あくびが出る6つの原因と3つの止め方を紹介!病気の可能性も?

寝不足や疲れが溜まっていると、ふいにでてしまうあくび。誰も見ていなければいいけど、人目が多いときは少し恥ずかしいですよね。

大事な会議の最中や上司との会話中なんかに、あくびがでてしまうと大変失礼になってしまいます。別に寝ていないわけじゃないのに、あくびが出てしまう時だってあります。

今回はそんなあくびについての記事を書きたいと思います。

出来れば時と場合によってはあくびを止めたいときもあると思いますので、その場合のあくびの止め方についても紹介していきます。

主に、あくびがでる原因や病気の可能性について書いているので気になる方は是非読んで見て参考にしてみてください!

あくびが出る原因

あくび

実はあくびにかんしては、あまりはっきりとしたメカニズムがわかっていないといわれています。しかしここでは代表的な説を用いて紹介します。

あくびの原因を知って自分のあくびがどうして発生しているのかを知って行きましょう。

①退屈な時・眠たい時

あくびが出る時といえばこの二つのイメージが強いですよね。

特に眠たい時にするイメージが強いために、仕事中などにあくびをするとあまり良い印象はありません。

眠たい時や退屈な時は、脳があまり活発に活動しておらず動きが鈍い状態になっております。そんな脳を活性化させるためにあくびがでるのです。

あくびをすることで口が大きく開き、顔の筋肉が伸びることで脳を刺激するのです。また空気をたくさん吸うことになるので、酸素濃度が高い血液を脳に送ることが可能となり、脳の活性化につながります。

実は意図的に脳が休止状態にある脳を起こすために発生させている生理現象になります。自分でコントロールして出せるわけではないので、あくびをしている人は脳が休んでしまっているということがわかってしまう訳ですね。

②精神的に緊張した時

意外に思う人もいるかも知れませんが、緊張することであくびが出ることがあります。このあくびを「生あくび」といいます。

これはあくびをすることで緊張状態を少しでも緩和しようと、脳が働きかけるために起こるのが原因です。そのため人前での発表をするときなどにでるあくびというのは、体のためには良いことだといえます。

また夜の車の運転中などにあくびが出やすいのは、睡眠状態に陥らないように脳が警告をだしているのです。

③体温調整のため

脳は非常に活発に働くために、他の部位よりも熱を発しやすいとされています。

そのため脳が過剰に働きすぎて温度が高くなりすぎると、あくびをすることで温度の低い血液を脳に送り込み、脳の温度調整をしているのです。

なので脳を必要以上に使っている時は、眠たくなくてもあくびがでることはあります。

④低血糖症が原因

低血糖症になっている人にはあくびが発生しやすいという傾向があります。

血中の糖が足りないために脳がエネルギー不足に陥ってしまい、時には眠気が発生してしまう事もあります。エネルギー不足によるエネルギー不足で活動力が低下してしまうことが多くあるので、その影響であくびが発生してしまう事に繋がります。

この症状が発生している人は血中の糖の濃度をコントロールすることが難しくなってしまっているので、糖尿病予備群のともいわれています。

ですので、もし眠くないのに頻繁にあくびが発生してしまう場合には血糖値を時間ごとに計測して低血糖症になっていないか確認してみることをおすすめします。

⑤鉄欠乏性貧血が原因

鉄分が欠乏してしまうことで貧血になっている状態です。この症状が原因で鉄から生成されているヘモグロビンが少なくなってしまいます。ヘモグロビンが酸素を体中に運んでいるので、ヘモグロビンが少なくなてしまうと軽い酸欠状態の症状が発生してしまいます。

ひどい場合はめまい、立ちくらみなどの症状を超えて失神してしまう事もあります。

結果として脳への酸素の運搬量も少なくなってしまいあくびに繋がることもあります。この症状は女性に発生しやすい原因で、特に生理での出血が原因で鉄欠乏に陥り、あくびに繋がってしまう事があります。

もし出血が発生している場合にあくびが変なタイミングで出た時は鉄貧血の可能性があると理解し、鉄分やミネラルとビタミンB群とビタミンCを一緒に摂って吸収しやすくして改善していくと良いでしょう。

