過食嘔吐による顔のむくみの特徴は?治療する方法について!

過食嘔吐つらいですよね。悩んでいる方も多いかともいます。

ストレスの蓄積やホルモンバランスの問題、神経や精神的な死んっ感が原因で食欲のコントロールができなくなり、コンビニで大量に買ってきた食料品を全部食べてしまった。過食したあと、どうしてこんなに食べてしまったのかと自分を責め、トイレで全部吐き戻してしまう。これを繰り返してしまう非常に辛い症状になります。

しかし過食嘔吐の問題は実はそれだけではないのです。

過食嘔吐を繰り返しているとき、ふと鏡をみると、いつもより顔が丸くなっていたり、輪郭がおかしくなっていて「あれ?」と思ったことはありませんか?もしかしたらそれは過食嘔吐の合併症が原因となって現れている症状かもしれません。

過食嘔吐と一緒に発生する可能性のある合併症や対処法などについて紹介します。

過食嘔吐とは

食事 気を付ける

過食嘔吐は、拒食症と同じ摂食障害の症状の一つです。過食嘔吐の症状の原因や症状について紹介していきます。逆流性食道炎やバレット食道などの問題につながって癖になってしまう可能性のあるものですので、これらの問題についても知っていきましょう。

過食嘔吐について

正式に病気として認められている病気ではありませんが、過食症の障害同様に一時的に明らかに正常ではない量の食物を摂取した後に、自発的に嘔吐行為を行うことを繰り返すのが過食嘔吐になります。

周囲からは強迫性が確認でき、神経性大食症というめちゃ食い障害と呼ばれる障害に繋がる可能性もあります。

いずれも精神疾患や、精神的な要因から来るものが殆どで、拒食症に移行するケースも見られます。

過食嘔吐で発生する症状

過食嘔吐は過食症の症状と、拒食症の症状を交互に繰り返す症状で、過剰な飲食後に自分でそれらを嘔吐すると言う行為を繰り返してしまうのが基本的な症状になります。

その他にもこの行為を繰り返すことで発生する症状は以下の通りです。

  • うつ病などの精神疾患
  • 不眠症
  • バレット病
  • 逆流性食道炎
  • 食道炎、胃炎
  • 体重の激減もしくは増加

などの症状が発生します。

過食嘔吐の原因

過食嘔吐を引き起こしてしまう原因にはいくつかの項目があります。多くの人がこの原因を抱えている末に過食嘔吐の症状につながってしまっているケースが多い傾向に有ります。

その原因を見ていきましょう。

ダイエット

女性に特に多く見られる原因になります。

社会的要因とも言える原因で、他人よりも美しくありたい、もっときれいになりたい、痩せている女性が可愛い、あの子よりも細くなりたいという願望から、異常なダイエットを行ってしまい、ストレスにより過食症状を引き起こしその後嘔吐するという行為を繰り返してしまいます。

若い女性に特に多く、食事制限を過度に行ってダイエットをしている場合に発生しやすい傾向があります。日本人の女子高生は9割以上の人が自分は太っていると回答しており、ダイエットが必要と考えている女子が多いことが明らかになっています。

ダイエットからのリバウンドでこの問題が発生しやすいので注意しなければいけません。

解離性同一性障害

解離性同一性障害というのは、多重人格障害と呼ばれていた障害になります。

強いショックを受けた場合、その特定の記憶やシーンを切り取ってストレスを軽減します。この時に別人格に切り離してしまうことで、新しい人格が心の中に存在するようになります。

この原因が関係している場合、別人格が現れている時に過食嘔吐などの摂食障害を引き起こしているので、自分が摂食障害であることがわかっていない事があります。

短期間での体重の増減が発生しているのでその症状に違和感を感じて気づく場合や、周囲に過食嘔吐の行為を繰り返している状態を目撃されて気づく場合があります。

この場合は元となっている心の問題を解決することを優先しなくてはいけません。摂食障害は一種のストレス発散行為ですので、元となるストレスの問題が解消が出来ないのに摂食障害だけ治療しようとしてしまうと更に症状が悪化して発生する可能性があります。

もし、周囲の人間がこれを目撃した場合は人格の変異が無いか確認して原因を探ってみましょう。性的虐待やレイプ、職場でのいじめ、失恋、事故との遭遇などが原因となっている可能性があるので、無理にやめさせると危険な場合もあります。

体重管理を行うスポーツ選手

ボクサーや競馬などのウエイトが直結して選手生命に関わる問題になっているスポーツをしている選手やバレリーナやフィギュアスケート、モデル関係などの体型の維持を要求される職業などをしている場合に体重管理を過度に行ってるあまりにストレスとなって摂食障害に繋がり、過食嘔吐の症状を発生させることがあります。

