左手のしびれの原因はなに?病気の可能性を紹介!小指や人差し指などの部位ごとに原因が変わる?

左手の痺れというのは一体何が原因なのでしょうか?

これについて悩む方も少なくはないでしょう。病気である場合と日常生活的な要因があって起こる左手の痺れというものが存在することをご存知でしょうか?

今回はその「左手の痺れ」について触れていきたいと思います。

左手の痺れの原因は?

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ではまずは左手の痺れの原因について触れていこうと思います。左手の痺れに悩まされている方も少なくはないはずです。詳しく見ていきましょう。

左手の痺れには大きく分けて2つの要因がある

左手の痺れというものに日々悩まされている方もいると思います。何もしていないのに左手だけが痺れている、なんてこともあるでしょう。

この左手の痺れというものには大きく分けて、「病気」が原因であるものと、「日常生活」が原因のものと、この2つに分けられることができます。

ここでは左手にある指それぞれの痺れについてと、全体が痺れるということについての原因となるもの、つまり病気と日常生活の部分について紹介していこうと思います。

病気が原因の場合も?

「痺れ」というものが起こるとされているメカニズムとしてまず脳から命令を送る神経系のいずれかに問題が生じていると考えるのが一般的であると言えるでしょう。全ての司令塔というのは脳でありその脳から全身へと張り巡らされている神経というものが信号を伝達し身体のいたる部分の動きに関係していると言えます。なのでここの神経という部分に異常を来していると考えるのが一番の原因であると考えるべきでしょう。

また一時的な痺れというのは日常的にも多少はあるものであると考えるべきかもしれません。神経の圧迫などは痺れにも繋がります。すぐに治る部類の痺れであるというのであればまず深く考える必要もありません。しかしながら、長くそれもじわじわと痺れているもの、さらに神経というのは全身1本で繋がっているわけではないので、痺れというものが長く続く場合や、広範囲に渡って広がる場合、もしくは手のこわばりや筋肉、つまり力が弱くなったという運動障害を伴う場合には病院での診察が必要であることが確実視されます。

痺れというものや痛みは左右で差があるのが一般的であると言えます。その部位ごとによって繋がっている神経も違いますので、左手だけ痺れているなどのことも言えます。全身に対して不規則的な痺れが起こっている場合や左右対称に痺れが起こっている場合などは、広範囲的な障害というものが考えられるものなので、内科、もしくは神経内科的な病気が考えられると言えるでしょう。

日々の生活が原因かも?

日常生活などやその行動からくるものなども左手の痺れに挙げられる原因の一つと言えます。寝違えなどをして、首の痛みなどや首筋の痛み、こりなどがあると、手や指先などの痺れが起こることがあります。これは首と腕に繋がる神経というものが要因となっており、主に橈骨と尺骨部分に通る神経が関係してきます。頭骨は内側、尺骨神経は外側です。

これは先ほども言ったように神経によるものであり、圧迫というものが主な原因となっています。日常生活的に寝違えることはごくたまにあることであり、誰しも経験することであると言えます。

またこの他にも、筋肉というものが大きく関係してくることもあります。それは筋肉が繰り返して同じ動作をすることや同じ姿勢でいることによって、血行の不良を生じることが原因と考えられています。これによって血行に酸素欠乏状態が起こり、感覚に異常を来すことになります。その症状として痺れが挙げられるということですね。この手に痺れを感じる方は繰り返して同じ手作業などをする方や、同じ姿勢を維持しながら仕事をする方多いという特徴があります。その中でも立ったままなどやうつむいたりする姿勢を続けることなど、デスクワーク系統の仕事で背中が曲がり顔を前面に突き出したりするような姿勢が続く仕事をしている人などに多く見られる傾向があります。

これは、前側にある筋肉の斜角筋というものが、俯く時に顎などを引いたり、顔を身体よりも前へ突き出していることによって収縮して硬くなるために血行の不良を起こしやすいためであり、最も手に痺れを起こしやすい原因となることがわかっているのです。

部位ごとの左手のしびれ(親指部分と人差し指部分の痺れ)

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では部位ごとに見ていこうと思います。

これの原因について

手の痺れの原因というもので最も多いものが、神経絞扼障害というもので、神経の通り道を締め付けることによって起こるもの、末梢神経というものの障害です。その中でも手根管症候群というものが多くなっており、この病気というものは正中神経が手首にある手根管というものの狭いトンネル内部を圧迫された状態を言います。

手根管症候群では、親指部分から薬指部分までが痺れ、そして小指は痺れないという特徴があります。特に人差し指、さらには中指の先端の痺れが強く現れ、時間帯で言えば、夜間、早朝に痺れが強いというのが特徴でもあります。この症状が進んでしまうと、親指の付け根部分の筋肉が痩せてきて、さらに親指と人差し指部分で綺麗な丸サインを作ることが不可能になります。つまり摘むなどの細かい動作などが困難になったりできなくなってりします。