⑥脳に疾患が発生している可能性

このあくびも生あくびと呼ばれるあくびが発生する原因になります。

生あくびはなにかしらの疾患が関係している場合に発生しているあくびのことをいいます。あくびが脳の疾患による原因の場合にはこれらの病気の可能性が考えられます。

いずれも手遅れになってしまうと死に繋がってしまう疾患になります。

脳梗塞や脳出血などで脳の血管に問題が発生することで脳の一部への血流が滞ってしまい、結果的に脳への酸素不足の初期症状が発生してしまい、あくびに繋がります。

あくびに合わせて吐き気、頭痛、めまい、手足のしびれや言語障害などの症状が発生している場合には特にこの疾患が関係している可能性が高くなります。普段からコレステロールを気にしない食事や生活習慣が乱れている生活を続けている人は特に発生しやすい問題ですので、一度脳外科などのある総合病院での検査を受けてみたほうが良いでしょう。

あくびを止める方法

あくび

ここでもしあくびを止めたい状況になった時に、さっと止められる、もしくは症状を緩和できる方法を紹介します。とっさの時に知っておくと便利かもしれません。

自分に合った方法を試してコツを掴んであくびを止めていきましょう。

無駄に怒られたり、自分の評価を下げないためにも知っておいて損は無いでしょう。しかし、予め試して実際に止められる方法を知っておかないと、実際には止まらない場合もありますので何度か試しておくことをおすすめします!

ではあくびを止める方法を見ていきましょう。

①唇を舐める

唇と言っても、上唇の方を舐めることであくびを止めることができます。

上唇を抑えると口からの空気が一切入ってこなくなります。そうすることで脳が、外から空気が入らないことを認識して、あくびの動作を一度止めてしまうのです。

これは驚くくらい効果があります。あくびをしてはダメなときは試してみましょう。ちなみにですが、このあくびの止め方は江戸時代から伝えられているそうです。

しかし、ベロを出している姿もあまりスマートではないのでそこは上手くごまかしながらあくびを止めてみてください。

②鼻から呼吸する

あくびがでる!と感じたら鼻から思いっきり息を吸うことで止めることができます。

そもそもあくび自体が空気を取り込もうとする動作なので、代わりに鼻から空気を入れてあげれば、脳に十分な酸素を届けることができるため、あくびがでなくなります。

あくびがでそうになったら鼻から空気を吸うことえお習慣にすれば、人前であくびをする心配はなくなります。

③顔のどこかをつねる

つねることで、少し痛みを感じるのがポイントです。

痛みは良い刺激になるため、脳が活性化されることであくびが止まります。脳に近く刺激が伝わりやすいので顔としましたが、顔をつねることができない場合は他の部位でも大丈夫ですが、効果は薄くなってしまいます。

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しかし、あくびは脳の疾患や貧血などの症状を知らせる重要な体からのサインになりますので、しっかりあくびが頻繁に出ていたことは覚えていて原因を改善する対策は必要になります。

場合によってはしっかり検査すれば病気が見つかる場合もあります。あまりに初期の症状すぎると検査しても病気が見つからない場合もありますが、生理現象が異常に発生してしまう場合には問題が発生していることが予測されますので覚えておきましょう。

また、これらの対策ではあくびを予防できるとともに、あくびと一緒に出てくる涙も抑えることが出来ます。お化粧などが崩れる心配もないのでおすすめの方法ですので、ぜひ何度か訓練をして実際に止められる方法を見つけてみてください。

個人的には唇を舐める方法と鼻から息を吸う方法が効果がありおすすめになります。

とっさに反応出来ないと、制御出来ないこともありますのでタイミングを体に染み込ませておきましょう。

あくびについて

あくび

あくびについてのちょっとした豆知識を紹介していきたいと思います。

あくびが出た時に一緒に出る涙はどうして出るのかとか、人があくびしているところを目撃すると自分もつられてあくびが出てしまうわけなどについて、そのメカニズムを明らかにしていきたいと思います。

・涙がでる仕組み

あくびといえば大きな口の他に、涙がでるというイメージも強いですよね。どうして涙がでるのかというメカニズムも知っておきましょう。

あくびをすると顔の筋肉が押し上げられることで、目の下にある涙腺に溜まっている涙が溢れ出てくるために涙が出てくるのです。

とはいえ、大きく口を開けただけでは涙が出てくることはありませんよね。このことからわかるように、あくびをする時というのは、口を開ける時に使う筋肉だけでなく顔の様々な筋肉が稼働しているのです。

これらの筋肉は感情などが大きく揺さぶられた時に働く筋肉で、意識的に動かすのは難しい筋肉になります。

顔の筋肉の発達具合でなんとなくその人の性格もわかってしまうということもあります。

・人にうつるといわれている

よくあくびをすると、少し近くの人なども急にあくびをしたりすることってありますよね。あくびは人にうつるものなのです。

これは、酸素を自分も取り入れたいと無意識に酸素を吸収することが関係しているとも言われているのを聞いたことがありますが、現在で最も有力な説は共感説になります。

相手の感情や精神状態に共感することであくびが移りやすくなるということです。

脳の感情をコントロールしている部分と、あくびがうつる時に働く脳の部分が重なっていることが判明されました。そのため自分の中で親密度が高い人があくびをした場合ほど、あくびがうつる確率がグンと上がるのです。

