左半身だけしびれるのは危険?病気の可能性と見分け方について!

最近左半身がしびれる・・・・でも疲れかもしれないからほっとこう。本当に疲れなのでしょうか?放っておいて大丈夫ですか?

そのしびれ、もしかしたら体からのメッセージかもしれませんよ?今回はそんな左半身のしびれについてご紹介したいと思います!

左半身のしびれについて

左半身のしびれはいったいどこからきているの?そう疑問に思いますよね?まずは、半身にしびれが起きていることから説明していきます。半身にしびれが生じるのは、脳の病気になっている可能性があります。

左側がしびれる場合は右脳に何かしら問題があり、右側がしびれる場合は左脳に何かしら問題が起きている状態になります。また、顔と体が同じ方ではなく、右と左や左と右など左右違う場合は顔のしびれがある方の脳に問題があると考えられます。

思い当たる部分があると一つでもあったら、すぐ病院に行ってお医者さんに相談してみてもらうことをお勧めします。また、しびれ以外もほかに症状が出る場合があります。例えば、誰かと普通に話しているとき上手く呂律が回らなかったり、何もしていないのにめまいがしたり意識がもうろうとする場合があります。

もし上記のどれかが当てはまったなら、早期の診察をお勧めします。脳ですから体の障害だけではなくひどい場合命を落とす危険性も高まりますので、早めの診断が命取りになります。

しびれで考えられる病気

しびれは何かしらの原因で現れてくるものです。例えば脳梗塞や脳出血だったりしますよね。ですが、その名前だけだとあまり何の原因でなってしまうのか想像しにくいですよね。

次は、そんな病気の原因についてご説明します。主な病気の例でいえば、脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、TIA(一過性脳虚血発作)があげられています。

病院では、脳に関する病気だと分かれば即治療を始めてくれます。理由は早期で治療を始めないと体に障害ができてしまい、手の付けようがなくなってしまうからです。怖いと思って病院に行かなかったら手遅れになってしまいますので、やばいと思ったらすぐに病院に行きましょう。

脳梗塞

脳内にある詰まってしまうことで脳細胞に血液が送られなくなり、その部分の脳細胞が死んでしまうことによって起こる病気。脳梗塞にも種類があり、全部で3つに分けられる

・アテローム血栓症脳梗塞

脳や頸部にある比較的太い血管の動脈硬化が、加齢、高血圧、脂質異常症、喫煙、糖尿病などによって起こり、その部分で血管が詰まってしまい血行の流れが悪くなってしまったり、そこにできた血栓が剥がれて流れていき、先端の脳の血管に一部に詰まってしまう状態になります。

・心原性脳塞栓症(しんげんせいのうそくせんしょう)

心房細動(しんぼうさいどう)、心臓弁膜症(しんぞうべんまくしょう)、心筋梗塞(しんきんこうそく)などが原因で、心臓の中に血栓ができてしまい、それが脳に流れてきてしまって詰まってしまうという状態です。

・ラクナ梗塞

主に加齢や高血圧が原因になってしまう病気です。脳の奥にある血管が詰まることで、直径が15mm以下の、あまり大きくない脳梗塞ができた状態になります。

日本の中では今、脳卒中の約4分の3が脳梗塞という結果が出ています。ラクナ梗塞は以前、日本の脳梗塞約半分を占めていたのですが、だんだんと少しずつ減りはじめ、反対にアテローム血栓症脳梗塞や心原性脳塞栓症が増え始めているみたいです。

脳梗塞については、脳梗塞の前兆をチェック!しびれやめまいに要注意?を読んでおきましょう。

脳出血

病名の通り脳内の血管が何かしらの原因で破れ、大脳や小脳およびの脳幹の脳実質内に出血した状態をいいます。

そのため意識障害や運動麻痺、感覚障害などの症状が見られます。血腫が大きく膨張すると脳浮腫によって頭蓋内圧が高くなり脳ヘルニアを起こし、重い場合は脳幹部が圧迫され最悪の場合死に至ります。

最近は脳出血の死亡率は下がってきましたが、その最大の理由は高血圧の内科的治療の広く行きわたったため、血行のコントロールが十分に行われるようになったからです。

詳しくは、脳出血の前兆とは?頭痛やしびれなどの症状に注意!を読んでおきましょう。

しびれの種類

しびれの種類と体の状態を知っておきましょう。

突然にしびれる

突然のしびれ、特に体の片側に起こるしびれは特に注意いてください。脳卒中の可能性が考えられます。しびれ以外にも何かを触ったり握ったりしても感触がなかったり、力を入れているはずなのに力が出ないなどのマヒ、意識がもうろうとする意識障害を伴う場合は要注意です。

脳の血管が切れたり、詰まったりをして脳卒中になりかけている証拠かもしれません。一刻も早く治療を始めないと、手遅れになる場合があります。気を付けましょう。

しびれがいつまでたっても収まらず、引くどころかひどくなる

しびれは長時間同じ体制や、正座をした場合よくなる症状ですが、いつまでたっても収まる気配がないし、しびれの痛さがいたくなる一方っていう症状ありませんか?しびれが長く続き痛みがさらに痛くなる場合、進行中の病気の可能性があります。

