります。どちらの人も「気分屋」「わがまま」と見られがちです。

気分の浮き沈みが激しい人に対処するには?

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学校や職場や趣味のサークルや隣近所に気分の浮き沈みが激しい人がいると、対応に困りますよね。サイトにも悩んでいる人たちからの投稿や質問・回答の記事が多く載っています。

[気分の浮き沈みが激しい人への対処法]

気分の浮き沈みの激しい人へ対応する方法のポイントは、相手の気分に巻き込まれないことです。普段からその人をよく観察して、「どういう時に気分が高揚するのか?どういう時に気分が落ち込んでしまうのか?」を知っておきます。落ち込んだり怒ったりしている時は、できるだけ近寄らないようにします。

冷静に対応して、気分が落ち着くのを待つ

会社など職場の上司・同僚が気分の浮き沈みの激しい場合は、避けていることはできません。相手が急に泣き出したり怒り出したりしても、冷静な態度を保ちます。激しく非難したり反論したりしないで、気分が落ち着くのを待ちます。気分の浮き沈みの激しい人・感情の起伏の大きい人は、いつまでも同じ気分・感情ではいません。

自分自身のストレスの発散を考える

気分の浮き沈みの激しい人と接する機会が多いと、ストレスが溜まります。時々ストレスチェックをして、散歩したり大声で歌ったりストレス発散することをオススメします。

[非定型うつ病の人への対応方法]

職場や家庭内に非定型うつ病の人がいる時は、対処法に注意します。対応方法を誤ると、相手の拒絶過敏性が高まって口論になったり落ち込んでしまったり、喧嘩になったりします。非定型うつの症状が悪化する可能性もあります。

①「甘えるな」「わがまま言うな」とは決して言わない

非定型うつの人は「甘えている」「わがままが過ぎる」と思われがちです。適応障害の人も同じです。でも、非定型うつの人も適応障害の人も本人が一番苦しんでいます。家族や職場の上司・先輩・同僚に「甘えている」と言われると、とても大きなショックを受けます。非定型うつの人は拒絶過敏性が強くなり、症状が悪化する可能性があります。

②拒絶過敏性には冷静に対応する

非定型うつの人は他人の批判・批評に対して「拒絶された!」と過敏に反応して、ガックリ落ち込んだり激昂したりします。「今日は元気だね」「頑張っているじゃないか」などと励ますつもりで言った言葉を、「いつもは元気でないと批判している」「頑張らないダメ人間だと言っている」というように悪く解釈して過敏に反応します。

好意で言ったことを悪く解釈されれば、だれでもムカっとします。でも、非定型うつの人には冷静な態度を失わず、「肯定的な意味である」ことを伝えるようにします。口論になりそうな時は、「明日また話そうね」などと会話を終わらせます。

③適度なプレッシャーや負荷を与える

定型のうつの患者には「頑張ろうね」「元気を出してね」などとプレッシャーや負荷を与えることは厳禁です。症状が悪化する可能性が大です。

でも、非定型うつ病の患者には多少のプレッシャーや負荷を与える方が治療の効果が高くなります。症状の改善が早くなります。「もう少し頑張ってみようか?」「あなたなら、これくらいはできるよ」と、多少厳しく接することも必要です。生活習慣を改善して規則正しい生活を送るようにするためにも、患者の家族や周囲の人たちは少し厳しい態度で接します。

プレッシャーや負荷の大きさ・かけ方については患者の主治医とよく相談して、医師の指示をきちんと守るようにします。

気分の浮き沈みが激しい自分を改善したい

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自分自身が気分の浮き沈みが激しくて悩んでいる人は、少なくありません。気分の浮き沈みが激しいと、人間関係に支障や破綻を生じる可能性があります。気分の浮き沈みに対処する方法は、決して難しくありません。

気分の浮き沈みが激しいのは、非定型うつ病という精神疾患の可能性もあります。できるだけ早く専門機関の診療を受けることをオススメします。

[気分の浮き沈みが激しい自分をコントロールする]

気分の浮き沈みの激しい自分をコントロールする方法は、非定型うつの予防やプチうつ解消法にもなります。

①生活習慣を改善して規則正しい生活をする

生活習慣を改善して規則正しい生活をし、生活リズムを整えます。早起きして朝陽を浴びるようにします。神経伝達物質のセロトニンの分泌を促して、気分を穏やかに安定させます。栄養バランスの良い食事を三食決まった時間に腹八分目に摂ります。これは、プチうつ特有の症状の過食・過眠の予防にもプチうつ解消法にもなります。

