靴擦れの水ぶくれの治し方は?化膿した時に注意!

なぜかかわいい靴は大体小さいサイズしか無いせいなのか、現代人の歩き方が適切ではないのか、歩き方以前に市制が悪いのか、現代の靴の素材が悪いのか、正確な原因はよくわからないけれどよく作ってしまって辛い思いをするのが思いをするのが水ぶくれです。

しかも出来ている時にようやく「水ぶくれって痛かったんだな」と思い出す程度の微妙な痛みのため、再発しがちです。では、正確な原因だけでも把握しておけば再発防止になるのではないでしょうか。今回は靴擦れによる水ぶくれについて勉強していきましょう。

靴擦れで水膨れが出来てしまう原因は?

靴擦れ

靴擦れによる水ぶくれの基本について紹介します。

靴擦れってどういう状況で起きるの?

靴擦れとは、靴と足の摩擦によって擦り傷や水ぶくれが出来てしまうことです。擦り傷や水ぶくれが出来る原因は単純に足の皮がめくれてしまう場合もあれば、低温やけどを起こして水ぶくれを起こす場合もあります。

特に、こすれやすいかかとや足の親指、小指部分に出来ることが多く、水ぶくれを破ると跡が残りなかなか消えないということも起こり得ます。

水ぶくれってどうしてできるの?

靴擦れによる水ぶくれは一般的には「肉刺(まめ)」と呼ばれていますが、医学的には「外傷性水泡」と言い、その名の通り外部からの機械的な刺激が原因になります。

水ぶくれが出来るメカニズムをもう少し詳しく説明すると、長時間靴による摩擦が起こることで真皮と表皮の間に隙間が出来てしまい、そこに体液が溜まることにより、ぶよぶよとした水ぶくれが出来るのです。中の液体はリンパ液という体液です。

靴擦れの原因と、そこから考えられる予防法

靴

靴擦れの原因は「新しい靴」だけではありません。

靴擦れの原因には多くの可能性があります

「新しい靴を履いた時」に靴擦れによる水ぶくれを作ってしまうことが多いため、靴擦れの原因は新しい靴だと思われがちですが、正しい原因は大きく分けて3つあります。

・自分の足

足の形が特殊であるために、正常な足の形をした人に合わせて作られた既製品の形が合わず、靴擦れを引き起こす可能性があります。

特に日本人の足は甲が高く幅が広いので、幅の狭い外国産の靴を履いた場合は靴擦れを引き起こす危険性が高まりますが、こういった原因で靴擦れを起こしている場合はどの靴を履いても靴擦れを引き起こしてしまいます。

また、足の形が正常でも足のむくみにより足が大きくなり、靴擦れの原因になってしまうこともあります。

・靴の形

足の形は正常でも、靴の形と自身の足の形が合わずに靴擦れを引き起こす可能性も考えられます。

サイズが小さい場合は勿論摩擦しやすくなりますが、サイズが大きくても歩くたびに脱げる状態が摩擦を引き起こす原因になりますし、かかとの形が合っていないことも靴擦れを引き起こします。

また、新しい靴による靴擦れが起こるように、素材が堅いせいで摩擦を引き起こすことも考えられます。堅いブーツや前のめりになりやすいハイヒールは、特に靴擦れの原因となりやすいです。

・歩き方

靴は正しい姿勢で歩くことを前提に作られているため、間違った姿勢で歩くと靴擦れを引き起こすことがあります。

間違った姿勢は靴擦れだけでなく腰痛や睡眠障害などの健康面や、体型や顔の崩れと言った美容面への悪影響を生み出します。靴擦れの有無や年齢に関わらず矯正しておいてまず損はありません。

これらの原因から、今すぐできる靴擦れ予防を考えよう

上記の原因の中で、最も多い原因は靴が合っていないことが多いと思います。靴を買う時には必ず試着をしましょう。また、足は夕方になるにつれむくんでいきますから、夕方以降に歩くことも想定し、靴の試着は夕方以降にするのがお勧めです。

また、靴の素材が堅くて心配な場合は、靴屋さんに頼んで皮を柔らかくしてもらうことも出来ます。それが面倒であれば靴がなじむまで靴擦れしそうな場所に絆創膏を貼っておきましょう。

