子育てに置いて多くの方の悩みが、赤ちゃんの夜泣きです。特に初めての子育てを行っているママは、夜泣きをなかなか止められずに苦悩しているのではないでしょうか。抱っこしたり、ミルクを上げてもなかなか泣き止まない時は、どうすれば良いか分からなくありお手上げ状態ですよね。
そんな時のために、赤ちゃんの夜泣きの対策方法を知っておきましょう。今回は赤ちゃんの夜泣きについての記事を書いています。夜泣きで悩んでいる人はぜひ読んでみてください
夜泣きについて
まずは、夜泣きについて知っておきましょう。
夜泣きの期間
赤ちゃんの睡眠時間には、生まれてすぐと1年後では大きな差があります。もちろん個人差はありますが、睡眠時間がどれくらいなのかを知っておきましょう。
・生後〜1ヶ月後
生まれてから1ヶ月の睡眠時間は、おおよそ18時間です。昼と夜の区別がつけられない状態であり、お腹の中にいた状態が続いています。そのため、昼と夜どちらの時間帯でも睡眠を行います。
・1ヶ月〜3ヶ月
この期間の睡眠時間はおおよそ17時間で、少しづつ昼と夜の区別がついてきます。そのため、朝に起きて夜寝るという生活習慣が身についてきます。
・3ヶ月〜半年
この期間の睡眠時間はおおよそ15時間です。昼と夜の区別がはっきり出来るようになっており、夜に寝る時間が長くなります。
・半年〜1年後
この期間の睡眠時間はおおよそ13時間です。昼間に眠ることも少なくなり、夜に睡眠時間を確保するようになります。
以上が、赤ちゃんの睡眠時間の変化になります。夜泣きが始まるのは、生まれてから3ヶ月後に始まるとされており、1歳半のころには夜泣きはほとんどなくなります。夜泣きのピークは、生後8ヶ月の頃です。
もちろん個人差があるために、1歳半を過ぎても夜泣きをする赤ちゃんもいれば、ほとんど夜泣きをすることが無い場合もあります。
夜泣きの原因
赤ちゃんが夜泣きする原因について紹介します。
暑がっている
赤ちゃんが寝るとき服を着させすぎていることにより、赤ちゃんが暑さを感じている可能性があります。そうなることで、背中に汗を多くかいてしまい夜泣きが起きていることがあります。
背中に汗を感じていたら薄着にさせたり布団を代えたりして、寝る時の環境を整えるようにしてください。また、薄着でも服の素材感が刺激を与えてしまい夜泣きの原因になる可能性もあります。
空腹である
お腹が空いていることが原因で夜泣きしている可能性があります。
母乳を与えることに固執してしまわないように注意しましょう。夜泣きが続くとお母さんも体力不足になってしまい、母乳不足が起きてしまいます。どうしても母乳が出ない時もあるのでミルクを与えることも検討しましょう。
また空腹の状態にならないように、寝付く前にミルクを足すというのも対策の1つです。
リズムが整っていない
昼夜の区別がはっきりとついていないことで、生活のリズムが乱れて夜泣きが起きている場合があります。
太陽の光を浴びさせてあげて体内時計が出来上がるように、早寝早起きさせてあげることで改善できる場合があります。
刺激によるもの
赤ちゃんにとっては、ありとあらゆるものが刺激になってしまいます。多くの人と出会ったり、初めてを体験した日などは、刺激が強すぎて夜に眠れない可能性があります。
刺激が原因で夜泣きが起きることは多くあるのですが、赤ちゃんの刺激にはお母さんは気が付きにくいものです。抱っこを行うなどして落ち着かせてあげる必要があります。
以上が夜泣きの原因としてあげられるものです。しかし、いくら原因を探しても分からない場合も多く、夜泣きが起きてしまうのを防ぐのが難しいことはあります。イライラせずに、赤ちゃんを安心させてあげることに力を注ぐようにしましょう。
夜泣きの対策方法について
では赤ちゃんの夜泣きが起きている時は、どのようにすれば止めることが出来るのかを紹介します。
毎日同じ時間に起こしてあげる
生活リズムが整っていないと夜泣きが起きやすくなります。生活リズムを整えるために、毎日同じ時間に起こしてリズムを整えやすくすることで、夜泣きを起きにくくさせましょう。
赤ちゃんの寝る時間は20時〜21時の間が良いとされています。なので朝起こしてあげる時間は、6時〜7時の間が良いでしょう。この生活リズムで、13時〜15時の間で昼寝を90分間行いましょう。こうした一連の流れを毎日行うことで、生活リズムをを整えやすくなります。
朝は、旦那さんの用意や家事などで赤ちゃんが寝てくれていた方が楽だと考える人は多いですが、夜泣きを減らすために赤ちゃんも起こしてあげましょう!