手根管症候群の一般的な原因というのは手の酷使というもので、手を必要以上に酷使すると症状を悪化させることとなります。またこれは妊娠や、出産期、そして更年期の女性などに多く生じている病気であるのが特徴的でもあります。

首の痛みと痺れの関係について

首を後ろなどや横側に回した時に腕に痛みなどや痺れが走るという症状が出てしまう場合には、頚椎椎間板ヘルニアというものが疑われます。ヘルニアによって障害とされる場所の違いというものから、障害される神経というものも異なっており、症状が出るとされる場所も違っています。5番目と6番目部分の間の椎間板などによって、神経の通り道などが障害されてしまうと、第6頸神経というものが圧迫されてしまい障害され、そして親指から人差し指部分、腕の前側などに痺れが生じてしまいます。

頚椎椎間板ヘルニアというものは、スポーツなどや車の運転中に後ろ部分を振り返ったり、さらにデスクワークで常に首の緊張というものが強いられるような状態が続いてしまうと、頚椎の負担が大きくなって起こります。また、重労働やラグビーやアメフトなどで、頸部を圧迫してしまうことで原因となることがあります。

そして左手が痺れたり、さらには痛むことなどがある場合は、狭心症などや心筋梗塞のことも挙げられます。

何科に受診すればいい?

ではこの親指部分から人差し指部分に関する病気、症状の際にどの科に受診するべきがご説明しましょう。

この手根管症候群などや頚椎椎間板ヘルニアの症状の場合に関しては、脳神経外科、神経内科などを受診するといいでしょう。手の痺れなどの他にも、階段を上がると胸などが痛くなることが症状としてがある場合は狭心症などや心筋梗塞を疑うべきなので、心臓外科やハートクリニックなどを受診するといいかもしれません。

幅広い分野で考えて、そして結論を出すようにしましょう。わからない婆に限っては総合診療などやセカンドオピニオンなどを利用するといいかもしれません。

部位ごとの左手のしびれ(左手の小指とさらには薬指などの症状)

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では次に小指や薬指の症状についてご紹介します。

これの原因について

手の痺れというもので多いものが尺骨神経部分の障害となります。多くの方が、机の角で肘を当てた時に指先などに痺れが走るという経験をしたことがあると思いますが、この肘の内側にあるのが尺骨神経というものです。

この肘にある内側部分に尺骨神経が通るための狭いトンネルのようなものがあり、これのことを肘部管と呼びます。その部分を通る尺骨神経が、トンネル部分が狭くなったことによって長く圧迫され続けると、手の小指や薬指などの部分が痺れを起こすことになり、これを肘部管症候群と呼んでいます。

肘部管症候群の発症原因の中でも多いのは、大工仕事などや工事現場での作業で、肘関節が酷使される結果によることが多く、変形性肘関節症というものを生じてしまい発症する場合など、また過去などの肘の骨折をしたのちの後遺症などで肘部分が変形して、年月が経ち、成人になってから発症するというケースもあります。

神経への圧迫期間が長くなってしまうと、手の小指側の筋肉部分が痩せてきてしまいます。さらに小指と薬指が曲がった状態になり伸ばすことが不可能になることもしばしばあります。小指や薬指がうまく伸びず合わさらないために、顔を洗う時に水が掬えなかったり、箸がうまく持てなかったりなどの症状が現れてしまいます。

何科を受診するべきか

これについても上記で述べたものと同じ科を受診することがいいと思われます。基本的には神経の圧迫によるものですので同じでもいいでしょう。他にも整形外科などや、神経内科などを受診するといいでしょう。

もしわからない場合は同じように総合診療やセカンドオピニオンを受診するといいでしょう。

左腕の痺れや力が入らない場合は?

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次は左腕の痺れ、そして力が入らない場合による症状について述べようと思います。

これの原因について

まず挙げられるものとして橈骨神経麻痺というものがあります。橈骨神経麻痺というのは、ほとんどが運動神経であるので、手が動かないのが主な症状となっていますし、痺れというものが多少起こりますが、親指と人差し指の付け根の間部分を触ってみると感覚がないと言った程度になります。

橈骨神経は腕の付け根部分から、腕の骨を回るようにして身体には走っています。原因として、橈骨神経を圧迫するということによって、うたた寝などをして長時間の間、外側の神経が圧迫されていた場合など、飲み過ぎなどによって腕を下にして寝てしまった場合、また腕枕などが挙げられます。

脳卒中などや脳梗塞といったもの、脳血管障害などによって、大脳皮質や末梢神経部分から感覚神経が通る場所が障害されると障害側の反対部分の手足の痺れが起こることもあります。右脳の障害であるなら左手足という具合になります。特に視床という場所に起こってしまうと、痺れと共に強い痛みなどを伴うことがあります。