ダイエットや食事管理などが原因となるわけではなく、生活をする上で関わるストレスが蓄積してしまうことが根本の原因になります。上手く行かない結果が出ないストレスや周囲からのプレッシャーなどが大きな原因で、それを上手く解消できていない事も大きく関係しています。

拒食症から始まるか、過食症から始まるかはそれぞれですがどちらからも症状が移行することが60〜70%ほどの可能性であることが明らかになっています。

脳の神経伝達物質系の異常

脳内の神経物質として幸せを感じたり、満腹中枢を刺激して胃の空腹感などを抑える効果のあるセロトニンやドーパミンなどの物質の分泌量に異常が確認されることがわかっています。

精神疾患により、この問題が発生している事や、元からこれらの物質の分泌量が少ないことなどが関係している為、精神や神経が異常を発生させやすく摂食障害に繋がる可能性が高いと言う場合もあります。

日本人は特に元からセロトニンの分泌量やセロトニンの性質が他の国に比べて減少傾向にあるため、不安などを感じやすく精神疾患を発生させやすいのではないかとも言われています。

過食嘔吐と顔

美肌になるには

過食嘔吐と顔の関係について紹介します。顔のむくみは体重に変化がなくても太って見えたり不健康に見えてしまいます。どうして顔のむくみの症状につながってしまうのかについて理解しましょう。

過食嘔吐と顔のむくみ

過食嘔吐をする人は、太ることへの恐怖感や痩せたいという願望を強く持っている人ですから、顔のむくみはとっても大きな悩みです。ではなぜ過食嘔吐で顔がむくんでしまうのでしょうか?顔のむくみの原因は、体内の老廃物や水分が皮下脂肪に溜まってしまうことです。これは吐くときに体液もいっしょに吐き出してしまい、カリウムやマグネシウム、カルシウムといったミネラル分が不足して体の浸透圧バランスが崩れてしまうことによって生じます。

また一般に過食嘔吐を繰り返す人は栄養状態が悪く、怖いことですが肝機能や腎機能に障害が生じていることもあります。この場合にも顔がむくんできます。手足のむくみを伴うことも多いです。

過食嘔吐と顔の腫れ

過食嘔吐の人は、吐くときに多量の唾液も吐いてしまいます。そのため、たくさんの唾液を用意しようと唾液腺が発達してしまうのです。唾液腺には下あごの内側になる顎下腺と、舌と下あごのあいだの舌下腺、そして耳の前から後ろにかけてある耳下腺とがあります。

もし、下あごや耳の下が腫れているときは要注意です!唾液腺が腫れるだけでなく、痛みを感じるときには唾液腺炎が疑われます。おたふくかぜのように顔がバンバン担ってしまいます。そのときはすぐに医師を受診してください。

過食嘔吐と顔の変形

人は吐くときに胃酸も一緒に吐いてしまいます。胃酸はその名のとおり酸ですから、歯のエネメル質を溶かします。さらに歯本体も溶かしてしまい、結果として歯がぼろぼろになり、歯と歯の間が広くなったり、歯のかぶせ物や詰め物が取れてしまったりします。

そうすると歯が悪くないほうの側で、モノを噛もうとします。その結果、そちら側のあごの筋肉が発達して顔が歪んでいくのです。また無理な姿勢で吐くことを続けていると顎関節症を発症し、顔とくにあご周りが歪んでしまうこともあります。顔が変形すると、首にも負担がかかり、全身にも影響が出ることもあるようです。

過食嘔吐による顔のむくみ、腫れ、ゆがみの予防

顔チェック

過食嘔吐で、顔のむくみや腫れが発生させない方法を紹介します。

サプリメントを活用しよう

過食嘔吐の人は、食べて太ることに極端な恐怖感を抱いていますから、食事でむくみを改善するのは大変なことだと思います。不足したミネラル分を補給するには、スポーツドリンクやサプリメントを活用しましょう。

唾液には汗の同じようにカリウムのようなミネラルが多く含まれていますから、ノンカロリーのスポーツドリンクや経口補水液を水代わりに飲むのも一つの手です。もし可能でしたら、市販のマルチミネラルようなサプリメントも活用してください。ミネラルはビタミンCと一緒に摂取するとより吸収が高まります。

ただし摂りすぎは禁物です。特にナトリウムの取りすぎは余計にむくみをひどくしますし、カリウムやマグネシウムの取りすぎも体に思わぬ害を与えるときがあります。サプリメントを使うときは一日の摂取量の目安をきちんと守るようにしましょう。ただサプリメントを飲んですぐ嘔吐してしまっては意味がありません。またむくみは消化器系の異常からくる症状のため水を控えても治りません。

リンパマッサージは?