②気分の浮き沈みが激しくなった原因を探す

人生の節目の変化や困難な問題に直面して大きなストレスを受けると、気分の浮き沈みが激しくなります。原因がわかれば、ストレスの解消方法が見つかる可能性があります。

ストレス発散

ストレスチェックをして、ストレスを発散するように心がけます。散歩やスロージョギングやストレッチなど軽い運動や大声を出すことで、ストレスを発散できます。

③気分が落ち込んでいる時は散歩と読書

気分が落ち込んでいる時は散歩します。景色を眺めながらブラブラ歩いているうちに、気分が良くなります。好きな本を読むのもオススメです。

散歩と読書はプチうつ解消法です。

④気分の浮き沈みを受け入れる

人生は長いのです。時には気分の浮き沈みが激しくなることもあります。「気分の浮き沈みを改善しなくてはならない」と考えると、ストレスになります。気分が落ち込んだりコントロールできなくなったりします。「そのうち、なんとかなるだろう」くらい気楽に考えます。

⑤ホルモンバランスの乱れは婦人科に相談する

月経周期によるホルモンバランスの乱れや更年期のホルモンバランスの崩れは、ガマンしないで病院の婦人科の医師に相談します。更年期障害にはホルモン補充療法などが効果的です。

[非定型うつ病は専門医の治療を受ける]

非定型うつ病は、本人も家族も周囲の人たちも精神疾患と気づかないことが多いものです。「気分の浮き沈みが激しくて困る」くらいにしか考えません。

前述した非定型うつ病特有の症状・プチうつ病特有の症状が2週間以上続く場合は、できるだけ早く精神科・心療内科など専門機関で専門医の診療を受けることをオススメします。精神疾患も他の病気と同様に、早期治療が大事です。治療が遅れると治りにくくなります。

定型のうつ病治療は薬物療法(抗うつ薬などの精神病薬の投与)と「休養と安静」が主になります。でも、非定型うつ病の治療は、薬物療法より精神療法が主となります。非定型のうつ病治療の基本的な方法は4つです。

①生活リズムを整える

生活習慣を改善して規則正しい生活にし、生活リズムを整えます。7時前の起床・23時前の就寝・栄養バランスの良い3度の食事・毎日30分間の読書と散歩など明確にルールを決めます。間食を止め、食事量は腹八分目にします。

②精神療法

精神科医の精神療法と臨床心理士のカウンセリングを併用します。精神科医は細かく診断を繰り返しながら、非定型うつ病の本質である拒絶過敏性を改善するために、認知行動療法・対人関係療法・社会リズム療法などの精神療法を行います。

③社会生活を続ける

非定型うつ病(プチうつ病)では、「ちょっとだけ頑張る」ことで治療の効果が上がります。仕事をしている人は、できるだけ仕事を続けながら治療します。仕事をしていない人は家事や図書館での勉強やデイケアの作業所の活用などで対処します。社会生活の中で実践していくことで、性格や対人関係を改善できます。

本当につらい時は仕事の量を減らしたり仕事時間を短縮したり負荷を軽減しますが、できるだけ頑張るようにします。なるべく仕事は休まないようにします。

④薬物療法

非定型うつ病にも薬を投与することがあります。薬はあくまでも精神療法のサポートです。医師の指示通りに服用することが大事です。

まとめ 気分の浮き沈みが激しいのは病気の可能性もある

気分の浮き沈みが激しいのは、男性より女性が多いようです。気分の浮き沈みには女性ホルモンバランスの乱れが大きく関係しているためです。月経周期や更年期によって女性ホルモンのバランスが崩れると、女性の心理状態は不安定になります。感情をコントロールできず、気分の浮き沈みが激しくなります。

自己顕示欲の強い人は気分の浮き沈みが激しくなります。自分を目立たせようと盛んにアピールしますが、周りの人たちから評価されないと急に落ち込みます。人生の転機となるような節目においては、生活の環境や社会的役割が大きく変化します。気持ちが塞ぐような難しい問題が起き、なかなか解決できないこともあります。大きなストレスが心身にかかり、心の余裕がなくなります。普通に感情を抑制して人に接することができなくなり、気分の浮き沈みが激しくなります。

気分の浮き沈みが激しいのは、非定型うつ病の症状である可能性があります。非定型うつはプチうつ病・新型うつ病と言われ、うつ病の1種です。従来の定型うつ病とは症状も治療法も異なります。特徴は気分反応性と拒絶過敏性です。

非定型うつ病は本人や周りの人たちが気分障害と気づかない傾向があります。本人も周囲の人たちも「甘え」「わがまま」と思っているうちに、症状が悪化し慢性化します。プチうつ病特有の症状が2週間以上続いたら、病院の精神科を受診することをオススメします。

  
  
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