脳卒中というものは、長年の高血圧などや生まれつき脳の血管の病気のために、血管の脆い部分などが破れてしまい脳内が出血するのが病状です。一度破裂してしまうと三分の一の人は死に至る病気であり、未然に防ぐことが重要しされています。現在日本の死因の第4位でもあり、これの症状として脳腫瘍による痺れというものが挙げられます。

何科を受診するべきか

橈骨神経麻痺の場合にどの科を受診するべきかと言えば、整形外科を受診するべきであると言えます。脳卒中などや脳梗塞などの症状、つまり脳が原因である場合は脳血管障害が疑われるので脳神経外科や神経内科を受診することがいいと思います。

左手の痺れの対策方法は?

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ではここで左手の痺れや痛みについての改善方法を述べていこうと思います。

改善方法その1:ストレッチ

まずは基本となる改善方法を挙げていこうと思います。第一となるものが「ストレッチ」です。デスクワークなどの時には、背中を丸めている場合など、頭を突き出している姿勢などが目立ちます。

そのような姿勢をしていると頭部分を支える筋肉に負担がかかってしまいます。これが痺れの主な原因となっているのです。また、デスクワークに限らず、長時間のPCなどの作業や腕を前に出す姿勢や作業を主としている方やそのような動作が多い方は、肩甲骨の周りの筋肉部分に負担が大いにかかります。これが痺れの主な原因となっているのでしょう。

その場合は、首の内側の筋肉を伸ばすストレッチを行うことによってこれを解消することが可能となっています。正確には両腕を後ろのほうなどへ回したり、また肩甲骨を意識したストレッチ法を用いることによって、痺れなどや痛みの改善が期待できます。

これは日常的に日頃行うことを心がけましょう。1から2時間程度に一度はこういったストレッチを行うようにしてなるべく筋肉、また筋を停滞させないようにする、またほぐすということが改善、または予防法となります。

改善方法その2:肩こりを解消

寝違えなどをしてしまい、首部分に痺れや痛みがあったり、また肩こりなどがあると、手の指先や腕が痺れるというものが生じることになります。

肩こりというものは、肩の周辺の筋肉の緊張というものが原因となっていますので、肩の上げ下げなどや肩回しなどを試みて血行を良くすることが効果的であるということがわかっています。緊張を緩めるというのが目的ですので、ヨガなども日常的に行うのもいいでしょう。貼るカイロを押したりして痛むところに貼るというのも効果的であると言えます。温熱の効果で緊張が緩んで楽になることがわかっています。

またそのほかにも湯船に浸かって全身の血行を良くするのと同時に代謝をあげるというのも肩の周りの筋肉の緊張を和らげるという意味ではかなり効果的であると言えるでしょう。

改善方法その3:サポーターの着用

手根管症候群というものや肘部管症候群といった症状が見られる場合は手などの使いすぎによる痺れが挙げられるので、安静にすることがまずは大事だと言えます。

そしてそのほかにもサポーターやテーピングなどで、手首などやヒジ関節をサポートし曲げたり伸ばしたりをなくても済むようにすることも重要であると言えます。固定ということですね。手首やヒジ関節を安静に保つということに専念するならば、夜間、そして睡眠中などは必ず固定具であるサポーターなどを着用することが改善の方法として有効であることが言えるでしょう。

また作業の際もサポーターでできるだけ固定しているというのも改善というよりも予防にも繋がります。

改善方法その4:ストレス解消

頸肩腕症候群の場合は、ストレスというものが原因の一つとして考えられます。このストレスというものは現代では一般的とも言えるものであり最も病気の原因であると考えられています。またストレスというものが溜まってしまうと、自律神経の乱れやホルモンバランスの崩れにも繋がりますし、それによって筋肉が緊張し、そして血行も悪くなって今います。そのために手の痺れなどが起こっていましますので、ストレスを解消するということが早い段階で求められてくる改善方法と言えます。

これは一貫して言えるものではなく、自分なりの改善方法というものがありますので、自らのストレス改善方法というものを模索してストレス発散を心がけるようにしましょう。

アロマオイルというものは現在若い女性などに人気で、気分をリラックスさせる精油もあり、またストレス発散という部分でも効果的であると言えます。そのほかにも軽い運動、ウォーキングやヨガなどを試すのもいいでしょう。

まとめ

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では総括に入ります。

痺れになる前に予防を

まずはこの左側の痺れというものは神経の圧迫によるものが大きので、筋肉の緊張をほぐす、また血行を良くするなどの「予防」というもの大事になります。軽い状態であるならば予防法や改善方法を試みるだけで十分と改善の余地がありますが、重症化してしまうと病院に通院しなければならなくなる可能性も否めません。

なのでできるだけそうならないように日頃から予防、改善方法を試みるように心がけましょう。

  
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