家族・恋人・友人・知り合いなどのあくびはうつることはありますが、赤の他人のあくびはうつることは0に等しいといえます。なんだかおもしろいですね。

この結果は自閉症の子供の場合にはあくびがうつらないという傾向から判明したことでもあります。あくびが伝染りやすい人ほど相手に共感しやすく、また自分と親密度の高い人であることがわかります。

ちなみにあくびがうつる場合は5分以内といわれています。

このあくびの伝染は動物も同じで、さるや猫や犬なども同様にあくびが伝染ります。特に犬では人間から犬へのあくびの伝染が確認されています。ですので、逆に犬などの動物から人間に感染ることもありそうです。

あくびのでる症状のある病気

手からわかる病気

あくびがいつもより多くでるなぁと思っていたら、気を付けてください!もしかすると病気の症状としてあくびがでている可能性があります。今回はそんな症状のある病気を紹介するので、急に回数が増えたときのために知っておきましょう。

上記でも説明している病気についても合わせてココでまとめていますので、既に呼んだ項目については飛ばして読んで頂いても構いません。

①低酸素血症

動脈中の酸素が足りなくなってしまうのが低酸素血症の主な症状です。

症状として、不整脈や呼吸がしづらくなるといったことが現れます。その症状の一部としてしゃっくりが頻繁に起きるようになります。

早期発見をして治療をすれば、症状が悪化するまえに治せます。あくびが眠たくもないのによく起きる場合は、病院へいって診察してもらいましょう。

②狭心症

冠動脈の血が足りなくなってしまい、酸素が不足し心臓に痛みが生じる病気が狭心症です。

症状として、胸のあたりの痛み・胸のあたりの気持ち悪さなどがあり、ひどい時はしびれを感じるときもあります。

高血圧の人が発症しやすく、女性よりも男性の方がなりやすいとされています。また運動不足や喫煙なども要因として挙げられます。

あくびはこの病気の前兆として現れます。胸の痛みとともにあくびが起きるようでしたら注意してください。狭心症の可能性が高いので、病院へ行きましょう。

③脳梗塞

脳にある血管が詰まったり、うまく脳に血が巡らなくなることで、脳の一部が死んでしまう病気です。

症状として、言語障害・感覚障害・手足の麻痺などが挙げられます。脳梗塞が起きる前の前兆として頭痛・吐き気などがあり、これらと同じタイミングであくびも頻繁に起きるようになります。

主に高齢者の人が発症しやすいのですが、喫煙・高血圧などがあると若い人でも起きる事はありますので気をつけましょう。

脳梗塞は早期発見すれば命の心配はありませんが、発見が遅れると最悪死亡の恐れもあるので、前兆が現れ出したタイミングで病院に行くようにしてください。

④睡眠障害

寝ている最中に起きたり、なかなか眠れなかったりと、睡眠に対してなんらかの問題がある状態のことを睡眠障害といいます。

もちろん睡眠不足に陥っているためにあくびが頻繁にでるのですが、ただ眠たいだけと思い、自分が睡眠障害と気づいていない人が多いのも事実です。

不規則な生活リズムをしていたり、睡眠の質が低い人が睡眠障害を起こしやすいとされています。

しっかり治療しないと日中も脳が活動しにくい状態にあるため、集中力の低下や、頭が回らないなど仕事に支障をきたすこともあります。あまりにもあくびが多い人は睡眠を見直しましょう。

まとめ

あくびが出る原因

  • 退屈な時・眠たい時
  • 精神的に緊張した時
  • 体温調整をするため

あくびの止め方

  • 唇を舐める
  • 鼻から呼吸をする
  • 顔をつねる

あくびについて

  • どうして涙がでるのか
  • あくびが感染るのはどうして?

あくびの症状のある病気

  • 低酸素血症
  • 狭心症
  • 睡眠障害

以上が今回の記事のまとめになります。本来であれば脳の足りない酸素を補う行動があくびなのです。なので、無理にあくびを我慢する必要はありません。どうしても我慢しなければならない状況になれば、上記の止め方を試してください!

また、頻繁に出る場合は病気の可能性もあるのでおかしいと感じたら病院にいきましょう!

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