もし顔のむくみが、水分が溜まり、老廃物がうまく流れないといことが原因であれば、リンパマッサージも効果的かもしれません。リンパマッサージは、お風呂上りなどリラックスした状態で行うと良いでしょう。

リンパマッサージの方法はいろいろありますのでここでは書きませんなが、一つだけ大事なことは唾液腺の腫れには効果がありません。また、むくみをマッサージで押し返しても、全身の栄養状態が改善されなければ一時的なものに終わってしまいます。

冷やしてみるのは?

顔のむくみや腫れを冷やすのはまったくの逆効果ですので絶対にやめてください。冷やすというのは炎症で腫れている場合に効果があります。

水分や老廃物が溜まったむくみを冷やすと、余計に代謝が悪くなりむくみは治りません。また肥大してしまった唾液腺を冷やすと余計に唾液腺を刺激して、唾液腺のふくらみが一層ひどくなってしまうこともあります。

歯を治しましょう

嘔吐のしたらすぐ口をゆすぐようにしましょう。またフッ素の入ったうがい薬も有効です、またエナメル質が弱くなっているため、やわらかめの歯ブラシを使いましょう。もし虫歯やその痛みがあるときは、歯科医師を受診しましょう。

また過食嘔吐による虫歯は酸蝕歯といって、ひどい場合には歯の神経をとったり、歯を抜くことになってしまいます。早めの受診が肝心です。虫歯が治って両側均等にものを噛めるようになれば、顔のひずみは徐々に解消されるはずです。

過食嘔吐による顔のむくみ、腫れ、ゆがみの治療

顔がない女性

過食嘔吐による顔のむくみは体内にミネラルが不足していたり、栄養状態が悪いため全身状態が悪く代謝系に異常がある場合におきます。また過食嘔吐による顔の腫れは、唾液の出しすぎによる唾液腺の肥大化が主な原因です。

ですので唾液の分泌を減らすしか方法はありません。虫歯にしても治療により一時的に治っても、また過食嘔吐で胃酸が吐かれるのであれば再発してしまいます。すなわち対症療法だけでは完治は難しいのです。

ですので過食嘔吐のによる顔のむくみ、晴れ、ゆがみを治療する方法はたった一つ、過食嘔吐をやめることです。

過食嘔吐の治療

過食嘔吐は単に気分の問題ではなく、れっきとした病気です。長期的なケアが必要になります。できるだけ早く病院にいきましょう。医師にこれまであったことを全て話すことでまずだいぶ気分が楽になるはずです。

また過食嘔吐による顔のむくみ、腫れ、ゆがみに対する治療方針も示してくれるでしょう。ここでは医師による治療を前提として、自分自身でできることをあげてみます。

・過食嘔吐に関する罪悪感をなくしましょう

過食嘔吐をしてしまうと、ついそのことに関する罪悪感が芽生えてしまいますが、まず無意味です。医師から処方された薬や治療方針をもとに取り組みましょう。

・上手に吐くようにしましょう

医師による治療をうけてもすぐに過食嘔吐は直りません。上手に吐くようにすることを身につけることも大事です。胃や食道を傷つけないよう吐きやすい、吐きにくい食材の違いを知り、食べ方を考えましょう。また酸蝕歯とならないようにかならずうがいをしましょう。

・上手にサプリメントをつかう

ミネラル不足によるむくみを防止するための適切なサプリメントを使用しましょう。むくみは消化器系の異常からくる症状のため水を控えても治りません。脱水症状を起こさないためにもしっかり水分を補給しましょう。

自分一人で悩まず相談を

もし、一人で悩んでいて解決できそうにない場合は、人に相談するようにしましょう。信頼できる人に打ち明けてストレスや不幸を軽減しましょう。話すことでもかなり心が楽になります。

この時、出来るだけ否定するタイプの人ではなく、「辛かったね」「大丈夫?」と優しく声をかけてくれる人に相談したほうが良いでしょう。

説教されてしまうと問題の解決にはならず、逆に更に自分を否定してしまい症状が悪化する可能性があります。

もしそのような人が周囲に存在しない場合、精神科や心療内科に行って治療を受けていきましょう。

経験者達が口をそろえて言うのが、「あまり気にしないこと」。気にしすぎたり過剰に病気であると認識してしまうと、余計に自分はダメな人間という風に落ち込んで余計に深みにハマってしまう事に繋がります。

出来るだけ自然体で自分の身体に愛情が持てるようになると徐々に回復しますので自分だけは自分を否定しないようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?過食嘔吐で顔はむくんだり、腫れたり、歪んだりする理由お分かりになりましたでしょうか?

せっかくダイエットしてやせようと思っているのに小顔ではなくむくんだ顔、腫れた顔、外形が歪んだ顔では堪りませんよね!それだけ過食嘔吐というのは体に負担を強いる病気なのです。過食嘔吐から卒業してキレイな小顔を取り戻しましょう!

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