太陽の光を浴びさせる
朝になったら起きて、夜になったら眠るというサイクルを体に覚えさせるためには、太陽の光を浴びさせてあげる必要があります。
朝に起こしてあげた時に、カーテンを広げて太陽の光を浴びせましょう。また夜の眠る前には電気やテレビを消して、暗い環境を整えてください。そうすることで、明るい時には起きて暗い時には眠るというリズムが出来やすくなるのです。
さらに、昼間もなるべく散歩などで外に連れ出して光を浴びることで、「昼」を認識しやすくなり、朝昼夜の区別がつきやすいようにしましょう。それにより、夜に目覚める回数が少なくなり夜泣きが少なくなります。
体を温める
赤ちゃんの体温が低くなっていると夜泣きが起きやすくなります。昼間に体温が下がったり、眠っている時に体が冷えないようにしてあげましょう。
大人であれば短パンで寝ている人も多いですが、下半身が冷えてしまうと夜泣きしやすくなるので、赤ちゃんのパジャマは長ズボンを履かせてあげてください。ただし、靴下を履かせてしまうと、温度調整をしづらくなるので控えて下さい。夏場も冷房により温度が低いと夜泣きしやすくなるので、温度調整には気を使いましょう。
さらに昼間に冷たい飲み物を与え過ぎると、体温が下がって眠れない場合があります。母乳やミルクは温かいので気にしなくても良いですが、水やお茶を飲ませるときは常温のものにしましょう。
夜起きてしまった時や、なかなか寝付かない時は、下半身を優しく揉んであげることで体を温めて眠りやすくしてあげるのも良いでしょう。
抱っこしてあげる
もし夜泣きが始まってしまった場合は、抱っこして赤ちゃんを落ち着かせてあげましょう。赤ちゃんにとってママの温もりは、一番の安心感です。一度抱っこして、再び落ち着かせてあげましょう。
またおっぱいを飲むのが好きな赤ちゃんであれば、泣いた際に母乳を与えても問題ありません。なかなか寝付かないとママの体力に限界がきてしまうことも少なくないので、どうしたら泣き止みやすいのか、赤ちゃんの好みを知っておきましょう。
一度起こす
なかなか泣き止まずどうしようもないときは、一度明かりをつけて起こすという手もあります。そして、一緒に少し遊んであげ、最初から寝付かした方が早いという時もあります。この時に、普段聞き慣れている音や音楽を聞かせてあげることで泣き止むという場合もあります。
ただし、何度も起こしているとリズムが乱れやすくなるうえ、お母さんの体力も辛くなります。どうしてもという時だけにしましょう。
まとめ
夜泣きは誰もが経験したことです。何度も夜泣きが起きると体力的に辛い時期もありますが、いずれは夜泣きはなくなります。イライラせずに、しっかりと夜泣きと向き合いましょう。
夜泣きを減らすためには、生活リズムを整えてあげるのが良いでしょう。今回の記事を読んで、なるべく赤ちゃんの生活リズムが整いやすいようにしてあげることで、夜泣きを減らしましょう。