足の形が悪い方の対処法ですが、摩擦が起こりやすい部分にクッション性の高い、靴側に常に付けておくタイプのパッドを購入するのが最も安上がりな予防法と言えるでしょう。また、金銭的に余裕があればオーダーメイドの靴だけを履くようにするのもお勧めです。オーダーメイドシューズは靴擦れだけでなく外反母趾やO脚&X脚にも良いです。

正しい姿勢で歩く方法を確認

正しい姿勢で歩くということは、靴擦れを防ぐだけでなく健康や美容にも効果的、かつ社会での印象も良くなるので必ずマスターしましょう。

まずは正しい姿勢の作り方です。壁を背にし、かかと、ふくらはぎ、お尻、肩甲骨、後頭部を壁につけて立ちます。この状態で背中に手の平が入るスペースがあれば正しい姿勢です。

次に、ハイヒールでの正しい歩き方です。

正しい姿勢でまっすぐ立った後、つま先を上げ過ぎないように前に出し、静かにおろします。この時におろした前足で上体を前にもっていくのではなく、後ろの足で上体を押し出します。上体が前に出た時にこの後ろ足をしっかり伸ばすことを忘れず、後ろ足を少し曲げて前に出し、上記を繰り返します。

最後にスニーカーでの正しい歩き方です。

まずは正しい姿勢で立ち、脚の付け根から前に踏み出し、かかとで着地します。ここからはハイヒールと同様に後ろ足で上体を押し出すように歩きます。

正しい姿勢も歩き方も、ネット上にあるたくさんの動画で説明されているので確認してみましょう。

姿勢を正しくする方法は、姿勢を良くする方法を紹介!筋トレやエクササイズが必要?の記事を参考にしてください。

水ぶくれが出来てしまった…どう治療すればいいの?

絆創膏

水ぶくれが出来てしまった場合の治療法と、気になる潰してもいいかどうかについても説明します。

基本的に守ること

靴擦れによる水ぶくれが出来てしまったら、完治するまで靴擦れした靴は履かないようにしましょう。同じ場所で摩擦が起こることにより、症状の悪化が考えられます。

また、靴下を履いて摩擦を軽減することも有効ですが、靴下によって靴がきつく感じるようであれば絆創膏のみで治療をした方が良いでしょう。

水ぶくれが破れておらず、赤くなっているだけの時の治療

水ぶくれの中のリンパ液は皮膚を作る成分を含むため、水ぶくれはそのまま破けないように注意しましょう。この段階では薬剤の付いていない絆創膏で構いませんが、傷全体を覆える大きさのものを選ぶようにしましょう。靴の患部にあたる部分に、保護テープを貼るのも有効です。

水ぶくれを破くことにより雑菌が入る可能性があることと、破かなければ2~3日で完治するものの破いてしまったら1週間以上かかってしまうことから、水ぶくれを破かないことは完治への近道となるようです。

水ぶくれが破れてしまっている時の治療法

もし水ぶくれが破れてしまっていたら、患部を清潔にして薬剤が付いた絆創膏を貼りましょう。絆創膏の種類は、ハイドロコロイド素材を使用したものを選ぶようにします。

ハイドロコロイド素材の絆創膏を使うことにより、傷口を効果的に治療することが出来ます。また、余った薄皮は切ってしまいましょう。

化膿している場合

化膿してしまった場合は、自身で治療をせずに皮膚科か形成外科を受診しましょう。靴擦れによる水ぶくれとはいえ、放置すると足全体に広がってしまいます。

水ぶくれの処置方法としては、水ぶくれの処置方法とは?原因によって変わる対処方法!の記事を参考にしてください。

まとめ

社会で一般的な生活を送る以上、靴を履かないことは無理に等しいですし、形あるものは必ず壊れるため、足になじんだ靴を履き続けるのも不可能でしょう。

靴擦れは一生付きまとう怪我の一種です。毎日を快適に送るため、靴擦れの起こるメカニズムを把握した上で少しでも靴擦れが起こらないような工夫をしていけるといいですね。

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