例えば、脳や脊髄(せきずい)に腫瘍が出来ているのが原因かもしれません。需要がどんどん大きくなるにつれ、痛さも腫瘍が大きくなるのと比例して痛くなっていくのです。

また、首や腰への痛み、しびれているところが冷たかったり、歩きにくいという場合も進行中の病気の可能性がありますので、そうかも!と思ったら早めに病院に行ってください。

危険の高いしびれの見分け方

上記にもご紹介した病気を含めて、詳し見分け方やしびれる場所をご紹介していきたいと思います。神経質にこのしびれは危険かもしれない!?と思い込む必要はありませんが、可能性はあるかもしれない程度で受け止めてくださいね

片側だけの手足がしびれてしまう場合

脳に何かしら問題が発生したときは、どちらか片側の方だけ症状が出るといわれています。

ですが、両側の手足がしびれる例もでていますので、片側だけじゃないなら安心だと思わずに少し用心深く様子を見るようにしましょう。片側の手だけだったり足だけだったりもありえるので気を付けましょう。正座や何かをした直後にしびれるのは当たり前ですが、そのしびれがずっと長くみられるようでしたら疑う必要があります。

このくらいしびれてて当然と思ってしまいたいのですが、変だと少しでも思ったのなら疑うように心がけましょう。

まるで手袋をしているような感覚の場合

何も手に付けてないのに、変な感覚がする場合は脳出血または脳梗塞によるものだと考えられます。脳梗塞や脳卒中によるしびれは、正座のようなビリビリした強いものではなく、何か手にはめて物を触っているようなしびれがします。正座をした後のような強いしびれだと気づきやすいのですが、こういったしびれはなかなか気づきにくく、危ないという危険性に結び付きにくいので要注意しましょう。

また、なにかを触っているときとかの作業中になる場合も考えられますので、過去に半身どちらかにしびれが見られたということがあったら、仕事の合間に確認するようにしましょう。手をもんだりしてマッサージをしてみるとよりわかりやすいかもしれません。

同時に片側の手と口がしびれる場合

しびれるのは手や足だけではありません。脳梗塞の特徴として、病変を起こす場所によって体に現れるしびれもまた、異なってくるのです。手の神経と口の神経をつかさどる場所は近いため、手と口に同時にしびれが出ることは多いみたいです。

手や足はよくしびれるからそこまで病気と結び付きにくいのですが、口がしびれるってあまりありませんよね?ご自分の経験の中にもない人が多いのではないでしょうか?こういうあまりしびれない場所がしびれるのは一番病気だと分かりやすいものです。こういった貴重なメッセージを見逃さないようにしましょう。

急に起こって消える変なしびれの場合

脳梗塞の前兆ともいわれるしびれで、一過性脳虚血発作と言われています。何もしていないのに急にしびれはじめ、数分後には消えるという変わったしびれをする特徴な症状をします。この症状以外にも、目まいや呂律(ろれつ)が回らない、物が複数・二重に見えるといった日常では起きない変わった症状が起きます。

若い人ならば、この症状をみられたら脳梗塞になりかけてると早めの判断ができやすいのですが、お年寄りなどの高齢者の方は老眼だったりと何かと体の能力が低下し始めるので、なかなか脳梗塞の前兆の判断はしにくいと思います。

お近くに誰かがいる場合、逆に近くにおじいちゃんやおばあちゃんがいるならば、最近体の調子はどうかな?など聞いてみてください。前は言ってなかったのに今回から一つ症状が増えてて、脳梗塞の症状ににているなと思ったら、病院に連れて行ってあげてください。

対処法

これが一番気になるワードではないでしょうか??かかることばかりより、対処法を知ってかからないことが一番ですよね。今からでも遅くない、かからないための治療法を知って未然に防いで行きましょう。

脳梗塞の場合

脳梗塞になりやすい季節は、夏です。夏は脱水症状がおこりやすいため、血液中の水分が不足になりやすいのです。そのため水分補給はまめにするようにしましょう。のどが渇いたなっと感じる前に、水分補給をするように心がけてください。

また、就寝と起床の時に水をコップ一杯飲むようにしてください。トイレが近くなるといって飲むことを拒む人が多いですが、飲まないと大変なことになります。

脳卒中の場合

やはり生活習慣ですね。寝不足や、高カロリーの食事などバランスが悪いとかかかりやすいです。規則正しい生活をするように心がけてください

。またお年寄りに多い「寝たきり」も原因の一つに挙げられています。散歩したりなど、少しでも体を動かすようにしてください。

脳出血の場合

脳出血の予防は、高血圧に注意することです。ですから、塩分の取りすぎは注意しましょう。味の濃いおかずや、辛いものをとりすぎは注意してくださいね。もし当てはまる部分があるならば今日からでも遅くないですから、塩分の摂取を少なくしたり味の薄いものをとるようにしていきましょう。

まとめ

・半身のしびれは脳に何か問題があって起こる症状であり、半身以外にも手や口などに現れるときもある。分かりにくい症状もあるが分かり次第、即病院で治療を受けるように。

・しびれが原因であげられる症状は、脳梗塞、脳出血、脳卒中。脳梗塞には種類が3つあり、それぞれ原因が分かれているから注意する必要がある。

・これらの病気がかかった後も大事だが、未然に防ぐことも大事である。その予防の共通点としてあげられるものがやはり生活習慣だから、日ごろの生活習慣を見直す必要がある。

  
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